「安ければ、それでいいのか?」(経済)
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「安ければ、それでいいのか?」(経済)

2013-11-14 21:56
     何日か前に見たドキュメンタリー番組がよかったので、今回はその話。
     見たのは、BS世界のドキュメンタリーで放送してた「低価格時代の深層」っていう番組。
     どういう内容かというと…物やサービスの価格がどんどん下がっていって、働く人の労働条件が厳しくなっていき、サービスは低下し、人々が貧しくなっていくというもの。


     たとえば、ヨーロッパでは、飛行機の運賃の低価格競争が進んでるんだけど。あまりにも進み過ぎて、正規の社員が雇えなくなって、みんな契約社員に切り換えられていくとか。飛行機が飛んでる時だけ、お給料が支払われて、それ以外の雑務の時間は完全に無給になってしまっているとか。
     他にも、スーパーで働く人の賃金がどんどん下げられていって、文句を言う人は精神的に追い詰めていって、病気にさせたり、自分から退職するように仕向けていったり。
     それで、莫大な利益をあげているのが一部の経営者だけで、それ以外の人々がみんな貧しくなっていくわけです。

     実は、これ、かなり前から言われてたコトなんだけど。経営者の問題というよりも、消費者の問題でもあったりするわけです。
     みんなが、「安い!安い!」と喜んで、とにかく価格の安い商品に飛びついていく。でも、消費者というのは同時に労働者でもあって。いざ、自分が働く段階になって、気がつくわけです。「そうか、物が安いのには理由があったんだ。こうやって、低賃金で労働者をこきつくから安かったんだ」と。

     もちろん、大前提として、無駄を省きコストを削減して価格を下げる行為自体は悪いコトではないし、むしろ積極的にやっていくべきだとは思うんだけど。その為に、労働者を疲弊させ、痛めつけて、身も心もボロボロにしてしまうという。それは、さすがにやり過ぎなのではないかと。
     無理のない範囲で、価格を下げるコトは必要だと思うのだけど。


     また労働環境だけでなく、商品自体の質の低下も招いてしまうわけなんですね。
     たとえば、100円のハンバーガーを120円に値上げした。すると、売り上げが激減する。そこで、仕方なく値上げはやめて、商品の仕入れ値を下げるコトにする。安全性としては多少危険度は増すかも知れないし、味もいくらか落ちるかも知れない。仕入れ値が安いので、遺伝子組み換え食品なんかも使い始める。
     それって、経営者側が悪いというよりも、むしろ消費者が望んだ結果だとも言えるわけです。


     ってなわけで、あまりにも行き過ぎた低価格化も考えものなのかな~?と思ったりするわけです。



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