「世界を旅する宇宙ダイスケ」(連載小説 ~第60話~)
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「世界を旅する宇宙ダイスケ」(連載小説 ~第60話~)

2014-02-28 23:36

     宇宙ダイスケは、世界を旅する旅人である。
     ある時は、北の果てまで旅し、探検隊に加わって犬達と共に氷の大地をソリで走り回った。そうして、あわや凍死しかけた。

     ある時は、ジャングルに迷い込み、丸太に乗って激流を川下りした。川に落ちて、ワニに食べられそうになったが、現地のアマゾネスに助けられて危機を脱した。その後、アマゾネスと恋に落ちた。
     ある時は、深海に沈没船を探しに潜った。途中で酸素が切れそうになって、溺れ死にかけた。
     ある時は、崖から転落死しかけたが、片手だけで踏ん張って、ファイト一発どうにか体勢を立て直し、九死に一生を得た。

     ある時は、真っ赤なスポーツカーを乗り回していて、ブレーキが効かなくなって壁に突撃死しそうになったが、華麗なハンドルさばきでクルクルとスピンしながら草むらに突っ込んでいき、大事に至らずに済んだ。

     そんな宇宙ダイスケの話を聞いて、「胡散臭い」と噂する人達も多かったが、レユレユは違っていた。その話が嘘であろうが本当であろうが、そんなコトはどうでもよかった。
     世界を飛び回って旅する自由が、そこにはあった。しばらくの間、この街で暮らしていたレユレユであったが、再び旅立ちたいという好奇心と冒険心がムクムクと湧き上がっていた。

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