OBS Studioはいいぞ~乗り換えのススメ~
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OBS Studioはいいぞ~乗り換えのススメ~

2016-06-20 14:47
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●追記
新配信がデフォルトになったため、旧配信のことをメインに書いていた当記事の内容は古くなりました。後日書き直す予定です。

●補足
OBS Studio v21.0.1が2018年の1月22日にリリースされましたが、Windows7環境でのニコ生ログイン不具合は継続中のようです。
該当の方は引き続き非公式なやり方ですが、13.4のファイルを移植しないといけない模様。
いい加減にこの不具合直してくれませんかね…。



私趣味としてゲーム配信を嗜んでおり、ニコ生を利用しています。
同じようにニコ生でゲーム配信をしていらっしゃる方は多いと思います。
今回の記事はそんな方々向けとなっております。


配信をする際、ゲームを映すためにNLEやXsplitといった配信ソフトが必要になるのですが、一番使われているのはOBS(Open Broadcaster Software)ではないかと思います。
OBSは軽くて使いやすくて、しかも無料という三拍子そろった有能配信ソフトです。
私もOBSと棒読みちゃん、コメントビューア・・・と言った風にいくつかのソフトを連携させて自動枠取りをしつつ配信してました。

☆今までの自環境
棒読みちゃん
やります!アンコちゃん
FMEAutomator(以後FMEA)
OBSutil
OBS

これら5つのソフトを立ち上げつつ、ゲームを起動してキャプチャしてたわけです。
ただ複数のソフトを起動したうえで2Dのレトロなゲームやフリーゲームはともかく、最近の美麗なグラフィックの3Dゲームをやるとなると、設定を落とそうともマシンに掛かる負荷は相当なもの。
放送の画質を上げるために配信ソフトの設定を高くすればなおさら。
できれば配信関連のソフトは必要最小限にしたいものです。
肝心の自動枠取りの方も複数のソフトが絡むせいなのか遅延したり失敗することが多々あり、どうにかできないかと思っていました。

そこで記事名にも書いたOBS Studioが登場というわけです。
OBSというのはオープンソースで有志が制作しているソフトなのですが、現在2つバージョンが存在します。
1つめはOBS Classic(いわゆるOBS無印)で2つめが今回紹介するOBS Studioです。
OBS Studioとエンコーダーを用いて環境を自分で構築するビルドという方法もあるらしいのですが・・・よくわかりませんでした。
あ、もちろんStudioも無料ですよ!

OBS ClassicからOBS Studioに乗り換えるメリットは以下の通り。
1.ニコ生のサービスタイム及びゴールデンタイムでのビットレート調節を自動でしてくれる
2.自動認識で配信開始、枠移動を行える
3.OBS Classicのプリセットを使うことが可能
4.iTunesをインストールすることで音声のビットレートを極限まで削れる
5.Classicに存在する音声関連のバグがない
6.設定画面がClassicと比較してシンプルなのでいじりやすい
※Studioでニコ生配信及び1と2は有志制作のニコ生プラグインを入れれば可能

この様にいいことづくめなのです。
特に2と5が素晴らしい。
私のように枠取り&設定自動化ツールのFMEAとOBS Classicを繋ぐためにOBSutilを使っている人もいると思いますが、Studioは枠を自動認識、開始してくれるのでこのソフトを省略することができます。

☆Classicの自動認識のイメージ


☆Studioの自動認識のイメージ

自分はアンコちゃんの自動枠取りが上手く使えないので、図のようにFMEAで枠を取っていますが、アンコちゃんによる自動枠取りでも、認識して配信を開始してくれます。

また、Classicは音声のビットレートを96kbpsより下げると反映されない(AAC)、配信を再開始すると音が出なくなる(MP3)というコーデック関連のバグを抱えていたので、それがないのはありがたいですね。
このコーデックバグがずっと放置されているのは修正できないからという噂も・・・


Classicの更新は落ち着いた感がありますが、Studioは頻繁にアップデートされているので、今後の機能の追加や迅速な不具合の修正も見込まれます。

皆様もぜひ乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。

ここから先は導入時の注意や参考になるサイト様を紹介します。

■ダウンロード
公式サイトにアクセスし、緑枠のDownload OBS Studioをクリック後、WindowsやMacなどの中から自分のパソコンのOSを選びます。




