• 7ページ目 DIAURA『FOCUS』

    2014-04-10 22:00
    7回目はDIAURAの2ndフルアルバム『FOCUS』です。
    明らかな成長を感じることの出来る名盤です。



    収録曲

    01 Code:0
    02 砂上の夢
    03 TABOO
    04 SIRIUS(FOCUS MIX)
    05 赤い虚像
    06 Sleeping beauty
    07 Invisible
    08 Lost rain~失いの雨、その記憶との共生~
    09 The Redemption
    10 イノセント
    11 TRIGGER








    冒頭でも触れたようにDIAURAにとって2枚目のアルバムとなる今作。
    成長が著しくサウンド面、技術面の全てにおいて質が上がっています。

    『FOCUS』というタイトルに込められた意味は「焦点を変えて、今常識となっている事柄を疑え」というもの。

    1曲目の『Code:0』
    タイトルからSEかと思いきや通常の曲です。今居る場所や環境から抜け出したい想いが歌われています。歌詞が個人的にはツボでメロディーも立っていて好みの楽曲。
    『砂上の夢』は疾走感のある曲にしっかりと抑揚があり、アルバム曲とは思えないほどの良曲。

    『TABOO』では変化球となる民族音楽のような要素を加え、前半の勢いは全く衰えません。
    シングルである『SIRIUS(FOCUS MIX)』を挟み、ライブでの定番曲となっている『赤い虚像』。ノリやすく、かつ騒いで終わるという単純な構成ではなく聴きやすいサビになっています。

    『Sleeping beauty』はこれぞ王道と言えるような楽曲。アップテンポで疾走感に満ちていてシングルカットしてもいいレベルだと思います。yo-kaの歌声がとても映えています。

    その後の3曲『Invisible』『Lost rain~失いの雨、その記憶との共生~』『The Redemption』は個人的には退屈に感じてしまい、あまり聴いていないという状態。
    ミディアムテンポ~バラードでもう少し引きこまれるようなメロディーにして欲しかったです。

    『イノセント』は『Sleeping beauty』同様にシングルやMVを撮っても良いほどの素晴らしい曲。覚えやすいメロディーにブレイクからのサビへの繋がり。

    ラストを飾るのはMVになっている『TRIGGER』、リード曲です。
    サビのインパクトが強めで歌詞では意志なく流されてしまう人たちを嘆いてるような内容が印象的。激しくもメロディーの良さが立っておりラストにふさわしい楽曲です。



    ヴォーカルであるyo-kaはキリト(ex.PIERROT・現Angelo)から絶大な影響を受けていてニヤりとさせられる歌詞が多く散りばめられている点も個人的には好きです。

    このバンドの今後がさらに楽しみなアルバムになっていました。
    DIAURAは現在47都道府県ツアー中です。
    会場・通販限定シングル『メナス/境界線』がリリースになっています。



    「反乱を企てた彼はやがて姿を消した 確実に蝕まれる"世界"は今日も回るよ」

    『code:0』


    「澄み渡る青の下で銃声が鳴り響いても いつからか塞がれていたその目には映らない」
    「都合良く切り取られた映像が伝えるのは"美しい世界"という偽りの幻想で」
    『イノセント』


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  • 6ページ目 girugamesh『MONSTER』

    2013-12-15 20:50

    6回目はgirugameshの『MONSTER』です。

    帰ってきました、girugamesh。来年10周年を迎える、自信を持ってカッコいいと薦められるヴィジュアル系ロックバンドです。フルアルバムはとても久しぶりのリリースです。


    収録曲


    01. Intro
    02. Drain
    03. VOLTAGE
    04. INCOMPLETE
    05. 斬鉄拳 -MONSTER ver.-
    06. antlion pit
    07. Resolution
    08. BAD END DREAM
    09. Live is Life
    10. 絶頂BANG!! -MONSTER ver.-
    11. Another way
    12. ALONE








    実質活動休止期間を経て、9月にリリースしたシングル『INCOMPLETE』を含む12曲。
    やってくれました。 バンド史上最高の名盤です
    ギルガメ本来の良さがこれでもかと盛り込まれています。

    新たにダブステップ、Djentを取り入れラウドなサウンドにキャッチーなメロディー、激しいのにしっかりと際立った流れになっているので何度も聴けるアルバムです。
    リ・レコーディングされたシングル曲も格段とカッコ良くなっています。



    まず冒頭の『Intro』これからアルバムが始まるというテンションの上がるようなイントロ
    であり、リフが気持ち良いです。
    リード曲の『Drain』7弦ギターがギュンギュン鳴り、ダブステップも目立つ今のギルガメの名刺代わりの楽曲

    『VOLTAGE』は久しぶりに左迅が少しですがグロウルをやっています。往年のファンからしたら嬉しい曲ではないでしょうか。ライブで定番になりそうな楽曲。
    アッパーなCメロが好き過ぎる『antlion pit』
    爽快でエモーショナルな歌モノ『Resolution』

    『BAD END DREAM』は今回、最も好きです。ラップが入り、ザクザクとしたメタル要素のあるギターが鳴り、サビはド・JPOPです。この曲はギルガメにしか出来ないと言っていいでしょう。
    『Live is Life』サイバー+ヘヴィなイントロからキャッチーなサビへと流れる良曲。歌詞では左迅が珍しく「愛してる」というワードを使っていて驚きました。


