なぜ湯川米がおいしいのか。
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なぜ湯川米がおいしいのか。

2018-04-06 21:23


    ふるさと納税を開始したことによって、会津の名も知らないような小さな村、湯川村が注目されている。
    湯川村は、ふるさと納税で3億円を超える金額を集めた、なぜこれだけ多くの資金を集めることが出来たのだろうか。

    単に、コスパが良いからとか、米を買うのが面倒だったがふるさと納税で、家まで配達員が配達してくれる。そういった面倒。とか楽だ。という感情だけで、ふるさと納税をしてくれる消費者は少ない。消費者も馬鹿ではない。コスパが良いだけだったら、別の市町村で同じように米をウリにしているところがあるのでそこに頼み込めばよい。
    しかしそうせずに、毎年毎年湯川村にふるさと納税を納める。
    海沿いの市町村や、有名な自然物、有名な史跡がある地域は、そこをウリにすれば自然とふるさと納税が集まってくる。
    湯川村はどうであろうか?確かにある程度有名なものはある。例えば、徳一大師が建立した「勝常寺」。蘆名氏の先祖の兄弟がいて上杉景勝が一時は、城を建てる候補地にした「陸奥北田城」。及川館、陸奥浜崎城等々・・・。なるほど湯川村はさぞ史跡があるのだろうと思いきや、勝常寺以外の史跡は本当に跡が残っているだけで、観光目的になるようなものが一つもない。

    そんな湯川村であるが、米がおいしいのだ。

    ・・・うちの米がおいしい。消費者は、どれだけこの言葉に騙されてきただろうか。
    他にも、地元の米を使ってますよ!新米ですよ!珍しい品種ですよ!と各々が宣伝文句を垂れるが、本当に美味しいかどうかはわからない。

    美味しいかどうかわからない・・・。平たく言うと大体どの地域のコメも湯川米と比べれば不味いのだ。

    うちの地域のコメは特Aランクに認定されただから客観的にみて、おいしいんだ!という人も居る。だが、私が実際に食べた感想では、湯川米(新米)の方がおいしい。

    なぜ、特AランクやAランクのコメが、おいしくないのか。これには個人的感想に寄らない理由がある。

    湯川米が買えない、だったらその周辺の市町村のコメで良いんじゃないか。だと思うのであれば湯川村の周辺のコメを購入して食べ比べて欲しい。湯川村のコメがおいしいと言うと思う。

    それでは確信に迫ろう。なぜ湯川村のコメがおいしく周辺市町村のコメがまずくなってしまうのか。

    まず1つは、市町村合併をしなかったことだ。
    市町村合併とコメの味何の関係があるのか。と疑問を持った人が居るかもしれないが、これがおいしさの根幹である。
    会津には歴史的に有名な大きい某市がある。ほかにはラーメンがおいしい市とか。これらの市町村には、ある共通点がある。それは山を含んでいること。または山の近隣の場所に田んぼがある。
    実はこれが米に味がのらない一つの理由である。
    米農家ならわかると思うのだが、山から吹き下ろす風は冷たい。また、川の水の勢いや雪解け水が流れるわけなので水温が低い。山の地形の田んぼは水はけが良すぎたり。山の影の田んぼになったりして山の陰になってしまう。
    これが米の味が落ちるおおもとの原因である。
    多くの消費者は、「だったら山の地形のコメを別にして平地のコメを売ればおいしいじゃないか。」と思うかもしれないのだが、それは~市のお米、~地域のお米、~県産のお米と銘を打っている以上出来ないし、そんなことをすれば山沿いの人にしわ寄せがくる。それはその市や地域にとって良くない。
    なので大きい地域の算出する農産物は、悪い方に引っ張られてしまい。消費者が、「~地域ってそんなにおいしくないんだな」と言って離れてしまう。