■インストール
後述のサイトを見ると分かりやすいです。


■ニコ生プラグイン
ニコ生プラグインはニコ生でOBS Studioを使用する場合に前提となるプラグインです。
必須です。


プラグインを入れないと配信種別にニコニコ生放送が出てきません。

https://github.com/raccy/obs-rtmp-nicolive/releases

のDownloadsからobs-rtmp-nicolive_2.1-win.7zをクリックして、ダウンロードします。
解凍すると下のような内容が入っていますので、フォルダ2つをインストールしたOBS studioのフォルダに上書きします。




■設定時の注意
現在、OBS Studioのバージョンは18.0.1なのですが、OSがWindows7の場合、設定時のログインが100%失敗するという不具合があります。

回避策として0.13系のファイルで問題があるファイルを上書きするという方法が提案されています。ただこちらは非公式なやり方なので自己責任でやりましょう。

https://github.com/jp9000/obs-studio/releases/tag/0.13.4
のDownloadsから『OBS-Studio-0.13.4-With-Browser.zip』をクリックして、ダウンロードします。
解凍すると中に3つフォルダがありますので、binフォルダを開きます。


すると中には32bit用と64bit用のフォルダが入っています。


中から『libcurl.dll』を探してインストールしたOBS studioのフォルダの中の同名ファイルと置き換えます。
この作業は32bit、64bit両方で行います。置き換え先のbitの間違いや片方だけの置き換えは絶対やらないようにしましょう。



インストール先を変更しなければC:\Program Files (x86)にOBS Studioがインストールされているはずです。

https://github.com/raccy/obs-rtmp-nicolive/issues/7
より抜粋

抜粋先では『OBS-Studio-0.13.4-With-Browser.zip』のファイルで置き換えることが提示されていますが、『OBS-Studio-0.13.4.zip』の『libcurl.dll』でも大丈夫みたいです。
とにかく0.13.4の『libcurl.dll』を入れることが重要な模様。

この不具合は今後のアップデートで改善される場合がありますので、上記の回避策はログイン出来ない場合にのみ行ったほうがよろしいかと思います。


■64bitと32bit
OBS Studioをインストールすると32bit用版と64bit用版両方ついてきます。
それと同時にデスクトップにショートカットが作られる筈です。
そのリンク先は皆様のパソコンのOSによってどちらかが自動的に選択されます。
私ならばWindows7の64bitなので後者です。
無印OBSの頃64bit版は32bitゲームやプラグインに関する不具合があったらしいので例えOSが64bitだったとしても32bitの方一択でしたが、OBS Studioは64bit版でも特に問題なく動くと思います。(この記事を書いている時点で不具合を聞いたことはありません)
64bitユーザーも安心だね!
当たり前のことですが、32bit環境の方は64bit版を使っちゃダメですよ!?


■Windows Aero
Windows7ユーザーはとりあえず無効にするべきと言われています。



なぜ無効にするのか?
少しでもグラフィックボード(ビデオカード)の負荷を減らすためらしいです。
AeroはWindows7に搭載されている視覚効果のあるUI(ユーザーインターフェイス)で、これを有効にしていると半透明のウィンドウになったり、ウィンドウのサイズを特定の箇所に動かすと自動で最大化または縮小してくれるAeroスナップ、現在使用しているウィンドウを立体で表示するフリップ3Dなどが使えたりします。
Aeroはその動作の処理をCPUではなくグラフィックボードに任せるので、皆様の環境が旧式のグラボやオンボードグラフィックの場合は例えその負荷が微々たるものであっても配信の場合はゲームやツールと同時に処理するわけですから無視できません。
ただしAeroを無効にすればデスクトップの描写は従来通りCPUに頼ることになるので、逆にCPUがイマイチな場合はそちらに負荷がかかります。

Aeroを有効にすることでかかる負荷はおよそ数十MBほどらしいです。
高速化のためにAero切れという共通認識は今よりもパーツの性能が低く、OS自体の重さにも苦しんでいたWindows Vista時代の頃に生まれたものらしいので、グラボ含め全てが当時より高性能になった今となっては当てはまらないケースも出てくるでしょうね。
スタートメニューの検索で『Windowsのデザインとパフォーマンスの調整』を探してAeroの半透明ウィンドウなどの最低限の視覚効果を残しつつ、いらない効果を切る方法もありますし。

