• 噂の『バーチャルさんはみている』に挑戦してみたゾ^~

    2019-01-22 17:35
    初投稿です(アニメ感想)。
     一年が始まり、冬季アニメもまた始まったわけですが、その中で多分一番注目されているんじゃないかというアニメがあります。

     そう、『バーチャルさんはみている』です。

     ここ数年で一気に知名度が上がった著名なVTubeたちを集めたアニメを作る、というなんとも挑戦的な試みです。普段VTuberのチャンネルを見ている方たちにとっても見逃せない話題であることは間違いないでしょう。

     ――しかし、様々な感想まとめ記事、SNSでの反応を見ていると、あまり評価が芳しくありません。ただ単純に“つまらない”というのではありません。
     懲役30分だの“豪華版クッキー☆”果ては“苦行”だのと言われる始末です。

     しかし、逆にそこまでつまらないと言われれば確かめたくなるのが人の性。私はその真相を確かめるため、あえてこのアニメに挑戦することに決めました――




    ・・・
    ・・・・・

    ・・・・・・・


    ぬわああああん疲れたもおおおおん!
    辞めたくなりますよぉ~視聴ぅ

     というわけで解説ほらいくどー

    ※あっそうだ(唐突)ちなみに投稿者はVTuber(と淫夢語)については全部知っているというわけではないゾ。広く浅く知っているという程度だからもしなにか間違っていたりしたら許してください、なんでもしますから!


     自分が思うに、多分このあたりが問題だと思うんですけど。

    ①主要メンバー以外のVTuberの名前がテロップ表示されない
     これはVTuber紹介番組としてかなり致命的だと思うゾ。このせいで初めて出てきたメンバーが、そもそもVTuberを知らない人、他のVTuberを知らないにとっては「これもうわかんねぇな……」状態だゾ。
     わかる?この罪の重さ。
    ②VTuberであることを活かしたいのか、大きな身振り手振りを交えようとしているが、かえって滑っている。
     これが視聴するときにクッソきついと言われている原因だと思うゾ。
     
    たしかにVTuberがただ棒立ちで喋っているのはVTuber感がないというのはわかるゾ。ただ、動画を見ているとただワチャワチャ大げさに動いているというだけで実際は全くなんの意味もない。何やってんだあいつら……
     そもそも3Dのまま登場するのなら、もっと動きのある企画とかできなかったんですかね?そう私はそう言いたいですけどね。

    ③コーナーに関する説明が一切ないので趣旨がわからず、ただただボーゼンと見ているしかない。
     
    『バーチャルさんはみている』は『天才てれびくん』に似ているというという意見をどこかで見かけたゾ。たしかに、コーナー分けをして色んな要素をしているのは似ていなくもないかもしれないゾ。
     ただ、『天才てれびくん』のコーナーは、清水ミチコ(なんだこのオバサン!)から歌の歌い方を習ったり、ドラマやアニメを挟んだり、クイズに挑戦したりと趣旨自体はひと目見てはっきりわかんだねというものばかりだった。特に何がしたいのかわからない『レッツゴー!教室』とかお便りに対してあまり真面目に答えていないような『てーへんだアカリちゃん』とか見せられても「は?(威圧)」「えっ、何、それは・・・」「これもうわかんねぇな」としかならないんだよなぁ……

     これらを踏まえた上で、このアニメに対する総合評価は
    これ、アニメにする(アニメとして売り出す)必要あった?
    という一言に尽きるゾ。

     ほとんどバラエティ番組じゃないか……たまげたなぁ……
     なんかこう、アニメ化と聞いた人たちはもっと別のものをもとめていたんじゃないかと思うゾ。それくらいだったら、最初からVTuberたちがたくさん出てくるバラエティ番組です!って明言したほうが良かった気がするゾ……
     アニメっていうからには何かしら1つの作品としてストーリー性が必要になってくると思うんだが……まさかゲーム部のコーナーがその役割を担っている可能性が微レ存……?!