    対して湯川村はどうか、Googleアースを使用すればわかるが盆地のど真ん中に存在しており、低山はおろか、丘すらを含まない場所にある。さらに山から離れていることにより冷たい風が吹き込まない。
    もっと言えば湯川村という地域は歴史的にも非常に重要な立地に存在している。
    まず、多くの河川の交差点であるということ。多数の縄文土器が発掘されることからわかるように古代から人が住んでいた地域であること。勝常寺があることからわかるように飛鳥や奈良時代より人が住む土地で当時の人から見ても恵まれた土地なのである。
    湯川村は盆地の真ん中という地域であり、盆地と言うのは「フェーン現象」が起きる。
    フェーン現象とは知りたい人はウィキを見て欲しいのだが、とにかく夏に熱くなる。
    夏に熱いとか最悪じゃん。多くの人がそう思うが、コメに関しては、また東北という地域に関し非常に多くの利点がある。
    湯川村は冷夏の影響を受けない、やませの影響を受けない。
    実は2017年度各地で日照不足が叫ばれる中、土地が良い(湯川村の中でさらに土地が良い場所)場所は特に追肥しなくても一反あたり13俵とったという話や、「コシヒカリ」ではない「天のつぶ」という品種では14俵超えたという話もある。
    東北には多くのコメどころが存在しているが、そういった地域で冷害に強い地域がどれほどあるだろうか。
    湯川村のコメは、天候によって大きく味を落とすことが少なく、むしろ湯川村のコメがまずいときは他のコメはもっとまずいと思った方が良い。
    湯川村のコメはとにかく立地に恵まれた。いわば神の産物以外の何物でもない。それを他と混ぜないようにして売るわけだから質が高いのは必然である。
    また盆地の気候であると同時に実は湯川村は「大陸型気候」でもある。
    それはいわゆる長野や群馬、栃木などもそうである。山形県の米沢も恐らく大陸型気候。
    この大陸型気候もコメの味に少し作用している。
    まず大陸型気候とは何か。大陸型気候の顕著なところ、代表的なところは、タクラマカン砂漠である。要するに暑いときに暑く、寒いときに寒い。
    実はこの会津盆地昼夜の寒暖の差が激しい。それもかなり。なので。これは個人的な感想だが、歴史的な人物で鶴ヶ城、会津若松城に来た人は恐らくこの寒暖差にやられたので、短命で死亡したのではないかと思う。例えば、愛知県出身の武将の赤ちゃんに愛知県で使用されている装いで過ごした場合、寒暖の差で間違いなく体力を消耗し、そこに病気で亡くなるだろう。この寒暖の差は地元の人々にも恐怖で、寒い冬には、大勢の老人が亡くなる。地元の人ですら耐えられないのに、役目だからと言って関西の人が会津に来たら間違いなくやられる。。。東北の一番下にありながら、冬場はマイナス10℃以下に達する。この寒さが会津盆地の田畑にいる微生物や細菌を殺菌するのだと思う。一度作物を作った畑は、過去の作物の細菌や微生物により連作障害が引き起こされるが、そういった微生物もこの寒さで「恐らく」死滅あるいは漸減する。それによって作物が育ちやすい環境が整えられているのだと私は考える。

    最後にこれはコメの「味」には関係のないことだが、そんな冷害に強い会津盆地と湯川村は、東北の米生産で重要な役割を担っている。それは水稲種子の生産である。平成5年の大冷害の時、福島県においても会津の山地や中通りや浜通り平地ではコメが実らない、いわゆる「青立ち」が起きた青立ちが起きた田畑は悲惨なもので本当に米がとれない。場合によっては1反当り1俵もとれないという時、湯川村は影響をほとんど受けなかったのだ。
    理由は先ほど記した通りフェーン現象である。そのおかげで湯川村の名が少しづつ知られていった。そうした結果、湯川村を他の地域で種子生産が出来なかったときの保険として栽培するようになった。

    そのほかの話
    各市町村で特産の、その地域でしか買えないものを売っていない市町村があるのをご存じだろうか?
    饅頭にその地域の有名な人の焼き印が押されているだけのものや、単にパッケージがその地方を代表するイメージを張り付けたものだったり。
    これはブランドの作り方が下手だ。という言い方がされることが良くある。
    しかしそれを市町村に提示したとしても聞き入れられないだろう。
    ・・・あくまで推測に過ぎないが、そういった市町村は、議員、或いは市長を応援したり、献金をするということで、ふるさと納税を利用している場合があるからだ。
    そういう市町村は、必ず「本物」を作り出すことが出来ない。安易に金策に走り。パチンコ屋などの店舗を誘致し、その地域の労働者をただただ食い物にするだけである。
    なので消費者にはそういった市町村を見極めて本当に価値のあるものにふるさと納税を行ってほしい。そうすることが真に発展した市町村を作ることが出来るし、努力したものが報われる社会につながるからだ。





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