• チェス怪人とメガンテでしかドラクエを知らないへその人、ドラクエ映画を観るの巻

    2019-08-14 23:3427

    ○序文
     先日、私は超有名なRPGである『ドラゴンクエスト』シリーズ(以下、ドラクエと表記)を原作とする3DCG映画『DRAGON QUEST YOUR STORY』(以下、ドラクエ映画と表記)を鑑賞した。

     以下に記すのはその映画を観ての所感となるが、その前にいくつか明記しておかなければならないことがある。
     第一に、記事タイトルから察せられる人も多いかと思われるが、私はドラクエにはまったく詳しくない1ミリも知らない、と表現してもいいほどだ。タイトルにある「チェス怪人」「メガンテ」が、私の持つドラクエ知識のほぼ全てとなる。

     「チェス怪人」は確か、兄の所有していたドラクエの漫画版か何かに出てきた敵幹部だったと記憶している。クイーンをモチーフにした怪人が、主人公の仲間と思しい女格闘家と戦っていた。チェス怪人のあまりの素早さに追い詰められた女格闘家が、自分の防具をわざと破壊し、その破片で怪人を迎撃した――素早さが仇となって破片を避けられない――という場面があったはずだ。詳しい人なら「それ、この漫画のこのシーンやで」と特定できるのではなかろうか。
     そして「メガンテ」は、Nintendo64の名作FPS『007 ゴールデンアイ』の対戦モードで、兄が好んで使った自爆戦法で知った。至近距離でロケットランチャーをぶっ放して自分もろとも相手(つまりは私)を殺す外道戦法である。兄は背丈の小さいオッドジョブが持ちキャラだったので迎撃も難しく、私の操るムーンレイカーは何人も爆殺されるハメになったものだ。

     ……ドラクエと関係ない話が続いたが、つまり筆者はそれくらい、ドラクエと縁のない人間だということである。ちなみにRPGというジャンルそのものはそれなりに遊んだことがある。『ファイナルファンタジー』『聖剣伝説』『スターオーシャン』『テイルズオブ』『キングダムハーツ』など、遊んだ作品は両手の指では少し余るくらいにはある……どちらかといえばアクションRPGの方が多いが。その中でドラクエシリーズだけが一切入っていない理由は、実のところ自分でも判然としない。ドラクエ絡みでトラウマになるほど嫌な出来事があったわけでもない。単に縁がなかった、という表現が最も合う。

     そして、斯様に私がドラクエと縁がない人間だったからこそ、私はドラクエ映画を観ようと思い立った。映画が公開されてからしばらく経ち、方々の感想も賛否いずれも目にした。否の方が圧倒的に多いが、ドラクエ映画への否定的見解のほとんどは、ドラクエに対する思い入れが深いからこそ出ていたように見える。であれば、ゲームをそれなりに遊んできている一方でドラクエだけはノータッチだった私が同じ映画を観たならば、どんな所感を抱くに至るのか? そのような実験をしてみたくなった。

     そして第二に明記しておかなければならないのは「面白さ」という語の用法である。
     本稿での「面白さ」という語の意味は、鳥山仁氏(同じ苗字なので紛らわしいが、ドラクエのキャラクターデザインで有名な鳥山明氏とは関係ない)の著作『純粋娯楽創作理論』での定義、すなわち「人間の“予測能力”を逆手にとった錯覚、あるいはトリック」(引用)にのみ従う。もう少し噛み砕いた表現を同書から引用すると、「予想していなかった=予想外の出来事が起こることが面白さの本質」という前提のもとでのみ、面白さという語を用いる。他の意味で使うことは一切ない。つまり、「面白い/面白くない」ということ「好ましい/好ましくない」ということ別個の概念として扱われることになる。「面白さの定義は人それぞれ」という見解とはまったく相反するので、これを信じて疑わないでいる人は受け入れがたい部分もあるかもしれないことを、予め明記しておく。
     筆者個人の見解としては、「面白さの定義は人それぞれ」は破綻していないと考える方が遙かに困難な考え方なのだが、これ以上は本稿の本旨から外れるので詳述はしない。また機会があれば改めて筆を執るとしよう。


    ○ビジュアル面

     まずはビジュアル面から、ドラクエ映画について語ってみよう。
     ドラクエ映画は、冒頭に数分ほど挿入される原作ゲーム映像(少なくとも素人の目には、原作ゲームの映像だろうと推察されるもの)を除くほぼ全編を通じて3DCGで描画されている。
     3DCGモデルの質感や動きは、素人目にではあるが、見事だったと感じた。原作のキャラクターデザインを務めた鳥山明氏のコミカルな作風と、毛髪や鱗や金属などの写実的な質感という、一見相性の良くなさそうな要素を綺麗に両立させられていた。髪は漫画的表現をなぞりつつも毛の一本一本がきちんと風に揺れていたし、間の抜けた顔のスライムも内部の気泡や光で照らされた時の煌めき方で動く軟体っぽさが存分に表現されていた。もしかしたら昨今の映画界隈ではこれくらいが標準なのかもしれないが、そうだとしたら技術の進歩とはまったく恐ろしいものである。私に馴染みのある作品だと『聖剣伝説』シリーズが比較的近い作風になるが、もし聖剣伝説が映画化されたとしたらこのようなモデルになるのだろうか、と想像しながら観ていた。
     最近に観た、一部が似たコンセプトの映画『名探偵ピカチュウ』と比べると、写実性よりも漫画っぽさに重きを置いた仕上がりだったが、これは単純に映画そのもののコンセプトの違いによるものだろう。『名探偵ピカチュウ』現実の風景にポケモンのCGを合成していたために、写実性を高めないと違和感が大きくなりすぎる。一方でドラクエ映画ほぼ全編が3DCGなので、コミカルさの比重を大きくしても問題はない

     と、モデルそのものについてはおおよそ不満はないのだが、その活かし方、使い方については少々物足りないものがあったのも事実である。

     3DCGが持つ強みのひとつとして、カメラを自在かつダイナミックに動かすことでの迫力あるアクションシーンがあるかとは思うが、ドラクエ映画はカメラワークの面で突出したところが少なかったように感じた。奇妙な言い方だが、手描きアニメで画面とその動きを作ってからそれを3DCGで再現したかのようだ、と思うことが多々あって、3DCGの強みを活かしきれていなかったという印象が拭いがたかった。
     中盤の大物であるブオーンを策に嵌めるために岩場を駆けずり回っているシーンや、終盤の魔物の群れを相手に大立ち回りを演じたシーンなど、カメラを能動的に動かした場面も皆無ではなかったので、技術的に不可能だったというわけではないのだろう。だからこそ、もう一声ほど欲しかった

     余談だが、主人公とビアンカが石化するシーンは物凄くエロかった。石化した後にゲマに頬を撫でられるところとか特に。この点については私はまったくの無条件でグッジョブを捧げたい。私の股間もコチンコチンである。


    ○お話、もとい最後のアレ

     さて、次にストーリー面について語りたい……ところだが、何度も言っているように私はドラクエ本編のストーリーラインを知らない。よって、ドラクエ映画はどれくらい再現できているのか、はたまたどれくらい乖離しているのかについてはほとんど語れない。やや駆け足だが説明不足なところはそれほどなかった、という程度だろうか。
     よって本稿で主に語るのは、最も物議をかもしているであろう最終盤、例の黒幕が登場してドラクエ映画のタネ明かしをする一連のシーンとなる
     すなわち、そこまで映画で描かれていたのは、ドラクエの世界を再現したVRゲーム内でのお話だったのだ、と。

     さて、ここで本稿の冒頭で明記した、面白さの定義を踏まえた上で、問おう。
    「ドラクエ映画は、面白かったのか?」

     答えは明確、「間違いなく面白かった」となる。
     なぜなら、面白さの本質とはすなわち「予想外の出来事が起こること」にあるからだ。

     予備知識なしに臨んだ観客の大部分は、ドラクエ映画を「ドラクエの原作ゲームを一本の映画に再編集したもの」という前提で観ていたことだろう。能動的にそう予想していたというよりも、暗黙の了解でそう捉えていたと言った方が正確だろうし、一度ネタばらしを受けた後だとそれを示唆するような描写が散見されることに気づけたりもするが、いずれにせよVRゲームのプレイ風景だと初見で当たりを付けるのは相当に難しい。
     だからこそ、件のドラクエ映画の展開は面白い、と断言できるのだ。

    「ドラクエ映画の最終盤のどんでん返しは面白い」。これを大前提に置いた上で、しかし、私はこう続ける。
    「その面白さは、観客の大部分が好ましいと思うものではなかった」と。

     繰り返しとなるが、面白さの本質とは「予想外の出来事が起こること」にある。言い換えるなら、面白い作品とは受け手(観客や読者など)の予想を裏切らなければならないことになる。では、すべての受け手は、自分の予想が裏切られることを前提に作品を鑑賞するのか? 言うまでもなく答えはである。受け手はしばしば、鑑賞する作品が自分の想定した通りであることを望む。言い換えるなら、予想外の出来事がほとんどない、すなわち詰まらない作品にも、一定以上の需要があるのだ。

     昨今しばしば話題になる例として「女性同士の同性愛を描いた作品で、その同性カップルに男性が介入する」というシチュエーションがある。いわゆる百合に挟まる男というもので、「女性同士の恋愛模様を期待していたのに、そこに男が入ってくるだなんて裏切られたみたいだ」と蛇蝎のごとく嫌う者も少なくないが、これも「面白いが、好ましくはない」の一例と言える。
     ドラクエ映画もこれと同様の構造にある。観客の大部分はきっと、自分にとって馴染みあるドラクエの物語がそっくりそのままスクリーン上で再現・上映されるものと期待(予想)して臨んだことだろう。それを最後の約十分間で盛大にひっくり返されたのだから、「こんなのは俺が求めていたものじゃない」という拒絶反応が出てくるのは、まったくもって自然なことと言える。

