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第一次偶像戦争 【130】 [サイネリア 梓]
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第一次偶像戦争 【130】 [サイネリア 梓]

2017-07-12 22:44

     【サイネリア】

    具体的な所はかなりボヤかしてきた。
    律クン結構この状況楽しんでそう。
    ……まぁノッたアタシも同じかな。心の底からジャ無いけど。
    さてト…・・センパイがどう動くかも気になるけど……
     (ミチオさん今大丈夫デス?)
    律クンの所と違ってアタシの領土は
    高さのある大きな火山島とその周囲って感じダカら
    高波で全部洗い流されるって事は基本的には無い。
    デモ、海の上にコテージを構えてる島がいくつかあるから
    そこら辺の細かいカバーをお願いしようカナ。
     (特に問題は無い。先ほどの光関連かな?)
     (そうデスね。
      海面上昇がアルかもしれないンで
      今のうちに対策ト担当する場所を決めておきたくテ。)
     (なるほど。すぐそちらに向かおう。)
    ミチオさんにはどこに行って貰おうカナ。
    というかコテージはその周囲だけでイイし全部アタシでカバーできたかも。
    魔力。空間の揺れ。
    アタシの側にポワンと穴が空く。
     「お待たせした。」
    照りつける太陽の下にある、真っ白いずっと先まで続く浜辺に
    ネクタイをきっちり締めたシャツ姿で現れるミチオさん。
     「ちょりーっす☆」
    声。
    直後、ミチオさんの後ろから人影が現れる。
     「リナちゃんも来たんデス?」
     「そそ。センセが呼び出し喰らったからついてきちゃった系?」
     「ありゃマ。ひょっとしてお邪魔デシた?」
     「あっ、わかっちゃうー?わかっちゃったー?」
     「いや、特に何かを教えていた訳では無いから
      邪魔をしたなどという事は無い。」
    ブレないミチオさんとそれを見て楽しそうにするリナちゃん。
     「ならよかったデス。
      それじゃさっそく担当する場所きめちゃいまショウか。」
    いつ海面変動が起こるか分からナイですシ
    これ以上は絡まないでオキましょう。
     「ねーねー。何すんの?
      何か誰かやってるみたいだし、こっちから仕掛けたりしちゃう?」
    確かに攻めるチャンスではあルけれど。
     「少なくとも今日は動かないデスよ。
      ミチオさんを呼んだのは海面上昇でコテージとか壊れるかもなんデ
      対応をお願いするタメです。」
     「その事についてなのだが
      島全体を守るのか建物だけを保護するのか
      どちらにするかサイネリアさんに決めて貰いたい。
      どの程度海面が上がるか分からない以上
      建物だけを保護する方が確実だとは思うが。」
     「……そうデスね。本島以外は建物だけを守る方向でいきまショウ。
      本島はアタシがぐるっと囲ってミます。」
    【青】マナ適正でミチオさんを呼んだけど
    どちらかというと物質操作系の類だったカな。
    ……魔力をぶつけられる訳ジャなし、アタシでも何とかナルか……。
     「それぐらいならアタシでもできるかなー。
      ねーねー、アタシもやっていい?」
    言葉とは裏腹にリナちゃんの視線には
    結構強めの「やりたい」という感情が入って居た。
     「かまいまセンよ。
      それじゃ最初はミチオさんと一緒に動いて
      慣れたら別れてお願いしマス。」
     「私もそれで構わない。」
     「おーし、頑張っちゃうじぇ!」
    テンションが上がりまくりのリナちゃんと、全く変化が無いミチオさん。
    他の子タチは何をしてるんだろう?
    海面上昇の問題が終わったラ、律クンとまた話し合って
    そんで一度全員で集まろう。ご飯も食べないとだし。
    ……ていうかお腹減った。




     【三浦梓】

    っと!
    この魔力。そして不自然なマナ。
    ……舞さんと冬馬君の浮遊城かな。
    俺は魔力を感じる方向へ視線をやる。
    海に近い林の中から暫く海の上の空を眺めていると
    ポツンと浮かぶ黒い点を見つける事が出来た。
    あれが多分浮遊城だな。
    ……土地扱いの浮遊城がマナを隠しにくいのはまぁ仕方が無いけれど
    舞さんも隠す気が無いのは何故だろう。
    戦闘が行われている訳でも無さそうだし
    北斗の魔力も感じられない。
    ……舞さんと結託して北斗と小鳥さんを落とした?
    ……あり得ないか。小鳥さんとサシで戦いたいから
    北斗の相手を律子さんと冬馬君にお願いするっていうのは
    普通の人なら有り得るけれど、舞さんに限っては無い。全くもって。
    けど、今の状況も有り得ないんだよなぁ……。
    目の前に餌があるのに襲わない舞さんと
    目の前に脅威があるのに静かな律子さんと冬馬君……。
    ……一体何があったんだ?そもそも北斗達は参加してたのか?
    完全に舞さん対律子さんと冬馬君となると場所が妙だしなぁ……。
    ……色々考えても何かしらの引っかかりが生まれるな。
    初日から何があったんだろう?
    ……気にはなるけど、とりあえず今はスルーかな。
    それよりも優先度が高いものは別にある。
    あんだけの光が走ったんだから、戦闘自体はあった筈。
    舞さんが動いてたとなると、とんでもないお宝があってもおかしくない。
    北斗と小鳥さんが参加してたのなら死んでてくれないかな。
    てか、北斗が参加してたのならウメちゃんが居るか。
    う~ん、一応師とはいえ、戦いだからな。
    そして俺はネクロマンサーでもある訳で、やっぱり全滅しててくれると凄く助かる。
    ……いや、マジで全滅しててくれると助かるな。
    …………
    ……全滅してくれてると助かるけど
    ここで俺が見つかったら全部パーになる。
    とりあえず舞さんと浮遊城の動きを観察して、その後慎重に海に出るか。


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