「電球をめぐる陰謀」(BS世界のドキュメンタリー)
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「電球をめぐる陰謀」(BS世界のドキュメンタリー)

2013-11-17 21:27
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 NHKBS1で「BS世界のドキュメンタリー」という番組が放送されているんだけど。これ、どういう番組かというと、世界中のいろんな国からNHKがドキュメンタリー番組を購入してきて、字幕や吹き替えをつけて放送しているというものになっています。
 なので、内容に一貫性はなくて、毎回違ったテーマを扱っているし、質的にもアタリハズレがあります。

 時として、その中に「これは凄い!!」という傑作回があって。その内の1つが、この「電球をめぐる陰謀」です。
 ところが、この回に限って、なぜだか再放送されない。もうしつこいくらい何度も再放送されている回がある一方で、これだけは一向に放送されない。一度、再放送の予定表に載っていたにも関わらず、「現在、放送の準備が整っていません」という謎の理由により放送されるコトはありませんでした。

 さて、肝心の内容ですが、全て書いてしまうと長くなってしまうので、要点だけ、かいつまんで説明します。

 エジソンが電球を発明した時、その寿命は1500時間程度でした。その後、改良が進み、電球の平均寿命は2500時間にまで伸びます。ところが、電球を作っている会社同士が手を組んで、電球の寿命を1000時間に制限してしまいます。このコトは80年以上も秘密にされていました。
 これが、“意図的な老朽化”と呼ばれるものです。


 電球に限らず、その後も意図的な老朽化は何度も行われます。そうしないと、製品が売れなくなってしまうからです。

 研究者は、なるべく製品の寿命を延ばそうと努力します。でも、会社はそれを許しません。

 たとえば、ナイロン。ナイロンが発明され、最初に作られたストッキングは非常に丈夫で長持ちするものでした。ところが、社員の家族に試用させた所、あまりにも丈夫過ぎて、次の商品を買ってもらえなくなるコトがわかってきました。そこで、現在のようなわざと破れやすいストッキングを開発して販売するようになったのです。

 また別の方法で、製品の購入サイクルを早めるコトに挑戦した人もいます。それが、“デザイン”です。わざと壊れやすく設計するのではなく、次から次へと新しい斬新なデザインの商品を発表し、消費者に買い換えの欲求を促すのです。

 意図的な老朽化は、悪いコトばかりではありません。消費者が短いサイクルで新しい製品を購入してくれるコトで、企業は成長し、さらに新しいモデルの製品を開発できるようになります。

 ソ連や東ドイツなど社会主義国家では、意図的な老朽化という考え方自体が存在しませんでした。資源も乏しく、なるべく長寿命の製品を生産するように政府が決めていたからです。現在では、それらの国の方が存在していません。

 意図的な老朽化は、現在も行われ続けています。
 たとえば、印刷用のプリンター。ある種のプリンターは、一定の枚数に達すると機能を停止するようにプログラムされています。現在は、有志により、このプログラムを解除するソフトが作られ、無料で配布されています。


 ある有名企業では、バッテリーが1年半しかもたない製品が発売されました。そこで消費者が、バッテリーの交換を求めた所、企業に拒否されました。この件は、裁判にまで発展しました。

 意図的な老朽化によって生まれた膨大なゴミは、アフリカなどの国々に送られていきます。“中古品”という名目で。その8割は修理不能で破棄するしかありません。実質、巨大なゴミ箱として利用されているのです。

 ある人は言います。「世界が成長していくのに、製品の買い換えは必要なのだ。製品に寿命を設定するコトは仕方がない」と。
 別のある人は言います。「実は、それは意外と割に合わないやり方なのだ。コスト的にも。地球の為にも。わざわざ寿命の短い製品を作る必要はない」と。

 さて、どうするべきなのか?



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製品寿命の話はよく聞きますね。嘘かホントか「ソ○ータイマー」とか。消費者としては長持ちするほうが助かるんですけど、生産者にしたら死活問題ですから寿命設定も仕方ないのか。  うまく天秤のバランスをとってるという感じですかねぇ。
68ヶ月前
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 さすがに15年も20年もとは思わないけど、2~3年で壊れちゃうのもどうかと思うし。企業がそれなりの利益を確保しながら、なるべく長い寿命の製品を提供して欲しいですね~
68ヶ月前
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