     ただしここでフォローさせともらうと、自分としては全編面白くないというわけでもなかったということは言わせてほしいゾ。

     
    例えば、『バーチャルグランドマザー』は、小林幸子様の静かな語り口調がこの番組に落ち着きを与えていて良かったと思うし、『うんちく横丁』はためになる情報が詰まっている。
     委員長のコーナーも、委員長の配信を知っていると思わず笑ってしまうネタが随所に散りばめられていた。
     個々の要素としてはおいしいところもあるだけに、全体的にクッソ評価が厳しいのは悲しいなぁ……(諸行無常)

     もしこれから『バーチャルさんはみている』を視聴したいと思っている人がいたら、これだけは気をつけてほしいゾ。
    『バーチャルさんはみている』は、あまり片意地張らずに、何かをしながらとか気軽に見るといいゾ。
     あと、このアニメを観るよりもVTuber本来の配信動画見ていたほうがクッッソ面白いからみとけよみとけよ~

     ちなみに一番オススメなのは清楚(大嘘)委員長の月ノ美兎だゾ
     本人チャンネルはこちら↓
     https://www.youtube.com/channel/UCD-miitqNY3nyukJ4Fnf4_A
     そんな感じでハイ、ヨロシクゥ!
     終わり!閉廷!


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  • 『ペンギン・ハイウェイ』の“問題点”について考えてみる

    2018-10-26 22:18

    ※注:この意見はあくまで一個人としての意見です。

     さて、前回のブロマガにて、私の至らぬつたない言葉で『ペンギン・ハイウェイ』への思いの丈をつづってきましたが、ここであえて、ペンギン・ハイウェイの問題点について考えていきたいと思います。

     というのも、自分自身どうしても途中退屈に感じるところがありましたし実際に中だるみしている、という感想が多く見受けられます。


     そうしてあれこれ考えたとき、ある一つの結論にたどり着きました。




     ペンギン・ハイウェイが惜しいところで評価が上がらない最大の理由、それは……

    “小説が原作である”、ということによる制約です

     そもそも映画は、緩→急→緩→急→……と続いていき、最後に急で終わることが理想とされています。このシステムが観客を飽きさせない仕組みなのだそうです。
     新海誠の作品『君の名は。』で考えてみるとわかりやすいと思います。
    ①二人が入れ替わるという現象(
    ②瀧くんと先輩とのデート(
    ③入れ替わりの真相にたどり着く(
    ④奇跡の再開(
    ⑤約束を果たすために行動に出る(
    ⑥それから数年たち穏やかな日々が続く(
    ⑦感動の再開(

     かなりおおざっぱにまとめましたが、大体こんな風にまとめられるでしょう。
     見ていただけれるとわかる通り、大体緩急が理想的な頻度で現れていることに気づきます。
     新海誠作品を見ていただけるとわかると思いますが、大体は急で終わります。これは監督がかなり意図的にそうしている可能性が高いです。もともと映像主体の方なのでそう言った展開にはこだわりがあるのかもしれません。

     しかし、映画が原作の小説でもない限り、そうきれいに緩急に分けて書いてはくれません。
    真相にたどり着くまでほとんど動きがないものもあるでしょう。

     『ペンギン・ハイウェイ』はどうでしょうか。
     物語冒頭、アオヤマ君がペンギンを見つけます。その真相を知ろうとウチダ君と調査を開始します。その後ハマモトさんにつれられ、海の存在を知り、夏休みに入ってからは海の研究に明け暮れます。
     ……しかしこの間、たいして大きな事件は起こりません。お姉さんが物体をペンギンにして見せ、彼がその謎をいったん突き止めますが、そこで一度ペンギンの話からはとおざかり、穏やかな日々が続いていきます。

     そう、この展開からわかる通り、ペンギン・ハイウェイは序盤からクライマックスまで緩の時期が長すぎるのです。それが退屈に思う観客が出てしまう理由です。かくいう私も同じ現象になったので、こう感じた観客は多いのではないでしょうか。

     つまり、『ペンギン・ハイウェイ』はもともと映像化するには地味であまり向かない作品なのです。

     しかし、石田監督も脚本家の上田氏も一味違います。クライマックスシーンは圧巻の一言です。
     ペンギンのパレードから一転しての静かな海の世界は一見の価値ありです。(原作にはないシーンです)このクライマックスシーンを見るだけに映画館に行く価値があるといえます。

     ここまでいろいろと言ってきましたが、私としては“よくこれだけ映像化しづらい作品に挑み、2時間という中に観甲斐のある作品としてつくりあげたな”と感心するばかりです。