     念のために強調しておくが、これは制作側のメッセージや作品の作り方に誤りがあったということが言いたいわけではない。内心および表現の自由を支持する立場にある以上、「こんな作品を作るのは間違っているし、作ろうという考えを持つこと自体がおかしい」という趣旨の発言は、私にはできない。
     それを踏まえた上で、観客の大部分が求めていたであろうドラクエ映画の在り方とは?
     端的に言ってしまえば「徹底して詰まらない作品」となる。

     詰まらないとはつまり、面白くないということである。
     そして面白くないということは、受け手の予想がほぼ全て的中するということである。
     もう少し平たく言おう。ドラクエ映画は、徹頭徹尾、“原作再現”と“あるあるネタの再現”に専念する作り方であれば、少なくとも不満が噴出するようなことはなかったのではないだろうか。

     原作ゲームでの表現を、それに馴染み深い人でさえも舌を巻くほど忠実に3DCGの世界として再構成したり。原作ゲームの経験者ならば誰もが通った道をなぞることで観客を懐古的な気分にさせたり。いずれも既知である以上、意外性(=面白さ)には欠けるが、その描写それ自体に魅力があるのでまったく問題にならない。先述したドラクエ映画最終盤の「面白いが、好ましくない」とは正反対の、「詰まらないが、好ましい」表現だ。観客の大部分はこちらをこそ望んでいて、だからこそ現実のドラクエ映画を観て裏切られたような気分になったのだろう。

     あるいは、「原作再現に徹しすぎるあまり、原作ゲーム経験者すらも『こんなところまでは流石に再現できないだろう』と高を括っていたような要素まで忠実に作り込んでしまった」という形での面白さなら歓迎されていたかもしれない。これと似たような事例は、映画『Fate/stay night[Heaven's Feel] Ⅰ.presage flower』にて確認できる。

     本作の見所のひとつとしてランサーとアサシンの熾烈な戦闘シーンが挙げられるが、そのクライマックスとなるアサシンの宝具発動シーンにおいて、原作ゲームに出てきたイベントCGのポーズが数秒だけ再現された。アサシンが右腕の包帯を解き放ち、魔神の腕を頭上に構えた、あのポーズだ。


     厳密なことを言うと、このCGは原作ゲームではもう少し後のシーンで出てきたものなので、完全に忠実な再現というわけではない。だが「アサシンの宝具が最初に披露される場面で描かれた」という点では原作に則っていると言える。いずれにせよ、目まぐるしく動く壮絶な戦いに決着が付かんとする緊迫の場面で、古参プレイヤーには馴染みのあるポーズが出てきたことは「予想外であり」、かつ「好ましく感じる」カットだったのだ。

     もう少しだけ踏み込んだことを言うと、このランサー対アサシンの戦闘シーン自体が面白い(=予想外な)のである。少なくとも私が遊んだ、大元となる18禁PCゲーム版では、この戦闘シーンは一切描写されていない。両者は戦ったのだろう、という示唆あるいは状況証拠くらいはあったが、戦闘の模様が仔細に描かれていたわけではなかった。それがスクリーンで表現された時点で、一連のシーンそのものが面白さを持つに至っていた
     そしてそんな大立ち回りの締めに、一瞬だけ、原作で見られたCGのポーズが出てきた。ここにも面白さがある。その直前までいくつもの新鮮な(つまりは馴染みのない)描写が続いた中に、見覚えのある印象的な一枚絵が再現された「ここまで未知の展開が続いた、さて次はどんな未知が飛び出す?」という観客の予想を、製作側は「未知が続くと思った? 残念! 皆さんご存じのあの決めポーズをどうぞ!」と裏切ってみせた。

     件の戦闘シーンは同映画における見所のひとつだが、その魅力は迫力ある戦闘描写だけでなく、幾重にも組み込まれた面白さとその加減にもあるのだ。

    ○締め

     案の定というかなんというか、ドラクエ映画についての記事にも拘らずドラクエそのものの話題がほとんど出ないまま終わりを迎えてしまった。無理矢理にでも教訓めいたものを抽出するとしたら――私にとってドラクエ映画は「大多数の観客にとって好ましくない面白さとは一体どういうものか」について改めて確認するいい機会となった……といったところになるだろうか? 映画の制作側が想定していない客層の人間が観ても、良い意味でも悪い意味でもあまり刺さらないということか。
     数千の文字数を費やして導き出されたのが、「面白い/面白くないことと、好ましい/好ましくないことはそれぞれ独立している」という自明に過ぎてそれこそ面白味のない結論であるところにはややの脱力感もあるものの、まったくの無駄ではなかった。「好まれない面白さの具体例」の知識は何かと使いようがある……それを避けるにしても、わざと使うにしても。と、どうにもとりとめがなくて尻すぼみな記事となってしまったがこのあたりでひとまず筆を置くこととしよう。



  • 広告
  • シンデレラガール総選挙の実績とCV実装の因果関係について ~サプボは”先行投資”?~

    2019-07-21 12:414
    ○序文

     過日に投稿されたシラス.氏のブロマガにて、次のような記述があった。


     私がアイマス界で「あっ、みんな疲れてんな」と感じ始めたのは「サプボ」という単語が登場し始めたあたりです。確かデレアニのころだったでしょうか。
     小早川紗枝などの例外があるにせよ、ボイスは基本的に「選挙結果に対して与えられるもの」という認識でした。しかしいきなりアイドルにボイスが付いてしまったことでその価値観は崩壊し、頑張ることの価値がわからなくなってしまった。今ではシンデレラガールという「トロフィー」そのものが形骸化している……なんていう意見も聞こえてくるようになりました。まるでバブルだこりゃ。



     これに対し、私は「シンデレラガール総選挙(以下、総選挙)によってCVを得たと断言できるアイドルは全体の四分の一程度に過ぎず、『選挙結果に対して与えられるもの』という認識は正確とは言えない。シンデレラマスター(以下CM)の抜擢やアニメでのCV実装の方がよっぽど多い」という趣旨の呟きをツイッターに投稿した。これは事実で(件の私の投稿は数字が間違っていたものの)、第8回総選挙でCD圏内入りを果たした4人を加えても86人中23人、だいたい28%である。ただ、これはあくまで「総選挙の結果とCV実装経緯に100%確実な因果関係があるケース(要するに総選挙CD圏内入りした人数)」をカウントしたものである。事実、「総選挙上位に入ったことが、CMやアニメでのCV実装に繋がった可能性もある。それらも広い意味で"総選挙によってCVを得た"と言えるのでは」という反応がいくらか見受けられた。

     総選挙の順位が総選挙CD以外でのCV実装に際して何かしらの参考にされている、という俗説は方々で囁かれているが、正確なデータに基づいての検証は(少なくとも私は)見たことがない。というわけで、CV実装時点での総選挙データやその周囲の状況を整理することで、総選挙順位と(総選挙CD以外での)CV実装にどの程度の因果関係があるのか、検証・考察してみたい。

     本稿で言う「実績」とは、総選挙における「最終総合順位(総合)」「中間もしくは速報発表の総合順位(中間/速報)」「中間発表の属性別順位(中間属性、第4回総選挙以降)」の少なくとも一つで名前が載ることを指す。実績とCV実装の因果関係に注目するため、CV実装以降の実績については考慮しないものとする。
     本稿で言う「CV実装」とは、何かしらの形でアイドルの担当声優名が発表されることを意味する。モバゲー版シンデレラガールズ(以下モバマス)、スターライトステージ(以下デレステ)のいずれかに実装された時ではない。

     実績がCV実装に与える影響について論考しやすくするために、シンデレラガールズ全体の歴史を総選挙で区切る。シンデレラガールズが始まってから第1回総選挙が始まるまで【0期】第1回の結果が開示されてから第2回が始まるまで【1期】とし、以下同様に【7期】までを検証対象とする。このパターンに基づくと、本稿を執筆している時は【8期】に該当するが、8期ではまだ誰も(総選挙CD圏内入りアイドルを含め)CV実装が発表されていないため、基本的に考慮しないものとする。
     順位の大まかな高低も検証に含めるため、総合順位の1位から10位までを「上位」11位から30位までを「中位」31位から50位までを「下位」とそれぞれまとめて呼ぶことがある。念押ししておくが、これはあくまで本稿における便宜的な表記であるため、たとえば『総選挙で総合50位にも入れないアイドルは、下位と呼ぶにも値しない』というような侮蔑的な意図を含むものではない。また、他にも検証の過程で一部のプロデューサーにとって穏やかではいられない話題に触れざるを得ないことありうる。その場合でも、私には中傷や揶揄の意図はないことを強調しておく。それでも万一、本稿を読んでいる最中に不愉快な気持ちになったなら、すぐにでもブラウザを閉じて、ママか妻か夫か担当アイドルのおへそをちゅっちゅするように。



     ひなへそはいい文明。


    ○総選挙実績まとめ

    【0期】
    期間2011/11/28 ~ 2012/7/18
    CV実装アイドル10人(Cu:4人 Co:3人 Pa:3人)
    累計10人(Cu:4人 Co:3人 Pa:3人)
    主な出来事アイモバ配信開始
    デレ初のイベント、CD大ヒット記念トークショー開催
    コンプガシャ取扱中止発表
    アイマス7thライブ開催

