• Tips OBS Studio ノートPCで画面キャプチャ・ゲームキャプチャが映らない(映らなくなった)

    2018-02-16 01:556


    加筆修正 2018年09月17日 はじめに を追加
         2018年04月13日 タイトルと解説にノートPCでの場合である旨を加筆
         2018年02月16日 解説の誤りを修正 構成を一部変更
    初版投稿 2018年02月16日



    ノートPCでOBS Studioの画面キャプチャ
           ・ゲームキャプチャが映らない(映らなくなった)





    はじめに

    18'8/21公開のOBS Studio22.0 RC1よりIntel CPUとNVIDIAの両方を搭載したノートPCでは描写の指定がNVIDIAになりました
    この変更により NVIDIAのコントロールパネルでOBS Studioの描写を司るGPUをIntel HD Graphicsにしないと画面キャプチャが使えません 場合によってゲームキャプチャが映らないこともあります

    当解説はノートPCでOBS Studioの画面キャプチャ・ゲームキャプチャが映らない(映らなくなった)ときの対策をOBS Project公式wikiに沿って解決するやり方を記しています



    前までできていたのに 画面キャプチャができなくなったりゲームキャプチャが映らなくなることがあります

    筆者PCはノートPCでNVIDIA GeForce GT 650Mが搭載されています
    ドライバ更新後から画面キャプチャができなくなりました

    Tips グーグルクロームをキャプチャしたい と同じ原因か?とグラフィックボードの設定を変えてみたら解決できました






    偶然知ったのですが この症状について OBS Studio github内Wikiに解説記事(英語) がありました グーグル翻訳に通した日本語翻訳は こちら になります
    ラップトップのパフォーマンスに関する問題

    (一部引用)
    ラップトップでOBSを使用すると、特定のキャプチャタイプ(ゲームやウィンドウキャプチャなど)を使用してパフォーマンスの問題や問題が発生する可能性があります。 これは非常にイライラすることができます。
    これが起こる理由は、最新のラップトップには2つのGPUが搭載されるためです。

    ・2Dアプリケーション/デスクトップ用インテルGPU
    ・3Dアプリケーションとゲーム用の個別のグラフィックスチップ
                        (NVIDIAまたはAMDのいずれか)。

    OBSはこれらのGPUの1つでしか実行できませんが、開いているアプリケーションとゲームはいずれかで実行されている可能性があります。
    たとえば、OBSがインテルGPU上で動作している場合、ディスクリート(NVIDIAまたはAMD)GPUで動作するゲームでは、ゲームキャプチャを使用できません。
    さらに、OBSが個別のGPUで実行されていない場合、パフォーマンスの問題が発生する可能性があります。
    まれに、OBS以外の異なるGPUで実行されているゲームをキャプチャしようとすると、ゲームがクラッシュする可能性があります。
    これは実際にOBSの問題ではなく、電力を節約するためのラップトップメーカーの設計選択であり、私たちの側ではほとんどできません。
    ・OBS Studioが使うGPUとキャプチャ対象が使うGPUを統一しないとキャプチャができない
    ゲームがグラフィックボードを使用するならOBS Studioもグラフィックボードを使用する仕様にしないとキャプチャができないそうです
    ※エンコーダーとしての役割ではありません 描写にどのGPUを使うのかということです
    ※詳細は後述しますが 使うGPUをグラフィックボードにしたとき画面キャプチャができなくなります

    ・OBS Studioは使うGPUを指定しないとパフォーマンスに影響が出る

    ・OBS Studioが使うGPUと違うGPUで実行されているゲームをキャプチャしようとすると
     ゲームがクラッシュする可能性がある とのこと

    当解説は画面キャプチャ(デスクトップキャプチャ)ができない例をOBS Studio github内Wikiと同様に解決していきます

    キャプチャ対象のGPUとOBS Studioが使うGPUを統一するときはグラフィックボードのGUIで設定をします
    筆者は簡単なテストしかしていないのですが 複数のOBS Studioを ポータブルモード にして設定を独立させた上で 個別にGPUの指定をすることでインテルGPUとNVIDIA/AMDの使い分けが可能なようです


    筆者のPC環境NVIDIAでの解説になります
    AMDに関しては 日本語翻訳 の AMDベースのラップトップ を参考にしてください



    ・OBSが現在開いている場合は閉じます
    ・デスクトップを右クリックし、[NVIDIAコントロールパネル]をクリックして、NVIDIAコントロールパネルに移動します。

    OBS Studioの映らないソースは作業前に削除したほうが良いようです
    写真ではOBS Studioは起動していますが
    映らないソースを削除してから終了させます


    デスクトップの何もない所を右クリックしてNVIDIAコントロールパネルへ進みます







    ・まだ選択されていない場合は、[Manage 3D Settings]をクリックします

    「3D設定の管理」から「プログラム設定」タブへ進みます

    「1.カスタマイズするプログラムを選択する」にOBS Studioがあれば指定します










    ・[プログラム設定]タブで、[カスタマイズするプログラムを選択:]の下にある[追加]ボタンをクリックします。
    ・OBSの.exeパスに移動し、リストに追加します。
    ・デフォルトのパスは、
    C:¥Program Files¥x86¥obs-studio¥bin¥32bit¥obs32.exe
    および
    C:¥Program Files¥x86¥bin¥64bit¥obs64.exe
    です。

