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第一次偶像戦争 【668】 [冬月律]
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第一次偶像戦争 【668】 [冬月律]

2020-07-24 22:22

    出力としては、最初に冬馬君を吹っ飛ばした時の2倍程度
    目標のプレインズウォーカーが強く魔力を展開していようと
    ほぼ確実にダメージが入るレベル
    相手が日高舞でなければ
    魔方陣から生れる、空に突き刺さる様に伸びる巨大な輝く道
    それを見た瞬間、感じた瞬間、彩音ちゃんは動き
    俺は【青】を混ぜた別種の魔方陣を描き発動させた
    新たに生れる姿、魔力、さっきまで彩音ちゃんが居た場所から少し奥に
    そして自分と重なる様に
    よし、あとは俺もに

    向こう
    あっ、やっぱり
    光の向こうに感じる気配
    まぁ、舞さんだから、そういう事になりますよね
    俺は後ろへ飛び、次の攻撃の準備をする
    真下に描く巨大な【赤】の魔法陣
    重なるように創り出した幻影が、引く途中で離れ、目の前に壁の様に残る
    その影に隠れるように、俺は自身に感知妨害をかけ、姿を隠す
    完全に隠れた俺の両手の指先が僅かに動く。隠しているカードに手が伸びそうになる
    落ち着いて、まだそのターンじゃあない
    ソロならここで終わらせる。手持ちのカードを使い切って、わからん殺しを重ねて潰す
    でも、今は違う
    目の前にある恐怖に反応してしまうのも理解できるし
    自分の力を試してみたいという欲求がある事も分かってる
    でも、今は彩音ちゃんと共に戦っている
    だから、俺に必要なのは冷静に状況を見る事
    確実に情報を集め、確実にダメージを重ね、確実に攻撃を防ぎ、確実な道を作る事
    日高舞相手に、思い込まず、惑わされず、ミスをせず、それらを実行すること
    後ろへ飛びながら、今一度自分にそう言い聞かせる
    舞さんとの間は、最初は5メートル程
    しかし、その間には、大半を光に変換しているとはいえ
    真っ向からぶつかる巨大な魔力の奔流がある
    少なくとも、俺が後ろへ引く事が出来ているぐらいには、抵抗になっている
    全てを鵜呑みには出来ないけれども、ダメージを含め、情報を回収していかないと
    輝き

    抜ける
    揺れる
    そこを凝視しながら、下に描いた【Obliterate】の最終調整を行い、トリガーに指をかけて
    黒い炎
    どんどん輝きから抜けて
    ッ!?大きい!?
    スペルを放つ前は、舞さんの手の先だけだった
    けれども、今見える黒は、それよりもずっと大きい
    ずっと大きくて、舞さんの姿が分からない
    炎だけ飛ばしてきた!?あれデコイか!?じゃあ本体は他に!?彩音ちゃんッ!?
    ッ!いや!
    黒い炎が宿す魔力、差異、僅かだけど、黒の奥に感じる人の形
    《Little Goodbye》の炎を全身に纏わせてるのか!
    てことは、単純に魔方陣を描き、発動させるよりも《Little Goodbye》を噛ませた方が
    防御系スペルなんかも早く効果を得られる!?
    いや、まだ結論付けるのは早い
    《Little Goodbye》経由だと間に合うから、ではなく
    《Little Goodbye》経由でないと、あの光の中では
    防御系スペルを使えなかったから、かもしれない
    とりあえず、今は!
    生み出しが彩音ちゃんの幻影が動く
    各種バフを乗せた様に見せている幻が、黒い炎を纏った舞さんに向けて拳を向ける
    一瞬でいい、そのまま動かずに居てくれれば

    Obliterate】の魔方陣が輝く
    瞬間、黒い炎に下から現れた巨大な円錐の突端が触れ、空に歪な砂時計を描く
    魔法陣から一直線にという範囲ではない、ピンポイントに火力を収束させた【Obliterate
    魔法陣に流す魔力量の違いこそあれ、単発では俺が出来る最大火力を出す方法
    涼君ならもっと綺麗に出来るだろうが、俺にはこれが限界
    と、見せたい
    だから、通用しててくれ
    ダメージに関する所では、本当にこのやり方が最高火力
    そして俺の魔力的に、最高効率で出せる火力もこれ
    光へのピンポイントのレジストが入っているとしても
    それを越えてダメージを与えていないと、これから先のスペル戦が少し面倒になる
    舞さんに常に警戒させて、魔力の消費を促す為にも、ダメージが入っていて欲しい
    最悪《Little Goodbye》の黒い炎を、常に全身に纏ってないといけないぐらいには

    輝く円錐の突端のすぐ横
    拳を振り上げた状態で止めていた彩音ちゃんの幻影。それを引かせようとした時
    輝きに飲まれ消えていた黒が噴き出し、彩音ちゃんの幻影を飲み込む
    そのままゆっくりと、一回り大きくなった黒い炎が輝きの突端から離れる
    次行く?
    いや、ダメージの確認を

    俺は反射的に俺の姿をした幻影を引かせる
    黒い炎が、俺の幻影めがけ、食いついてくる
    数メートルぐらいなら完全に攻撃範囲か、でも炎の速度はそこまで早くはないな
    さっき彩音ちゃんの幻影の反応が遅れたのは、距離的な問題と
    Obliterate】のせいで初動の違和感みたいなのが分からなかったせい
    やはり単純な炎ではなく、色々なスペルが混ざったものだから、重いのか
    よし、なら次は
    幻影を中心に一気に展開する【青】の魔法陣
    初動は幻影側からだから、隠れている俺が創り出している事はバレていないと思うが
    舞さんの事だから何があるか分からない
    だから、次は
    【青】の魔法陣が輝く
    黒い炎に向けて、大量のカウンター系スペルの青い矢が放たれた

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