    名前CV実装経緯実績
    1.渋谷凛CM第1弾【総選挙未実施】
    2.双葉杏
    3.三村かな子
    4.高垣楓
    5.城ヶ崎莉嘉
    6.神崎蘭子CM第1弾
    7.前川みく
    8.諸星きらり
    9.城ヶ崎美嘉
    10.島村卯月

     0期は総選挙という催し自体が始まる前だったので、言うまでもなくこの10人は総選挙実績とは関係なく選抜されている。いずれもCMの発表とともにCVが実装された。最初期から今に至るまでのシンデレラガールズを牽引してきた面子だけあって錚々たるメンバーと言えよう、何せ本稿執筆時点で8人いるシンデレラガールのうち4人(神崎蘭子、渋谷凛、島村卯月、高垣楓)がいるのだから。

    【1期】
    期間2012/7/30 ~ 2013/4/25
    CV実装アイドル10人(Cu:3人 Co:3人 Pa:4人)
    累計20人(Cu:7人 Co:6人 Pa:7人)
    主な出来事デレラジ放送開始
    シャイニーフェスタ発売
    アニメ・ぷちます放送開始
    ミリオンライブ配信開始

    名前CV実装経緯実績
    11.小日向美穂CM第3弾①速報10位 > 総合9位
     
    12.多田李衣菜①速報9位 > 総合7位
     
    13.十時愛梨①速報1位 > 総合1位
     
    14.川島瑞樹①速報14位 > 総合10位
     
    15.本田未央①実績なし
     
    16.日野茜CM第4弾①速報5位 > 総合5位
     
    17.赤城みりあ①実績なし
     
    18.安部菜々①速報14位 > 総合15位
     
    19.新田美波①速報13位 > 総合13位
     
    20.輿水幸子①速報16位 > 総合14位
     

     第1回総選挙を経た後の1期でも、0期に引き続いて、CMの発表でもってCVが実装されている。その選抜傾向も分かりやすい――各弾で「可能な限り属性バランスを保ちつつ」「基本的に実績の上から順に選抜する」「ただし、各弾につき1人は実績のないアイドルも選ぶ」といったところだ。
     第1回で総合4位の市原仁奈、総合6位の緒方智絵里は飛ばされているものの、それ以外は1位から15位まで全員CVが実装されている。しかもその13人中8人が1期でCV実装されているのだから、少なくともこの期におけるCM選抜に実績が参考とされていたことはほぼ確かと言っていいだろう。
     とはいえ、本田未央と赤城みりあの2人はまったく何の実績もないにも拘らずCMに選抜されている。本田未央はシンデレラガールズの顔役たる三人組(ニュージェネレーションズ)の一角ゆえに、実績の有無を無視してでも早めにCVを実装しておきたかった、ということだろうか。赤城みりあの方はそれらしい仮説は思い浮かばなかったが(属性バランスを取るため、あるいは小学生アイドル枠を確保するためなら実績のある市原仁奈が選ばれているはずである)、いずれにせよシンデレラガールズ最初期の頃から、総選挙実績に関係ないCV実装は5人に1人程度の割合で行われていた

    【2期】
    期間2013/5/13 ~ 2014/3/31
    CV実装アイドル10人(Cu:3人 Co:4人 Pa:3人)
    累計30人(Cu:10人 Co:10人 Pa:10人)
    主な出来事アイマス8thライブ開催
    デレ単独ライブ開催決定
    ムビマス公開
    MoIW開催
    sideM配信開始

    名前CV実装経緯実績
    21.アナスタシア総選挙②①未実装
    ②速報1位 > 総合2位
     
    22.緒方智絵里モバマス
    ガシャ
    ①速報6位 > 総合6位
    ②速報7位 > 総合7位
     
    23.白坂小梅①速報22位 > 総合26位
    ②速報11位 > 総合10位
     
    24.佐久間まゆCM第5弾①実績なし
    ②速報5位 > 総合6位
     
    25.高森藍子①速報21位 > 総合20位
    ②速報14位 > 総合14位
     
    26.星輝子モバマス
    ガシャ
    ①未実装
    ②速報13位 > 総合12位
     
    27.神谷奈緒CM第6弾①実績なし
    ②速報12 > 総合11位
     
    28.北条加蓮①速報27位
    ②速報10位 > 総合8位
     
    29.小早川紗枝①②実績なし
     
    30.堀裕子①未実装
    ②総合47位
     

     今日では当たり前となっている総選挙CDとそれに伴うCV実装は、第2回から始まった。その記念すべき第一号がアナスタシアである。余談だが、このアナスタシアのCV実装でもって、後にアニメ版シンデレラガールズ(以下デレアニ)でメインを張ることになるシンデレラプロジェクトの面々はすべてCVが実装されることとなった
     2期では他にも変化が見られる。CMの発表よりも前に、モバマスのガシャでCVを発表するケースが見られるようになった。とはいえ2期でそのケースに該当する緒方智絵里、白坂小梅、星輝子はいずれも直近のCMにも選抜されているため(智絵里と小梅は第5弾、輝子は第6弾)、モバマス内でのCV告知は先行発表程度のもので既存のパターンからそれほど大きく離れたものではない。余談だが、総選挙でCVを獲得したアナスタシアも今期でCMに選ばれている。少なくともこの期まで、CM選抜とCV実装には強い相関関係があったのだろう。
     また、2期でも実績がなかったり乏しかったりするアイドルがCVを得ている例がある、小早川紗枝と掘裕子だ。1期とは異なり第6弾に集中してはいるものの、俯瞰して見れば「5人中1人程度の割合」には則っている。
     2期終了時点でCV実装済みアイドルが30人いる中、第2回総選挙の総合1位から16位までをCV実装済みアイドルが席巻するなど、相変わらず総選挙実績に準じていると思しいCM選抜がなされている。その一方で、一部の人選に関しては実績だけ見れば他にも相応しいアイドルがいるのも事実である――第2回で総合32位の櫻井桃華や42位の五十嵐響子、45位の早坂美玲を差し置いて実績なしの小早川紗枝が選ばれているし、総合47位の堀裕子が17位の姫川友紀・23位の向井拓海・26位の相葉夕美・39位の市原仁奈・40位の喜多日菜子、41位の片桐早苗・46位の大槻唯よりも優先されている。属性を問わなければ、18位の鷹富士茄子に19位の塩見周子、21位の藤原肇、24位の橘ありす、25位の速水奏、30位の森久保乃々、31位の上条春菜、35位の高峯のあ、36位の佐城雪美、38位の三船美優、44位の成宮由愛、48位の佐々木千枝……挙げていけばキリがない。
     実績に依らないCV実装は、特にデレアニ以降に目立つようになるが、その前からも片鱗はあったと見ていいだろう。それでも実績が上位に近ければ近いほど優位にあるのは事実だったので、「CV実装済みアイドルのおおよそ半分は実績順、残りは実績を問わない」というくらいの落としどころを目指していたのだろうか。

    【3期】
    期間2014/4/22 ~ 2015/3/31
    CV実装アイドル16人(Cu:5人 Co:6人 Pa:5人)
    累計46人(Cu:15人 Co:16人 Pa:15人)
    主な出来事ワンフォーオール発売
    ミリ1stライブ開催
    アイマス9thツアー開催
    デレパ放送開始
    デレ2ndライブ開催
    デレアニ1st Season放送開始
    10周年プロデューサーミーティング開催

    名前CV実装経緯実績
    31.姫川友紀総選挙③①速報25位 > 総合21位
    ②速報20位 > 総合17位
    ③中間10位 > 総合8位
     
    32.鷺沢文香①②未実装
    ③中間7位 > 総合6位
     
    33.宮本フレデリカCM第7弾①②実績なし
    ③総合40位
     
    34.速水奏①実績なし
    ②速報17位 > 総合25位
    ③中間24位 > 総合26位
     
    35.市原仁奈①速報4位 > 総合4位
    ②速報42位 > 総合39位
    ③中間41位 > 総合48位
     
    36.橘ありすボイス総選挙①未実装
    ②中間27位 > 総合24位
    ③中間32位 > 総合37位
     
    37.上条春菜デレアニ①実績なし
    ②速報28位 > 総合31位
    ③中間31位 > 総合33位
     
    38.佐々木千枝①実績なし
    ②総合48位
    ③実績なし
     
    39.及川雫①速報19位 > 総合23位
    ②速報49位
    ③総合19位
     
    40.片桐早苗①未実装
    ②速報33位 > 総合41位
    ③実績なし
     
    41.大和亜季①②③実績なし
     
    42.中野有香
     
    43.水本ゆかり
     
    44.椎名法子
     
    45.大槻唯①速報23位 > 総合22位
    ②速報43位 > 総合46位
    ③中間49位 > 総合49位
     
    46.藤本里奈①②③実績なし
     

     3期における一番大きな変化といえば、やはりデレアニの放映開始である。その劇中にてCVが実装されたアイドルは、3期だけで10人にも及ぶ。特筆するべきは、その10人のおおよそ半分は実績なしからの抜擢となっているところだ。
     より詳しく見てみよう。10人中実績をまったく持たないのは大和亜季、中野有香、水本ゆかり、椎名法子、藤本里奈の5人。下位相当の実績しかないのは佐々木千枝、片桐早苗の2人。残りの上条春菜、及川雫、大槻唯は最大で中位の実績を得たことがある。実績がある方が珍しい、というのは従来のCMの選抜傾向からはまるで食い違う。このような、実績と関係なさそうなCV実装こそが本稿において最も注目したい事例である。細かな分析は後に行う。
     デレアニでのCV実装者に比べると目立たないものの、CM第7弾の人選も実績との因果関係が、従来と比べるとやや弱い。宮本フレデリカも市原仁奈も、直近の実績は下位相当であり、実績で上をいくCV未実装アイドルも両手の指では足りないほどにいる。この頃から実績を問わないCM人選の枠が徐々に拡大していた、と言えるか。

