「クレヨン王国 12妖怪の結婚式」(本)
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「クレヨン王国 12妖怪の結婚式」(本)

2013-11-06 19:53
     今回の本は、「クレヨン王国 12妖怪の結婚式」になります。
     クレヨン王国 新十二ヶ月の旅以来、ひさびさにクレヨン王国シリーズの紹介!

     クレヨン王国シリーズは、出ている本の数も多く、毎回主人公が変わるのですが。今回の主人公は、美しきマラソンランナーであるルカ=サーバンス。そして、天才的な占い師であるサンド=モニカ。2人の女の子になります。

     なのですが、実は重要なのは、タイトルにもある12妖怪の方だったりします。
     物語の途中までは、ルカとモニカが妖怪の正体を探るという、いわば探偵モノのような感じでストーリーが進んでいきます。ここまでは結構普通のお話。

     物語の中盤で、妖怪達の正体が判明し始めるんだけど、ここからが本格的なストーリーの開始!それぞれ、ある生き物が人間の姿に化けているんだけど。それが全員女性で、人間の男と結婚して世界を支配するのが目的だったのです!
     そうして、けなげにも結婚の為にいろいろと努力をするわけです。料理だったり、歌だったり、スポーツだったり。それから、婚活パーティーに参加して、相手の男性を見つけていくのです。

     結婚相手に選ばれた男性は、みんな奇妙な病気にかかっていきます。体中に黒い斑点ができてしまったり、体がフニャフニャになったり、舌が伸びて虫を捕らえ始めたり。
     なので、妖怪達は退治されなければならない運命にあるのですが、それがちょっと切ない。妖怪といっても、純粋に結婚がしたかったり、相手のコトを心の底から愛している人達もいるわけで、それが消えていくシーンで、切なくなったり悲しくなったりしてしまうのです。

     最後のあらすじの部分で、作者の福永令三さんも触れていますが、この本の根底には「人口増加」や「生物の共存」があるようです。
     最初は軽そうに見えて、実は結構深い物語。これが、もう20年近くも前に書かれた本だというコトにも驚きです。
     お薦めの1冊。



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