【映画】パワーレンジャー感想【ネタバレ】
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【映画】パワーレンジャー感想【ネタバレ】

2017-07-15 19:37
  • 29


こんにちは。
見てまいりました、『パワーレンジャー』。


日本が生み出した戦隊ヒーローモノをハリウッドがリブート!
製作費を潤沢に120億かけたド派手なヒーロー映画となって日本に逆輸入公開!!!




……なのですが、申し訳ありません。
俺はこの映画にノる事が出来ませんでした。



というのも、俺は戦隊や仮面ライダーらマスク系のヒーロー観る際に注視しているのが
スーツアクト」に他ならないからです。
全身を着ぐるみやスーツで覆われた彼らが数多くの制約の中で、
手足や首のわずかな傾きを使って(時には身体を動かさずオーラのみで)
マスク越しから感情が迸るようなパフォーマンスをする。
その技術に常々感動してヒーローものを見ている勢の人間なのです。
それを踏まえたうえでの感想を記させて頂きます。

以下ネタバレ感想。







この映画は通常の戦隊ヒーローモノと違って、
とにかく人間ドラマが綿密に描かれていました。
おかげで5人の関係性が深まっていく様に感情移入も出来てジンとくるシーンもあったのですが、

そのせいで上映時間2時間のうちスーツアクターによる
戦闘シーンが5分もないって
致命傷すぎるだろ!!!!





上映時間90分以上掛けた末やっと変身して戦闘員と戦いだしたと思ったら1分ちょっとで
「ザコが多くてキリがない!」とか言い出して巨大戦へ。いやいやちょっと待てよと。
5人のキャラ付けをあれだけ綿密にやってきたのだから、
赤はラグビー青は頭脳黄色は観察眼、黒の向こう見ずさ。ピンクはチアリーダー
それらを活かしたアクションとかやるなりして各メンバーの見せ場を
とりあえず作って欲しかった。

「変身したあとも同じ〇〇なんだな」って観客に信じてもらえるように
登場人物と同じ動きをスーツアクターが演じる所
に感動を見出している俺にとっては、
変身前と変身後のキャラクターの親和性が皆無だった点がとにかくマイナス。
変身後は90分かけて付けたキャラ付けや動きの特徴も死んでしまい、ただ暴れているだけ。
ブルーの細かく拍手するクセとかめっちゃ特徴あるんだから変身後もやってよ!

たった数分の貴重なスーツアクションの直後にはもう巨大戦に移行してしまって、
どちらかというと巨大戦がメインという印象だった。
しかもロボに乗ったらメンバー全員顔出しで操縦しだすし。
じゃあなんでマスクつけたの!?!?





「おなじみの石切場での戦い」
「5人並んでのヒーロー着地」
「クライマックスで主題歌」
など、
端々で戦隊リスペクトは見受けられたのだけど、
個人的に注視していた「スーツアクト」の要素がほぼ皆無だったのでひたすら
ガッカリしました。

というかヒーロー映画でスーツアクトで表現できる手腕が無い監督って
得てしてすぐにマスクオフさせたがるよね。
(そもそもマスクヒーロー自体がアメリカではウケが悪い、との意見も聞きました。
だからすぐマスクを脱ぐのだとか)


パワレンの監督に90分間ウルトラマンだらけの絵面の中 芝居を魅せ切った
坂本浩一監督の爪の垢を煎じて飲ませてやりたい。





なお、巨大戦を含んでも戦闘シーンは余りに短い。とにかく少ない。
おっさんばかりだった当劇場内で唯一お父さんと観に来ていた男の子がいたのだけれど、
1時間ぐらいしたら劇場から出て行ってしまった。気持ちわかるよ。




もしこの映画が子供に観てもらうための映画だったのだとしたら、
適度なタイミングで戦闘シーンを入れるなど退屈させない材料をもっと
配置させるべきだったけど、
これは子供が観れるような出来のヒーロー映画では決してなかった。




では、この映画は誰の為に作られた映画だったのか?