    【4期】
    期間2015/4/21 ~ 2016/4/7
    CV実装アイドル15人(Cu:4人 Co:4人 Pa:7人)
    累計61人(Cu:19人 Co:20人 Pa:22人)
    主な出来事デレアニ2nd Season放送開始
    MoIW2015開催
    デレステ配信開始
    デレ3rdライブ開催
    sideM 1stライブ開催
    マストソングス発売
    ミリ3rdライブツアー開催

    名前CV実装経緯実績
    47.塩見周子総選挙④①実績なし
    ②速報18位 > 総合19位
    ③中間13位 > 総合11位
    ④中間1位 > 総合1位
     
    48.相葉夕美①速報30位 > 総合25位
    ②速報25位 > 総合26位
    ③中間27位 > 総合23位
    ④中間2位 > 総合4位
     
    49.一ノ瀬志希①②未実装
    ③中間43位 > 総合44位
    ④中間3位 > 総合5位
     
    50.向井拓海①速報20位 > 総合18位
    ②速報23位 > 総合23位
    ③中間34位 > 総合31位
    ④中間属性4位 > 総合15位
     
    51.道明寺歌鈴デレアニ①②③④実績なし
     
    52.木村夏樹
     
    53.上田鈴帆
     
    54.難波笑美
     
    55.浜口あやめ①②実績なし
    ③中間40位 > 総合39位
    ④実績なし
     
    56.脇山珠美①②③④実績なし
     
    57.龍崎薫
     
    58.櫻井桃華①速報28位
    ②速報35位 > 総合32位
    ③中間42位 > 総合50位
    ④中間属11位 > 総合32位
     
    59.松永涼①②③④実績なし
     
    60.二宮飛鳥CM第9弾①②未実装
    ③中間46位
    ④中間属性14位 > 総合38位
     
    61.五十嵐響子①速報26位 > 総合24位
    ②速報39位 > 総合42位
    ③中間20位 > 総合24位
    ④中間属性8位 > 総合20位
     

     4期は、デレアニの完結デレステの配信開始など節目となる出来事が重なる期となった。余談だが筆者がシンデレラガールズに本格的に触れるようになったのもこれくらいの時節である。3期に引き続いて9人のアイドルがデレアニでCV実装と相成った。内7人が実績なし、1人が下位、残り1人が中位程度と3期の頃以上に実績を問わない傾向が強い。なお、その中位程度の実績がある櫻井桃華は直後のCM第8弾にも選ばれているため、2期での緒方智絵里らと同様の先行公開パターンだと解釈することもできる
     CM第9弾で新たにCVが実装された2人については、五十嵐響子は実績順と取れる(この頃にもなれば総合20位でもCu属性のCV未実装アイドルの中では順位が一番上となる)一方で、二宮飛鳥は同属性では23位の三船美優、26位の藤原肇、27位の森久保乃々、36位の鷹富士茄子を差し置いての抜擢である。同じ弾では既述の通り実績皆無の中野有香も選ばれているので、3期に引き続いてCMの選定基準が実績ベースから徐々に離れていっている傾向が見て取れる
     ちなみに、この期からシンデレラガールズにおけるCV実装済みアイドルの属性バランスが崩れた。これまでは人数比はおおよそ均等になっていたが、4期以降はPaがやや多く、Cuがやや少なくなっている。この不均衡は8期を迎えた今でも解消されていない。

    【5期】
    期間2016/5/13 ~ 2017/4/10
    CV実装アイドル6人(Cu:2人 Co:2人 Pa:2人)
    累計67人(Cu:21人 Co:22人 Pa:24人)
    主な出来事プラチナスターズ発売
    デレ4thライブ開催
    シンデレラガールズビューイングレボリューション発売
    プロデューサーミーティング2017開催
    sideM 2ndライブ開催
    ミリ4thライブ開催
    sideM ツアーイベント開催
    しんげき放送開始

    名前CV実装経緯実績
    62.三船美優総選挙⑤①実績なし
    ②速報41位 > 総合38位
    ③中間28位 > 総合29位
    ④中間属性10位 > 総合23位
    ⑤中間6位/属性2位 > 総合3位
     
    63.森久保乃々①未実装
    ②速報36位 > 総合30位
    ③中間37位 > 総合42位
    ④中間属性15位 > 総合27位
    ⑤中間7位/属性3位 > 総合4位
     
    64.佐藤心①②未実装
    ③④実績なし
    ⑤中間属性5位 > 総合9位
     
    65.依田芳乃①②③未実装
    ④中間属性11位 > 総合22位
    ⑤中間10位/属性2位 > 総合5位
     
    66.乙倉悠貴CM第10弾①②③未実装
    ④中間属性10位 > 総合31位
    ⑤中間属性13位 > 総合36位
     
    67.早坂美玲デレステ
    イベント
    ①未実装
    ②速報37位 > 総合45位
    ③中間38位 > 総合46位
    ④中間属性14位 > 総合49位
    ⑤中間属性14位 > 総合41位
     

     5期以降は総選挙CD以外でのCV実装が少なくなった。その代わりと言うべきか、一人あたりのCV実装のインパクトは強さを増しているようにも感じられる。CM第10弾に抜擢された乙倉悠貴はもちろん、デレステのイベント予告でまったく何の前触れもなく喋り出した早坂美玲の衝撃は、当時を知る者ならよく覚えていることだろう。両者ともに、総合31位の関裕美を差し置いている点を除けば実績に則った人選だ。
     この2人が共にCu属性なのは、ほぼ間違いなく4期以降慢性的に続くCV実装済みCu属性アイドル数の不足を補うためだろう。総選挙CDでCu属性のアイドルがCVを獲得するのは、8期まで含めても22人中たったの3。属性間不均衡を是正するためにCu属性のアイドルがCVを獲得する機会を増やす、という方針はまったく自然だと言える。

    【6期】
    期間2017/5/14 ~ 2018/4/10
    CV実装アイドル7人(Cu:2人 Co:3人 Pa:2人)
    累計74人(Cu:23人 Co:25人 Pa:26人)
    主な出来事デレ5thライブツアー開催
    シアターデイズ配信開始
    Mステ配信開始
    しんげき2期放送開始
    ハッチポッチフェスティバル開催
    Mアニ放送開始
    ステラステージ発売
    初星宴舞開催
    sideM 3rdライブツアー開催
    シャニマス制作発表
    グリー版ミリオンライブサービス終了

    名前CV実装経緯実績
    68.藤原肇総選挙⑥①速報17位 > 総合16位
    ②速報24位 > 総合21位
    ③中間22位 > 総合28位
    ④中間属性8位 > 総合26位
    ⑤中間属性5位 > 総合10位
    ⑥中間2位/属性2位 > 総合3位
     
    69.喜多見柚①②実績なし
    ③中間35位 > 総合38位
    ④中間属性7位 > 総合33位
    ⑤中間属性3位 > 総合11位
    ⑥中間5位/属性2位 > 総合5位
     
    70.関裕美①②③④実績なし
    ⑤中間属性15位 > 総合31位
    ⑥中間9位/属性2位 > 総合9位
     
    71.荒木比奈①②③実績なし
    ④総合48位
    ⑤中間属性14位 > 総合21位
    ⑥中間4位/属性3位 > 総合4位
     
    72.村上巴①実績なし
    ②速報46位 > 総合49位
    ③中間44位
    ④中間属性6位 > 総合25位
    ⑤中間属性7位 > 総合25位
    ⑥中間属性3位 > 総合7位
     
    73.棟方愛海しんげき①未実装
    ②②③④⑤⑥実績なし
     
    74.結城晴U149
    単行本CD
    ①②未実装
    ③中間48位
    ④⑤実績なし
    ⑥中間属性11位 > 総合23位
     

     6期での総選挙CDに依らないCV実装は、アニメ版シンデレラガールズ劇場(以下、しんげき)での棟方愛海と、コミカライズであるU149の単行本特典CDでの結城晴の2人である。前者は実績皆無で、これはデレアニでのCV実装者と同様の傾向だ。後者は直近の総選挙で中位に上り詰めているものの、漫画の単行本特典CDという発表媒体だからこその人選という向きが強いと考えられる。総じて、総選挙CD以外のCV実装の基準は実績とあまり関係がない期だった。

    【7期】
    期間2018/5/14 ~ 2019/4/16
    CV実装アイドル8人(Cu:3人 Co:2人 Pa:3人)
    累計82人(Cu:26人 Co:27人 Pa:29人)
    主な出来事MR STAGE開催
    ミリ5thライブ開催
    しんげき3期放送開始
    プロデューサーミーティング2018開催
    SS3A開催
    ワケmini放送開始
    MoR放送開始
    デレ6thライブ開催
    スターライトクルーズ開催
    シャニマス1stライブ開催
    sideM プロデューサーミーテイング開催
    しんげき4期放送開始

    名前CV実装経緯実績
    75.鷹富士茄子総選挙⑦①総合30位
    ②速報26位 > 総合18位
    ③中間25位 > 総合27位
    ④中間属性13位 > 総合36位
    ⑤中間属性15位 > 総合32位
    ⑥中間属性7位 > 総合13位
    ⑦中間属性4位 > 総合4位
     
    76.喜多日菜子①実績なし
    ②速報44位 > 総合40位
    ③中間30位 > 総合35位
    ④中間属性14位 > 総合43位
    ⑤中間属性13位 > 総合44位
    ⑥中間属性5位 > 総合16位
    ⑦中間属性5位 > 総合19位
     