     と同時に、タジオコロリドの今後の作品への期待が高まりました。新海誠監督のように、今後爆発的ヒット作を生み出す予感を感じ取っています。

     石田監督は何といっても『フミコの告白』や『rain town』の制作者でもあります。今後どういった作品を作り上げるのか楽しみです。

     ということで、最終的に監督他スタッフへの称賛の声へと変わってしまいましたが、私なりの考察を終えたいと思います。
     


  • 【※注:ネタバレあり】映画『ペンギン・ハイウェイ』の感想

    2018-10-25 22:58
    初めての投稿になります。

     本当は『君の名は。』の時に書きたかったんですけど、思いの丈が強すぎてまとめきれませんでした。
     本作なら、なんとか自分の言葉としてまとめられそうな気がしたのでここに書いていきたいと思います。





     実はこの映画に惹かれた理由の一つが、宇多田ヒカルが主題歌を歌っていたことにあります。最近の宇多田ヒカルの作る曲は、以前にもまして魅力的なものばかりです。
     で、実は主題歌自体は知っていたのですが――


     まさか本当に主題歌通りだとは思いませんでした。 


     これから観に行かれるという方は(もう公開もだいぶ終盤なのであまりいらっしゃらないと思いますが)まだ調べないほうがよいでしょう。

     終盤の展開が近づくにつれて、「おいおい、マジかよ……嘘だといってくれよ……」という気持ちになり、最後のシーンでは本当にアオヤマ君の心情を追体験しているかのような気持ちになり、泣きそうになりました。
     でも、決してネガティブな感情から生まれたものではありません。次へとつながる、希望を感じられるものでした。

     話の内容としては、SF的な、超常現象のようなものも織り交ぜながら、かなりほほえましい小学生の姿が映し出されていたように思います。天才少年を自称するアオヤマ君も、おっぱいの魅力には勝てなかったり歯を抜くのは怖がったり、結構年相応なのがほほえましいです。
     だからこそ、中盤はちょっとテンポがスローでつまらない感じかなぁと思ったのですが、終盤謎の解明が近づくにつれ、私も物語に引き込まれるようになっていきました。そして最後のシーン。少年は泣きますが、次へと進みます。そうしてまた謎を解いて、また1日大人になっていきます。

     全体としてすごくポジティブで、温かい気持ちになれる作品でした。と同時に、今すごくネガティブで情けない大人になっている自分が申し訳なくなりました……
     自分が小4のころは、もっと未来に希望をもって生きていたはずです。どうしてこうなってしまったのか、もっとよく反省してみなければならないと思います。



     ――さて、ここからは個人的な話になります。
     私は本州最北端の地に生息しているのですが、この作品何と2週間もたたずに上映が終わってしまうという、なんとも短期間な映画なのです。実をいうと今日が最終日でした。
     そして今日が最終日というのにもかかわらず、見に来ていたのは私一人だけでした。これは残念です。上映期間が短すぎたのか、旬が過ぎてしまったのか、こっちでの知名度が足りなかったのか、とにかく一人で見るのにはもったいない作品でした。
     また、この映画の後、この映画の内容を忘れたくないと思い、地元でも一番大きいと思われる書店に立ち寄りましたが、なんと『ペンギン・ハイウェイ』が置いていない!
     お姉さん、どうしてそんなにあなたは遠い存在なの……?
     仕方がないので宇多田ヒカルのアルバムを買って、車内で大音量で流しながら帰りました。
     今後絶対に探し出します。意地でも。そしてちゃんと原作を読むと誓いました。


     ※ここからは、需要なネタバレへの考察につきご注意ください!※

























     やはり、気になるのは『お姉さん』の存在、何者であるかということです。
     森見作品にはよくあるパターンだとか、いろんな意見がありますが、とにかく自分なりに考察してみます。

