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第一次偶像戦争 【846】 [日高舞]
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第一次偶像戦争 【846】 [日高舞]

2021-07-20 22:55

    断言する様な口調だけど、大半は想像含みの適当な言葉。
    北斗君の期待を迷惑と思ったけど、私はそれ以上ね。
    まぁ、こうやって直で言ってる訳だし
    言った対象が分かってる分、あずさちゃんも多少気持ちは楽でしょ。
    あずさちゃんに嫌われる事も、仕方ないと割り切れてるし。
    そこらへん覚悟してるから、何言ってもいいってもんじゃないけどさ。
    でも、実際、あずさちゃんは危ういわ。自分のスペックに対して意識や経験が足りてない。
    そんで、一度落ちてしまったら、多分もう二度と、戻れない。
    やってしまった事を乗り越えて、変わるとか、そういう事すら出来ず
    恐らく、あずさちゃんは、そのまま消える。
    普通の失敗なら、仲間とか、ファン含め、他との繋がりで何とかなるし
    完全に納得は出来なくても、次は失敗しないようみたいに前向きに捉えられるものが殆ど。
    そういうのとは違う、取り返しがつかない、それこそ命、存在を消してしまう様なミスは
    きっとあずさちゃんには無理。耐えられない可能性が圧倒的に高い。
    ……今の所、あずさちゃんと、他のプレインズウォーカーの戦いは一対一だけの様だから
    あずさちゃんの戦い方の問題は、そこまで大事にはなってない。
    けど、これから先、私たちは殺され、消し飛ばされない限り
    本当に長い時間を生きる事になる。
    そんな果ての無い時間の中では、同格以上の相手が複数という戦闘もあるでしょうし
    即座に殺されなければ、こっちもパーティーを組んで対抗する事になるだろうから
    そういった時に、主力スペルの細かい調整が出来ないというのは、よろしくない。
    組む時は、戦い方を変えるという手もあるけれども
    あずさちゃん、範囲ぶっぱ以外の戦い方が出来るのかな?
    ……最低限の接近戦が可能だとしても、同レベル以上ともなれば
    反射に近い速度での思考と対応、それから先読みも必要で
    こっちも経験を積んどかないと、足元を掬われる。
    ていうか、接近戦が出来たとしても、いきなり範囲スペル禁止はマズい。
    そういったスペルを撃ってこないと分かったら、物量での攻撃に切り替えてきたり
    利用してくるのは当然の事。
    ……まぁ、殺し合いの中身的な面では当然、出来ないよりも出来た方がいい。
    それとは別に、あずさちゃんの場合
    敵だからって、殺す消すと割り切れてると思えないから、そういう方面でも
    細かい調整が出来ないと、辛いわね。
    ハッキリと殺意を出してくる相手なら、まだ、殺す消すを割り切れても
    そうでない場合、誤って殺したりしたら、精神へのダメージが大きい。
    一度削られた心は、そう易々とは戻らない。ささくれだって自滅もあり得る。
    逆に、そういったあずさちゃんの性格を察知して罠を張ってくる奴もいるかもしれないし
    相手の隠れた強さも予測しつつ、殺さないギリギリのラインを見極め
    スペルの調整をする技術は
    この先、あずさちゃんがプレインズウォーカーとして生きるのであれば、必須に近いかな。
    ……そこら辺は私が言わなくても分かってるわよね。
    それでも、出来ない事はあるだろうし、なら私の方から動いた方がいいかな。
    ……こうやって見ると、私も相当、過保護よね。
    ただ、私の場合は、あずさちゃんとやり合いたいっていう理由探しの方が強いだろうけど。
    さてと……。
    あずさちゃんは沈痛な表情で俯き、黙り込んでしまったまま。
    ん~、それじゃ次は間接的に攻めてみましょうか。
     「そういや、ともみちゃんが強くなってるのは、絵理ちゃんと戦ってたから?」
    今日、改めて、ともみちゃんを見て気になった所。
    魔力関係は分からないながらも、ともみちゃん本人を目にして
    いつもの私の直感で判断した強さは、前とは比べものにならないぐらい。
    これはちょっと、一人じゃちょっと難しいレベル。
    始まってから只管一人で打ち込んで得た強さのなら、それはそれで凄い。
    むしろ、そっちが凄い。
     「そうですね。結構早い段階から相手をして貰ってました。」
     「そのまま殺されて退場みたいなのは考えなかったの?」
    向こうに行ってたとすると、絵理ちゃんの土地だし
    強さのレベル的にも、ともみちゃん相当不利よね。
    絵理ちゃんが来てたパターンは……
    ……う~んどうだろう?強さ的には土地含めても勝てそう?
    でも絵理ちゃん出不精だし、性格的に無さそうな感じがする。
     「その時はその時と、割り切ってましたから。
      元々、私は参加したメンバーの中では最弱でしょうし
      負けて退場は想定内だったので
      むしろ今こうやって生き残ってるのが不思議なぐらいです。」
     「何が起こるか、どう転ぶかわかんないものだからね。
      少なくとも、ともみちゃんにはプラスになってる様で、主催者としては嬉しいわ。」
    次か、その次辺りだと、ともみちゃんはかなりの脅威になってそう。楽しみだわ。
     「あずさちゃんとは、いつ頃から?
      今日が戦争開始から初って訳じゃないわよね。」
    あずさちゃんお人好しだから、交流がなくても来そうな気もするわね。
    けれども、あずさちゃんは戦闘自体を嫌っているし
    本当だろうと罠だろうと、戦う可能性がある所に、わざわざ行くかどうか。
    ……まぁ、助けるとか、襲われてるとか
    そういう理由があるなら、戦えるって事なのかな?
    そうだとすると、サナエちゃん辺りに行くべきって言われたのかもしれないわね。
     「絵理さんが退場された後です。
      あまり、あずささんに戦いの音を聞かせるのも忍びなかったですが
      私は逃げてきた訳ですし
      比較的近い私の土地で戦闘が起こる可能性も高かったので
      ご挨拶に行った形です。」
     「で、今日に至ると。」
     「まさか当てつけとか復讐、残党狩りじゃなくて
      お風呂に入り来るとは思いませんでした。」
     「12時間前の私も、想像してなかったわ。
      まさか、お家訪問やり始めるとはね。」
    12時間後の私は何してるんだろう?
    あずさちゃんとやりあってる?だとしたら、良い方向に転がってるわね。

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