    77.南条光①②③④⑤実績なし
    ⑥中間属性6位 > 総合17位
    ⑦中間属性2位 > 総合17位
     
    78.白菊ほたるCM第12弾①未実装
    ②③④⑤⑥実績なし
    ⑦中間属性8位 > 総合12位
     
    79.黒埼ちとせデレステ
    イベント
    ①②③④⑤⑥⑦未実装
     
    80.白雪千夜
     
    81.久川凪
     
    82.久川颯
     

     7期では、数年ぶりの新規追加アイドルが最初からCV実装された状態で登場するという前代未聞の事態が起きた。シンデレラガールズ全体で見れば一大事ではあるが、言うまでもなくこの4人は総選挙実績とは無関係なため、本稿ではあまり深くは触れない。
     また、白菊ほたるのCM抜擢によるCV実装もまた話題を呼んだ。第6回総選挙までまったく実績がなかったものの、第7回で一気に上位寸前まで急上昇した矢先で、CMが発表されるに至った。総選挙CDでのCu属性のCV実装者数の少なさが示す通り、総選挙総合順位におけるCu属性アイドルの上位層の顔触れはかなり固定化されがちである。そんな中で見事奮闘した白菊ほたるにCM発表の話が舞い込んだことは、おそらく偶然ではないだろう。


    ○検証と論考

     以上のデータを踏まえて、現時点でCVが実装されている82人のアイドルのうち、総選挙を経ずにCVが実装された0期の10人と7期の4人を除いたアイドル68人を、各期におけるCV実装と総選挙実績にどの程度の因果関係があるかという観点で大雑把に分類すると、下表の通りになる。なお、ボイス総選挙でCVを得た橘ありすは、特例として「因果関係が確実にある」ものとして扱う。

    総選挙実績との
    因果関係の強さ
    1期2期3期4期5期6期7期合計
    確実にある1人3人4人4人5人3人20人(29.5%)
    比較的強い8人7人3人2人2人1人23人(33.8%)
    比較的弱い1人5人2人1人9人(13.2%)
    確実にない2人1人5人7人1人16人(23.5%)


     従って、シンデレラガール総選挙の実績とCV実装の因果関係は、次のように言うことができる。
    「総選挙に一度でも参加した後でCVを獲得したアイドルのうち、総選挙の実績によってCVを獲得したと考えられるアイドルは、狭義では3割程度、広義では6割程度である」と。

     総選挙実績とCV実装に因果関係があると考えられるのは、拡大解釈して6割。その半分ほどは、状況証拠から考えておそらく実績に則っているのだろう、と推量してのものである。これを大きいと見るか少ないと見るかは、やや解釈が分かれるところだろう。
     ただ、表を見れば分かる通り、因果関係の強いCV実装が多い期間と因果関係の弱いCV実装が多い期間が、波のように交互に繰り返されているのが見て取れる。1期から2期にかけては因果関係が強く、3期から4期は弱く、5期は強く、6期は弱く……という具合に。

     ここからは私の類推だが、1期から2期といえば、まだシンデレラガールズというコンテンツに今ほどの力や勢いがなかった頃合いだろう。来年はおろか今年もサービスが続けられるかも定かではない状況なら、総選挙の実績という形で人気が既にある程度保証されているアイドルを重用するのは自然な発想である。即戦力を早急に整えてすぐさま最前線に送り出さなければ戦いに負ける、そんな状況だったのだろうか。この頃のCV実装は必ずCM発売を伴っていたため、商売面でも失敗が許される状況ではなかったとも想像できる。それでも実績に乏しいアイドルにも継続的にCVを与えていたあたり、必ずしも目先の利だけに囚われていたわけではないと考えられる。
     一方で3期から4期といえば、デレアニが放映されたりデレステがサービス開始したりと、シンデレラガールズにもある程度の地盤ができつつあったと言える時節である。実績がなかったり弱かったりするアイドルにも積極的にCVを与える、言うなれば先行投資をするだけの余裕ができたのかもしれない。

     先行投資といえば、本稿を書いている最中に思い至った仮説がひとつがある。デレアニで多数登場した、実績皆無のCV実装アイドル達は、実はデレステでの事業計画を見越しての抜擢だったのではないだろうか?

     デレステがサービス開始したのは、デレアニ2nd Seasonも後半に差し掛かった頃である。具体的に言うと20話(プロジェクトクローネの名が初登場し、凛とアナスタシアが常務に勧誘を受けた回)と、21話(未央が演劇の台本読みを通じて凛の背中を押した回)の間にあたる。デレアニが最終話を迎える頃には3つ目の期間限定イベントであるNation Blueが開催されるなど滑り出しは順調で、アニメからシンデレラガールズに触れ始めた層をスムーズに取り込んでいたように覚えている(他でもない私自身がその一人だった)。22話の『Trancing Pulse』と最終話の『M@GIC☆』のそれぞれのCDにはデレステで先行プレイできるシリアルコードが封入されていたことも踏まえると、デレアニとデレステは少なからず連携をとっていたことは間違いないだろう。
     しかし、デレアニとデレステの連携が、実は1st Seasonから既に始まっていたとしたら? デレアニでの登場に合わせてCVが実装された、いわゆるサプライズボイスが、実はデレステを見据えての仕込みだったのではなかろうか。

     デレステがサービス開始してからおおよそ3か月後の2015年12月から2017年6月末までの約18カ月の間に、デレステでは13曲ものオリジナル楽曲が披露された。それらはそれぞれ異なるテーマに基づいた楽曲であり、かつ、歌唱メンバーは誰一人として他のと被らないという条件でCV実装済みアイドルが5人ずつ選出された。その内、『Snow Wings』と『ハイファイ☆デイズ』を除いた11曲のメンバーにはデレステオリジナルユニットとして名前が付けられている。





     この一連の取り組みがデレステのサービス開始から3か月後には始まっていることから、リリースされた当初から予定が組まれていたと考えた方が合理的だろう。そしてそのためには多数のアイドル、それもそれそれの楽曲テーマに相応しいアイドルが必要だった。『純情Midnight伝説』にはヤンキーでアウトローなアイドル達が、『桜の頃』には和のテイストに縁の深いアイドル達が、という風に。デレアニでCVが初披露となったアイドル達の中の数人は、そのような経緯で選ばれたのではあるまいか

    デレアニでCVが実装されたけど、まだ一曲も参加した曲がないから、デレステで披露しようではなく。
    デレステでテーマ先行の楽曲をいくつもリリースするから、そのメンバーとして相応しいアイドルをデレアニで先行公開しようということだ。2期における緒方智絵里たち3人のCVが、CMに先駆けてモバマスで公表されたのと同じように。

     何もそんな回りくどいことをしなくても、デレステでのイベント開始時にCVを実装してもよかったんじゃないか、と考えた人もいるだろう。だが私はそういう意見にこう反論する――テーマに基づいた楽曲という点をより強調するためだったのでは、と。

     デレステ以前のシンデレラガールズは、楽曲発表において少なからず不自由があった。デレアニ以前ならばソロ曲のCMシリーズ属性別に発売された個人カバー曲も含むjewelriesシリーズ、そして総選挙CDシリーズのいずれかしかなかった。CMはソロ曲なのでアイドルごとの個性は遺憾なく発揮できるが、複数人が参加できる曲には必ずしもならない。jewelriesシリーズは各CDに参加したメンバー全員で歌う曲も収録されるが、属性別CDという体裁のためにテーマがある程度限定される。総選挙CDも普遍的・抽象的なテーマの楽曲になるのが常なので、結果として「属性に縛られず、複数人数が無理なく歌えるようなテーマの曲」を制作・発表する機会がなかったのである。
     デレアニ以降は、DVD/ブルーレイの特典CDシリーズである346pro IDOL selectionによって、『shabon song』や『Lunatic Show』など属性に縛られないテーマを扱った楽曲も発表された。だがこれらは限定生産版の付属品ゆえに、入手経路が限られていたという難点を抱えていた。またデレアニで初披露された楽曲を収録したANIMATION PROJECTシリーズも、シンデレラプロジェクトのメンバー達のユニット持ち歌や参加曲という趣きが強かった(『Wonder goes on!!』と『Rockin' Emotion』が収録された2nd Season 03という例外もあるが)。

     「ゲーム内の属性に縛られず」「シンデレラガールズの個性豊かなアイドル達の複数に当てはまり」「なおかつ抽象的になりすぎないテーマの楽曲を」「誰にでもアクセスできる形で提供する」。デレステでの新曲披露は、これら条件のすべてを一挙に解決する、まさにウルトラCだったと言えよう。リズムゲーム上での扱いを全属性曲とすることでCu・Co・Paの属性の軛から解放し、数多いるアイドルからテーマにぴったりな面子を揃え、基本無料のアプリゲームゆえの手軽さで広く一般に普及させる。その目論見は大成功を収めたと言っていい。この一連の取り組みで発表された楽曲群はいずれも大変な人気を博す。中でもとりわけ『Tulip』はそれを歌唱したLiPPSともども人気が凄まじく、関連商品の数もPixivでの作品投稿数も他の追随をまったく許さない勢いである。



     そしてこの取り組みにおいて、制作側はプレイヤーに「どのアイドルがどんなテーマの歌を歌うのか」に着目してほしかったのではないか、と私は考える。もしここで新たにCVが実装されるアイドルがいたら、プレイヤーの話題はそちらに引っ張られ、結果として「テーマに基づく楽曲およびユニットを披露する」という主題が霞んでしまっていただろう。だからこそ、デレアニで先行してCVを実装しておく必要があったのではないだろうか。

