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第一次偶像戦争 【746】 [水瀬伊織]
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第一次偶像戦争 【746】 [水瀬伊織]

2021-01-01 20:21

    ヤバい事ねぇ……。
    麗華の事だから、私にそのカバーをしろっていう意味じゃ無いでしょうけど
    私の事だから、多分何かあった場合、カバーに動いちゃうわね。
    もうここら辺の自分の性格を、ツンだのデレだので肯定否定するのにも飽きてきたわ。
    だから、今やれることはやりましょ。
    シールド系の弾頭を搭載したミサイルを麗華と、その他全員にもセット
    そして幾つか纏っているMox系の宝石達を起動し
    すぐさま防御系スペルの魔方陣を描けるよう、事前入力をしておく。
    これからの戦闘でメインに使う【色】も【青】で行きましょうか。
    上から絵理とともみの戦いを観察した限り、地力ではまだ私が上。
    それなら、攻撃を確実に通し、防ぐ方向で切った方が安定する筈。
    ……そういう私の思考を読んできてるかもしれないけど
    そうだとしても、圧殺してやるわ。その為に兵器達を作り続け
    戦闘のシミュレートをしているんだし。
     (ミヤコ、麗華の魔力その他、何か異常が見られたらすぐに知らせて。)
     (了解ですッ!)
     (ゲンブ、絵理の拠点への攻撃はミカの安全が確保出来たら即開始して。
      イレギュラーが発生しない限り、全部アンタに任せるわ。
      イレギュラーへの対応も、自分で出来ると思うならやりなさい
      本当に無理な時意外は、私には報告だけで十分よ。)
     (了解です、番長さん。)
    連絡が終わった後、呼吸を必要としない体が深く息を吐く。
    恐らく隠れているであろう、ともみの相手がメインとはいえ
    日高舞が退場するまでは麗華に生きていてもらわないといけない。
    ただ、そこはあまり心配してないのよね。
    麗華が絵理に遅れを取る様な事は無いだろうし
    日高舞の方も、かなり魔力を消費している上に今入っている拘束も強いものだから
    万が一麗華の方へ動いたとしても、初動の遅れに反応して逃げられる筈。
    どちらかというと、問題は、日高舞が戦闘中に退場
    もしくは退場することが確定した場合。
    そうなった時、私にはここで麗華を消しておくという選択肢が出てくる。
    律子と冬馬、それに小鳥と北斗も生き残ってる今、そうする確率は低いけれども
    もし、麗華が見せようとしている何かが、私の手に負えない様なものの場合……。
    …………
    ……ここで日高舞と絵理を、麗華が独りで返り討ちに出来たのなら
    麗華の方から私を襲ってくる可能性もあるのよね。
    ……ここは戦場、判断にいちいち固い決意を求めていたらやられてしまう。
    決めた。
    今日この場で、私の方から麗華を潰すというのは無し。
    ただ、麗華の方から来た場合、迎撃はする。城も全部潰して、徹底的に。これでいく。
    麗華が死にかけでない限り近づくこともしないでおきましょ。
    麗華が私を疑って嫌がるかもしれないから、一言声かけて
    確認するのを忘れないようにして。

    麗華の向こう、絵理が動く
    さぁ、始まる、私は麗華の所の子達を


    麗華の魔力が消える
    麗華が居た場所に全く別の魔力が生れる
    思わずふり返って
    見える世界では、確かにそこに麗華は居て
    でも、宿る魔力はさっきまでとは違っていて
    【色】が無いだけじゃない、隔てていても分かる感触もさっきまでとは
    これが麗華のまだ見せていない力
    私はこれを
    後ろ
    また別種の魔力が広がる
    いくつもの魔力が同じ刺激の反射で反応した様に、瞬間的に同時に強く広がる
    サブカメラが捕らえたもの
    ノノを中心に中心が少し厚い円盤状に組まれた陣形
    その最後尾に居たミチルの体が両断され
    麗華の所の眷属全員がそちらにふり返ろうとしている絵
    切り裂いた刃
    その形状
    そして見えぬ魔力
    きた!
    両手に集う魔力が、今身に着けている武器たちとは別の得物を呼び出す

    魔力の乗った歌が戦場に響く
    それと同時に、私の周囲を囲うように4つの魔力が現れ
    間髪入れず私に向かって飛んでくる
    私を足止めしている間に、麗華の眷属を全滅って作戦ね
    ご丁寧に呪歌まで使って
    しかも、この声は
     (ミク!来たわよ!)
    呪歌による干渉が無視できないレベルだし
    距離と速度的にも、呼び出そうとしている武器は間に合わないわね
    まぁ、だからどうしたって感じだけど
    私の周囲が【青】に満ちる
    両手の間で集まろうとしている光から、私は右手を離す
    するりと着ている薄いピンクのドレスの袖が、少しだけまくられた様に動き
    袖の先から顔をだしていた伊織ちゃんの美しい手首が、腕の内側に折りたたまれる
    まっ、マシナリーの体なんだから、これぐらいは基本よね
    ていうか、生身でも伊織ちゃんの技術なら出来るけど
    下がっていた袖が元に戻り、その内側に魔力が走る
    ラッパ状に広がった袖の先に、大きな魔力の塊が出来て
    組み合わせたらこんなものね
    こちらに向かってくる魔力達
    それらの中、周囲を巻き込まない方向から来るの選び、腕を向ける
     「ばぁん。」
    腕から発射されるビームが、銃口の先にあった大きな魔力の塊を打ち抜く
    コーンの先に浮かぶアイスクリームの様だった魔力の塊が弾け
    強く重い魔力の流れ星が、戦場を駆けた

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