CPUが旧式だけどグラフィックボードが優秀→Aero有効
CPUは優秀だけどグラフィックボードが旧式→Aero無効

この辺は試してみてどちらが配信時にパソコンが安定しているか見極めるしかなさそうです。
でも他の解説サイトとか見ると無効にしてるとこ多いんだよなぁ…。


■音声に関して
上でもちらっと触れたようにiTunesをインストールすることで、特殊なエンコーダーの利用が可能になり、音声ビットレートを32kbpsまで下げることができます。浮いた分は映像の方に回すことができるので、雀の涙ほどですが画質の向上が見込めます。
ビットレート合計で384kbpsで高画質にしろっていうのが無理難題すぎ・・・ゲフンゲフン



※iTuneをインストールしていると上の画像のように音声ビットレートで32を設定できます

iTunesインストール時にいくつかソフトが並行してインストールされますが、bonjourとapple mobile device supportは共有と携帯関連のソフトなのでPCの音楽鑑賞と配信以外に使わないのであればアンインストールしても大丈夫みたいです。
ただ、タイムシフトを残す場合は音声は64kbpsないとダメらしいので、残す時と残さない時の2つのプロファイルを用意したほうが無難です。


■参考になるサイト様
・VIPで初心者がゲーム実況するには@wiki
OBS Studioの詳しい使い方(1)
OBS Studioの詳しい使い方(2)
ソースとキャプチャーの解説が役に立ちます。

・OBS Studioを使用してニコ生で高画質 高音質な配信をする
http://altairdeneb.wix.com/obsstudioniconico
ダウンロードからインストール、設定まで詳しく解説しています。
ここさえ見ればまず間違いないでしょう。


■プリセットに関して
OBS StudioにはClassic用のプリセットがそのまま使えます。
※ビルド版Studioとは対応するプリセットの形式が違うので間違えないように!

配布されているプリセットは出力タブのモードを詳細にすると出てくるx264オプションの欄にコピペしよう!

■プリセットを配布されている方々を少しだけ紹介(順不同)
・ebiflynageruyoさん
FFMPEGとOBSのプリセット配布
http://blog.livedoor.jp/ebiflynageruyo/archives/43468709.html

ニコ生384kbps用プリセット
http://blog.livedoor.jp/ebiflynageruyo/archives/44604920.html


・RWDさん
OBS X264の詳細設定を使った高画質配信
http://xxrwdxx.blog.fc2.com/blog-entry-293.html


・TILさん
でうっちゃ! =プリセット関連研究室=
http://ch.nicovideo.jp/til

・因幡男さん
因幡製作所
http://com.nicovideo.jp/community/co2130801


プリセットはパソコンのスペックと相談して導入しましょう。
スペックに余裕があるとしても配信では他に複数のソフトを使いますし、ゲーム、特に最近の3Dゲームを動かせばパソコンは力を相当使うのでカクつく事が多々あります。
さらに、高画質用のプリセットを導入したからといって劇的に変わるわけではありません。
作りが古いせいなのか平常時384kbpsしか使えないニコ生のビットレートではどんなに頑張っても限界があります。
競合ライブストリーミング配信サイトのCavetubeでは700~1500、Twitchでは3000kbps~5000Kkbps出せると書けば、いかに使えるビットレートが少ないかわかっていただけるでしょうか。
ですので、画質に対してはある程度の妥協も必要になってくるでしょう。
高、最高設定での美麗な映像をそのまま視聴者に届けるのは現状無理なのですから。

私は解説サイトを見つつ自分でいじってみたカスタマイズプリセットを使用しています。

■ニコ生の新配信に関して
ニコニコ生放送の新配信を皆様はご存知でしょうか?
2016年の11月から提供が始まったこのサービスは従来の生放送よりも使用可能なビットレートを増やすことで高画質を可能にしたというものです。
開始から約半年が経ちましたが、β版であるためにアップデートと調整が繰り返されていて、ここに情報を書いてもすぐ変わってしまうおそれがあるのですが、2017年5月現在で使えるビットレートは2Mbpsまでです。
従来のニコニコ生放送のビットレート(384kbps)を考えればかなりの進歩といえるのではないでしょうか?
また、新配信だと30分無料で延長できるのも地味に嬉しいですね。
配信をテレビ番組のように考えているせいで30分という時間制限と課金チケットによる延長ビジネスに未だにこだわる運営は筋金入りのサディストなイカレポ○チだな!
月額500円課金させといて、さらに課金しないと十分に配信できないのはプレミアム会員とは一体…ってなるからまじでやめろ。


