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第一次偶像戦争 【813】 [日高舞]
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第一次偶像戦争 【813】 [日高舞]

2021-05-14 22:00

     「涼ちゃん寝てる~?」
    やっとこさ見つけた訳だけど、暗闇の向こうから返事はない。
    でも、外に感知妨害かけてたし、空気もあるから、ここで確定よね。
    気分によって場所変えてるみたいなのも、こんな所選んでる時点で無いでしょ。
    ん~、ガチで寝てたのなら襲っちゃう?
    それもアリよね。というか、それでいいわよね。サチコちゃんとヤリまくってた訳だし。
    いや、別にそれは何の根拠にもならないけど。
    ただ、サチコちゃんのあの感じだと、涼ちゃんからの愛は微妙っぽい所はあるのよね。
    サチコちゃんの方は、健気っていうか、必死っていうか……
    いやでも、これ、貞操観念っていうバイアスがかかってるか。
    サチコちゃん本人はそこら辺、あまり意識はしてなさそう。涼ちゃん相手だと。
    だから多分、数うちゃ当たる的な引き留める手段の一つぐらいに考えてるのかな?
    サチコちゃんの方に快楽的側面は……芽吹いて来ててもおかしくはないわね。
    まっ、そこらへんは今度サチコちゃん本人に聞きましょ。
    今は涼ちゃんの方。
    サチコちゃんとのセックスに求めるものが、愛じゃなく、快楽的側面だけなら
    別に相手が私でも、問題ないわよね。
    同期の母親と寝るって事に対して、下半身含め
    どうリアクション取ってくるか分かんないけど
    ヤれそうなら、そこまで問題じゃないしね。
    いや~、愛に知られたらヤバいわ。めっちゃ軽蔑されそう。
    で、そうならないように二人で辻褄合わせて隠すのが楽しいのよね。
    頭の中に浮かぶ絵に、ゾクゾクとした興奮が走る。
    ……そういや、絵理ちゃんはもうやってるかな?
    ……絵理ちゃんはあんま体から入るってタイプでも無いし
    涼ちゃんの方から襲わせようと、頑張ってる感じかしら?
    そこら辺、完全に肉食系なのは響ちゃんよね。
    で、奥手なのが麗華ちゃんで、別ルールでやってるのが貴音ちゃん。
    ……ん~……別ルールなのは絵理ちゃんもか。
    何というか、絵理ちゃんと涼ちゃんの関係って
    凄くプラトニックな側面が強い感じがするわ。
    友情って程純粋でも無いし、肉欲って程本能に振り回されても無い。
    時々セックスはするけれども、それに引っ張られない様な、ある種、一番楽しい関係よね。
    現実は、結婚だったり、子供だったり、色々と他から捲し立てられて
    無理矢理変えられていく過程で、楽しかった頃を懐かしみながら別れるみたいな。
    眩しすぎる過去っていうのも考え物だわ。
    …………
    ……でも、やろうと思えば、たとえ喧嘩だろうと関わることが出来る……
    ……それって幸せなのかしらね?
    …………
    ……わっかんないわ。やっぱ私どっか壊れてるんでしょうね。全部かもしんないけど。
    さてと……。
     「入るわよ~。」
    ちょっと待ったけど反応なかったし、進んじゃっていいわよね。
    領域を先まで広げるとか、赤外線感知とか、他にもまぁ色々やれるけど
    今は当たりかどうかを楽しみましょ。
    さっき色々考えてた時、貴音ちゃんが言ってた言葉を思い出したしね。
    涼ちゃんは拒まないって。
    体温が上がるのが分かる。唾液含め、色々分泌されちゃって、溢れそう。
    舌で唇を撫でて濡らしたいけど、下手に口を開くと涎が口の端からこぼれ落ちるわね。
    時間は経ってないけど、準備は万端よ。前戯も必要無い。
    涼ちゃんがやりたいのなら、拒まないけど、ちゃんとイかせてくれるのが条件ね。
    空気の層に入ってから数メートル。肌が魔力に触れる。
    感知妨害っぽいかな。内側にもあるんだ。
    外と同じで結構強いと思うけど
    こうやって直接触れても感じ取られにくいようにしてるわね。
    ……そういや、涼ちゃんとサチコちゃんは魔力の質が見た感じ全く同じだけど
    互いの魔力はどう作用するんだろ?壊れたりせず綺麗に混ざり合うのかな?
    あの久遠の闇が
    ゾワッと私の内側に走る恐怖と好奇
    前にエルドラージを相手にした時も、似た様な感じだったわね
    始まっちゃえば快楽と興奮に全部塗り替えられるのも一緒かしら?
    歩く速さで感知妨害のエリアに入り込んでいく体


    映るもの
    ベッドとシーツ。そしてその脇にある丸い、グラスと瓶が置かれたテーブルと椅子。
    動く
    シーツの起伏が
     「起こしちゃったかしら?」
    添い寝からスタートは無しか~。ちょっと残念。
     「いえ……ベッドも出ず、挨拶も遅れて、すみません。」
    久しぶりの声。出会った頃から少し低くはなったけれどもあまり変わっていない音。
    最初から感じていた危うさ。でもここまで振り切れるとは思わなかったわね。
    ……でも、私は今の涼ちゃんの方が好きよ。
    ……愛はどうか分からないけど。
    …………
    ……今の涼ちゃんを知るのは、愛にとって幸せなのかしらね?
    多分、勘づいてはいるでしょうけど。私の子なんだし。

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