    【気になったところ】
    ・お姉さんはペンギン現象が始まる前からちゃんと存在していたようであり、(消えてしまってからも)他人にちゃんと認識されています。お姉さんは社会ではどういう扱いだったのでしょうか
    ・お姉さんには父と母、故郷に関する記憶がちゃんとあるようです
    ・(ちゃんと確認したわけではないのですが)アオヤマ君がお姉さんの部屋に呼ばれてパスタを食べたとき、一方の皿の料理は残ったままになっていました。お姉さんのものだと推測できます。お姉さんはもしかしたらかなり長い間食べ物を食べていないのではないでしょうか
    ・お姉さんの正体がわかりそうになった時「この世界への未練」と、まるで幽霊のようなことを言い出します。もしくは、もう自分が消えることを予測しているかのような口ぶりでした。
    ・お姉さんは町から離れた時以外も、球体から離れたわけではないのに具合悪そうにしているシーンがありました。
    ・また、嵐の中お姉さんが具合悪そうにしているシーンで、ベランダにサンダルが置いてありますが、水の後がそこからベランダへと続いており、『何者かがそこから出て行った』といった印象を受けます
    ・お姉さんが具現化するものは、お姉さんの心象を映し出したものばかりです。お姉さんの話に出てこない生き物は出てきません
    ・『海』に関して、球体の外と中という話が出てきましたが、鏡の中のアリスも鏡の外と中の話です
    ・最初のペンギンはどうやって生まれたのでしょうか。やはりお姉さんが生み出したのでしょうか。
    ・ペンギンは身近なものたちが変化してできたものです。しかしジャバウォックは特別な現物を必要としません。完全に現実から切り離された存在です。
    ・チェスは白と黒が攻めあいます。このツートンカラーはどこかペンギンを髣髴とさせます
    ・ペンギンは町から離れると元のものに戻ってしまいますが、お姉さんは町から離れると怪物を生み出そうとします。いずれにせよ、町に縛られた存在です。
    ・お姉さんはアオヤマ君が『海』について研究している間しばらく姿を現しませんでした
    ・『海』はお姉さんの体調に合わせて増幅したり収縮したりします。一定の周期があるようにも思えます
    ・『海』の大きさが増幅してきたとき、物理法則がねじれ、表の世界もめちゃくちゃになっています
    ・『海』は時間に関しても干渉してくるような様子が見て取れました(吹き飛ばされたパラソルから木が生えている、など)
    ・お姉さんは天気のいいときは調子がよく、雨の日は体調が悪くなります。アオヤマ君の原理ではお姉さんが元気な時は海は収縮し天気が悪い日は膨張するということになります。しかしクライマックスの場面、あれだけ天気が良かったにもかかわらず、またあれだけお姉さんは元気だったのに海はとてつもない大きさまで膨張していました。
    ・もともとペンギンは日常のものが変化したものですが、最後に出てきた大量のペンギンは消えるようにいなくなっていきました。そういえば弱ったペンギンたちは元のものに戻るようですが役目を終えたペンギンがどうなるかについては他に一切の描写がありません。
    ・お姉さんが生み出すものは、ペンギンであれ蝙蝠であれジャバウォックであれ、どれも白と黒のモノトーンのものばかりです。
    ・お姉さんは世界の修復元となるとともに世界を改変させる存在でもあります(ジャバウォックを生み出すなど)


    ~結論~
     合理的な説明で『お姉さん』について断定するには情報と根拠が少なすぎる

     全然答えになってなくて申し訳ありませんが、こうとしか言いようがありません。
     「こうじゃないかな?」と思って仮説を立てるのですが、他の情報と照らし合わせると矛盾することがあります。はっきり「こう!」と自分の予想を立てるにはまだまだ至らないです。

     原作から削られた箇所もいくつかあるとのことなので、今度原作を読んで、そのうえでもう一度考察してみたいと思います。

     それにしてもこう、『答えがないこと』を自分の力であれこれ考えてみることほど楽しいことはありませんね。やはり私は考えることが好きみたいです。
     もっと筋道立てて考えられればもっとよくなるのでしょうが……

     いずれにせよ、魅力的なお姉さんであることには変わりないでしょう。
     アオヤマ君はお姉さんについて、その造形が完璧に好みに一致しているということなので、もしかしたらアオヤマ君が作り上げた理想の女性像だったのかもしれませんよ?





























    ※ネタバレ終了※

     というわけで、『君の名は。』に勝るとも劣らない考察しがいのあるアニメ作品でした。こういった考察しがいのある作品は、明かされない謎が語り口の一つにもなるので、時がたっても魅力的な作品として残ることでしょう。
     それにしても今年は魅力的なお姉さんが出てくる作品が多かったのではないでしょうか。
     いいお姉さんキャラが出てくる作品が良作であることは間違いのないことです。数作しか覚えておりませんが、私の経験上そうだったので間違いありません。

     円盤は来年1月発売とのことですので、上映を見逃したという方は購入も検討してみてはいかがでしょうか。お姉さんの謎の正体に迫りたいという意味でも、子供のころに抱いていた好奇心や大人に対する心構えを忘れないよう、観返す価値のある作品だと思っています。

     私たちはアオヤマ君にはなれませんし、過去に戻ることはできませんが、昨日よりも今日、今日よりも明日と自分を日々よくしていく努力はできます。
     小4でありながらそのことに気づいているアオヤマ君に負けないように、私たちも生きていきたいものですね。