ただし、新配信の番組を作れるのは同時に1000枠だけと制限があるのです。
今はまだユーザーは様子見と言った感じで利用者もそれほど多くはなく平日のゴールデンタイムでも意外と新配信を使えますが、サービスが安定して人が増えれば新配信をするのは制限上難しいかもしれません。
それに高ビットレート配信の場合は視聴者のインターネット回線にも負荷がかかるので、プツプツ動画が切れる減少も起きやすくなっているようです。
画質が上がるのは良いことだけじゃないってことですね。
配信者だけでなく視聴者側もそれなりの設備(回線とPCスペック)が必要になるかもしれませんね。

☆新配信のやり方
ニコ生といえば自動枠取りが便利ですが、新配信に関してはそうも行きません。
ツールが対応していないからです。
・FMEA=未対応
・やります!アンコちゃん=新配信を自動枠取り自体はできますが、次枠予約できません
・おまけちゃん=更新停止(対応予定なしを明言)
なので、手間はかかりますが自力で枠を取らざるを得ないのです。
※利用する側は作者様達に無償で便利なツールを作ってくれることを本当に感謝しなければなりません。早く対応しろと急かしたり暴言を吐くことはやめましょう。



ニコニコ生放送のTOPページの放送するボタンをクリックします。
すると下の画像のような新規番組登録画面に飛ぶと思います。



右の新配信(β)の方をクリックすると□にチェックが入るので、タイトルや詳細などの情報を入力して、番組を取ればOKです。


☆新配信時のOBSの設定に関して



新配信βでOBS Studioを使うときは”映像ビットレートを自動調節”と”自動で配信開始と枠移動を行う"の2つのチェックを外したほうが良いと思います。
前者は通常配信のようにゴールデンとそれ以外の時間帯で使用できる環境が違うということもないですし、チェックを入れておくと映像のビットレートが勝手に2000kbpsにされてしまうのです。それではせっかく設定しても意味が無くなってしまいますのでオフにします。
後者はオンにしておくと新配信βの1枠が終わったあとで自動的に再接続を行ってしまい、フリーズします。配信停止を押しても処理がいつまでも終わりません。右上の☓を押して強制終了するしかOBSを止めることができなくなりますので、面倒ですが自力で配信開始と終了をするようにしましょう。
”自動で配信開始と枠移動を行う"は自動枠取り環境下でのみ使用するのがいいですよ。



そして次に出力ですが、映像のビットレートと音声のビットレートを合わせて2000kbps以内に収まるようにしましょう。
私は映像1872+音声128で2000にしました。
特定バッファサイズは無印OBSの頃から映像ビットレートの2倍がいいと聞いたのでそうしてあります。(理由はよくわかりません。)
音声のビットレートはいくら高音質がいいんだと言っても人間の耳には限界がありますので、上げても192kbpsぐらいまでがいいんじゃないでしょうか。
通常配信のようにプロファイルを作っておくと便利です。



自分で新配信をテストした&他の方の新配信を見てみた感想をまとめると、
・高画質でゲームができるので一応グラフィックが綺麗な次世代機のゲームやPCゲームをテキストの判読含め観れるレベルで配信ができるようになった
・ただし、悪名高いプレーヤーの解像度は変わらないので640×360(通常モードの場合)の縮小画面で新配信も見なくてはいけない=せっかくの画質も無駄になってしまう恐れも
・配信するならPCスペックは結構必要(CPUとメモリ)
・視聴者によっては視聴が困難なほどに番組の切断に悩まされる(こまめなリロードを呼びかけている配信者さんもいる)
・画質が必要にならないレトロゲームなどには不向きかもしれない
・自動枠取りについてはツールは現在未対応(今後の不対応を公言しているツール開発者さんもいる)

10月以降にニコニコ動画及び生放送のアップデートが行われる予定だそうで、通常配信と新配信がどうなるのか一切分かりません。
生放送を利用しているユーザーの皆様は快適な配信ライフのためにもサービスの動向を注視すべきでしょう。


この記事に書いてあることが間違っていたらごめんなさい。
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OBS 0.15.4がフリーズするのが私以外にもいてよかった。
33ヶ月前
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