     話が少し横道に逸れるが、この仮説は早坂美玲がデレステイベントでCV実装となった事例とそこまで矛盾しない。既存ユニットへの新曲に関しては後で詳しく述べるが、ここで触れているデレステ新曲群は「テーマに基づいた曲とメンバーであること」が主題だと思われる。一方で早坂美玲のCVが実装されるきっかけとなった『∀NSWER』は、individualsという既存ユニットに与えられた曲であり、『Tulip』などと比べるとユニットメンバー個々人へのフォーカスの度合いが強い。「テーマがあって、それに合わせて曲とユニットメンバーが選ばれる」のと「ユニットメンバーがいて、彼女たちのために曲が作られる」という風に軸足の置き方が異なっていて、だからこそCV実装という形で早坂美玲個人に注目が集まっても『∀NSWER』は霞まないのだ



     さて、話を戻そう。
     一般にアプリゲームの類の開発にどの程度かかるものなのか、門外漢である私にはまったく窺い知れない。だが少なくとも、一カ月や二カ月でどうこうなるものでもあるまい。企画立案から数えれば一年かそれ以上かかっている可能性もある。デレアニの制作や構想と、デレステの開発や事業計画立案が平行して行われていた期間も、少なからずあったに違いない。そのどこかの段階で互いの予定を擦り合わせ、連携をとっていたのではないか……と、考えるのは、そう突飛な発想ではない。

     とはいえ、これら13曲のデレステオリジナル楽曲の全てがデレアニ放映時点で構想されていたわけではないだろう。『Snow Love』から『サマカニ!!』までの7曲が公開されてから8曲目となる『命燃やして恋せよ乙女』が発表されるまでおおよそ五カ月の間が開いている。その間にCVが実装された、第5回総選挙で総選挙CD圏内に入った4人(三船美優、森久保乃々、依田芳乃、佐藤心)もまた、件のデレステオリジナル楽曲群に参加しているからだ。おそらくその五カ月ほどの間に後半6曲の配役やテーマを練り直していたのだ、後にCV実装が予定されていた乙倉悠貴や早坂美玲も頭数に含めて





     後半6曲の中では『Nothing but You』と『With Love』はメンバーの自由度が比較的高いテーマの曲なので、それらを調整弁としつつ残り4曲『命燃やして恋せよ乙女』『桜の頃』『Sweet Witches' Night 〜6人目はだぁれ〜』『リトルリドル』のメンバーを選出したのではないだろうか。第5回総選挙の行方次第では、もしかしたら「桜の中でたおやかに歌う中野有香」「ドーナツをエンゲージリングに見立てる椎名法子」「間奏で『野球に愛された、乙女』と言い放つ姫川友紀」、はたまた「ノリノリのロシア語ラップに挑戦するアナスタシア」「サイバネティックな装いでクールにキメる水本ゆかり」「かつてないほど妖艶で蠱惑的な歌を披露する諸星きらり」などが見られたかもしれない。場合によっては楽曲テーマ自体が今とは異なっていたかもしれない……流石にここまで行くと空想や妄想の域だが。

     何はともあれ、「メンバーの被りなしでユニットを組み、特定のテーマに基づいた楽曲を次々とリリースする」というデレステの一連の取り組みはとても上手く行った。このアイディアが、後年にサービスが始まる『アイドルマスターミリオンライブ! シアターデイズ(通称ミリシタ)』にて、より洗練された形で継承された……と、思い至るのは私だけではないだろう。










     そしてデレステで発表されるオリジナル楽曲は、新規ユニットによるものだけではない。一周年を迎えて以降、モバマスで既に登場していたユニットにも新曲が与えられるようになった。ピンクチェックスクールの『ラブレター』、ロック・ザ・ビートの『Jet to the Future』など、デレステで発表された既存ユニット曲の数は19にも及ぶ。








     これら19曲を歌った18ユニット(註:『ラブレター』と『Palette』はどちらもピンクチェックスクールのユニット曲である)の43人いるアイドルのうち、デレアニでCVが実装されたのは10人――セクシーギルティ片桐早苗と及川雫メロウ・イエロー中野有香と椎名法子と水本ゆかりエルドリッチ・ロアテラー松永涼可惜夜月道明寺歌鈴と脇山珠美と浜口あやめ、そしてサイバーグラス上条春菜である。四分の一弱、と書くとやや少ない印象を受けるかもしれない。だがこのうちセクシーギルティ、メロウ・イエロー、可惜夜月の3ユニットに関しては、ユニット曲以外でも頻繁に共演している。片桐早苗および中野有香のソロ曲コミュではそれぞれのユニットの他の仲間たちと出演しているし、セクシーギルティなどは『行くぜ! 怪盗少女』のカバーもこなしている。道明寺歌鈴と脇山珠美と浜口あやめはモバマスでユニット名が公表される前から、デレステで三人ワンセットでいくつかのイベントに登場していた(余談だが、モバマスでのユニット名公表は2019年初頭、デレステでのユニット曲の披露は同年同月の末日と、間隔が極めて短かった)。また彼女たちはいずれも、SSRのカードイラストに三人揃って映り込むケースが見られている。





     公式ユニットを前面に押し出すスタンスは、私が把握している範囲だと2014年の2月(長期メンテ明けをサービス開始日とするなら7月)にスタートしたsideMが発祥だ。ミリオンライブでは同年7月に始まったLIVE THE@TER HARMONYシリーズから、たびたび公式ユニットを中心とした展開を見せている。





     2人から5人のユニットを組み、それを軸としてCDやゲームの方針を定めるのは、やや語弊のある言い方だが効率がいいアイドル一人ひとりをある程度掘り下げつつ限られた時間やリソースで数十もいるアイドル達全員を動かしていくにあたっての合理的な手段、それがユニット単位での"まとめ売り"なのだろう(この表現は個人的にはあまり好きではないが)。ちなみにこのスタンスは、2018年にサービス開始の『アイドルマスター シャイニーカラーズ(通称シャニマス)』でも継承されている。




     シンデレラガールズは、sideMやシャニマスのように基幹設計の時点でユニット推しをするようには出来ていないし、ミリオンほど「みんな一斉にユニット推し」を何度もできるほど足並みが揃えられるわけではない。しかしそれでも、セクシーギルティ、メロウ・イエロー、可惜夜月の3ユニットに関しては部分的にユニット売りを取り入れようという意図があったと見える。それが、この面々がデレアニでのCV実装となった理由のひとつだったのかもしれない。


    ○終わりに

     長々と語ってしまったが、結局のところ、総選挙実績とCV実装にどれほどの因果関係があるのか、正確なところは制作・運営側に聞かなければ分からない。本稿での論考も、可能な限りの状況証拠を揃えて仮説を組み立てはしたが、どこまで行っても推察でしかない。本稿を読んだシンデレラガールズの運営スタッフに「めっちゃ堂々と的外れなこと語ってて草」と思われたとて、何の不思議もない。

     ただ、今回こうやってデータを集めたりあれこれと論考してみたりした結果、これからのシンデレラガールズが俄然楽しみになっている自分に気が付いた。
     デレアニでのCV実装がデレステに向けての仕込みだったとすれば、今現在のモバマスあるいはデレステで行われている施策の中にも同様に、数年後になってようやく本当の意図や意味が見えてくるものもあるのかもしれない。直近の派手な事例で言えば、黒埼ちとせと白雪千夜、久川凪と久川颯の4人が、どうして最初からCV実装されて登場したのか、がそれに該当する。




     新アイドルの登場によって新規の客層を取り込むため、というありきたりな言説もあるが、私にはそれだけとはどうしても思えない。各イベントコミュなどから「それぞれ2人ずつが最初から一定以上の関係性を持って登場しているのには相応のワケがある」ことと、「いずれは2人組としての関係性から一人ひとりが独立しなければならないのが明示もしくは暗示されている」ことは把握できているものの、では具体的にどのような未来予想図をシンデレラガールズの制作側は描いているのだろう? 答えが見つかるまでいくらかの時間は要する。そして現状のシンデレラガールズは、余程のことが起こらない限り今年だけでなく来年も、ともすれば再来年も存続していると期待できる程度には安定している……少なくとも私の目にはそう映っている。であれば、のんびり遊んでいる内に答えが見つかるかもしれない。楽観主義に過ぎるとは自分でも思うが、何かと気まぐれなシンデレラガールズと長く付き合うからには、これくらいがちょうどいいのかもしれない。

     CVの実装とは、シンデレラガールズだけでなくアイマス全体において特別な意味がある。アイマスにおいて「ひとりの声優が、プロデュース可能なアイドルの役を複数担当すること」は、今のところアイマス黎明期における双海亜美・双海真美の例を除けばまったく存在しない(天海春香役の中村繪里子が我那覇響のペットであるハム蔵を兼役することはあるが、ハム蔵はプロデュース可能なアイドルではない)。これはアイマスのチームが別であっても例外ではない――シャニマスでアイドルのCVを担当することになった声優が、シンデレラガールズで兼役をすることはありえない。故にCVの選定は、どのアイドルにCVを与えるかも含め、極めて入念に行われている……と、私は認識している。
     だからこそ、今も昔もシンデレラガールズでCVが実装されるならば、そこに市井の消費者には窺い知れない様々な意図が隠されていてもおかしくはないのである。総選挙での実績の有無は、CV実装のきっかけのひとつにはなるかもしれないが、その一点にだけ着目していては大局を見失ってしまう。