子供ではなく、「かつて子供だった大人が観る戦隊ヒーロー映画」として作られたのだなー、と。
だとしたら人間ドラマに上映時間の4分の3をつぎ込むプロットにも頷ける。
その点で満足している感想もいっぱい聞くので、多分その通りなのだろう。
俺もジンとくるシーンも数多くあった。


ただ俺は「スーツアクト」がヒーロー映画を見る上で欠かせない要素だと思って憚らないので、
そこに関しては0点と言わざるを得ない。

「変身できるかどうか」が結束の材料として扱われたのがマズかったんじゃないかなあ……
とりあえず変身はさせといて戦闘シーンは多めに作れたんじゃないかなあ。
「ゾード達が5人が結束するまで目覚めない」みたいな設定にしてさ…………
まあ、ハリウッド映画で120億じゃ予算少ない方だから、
単純に戦闘シーンはあれ以上は作れなかったのかもしれないな。



追記:
いいとこも結構あったのでそこも書いておこう!
最初にジェイソンビリーをハグした時には「あんましベタベタ触んないで」と
嫌がっていたのに、生き返った後の心からのハグには泣いた。
というか、総じてブルーレンジャー:ビリー究極癒しキャラだったのですよ。

先に書いた小さい拍手の仕方もさることながらマスコットロボのアルファ5との
茶目っ気溢れる関係性とか癒されまくりでした。
だからこそ、ビリーを失った時の悲しみをメンバー達と同じように
分かち合う事が出来たのかもしれません。
あそこで「Stand by me」が流れるのはズルすぎる……。


そして、そんなビリーが実は自閉症を抱えて生きていたり、
イエローレンジャー:トリニーがほんのりLBGT要素をにおわせたりしている。
でもメンバー全員が敗北者(ルーザー)だからこそ、メンバーの誰もその事を責めない。
戦隊ヒーローのメインメンバーの中でそういった要素を扱うって
勇気のいる決断だったと思う。それがとても綺麗で素晴らしかった。

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他19件のコメントを表示
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これは、恐竜戦隊ジュウレンジャーの映画じゃなくて、マイティ・モーフィン・パワーレンジャーの映画。
日本の戦隊じゃなくて、アメリカのパワーレンジャー。つまり、ガワが似てるだけの別もの。
それを念頭に入れとかないと、どうしようもない。

「5人の落ちこぼれが、どうやってヒーローになるのか?」
「5人のコミュ障が、どうやってチーム(≒友達)になるのか?」

その過程が主題。だから、例えばスパイダーマンみたいな、「ヒーロー」になった後の云云かんぬんは、語られるはずがない。あるは、「パワーレンジャー2」が作られるなら、そこで語られるべき事。
だから、レンジャーになった後の活躍は、そこまで重要視されていない。ヒーローになるというゴールにたどり着いたんだから、いわばロスタイム。格好よく、ピンチになりながらも、悪党をぶっ飛ばせばいい。

宣伝ニコ生でもいってたけど、白波五人男から続く、名乗りだとか、日本の様式美は、アメリカじゃ通用しない。文化が違うんだから当然。
日本の戦隊というフィルター、お約束は、この映画を見るにあたって、障害にしかならない。

まぁ、アメリカのSF青春映画としては、悪くないんじゃない?
27ヶ月前
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パワーレンジャーシリーズ何個か見てますけど、パワーレンジャーとしてもいまいちですよこれは…
27ヶ月前
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ちょっと気になったから追記

自分はパワーレンジャーシリーズを数話ではあるけど視聴済み、20番の方の宣伝ニコ生~の部分は承知の上で映画にがっかり感を覚えている 

色々他の感想とか見て整理したけど、多分一番の原因はアクションがどうとかドラマパートがどうより「パワーレンジャー」の扱いが悪いことにあるんだろうな、と
あれじゃあ「ロボット運転用スーツ」だもん。
タイトルが「メガゾードvsゴードン」だったら素直に高評価つけてたと思う。
27ヶ月前
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メガゾードのデザインがダサい時点で無しだわ
27ヶ月前
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子ども向けじゃないのはヒシヒシ感じましたね。下ネタもきつかったし;

なかなかできないのは変身じゃなくてソードの操縦でよかったんじゃねーかなと
27ヶ月前
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最後のトドメが「パンチで宇宙までぶっ飛ばす」というのは笑った。昭和か。
27ヶ月前
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吹き替えが観たいだけだよ
27ヶ月前
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この程度のレンジャーだったらバンドーラ様から2話くらいでボッコボコやぞ!
27ヶ月前
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あくまでアメリカナイズされたリブートであって、特に特撮に対するリスペクトはしてない感じだったね。初代パワレンが受けた要因のひとつであるドラマ要素に大きな比重を置いて、戦闘シーンは良くも悪くも今のCGヒーロー映画って感じ。
27ヶ月前
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GO GO Power Rangersがちょっとだけ流れて嬉しかった。それくらいかな
27ヶ月前
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