    疾走感溢れる『Another way』はAXで披露した時から1発で好きになりました。このアルバムの中では凄く全体を通してポップな曲ですが、重いギターフレーズも使われており流石という出来。
    ラストを飾る『ALONE』ですが、唯一あんまり好きになれなかった曲です。ミディアムテンポ
    でアコギが鳴りコーラスから入ります。サビの盛り上がりに欠けるので、もう少し壮大にするかテンポを上げるかして欲しかったですね。


    girugameshは来年で10周年を迎えます。メンバーチェンジも無く、冒頭でも言いましたが1度の実質活動休止を経て完全に復活をしてくれました。


    史上最高のアルバム
    だという事はファンならほとんどが思っているでしょう。

    1st~2ndアルバムのヘヴィさ、メタルの要素。3rdのデジタルとバンドサウンドの融合、サイバーな要素。4th~5thの前を向いた歌詞、イントロは激しくもしっかりとキャッチーなメロディ等の元々girugameshが持っていたモノを合わせて、パワーアップさせたのが今回の『MONSTER』だと言えます。



    不満を無理矢理言うとしたらインタビューでは「アルバムを何枚も作れるほどの曲が出揃っていた」「曲は腐るほどあった」と語っていたのにも関わらずシングル3曲+SE1曲+新曲8曲で曲数だけ見るとそこまでボリュームは無いという部分ですね。
    聴いていて全く疲れないので、この質のまま全14~15曲あったら嬉しかったです。


    V系を好きな人はもちろん、普段は聴かない人もロックが好きなら聴いて貰えばハマる事間違い無しです。単純に「カッコイイ」 そう言えます。『BAD END DREAM』は特に必聴です!


    春には初のベスト盤のリリース
    、全国ツアーが控えているので今から楽しみです。
    ベスト盤は絶対に全楽曲をリ・レコーディングして欲しいです。どうなるのでしょうか。

    (※追記 メンバーのツィッターでリ・レコーディングしている事が確定しました。
    今から待ち遠しいです!)



    「抗え 今 黒旗かざせ」
    「くたばっちまえよ 二度と顔も見たくねぇからさ」

    『VOLTAGE』


    「こんな腐った毎日に踊らされ 行き場をなくしBAD END DREAM
    唾を吐け 群れる混沌に」

    『BAD END DREAM』








  • 5ページ目 the GazettE『BEAUTIFUL DEFORMITY』

    2013-12-01 20:50

    5回目はthe GazettEの『BEAUTIFUL DEFORMITY』です。

    RUKI曰く、「これぞthe GazettE」というアルバムを作りたかったとの事。


    収録曲

    01.MALFORMED BOX
    02.INSIDE BEAST
    03.UNTIL IT BURNS OUT
    04.DEVOURING ONE ANOTHER
    05.FADELESS
    06.REDO
    07.LAST HEAVEN
    08.LOSS
    09.THE STUPID TINY INSECT
    10.IN BLOSSOM
    11.鴉
    12.黒く澄んだ空と残骸と片翅
    13.TO DAZZLING DARKNESS
    14.CODA






    先行シングルであった『FADELESS』も収録されています。
    ここ数枚のアルバムではデジタル要素を濃くしたりと楽曲のマンネリ感を打破しようとしているんだろうなと思っていましたが、今回はヘヴィなバンドサウンドを軸にミクスチャー色も強くなっています。


    最初のSE『MALFORMED BOX』からリード曲となる『INSIDE BEAST』への流れは個人的に過去最高のカッコ良さ。完全に繋がっていてテンションの上がる出来、毎回飛ばさずに聴けます。


    ・ギュイギュイと鳴る間違いないミクスチャー曲『INSIDE BEAST』
    ・サビから始まり疾走感のある『UNTIL IT BURNS OUT』
    ・RUKIのセリフっぽいメロディーから入る『DEVOURING ONE ANOTHER』
    ・ミディアムナンバーかと思ったBメロから変化し、伸びやかなサビに入る『LOSS』
    ・クセになるイントロ、妖しさと激しさが混在している『THE STUPID TINY INSECT』

    この辺りは特に気に入りました。


    ただ、随所に入っているバラード曲はメロディーの盛り上がりに欠け、すぐに飛ばしたくなってしまいました。
    全体としては悪くないが、途中で気だるくなってしまう曲も多く、70点くらいの出来だと感じます。過去のシングル『REMEMBER THE URGE』のようなキャッチーな曲がもっと欲しかったです。


    普段は歌詞に付いても触れるのですが、RUKIの歌詞は英語が圧倒的に多く、人に説明できるほどハッキリと読み解けては居ないので省きます。これはlynch.の葉月にも言えるんですが「抽象的過ぎて最終的に何が言いたいのかわからない状態」になっている事が時々あります。
    俺の好みでは、もう少しストレートに、もしくは日本語で書いてくれたらと思います。



    the GazettEは大御所の域に入ってきているので「シンプルな王道曲」は作りづらく、凝った楽曲を提示しなければいけない雰囲気があるのかもしれません。
    もっとサビを1度ですぐに覚えられるわかりやすい曲が聴きたいところ。



    ともあれ、もの凄い路線変更等をしたわけでは無いので今までのファンは安心して聴けますし、「バンドとデジタル要素のコラボ」とメンバーが言っていた前作アルバム『DIVISION』が合わなかった人も聴いてみてはどうでしょうか。



    「今は衰えに気付けず  妄想的Highになって  飼い殺したとイキがる」
    「「飛んで火に入る夏の虫さながら」 頭ん中ばらして駆除しようか? 死に損ないのキミが嫌い」
    『THE STUPID TINY INSECT』