     ……まあしかし、実際のところ、私のように運営側の描く未来予想図が楽しみで仕方ないというユーザーは多数派ではないだろうとも想像できる。「大局とか運営の意図とかはどうでもいい、うちの担当が活躍するかどうかが全てだ」という人間の方が多いだろうし、それが自然だとも思う。
     私の場合、以前に記した通り、担当という語や概念とは長いこと無縁でいたがために、担当が活躍するかどうかが全てという価値観がいまいちピンと来ない。極端な話、自分の担当の出番があろうとなかろうと何かしら楽しめるのであればそれで十分というくらいにドライだ。そしてそんなドライさ故に、距離を置いて俯瞰して物事を見るということが多少は出来ているのだと自負している。そしてこの視点でまとめたデータや論考が、今後の総選挙で何かしら有効活用できたのであれば、それに勝る喜びはない。

     第9回シンデレラガール総選挙が開催されるかどうかは未だ発表されていない。大抵、開催の一週間ほど前の告知となる。己が担当を上位に押し上げるべく奮闘するなら、告知されてから準備を始めるよりも、開催されると見込んで今から戦略を練り、兵站を整えていくべきだろう。先述の通り、総選挙実績とCV実装には最大で6割程度の因果関係がある。希望がまったく見出せないほど低い数字ではあるまい。

     今のシンデレラガールズにおける総選挙とは、そもそも何だろう? 人によって答えはいろいろあるだろうが、私は「"一歩先"のために奮闘するもの」と解釈している。総選挙CD圏内入りによるCV実装と、シンデレラガールの栄冠はいずれも"一歩先"の非常に分かりやすい例だ(CV実装によって活躍できる場は飛躍的に広がるし、並み居る190人のアイドル達の中でのトップは生半可なことでは獲れない)。一方で、下位から中位の実績に留まっているアイドルも、順位をじわじわと上げることで一過性の人気ではないことを証明できる未だ一度も実績を得たことのないアイドルも、どこかしらにランクインできれば存在感を内外に示せる。そこから始まるシンデレラストーリーは、今日においてもまだまだ期待できる、と私は思う。

     本稿では総選挙CDとCV実装にのみフォーカスを当てたが、他にもデレステにおけるSSR実装やモバマス含む各種イベントSRへの抜擢など、実績を根拠としていると思しい施策はいくらか見受けられる。出来レースだの茶番だのと吐き捨てる、それも結構。しかし私は、個人の印象による偏見や巷に溢れる俗説で目を曇らせたり判断を誤ったりはしたくない類いの人間だ。正確な見識と理解があればこそ、ある程度の正確な分析や予想が叶う(あるいは少なくとも、あからさまな陥穽には陥らない)。そうやって立てた分析や予想が裏切られることなど日常茶飯事だが、予想を覆されることこそが面白さの本質である。今後もシンデレラガールズ、いやそれだけでなくアイドルマスター全体には是非とも私の予想を裏切り続けていただきたい、言い替えるなら面白さをどしどしと提供して頂きたい、といったところでひとまずは筆を置こう。



    【2019/7/21 14:35追記】
    ・「早坂美玲」が「早坂美鈴」になっていた誤字を修整。
    ・CVの兼役について、双海亜美・双海真美のケースを失念していたので修整。



    ○参考文献

    第1回シンデレラガール選抜総選挙 (だいいっかいしんでれらがーるせんばつそうせんきょ)とは【ピクシブ百科事典】
    第2回シンデレラガール選抜総選挙 (だいにかいしんでれらがーるせんばつそうせんきょ)とは【ピクシブ百科事典】
    第3回シンデレラガール総選挙 (だいさんかいしんでれらがーるそうせんきょ)とは【ピクシブ百科事典】
    第4回シンデレラガール総選挙 (だいよんかいしんでれらがーるそうせんきょ)とは【ピクシブ百科事典】
    第5回シンデレラガール総選挙 (だいごかいしんでれらがーるそうせんきょ)とは【ピクシブ百科事典】
    第6回シンデレラガール総選挙 (だいろっかいしんでれらがーるそうせんきょ)とは【ピクシブ百科事典】
    第7回シンデレラガール総選挙 (だいななかいしんでれらがーるそうせんきょ)とは【ピクシブ百科事典】
    第8回シンデレラガール総選挙 (だいはちかいしんでれらがーるそうせんきょ)とは【ピクシブ百科事典】
    アイマスの歴史を振り返ってみた(2001年~2019年) - HISTORY OF IM@S WORLD 2001-2019
    シンデレラガールズ声優の一覧とは (シンデレラガールズセイユウノイチランとは) [単語記事] - ニコニコ大百科


  • 【ミリシタTC】THEATER "OHESO" CHALLENGE!! アフターレポート

    2019-01-27 17:08
    ○はじめに

     ミリシタでのキャスティング投票企画「The@ter Challenge!!」が終結してからそろそろ一週間になりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。へその人です。此度は皆様、まことにお疲れさまでした。そして、私の個人企画「#Theater_Oheso_Challenge」、またの名を「#ミリシタTC企画でおへそが出てそうな役とアイドルを教えてくれたらそこに投票しますに参加してくださった全てのプロデューサーに、改めてお礼を申し上げます。


     本記事はこの個人企画のアフターレポートとなります。いくらかデータを挙げつつ、企画を通しての所見などをざっくりとまとめていきます。参加されていなかった方はまず上記ブロマガを一読ください。企画の趣旨やルール、そして始めた経緯などはそちらに記してあります。要約すると、

    ・個人的には誰がどの役で受かってもいいし、役とアイドルでへそプレゼンしてくれたらそこに投票するYO!
    ・へそプレゼンを募集するたびに期間と配布枚数を決めるので、受付終了後にルールに従って配分するYO!
    ・私は大好きなおへそを摂取できる、他のPは票を確保できる。これぞギブアンドテイク、Win-WinだNE!

     ざっとこんな感じです。繰り返しになりますが、こんなトンチキな企画にお付き合い頂いて、まことにありがとうございました。


    ○統計発表

     まずはこの企画で出たいくらかの数字の発表となります。つまりは「企画参加者の数」と「受付したへそプレゼンの数」です……が、残念ながらきちんとした統計をとることはできませんでした。開始当初はTC終了後にこのようなアフターレポートを書くつもりもなかったので、仔細なデータを取っていなかったのです。また、上記記事を掲載しルールが確定する前(12/26より前)にも手探りながら企画を動かしていたのですが、その際に募集したへそプレゼンのデータも取得が難しい状況となっています。
     従って本項では、ある程度きちんとしたデータを取り始めた12/27から1/19にかけてのデータを整理するものとします。ご了承ください。

     さて、本企画の参加者の総数、つまり一度でもへそプレゼンを送ってくださった方の数ですが、確認できただけでも93人に及びました。先述の通り、これははっきりとしたデータが確認できる範囲での数字なので、実際の参加者はもう少しだけ増えて、100人に届くか届かないかくらいにはなるものと思われます。ポッと出の個人企画、しかもツイッター上での有名人とは到底言えないような身が起こしたものとしては、まずまずの数字ではないでしょうか? 私自身、三桁に届きそうなくらいの人数が参加してくれるとは思っていなかったので、なかなかに嬉しい誤算でした。

     そして受付したへそプレゼンの総数は244件でした。データを残し始めてからは14回の募集をかけたので、平均すると一回あたり17件程度は送ってくださった計算となります(ちなみに一番少なかったのは12/27と12/28の8件、一番多かったのは最後の募集となった1/19の34件でした)。「いくら投票券のためとはいえ、おへそにだけ絞ったプレゼンは集まりにくいか……?」という危惧は、まったくの杞憂だったと言えましょう。票のためならば少々無茶な指定にも挑む担当P各位の姿勢と熱意、そしておへそという身体部位の持つ可能性、その両方を実感した次第です。

     ちなみに最も頻繁にへそプレゼンを応募してくださったのは、募集14回中12回も送ってくださった千早Pの方でした。ほぼ毎回ですよほぼ毎回。その次に多かったのは11回瑞希Pで、そこから10回雪歩P9回千早P3人春香P1人8回瑞希P7回真P春香P……という具合に続きます。こうして見ても本企画における千早Pの勢いは頭一つ抜きん出ており、その貪欲さが最終的な得票数トップという成績に表れています。

    ○所感、あるいは反省点

     ここからは本企画を動かしながら私が感じたこと、思ったこと、反省点などを大きく四つに分けて記していきます。

     最初は「おへそという題材の活かし方が十人十色」
     「アイドルと役でおへそのプレゼンをして」というオーダーに対し、応募者の対応は実にさまざまでした。
     アイドルがおへそをよく出すからそこを推す人もいれば、
     おへそが出ると期待できそうな役柄だという点を強調する人もいました。

     また、過去のへそ出しカードの枚数などといったデータを踏まえたプレゼンをする方も散見されましたが、中でも面白かったのは1/13でのアマリリスを巡る百合子杏奈エミリーの三人のへそプレゼン。争奪戦全体でも鎬を削っていた三つ巴がへそプレゼン企画でも同日にぶつかっただけでなく、そのプレゼンの方向性も綺麗なくらいに対照的でした。
     百合子陣営はへそ出し率の高さを謳うというシンプルながら強力な戦術に出て、
     杏奈陣営はへそ出し率の低さを逆手に取り、おへそのレアさを強調するという逆転の発想を見せ、
     エミリー陣営はへそ出しイメージの薄さを認めつつ、存外にへそ出しが多いこと、そして時にはへそ出しすら大和撫子への道だという洞察を披露しました。
     過去の実績(この場合はへそ出し率)はどう足掻いても変えられませんが、それをどう活かすかは創意工夫で何とでもなる。一見不利な数字でも、考え方次第で弱点どころか武器にさえなりうる。なるほどこれがプロデュースか、と膝を打ちたくなったものです。

