• ライトノベルについて

    2019-06-29 02:301
    5年程前でしょうか
    ニコニコ生放送を用いてライトノベルを紹介したり、語っていました
    当時は毎日のように本を読みふけり、物語に没頭していた記憶があります

    あれから生活や趣味の変化、人との付き合い等もあり
    ラノベから離れた生活を送っておりましたが、やはり心の片隅には
    読書をすることで、本来ならば得られない空想の世界をあたかも体験しているかのような
    あの恍惚な時間が忘れられずに燻っていたのでしょうか

    この一年でまた生活スタイルも大幅に変化し、やはり以前程になにか没頭する(それは読書だけではなく)
    ことが難しい中で、Kindleを購入し読書を再開しました


    ワクワク、ドキドキしました。


    日々仕事において忙殺される日々の中で怠慢に毎日を過ごしていた私の乾いた心に
    読書は数滴のエネルギーという水を垂らし、今は激流になってます
    歳を重ねる毎に「物語」に没頭する、空想に思いを馳せる素晴らしさを忘れていたのです

    今はその熱を一瞬のものではなく、持続し続けていきたい
    その思いで、文章にしているのでしょうか
    最初2冊程久しぶりということで、やはり好きな作者さんからの作品を手に取り読みました
    そして3冊目に、満を持して手をだしました

    バビロン [著]野﨑まど

    現行までの作品を一日で読み切ってしまい、三巻目が最終巻ではないと気付いた時にはもう遅く
    新刊が早くでないか、続きが早く読みたい、そんな感情で一杯です
    多くは語れません。ネット上では先生の作風を知ってか、知らずか含めてやはり賛否両論ではあるようです(概ね好意的に取られているケースが多いようですが)
    私はそれでも数多くの作者、作品に触れてきたと思っていますが野﨑先生の文章においては他を寄せ付けないものがあると思います



    さて、話は変わりますが現在のライトノベルを取り巻く環境について短くですが私見を。
    私が読書から離れる頃にちらほらと見かけるようになった所詮「なろう系」作品群
    先程ですが生放送時代に活用していた新刊情報を網羅しているサイトを覗いた時に
    未だに、いえ、主流であろうかという位の隆盛を極めているような所でしょうか
    現実世界で目立つことなく、特に努力を行うわけでなく、死んだ・又は唐突に神のような存在から能力を与えられ異世界にて活躍する、異性から無条件で好かれる。
    現在の若年層をターゲットにした、とても読み手側に「ストレス」なく読めるものだろうと思います
    そうです「ストレス」なのです
    今のライトノベルの市場では、現実的ないいかえれば人間関係であったり、能力の差異による評価であったりするリアリティというのは
    空想の世界で現実世界を思い出させる「ストレス」なのでしょう
    現実世界は辛いことが多いですから仕方のないことなのでしょう
    ですから「なろう系」作品群は売れる、似たような作品が続々と出る

    しかしそこに私が求めたドキドキする、ワクワクする、あたかもその物語に生きる登場人物になったかのような一体感と先がどうなるか分からないあの高揚感は存在しません

    私は現市場におけるライトノベルをそのような「ストレス」のない作品と定義付けしました
    やはり老害なのでしょう、それでも区別せずにはいられませんでした
    今のライトノベルには当時曖昧だった境界線が、現在はっきりとあるように感じられます
    私がラノベだと思ったものはラノベである。スタンスは変わりませんがあの頃が懐かしく感じるいち読書を好むものの戯言でした

    近いうちに生放送できればいいなぁと思っています
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  • アップルジャック

    2013-08-30 14:44
    こんにちわ皆さん
    今週ご紹介の作品はこちら




    「アップルジャック」 著:小竹清彦先生 出:幻狼ファンタジア文庫
    2巻完結の作品で、同じ世界観を共有している作品がもう1シリーズ同レーベルから発表されております。
    幻狼ファンタジアをという今はもう死に体()の出版社からデビューした先生で、その後の活動がかなり気になる方でございます。
    此方の作品のジャンルはハードボイルドアクションを謳いに、ハートフルそれと少々の青春?といえばいいのか思春期における葛藤というものを題材に描かれているのではと思います。

    とある理由から殺し屋に追われる身となった少女が、ある日一人の男性と衝撃的な出会いを果たし自分の未来を切り開いていく物語。
    ある特殊な『衝動』を少女が同じ胸の内に抱えることを知った男性は、少女を庇護すると共に生きる方法を伝授していく。
    そんな中、彼がバーで出会った気の置ける友人達が別の角度から物語へとアプローチしてきて・・・

    というのが大まかなあらすじです
    ハードボイルドは目に付けば大体読んでいますが、中々個人的にもツボに嵌まる雰囲気を持った作品で
    作中の彼がかもし出すゆったりとした時間と少女の生きる目にもとまらないような流れのスピードが、メリハリが出ていて読みやすく印象的だと思います
    特にそういったシーンだけに関わらず、作品全体を通しても同じことが言えるような構成になっていて読んでいる側からすると飽きない描かれ方をしているのではないでしょうか
    私個人としては坂入慎一先生のシャープエッジのようなナイフアクションはかなり好きな部類なので、作中であの彼女が戦うシーン等は頭の中でヌルヌルイメージが湧いて楽しんでおりました。

    兎にも角にも是非とも今後も活躍して欲しい先生の作品。
    アクション好き、ハードボイルド好きならば一読してみてはいかがでしょうか






    最近はサクラばっかりとってる気がする・・・
    失われた野生その3





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  • 彼女を言い負かすのはたぶん無理

    2013-08-16 11:22
    こんにちわ皆さん
    今週ご紹介の作品はこちら



    「彼女を言い負かすのはたぶん無理」 著:うれま庄司先生 出:スマッシュ文庫
    現在4巻まで出版されているシリーズ物です。
    私の蔵書の中では珍しくラブコメモノの部類に位置しながら楽しく読ませていただいてる内容となっております。
    ジャンルは他に学園、青春、ギャグといった最近の流行を押さえてはいるものの単純にラブコメに走っているわけではなくディベート(討論)を中心に話を展開させている所が魅力。
    またラノベをかなり読み込んでいる人間には思わずニヤリとせずにはいられない小ネタが巻数を追うごとに露骨になっていきます。


    高校入学と同時に奇天烈な行動力のディベート部副部長のヒロインと出会い、学校中から目を付けられているディベート部に入部することになってしまった主人公。
    当初ははそんな彼女に戸惑いながらも徐々に惹かれゆくが、そんなおりヒロインが海外へ転校するという話を聞いて……

    というのが大体の一巻の概略です
    もうこれだけだと本当にただのラブコメにしか見えませんが、当時の私はラノベにディベートを持ってくるとは面白いなぁという気持ちで、本来だったらタイトルを見て出さないであろう購買の手を伸ばしていました。
    結果、個人的には最近のラブコメ傾向の気色に少々難儀してはおりますが、概ね満足できる作品だと思います。
    冒険も魔法もありませんが、言の葉による後半の盛り上がりはそれはそれで一見の価値有りだとお勧めします。





    にゃーん



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