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奇書。西尾維新著「少女不十分」について。
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奇書。西尾維新著「少女不十分」について。

2019-01-25 23:26




    ふと少女不十分を読んだ感想を書きたくなった。

    ネットで見るとフィクションやと書いてあるが、どうだろうか。

    実際、ニュースにならない事件も多数あるし描写も割とリアル。

    あとがきだったか。イラストを描いた碧風羽氏に彼女をこんなきれいに書いてもらって・・・うんぬん。という文章があったと思う。

    しかしこの話、事実上不可能な話ではない。

    監禁された側が進んで監禁された場合、監禁しようとした側がどんなにガバガバでもそれは成功する。

    描写や感情が詩的すぎないので脚色が少ない印象をうけるし、あたかも事実の羅列のようにも見える。

    西尾維新氏の小説にあるような頓智のような結末や、第三の視線による答えや、推理物にあるようなドロドロした関係による結末。がないので不思議。
    それを差してオチがないというのかもしれない。

    エドガー・アラン・ポーの短編小説だったか、自分(主人公)が犯人のように疑われて、事実自分が犯人という小説。
    そこであるように、監禁される側が監禁を容認する。あるいは進んで監禁されるというシチュエーションは、ともすればSMプレイのようではあるが、新鮮であり。読者の認識を広げる作品であったと思う。

    そして面白いのは、フィクションであれノンフィクションであれ、この作品にあるようなことはまるっきりデタラメとは言い切れない事だ。
    例えば最近、10年間昏睡の女性が妊娠し出産した事件があった。
    信じられないような事件で。リアル「キルビル」という意見もあった。
    しかし実際に遭った事件であり容疑者も捕まっている。

    多くの小説の場合。現実に遭った非現実な事件を参考に作られることは少なくない。
    仮にこの作品がノンフィクションであったとして一体誰が否定できるのだろうか。

    科学で理論上できる。のような非現実で事件を作らず。平凡なものやことで、非現実を作る。それがこの作品の魅力であると感じた。
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