     他にも、おへそが見えたり映えたりするシチュエーションを熱心に考案してくれるPも多数いました。その傾向は主に二通りありました――バリエーションの確保のためと、レギュレーションへの対応のためです。
     本企画ではプレゼンは質よりも数の方が大事となります。その点、おへそという一点に焦点を当てたシチュエーションの考案は、バリエーションを持たせる上で一番手軽な手段だったのでしょう。
     その一方で、おへそが見える・映えるという結果から逆算してシチュエーションを捻り出すことで、一見おへそと関係が深くなさそうな役とアイドルでも本企画で票を獲得してやる、と意気込むPも相当数いらっしゃいました。
     実のところ、私が一番楽しみだったのはこのへそ出しシチュエーションだったかもしれません。
     指摘されるまでもなく、本企画はコンセプトからして相当に不公平です。役やアイドルは数あれど、おへその出やすそうなものと出てなさそうなものではプレゼンのしやすさも大きく違います。前者ならば良し、ですが後者なら? 少々以上に頭を捻る必要があるでしょう。そして、だからこそ、奇想天外な発想がたくさん見られて面白かったです。

     そして、イラストや動画によるへそプレゼン。数こそ多数派ではありませんでしたが、独自性による印象付けという点では長文やスクリーンショットよりも遥かに強烈だったと言えるでしょう。
     筋肉のうねりが感じられそうな写実的おへそ、漫画的デフォルメで描かれた愛らしいおへそ、そしておへそに指を這わせる官能的な仕草……。絵柄や素材、題材ごとに個性的なおへそを視覚で堪能させていただきました。


     企画を通して感じたことの二つ目としては「おへその魅力に気付いてもらうきっかけになった」ことが挙げられます。
     これらは企画終了後に頂いたリプライの内の一部です。まったく当たり前な話ですが、世のアイマスPのすべてが私と同じくらいおへそに興味関心を持っているわけではなりません。たとえご自身の担当アイドルのことであっても、です。本企画に参加するにあたり「おへそにクローズアップしたプレゼンをせよ」という制限が課されて初めて、自分の担当アイドルのおへそにしっかりと向き合った、そういう方も多かったのではないでしょうか。これも「制限は創造の母」の一事例でしょう。

    『「制限は創造の母」というのは、人間の脳みそというのは怠けるものだからである。問題を解決するときは、同一の自然な道をたどることになるものなのだ。今まで解決したことのない問題に直面したときにのみ、脳みそは新しい道を探そうとする。つまり、制限が脳みそに創造させるのだ。』Making Magic -マジック開発秘話- ギルド門侵犯の嵐 その1 より引用)

     そしてこれは、へそフェチたる私個人にとっても喜ばしいことです。おへその魅力に気づく、おへそについて考える人が増えれば、おへそについての語りや絵が増えることにも繋がります。それらを見て読んでおへそを好きになる人もまた、増えるかもしれません。このような好循環を、僅かなりとも加速させられたことが、私にとっては何よりの報酬だと言えます。企画参加者の皆さんがアイドルと役の売り込みに成功したのと同様、私は企画参加者の皆さんにおへその売り込みをすることができたのです。これもまた、広い意味でのプロデュースではないでしょうか。
     ゆくゆくは、アイマスアイドルのおへそに関して日々あらゆる人が各々好きに語ったり絵を描いたりする世の中になってほしい……例えばそう、りょうのさんが数年がかりで隆盛させた #ミリパン タグで見られる光景のように。

     ここまでは比較的ポジティブな所感でしたが、三つめと四つめはどちらかといえば反省点にあたります。
     というわけで三つめは「終始、やや閉じた企画だったように感じた」こと。
     企画開始当初は特に、ツイッターの相互フォロワーの方、あるいはその人と同じ陣営からのへそプレゼンが目立っていました。多くの投票券を獲得するための戦略としてはまったく間違っていないのですが、一方でなるべく多くの陣営から多様なへそプレゼンを募りたかった身としては、しばし歯痒い思いがあったのも事実です。最終的には先述した通り100人近くの参加者が集まったわけですが、企画宣伝がもう少し上手くいけばもっと増えていたのでは、と今でも考えてしまいます。
     この問題は、途中で利用し始めた「アイドル投票TC企画告知bot」によって、多少なりとも改善はされました。

     予定表で本企画が放つ異様な存在感、見るたびに自分でも変な笑いが出てきます。リツイート後の反応を見ても「なんやこれ」「変なのがある」と評判(?)でした。いずれにせよ、普段の私のフォロー・フォロワーの範囲外に企画を宣伝するという意味ではとても有益でした。botを運営されていたクリフPに、この場を借りて改めてお礼を申し上げます。

     とはいえ、次も同様の有志サービスが出るかどうかは分かりません。どうにかして広く参加者を募れるような宣伝方法を模索しなければならない、と痛感した次第です。物凄く生々しい話ですが、アイマスP界隈でそれなり以上に名の知れたインフルエンサーな人……大作さんとか、シラス.さんとか、あとは先に挙げたりょうのさんなど……に御助力を願うだけでも相当変わっちゃったりして、と考えたりもします。こういうとこもコネですねコネ。


     そして四つめ、最後の所感は「コンベンションセンター(以下CC)との距離の取り方はきちんと考えた方がいい」
     今回ミリシタ内で実装されたCCですが、どうやら少なからず騒動があった……らしい、ですね。私はこんなヘンテコ個人企画を動かしていた都合上、CCを利用する機会がほとんどなかったので、ツイッターでの話題でしか知らなかったのですが。ともあれ、ミリオンP界隈を騒がせた事件と本企画は、良くも悪くもほとんど無関係でいられました。
     その一方で、本企画内におけるCCの利用方法は二転三転しました。
     投票券の配分後に業務連絡と称してCCに投票結果を書き込む、ということを何度か行っていました。企画の存在をアピールして参加者の間口を広げるためだったのですが、今考えるとあまり効果的ではなかったように感じます。CCから企画に関する詳細を直接調べることができないのと、誰かが先んじて企画に参加していなければCCにメッセージを投稿する機会がない……つまり、先に述べた「同じ陣営のPからの参加者が目立つ」という課題を解決できなかったのです。といって、52個あるCCすべてに無差別に企画宣伝を投稿するのは明らかに逆効果だったでしょう。実行しなくて本当によかった。

     そしてその投票結果報告に対する反応は、好意的・無視・否定的の三つに大別できました。

     TC企画中、何かと話題と笑いを提供してくれた千鶴さんCCからはこの通り、とても面白く好意的な反応を頂けましたが、他は必ずしもそうではありませんでした。「何それ気持ち悪い」「そんなのにうちの担当を巻き込まないで」「余所でやって」と言われることも、何度かありました。
     気味悪がられること自体は想定内だったので、これに対し何か憤ったり苦言を呈したりするつもりはありません。繰り返しになりますが、トンチキな企画であるという自覚はあります。しかし、「この企画についての話題を自ら出すにあたって、CC側の空気や雰囲気を十分に考慮していたのか」と自問してみると、少し考えが足りなかったと結論付けざるを得ないのも事実です。すべてのCCが常にそうだとは限らないのだとしても、戦略や方針で真面目に話し合っている場所や時間もあります。そこに、そのアイドルの担当でもない人間が運営している個人企画の結果報告だけを投げつけるのは、無神経との誹りを受けても仕方がありませんでした。

     話を合わせてくれた千鶴さんPはとてもありがたかったですが、同様の対応を他の担当の方々にも求めるのは図々しいというものでしょう。かといって、好意的な反応を示すCCにだけ結果報告しに行くのも筋が通りません。これらを踏まえると、企画宣伝のためであったとしてもCCの利用には慎重になった方がいい、と私は感じました。


    ○Theater D......?

     最後に、次回に向けての見通しについて触れておきます。
     TA、TB、TCと続いてきたこのキャスティング投票企画ですが、十中八九、次もあるかと思われます。パターン的にTDでしょうね。私はそちらにおいても、今回と同様の個人企画を動かす心づもりでいます
     ルールはおそらくほぼ変わりません――募集ツイートを投稿し、それに寄せられたへそプレゼンをカウントして、投票券を分配する、という一連の動きはそのままとなる予定です。ただ、細かな部分でブラッシュアップをかけるつもりではいます。
     例えば、募集のタイミングと期間。朝に募集開始してその日の夜に締め切り、すぐ集計&投票……という流れを毎日やるのは、運営と参加者の両方にとって負担が大きいです。募集期間を毎回2日間とるなどして、メリハリのある企画にしようかと考えています。また、日曜は募集や集計をしない代わりに、その週ごとの投票結果を表にまとめて発表するのも面白いかもしれません。

    「先週首位だった○○Pですが、今週は□□Pに追い抜かれて二位に転落! 得票数でも××票上回られました! 次週もこの傾向が続くか、はたまた再び逆転か!?」

    ……なんて風に煽るのも愉悦そうじゃありませんか? 少なくとも私は楽しいですハイ。

     何にせよ、私は既に次のTD企画に向けた準備を始めています。もしこれを読んでいるあなたが、次こそは(あるいは次も)自分の担当アイドルに役を掴ませたいと考えておられるなら、おへそについて研究したり見識を深めたりしておく手もあるかと思いますよ。そうすれば私から多くの投票券をもぎ取ることができます。その数十、場合によっては数百票が、競った勝負での明暗を分けるかも……? と、遥か先の想像を膨らませつつ、今日のところはこのあたりで筆を置くこととしましょう。