    一覧にないときは追加ボタンへ












    選択肢の窓が開きます

    OBS Studioのexeにポインターを当てるとパスなどの情報が現れます

    内容を確認して「選択したプログラムを追加する」ボタンを押します

    OBS Studioのexeがないときは「プログラムが見つからない場合」の右にある参照ボタンから直接OBS Studioのexeを指定します

    インストーラ版OBS Studioのパスは上記の引用を参考にしてください





    ・ドロップダウンリストで選択されていることを確認してください

    OBS Studioの指定ができました














    ・次に、「このプログラムの優先グラフィックスプロセッサを選択してください」の下にあるドロップダウンメニューから「高性能NVIDIAプロセッサ」を選択し、
    OBSを再度開き、もう一度テストしてください


    例として画面キャプチャのキャプチャをする前提での解説をしていますが 同じやり方でゲームがグラフィックボードを使用するならOBS Studioもグラフィックボードを使用する仕様にします


    「2.このプログラムの優先するグラフィックスプロセッサを選択する」へ進みます












    統合型グラフィックスを指定します

    (ゲームがグラフィックボードを使用するならOBS Studioもグラフィックボードを使用する仕様にしますが 画面キャプチャができなくなります)









    確認してから適応ボタンを押します

    右上角の閉じるボタンでNVIDIAコントロールパネルを閉じます












    OBS Studioを起動して画面キャプチャなりゲームキャプチャを登録して映像が出るのか確認してください

    筆者のPC環境では通常起動でキャプチャはできましたが できないときにはOBS Studioを管理者権限で起動してみてください












    筆者のPC環境ではOBS Studioを「グローバル設定(自動選択:NVIDIA GPU)を使用する」「高パフォーマンスNVIDIAプロセッサ」にすると 画面キャプチャに映りません

    画面キャプチャが映せないのは デスクトップの描写をインテルGPUが担っている都合上 GPUの統一ができないからです

    ウィンドウキャプチャでGoogle Chromeをキャプチャできません
    上記の取り消し線の解説は誤りでした ウィンドウキャプチャでGoogle Chromeをキャプチャはできます
    ウィンドウキャプチャはOBS Studioが使うGPUとキャプチャ対象が使うGPUが違っていてもキャプチャができます
    Google Chromeの設定でNVIDIAを使えるようにはしたのですが あくまでも「使用可能な場合」で常時NVIDIAを使わないので
    キャプチャができないようです



    Tipsグーグルクロームをキャプチャしたい
    の解説通りにGoogle Chromeの設定「ハードウエア アクセラレーションが使用可能な場合は使用する」をオフにします



    筆者のPC環境でのNVIDIAコントロールパネルの初期設定です OBS StudioはNVIDIAで描画するように設定されています

    この設定ではウィンドウキャプチャはできても画面キャプチャはできません




    上記のGoogle Chromeの設定に加えOBS StudioとGoogle ChromeのGPU指定をインテルGPUにしたときのウィンドウキャプチャのプロパティです

    マルチアダプタの互換性のレ点の有無に関係なく映りました



















  • 広告
  • OBS Studio ニコ生ユーザー生放送 新仕様「HD配信(720P)」テスト放送設定解説

    2018-02-03 23:00

    加筆修正 2018年06月30日 - 映像 - 5/7基本(キャンパス)・出力(スケーリング)解像度
                  の解説を加筆・再編集
                  HD配信(720P)仕様に60fpsの放送はできる旨を加筆
         2018年06月28日 HD配信(720P)仕様に枠制限が無くなった旨を加筆
    初版投稿 2018年02月03日 1/23開始のHD配信に準じたテスト放送向け設定解説のみ掲載




    OBS Studio ニコ生ユーザー生放送
               新仕様「HD配信(720P)」テスト放送 設定解説



    [18'1/23発表 HD配信(720P)仕様]
    ビットレート:映像・音声を合わせて最大6000kbps
           リスナー側は3Mbps
    音声ビットレート:最大192kbps
    映像解像度:最大720p(1280x720)
    映像フレームレート:最大30fps
    ※リスナー側の再生は30fpsですが 60fpsで送信することはできます
    音声サンプリングレート:最大48kHz
    音声チャンネル数:最大2ch(ステレオ)
    100枠 18'2/27より200枠限定 18'4/18より500枠限定 18'6/28より枠制限なし
    ※30分+延長4時間30分

    ニコニコインフォ 機能・お知らせの記事一覧
    【ユーザー生放送】HD配信(720p)対応のお知らせ
    Q、生放送をNLEなどの外部ツールで高画質配信する


    OBS Studioをニコ生ユーザー生放送 HD配信(720P)で使用する前提の解説です
    テスト放送ができてから本放送に向けての設定解説は こちらです

    すでに OBS Studio プラグイン obs-rtmp-nicolive を追加している前提の解説になります

    Windows主体で解説していますが 後述するWindows 再生・録音デバイスを出す方法とサンプルレート統一の方法以外はMac版も共通です
    Windows10を 前OSのアプリケーションや各種設定などをそのまま引き継ぐ「インプレースアップグレード」(上書きアップグレード)でアップグレードをした環境では OBS Studioがうまく動かない場合があります この場合USBメモリ8GBを使う Windows10のクリーンインストール を行ってください

    Windows環境でOBS Studio公式版をお使いの方は OBS Studioを動かすために必要なランタイム・iTunesなどの環境の有無・バージョンを確認してから設定をしてください
    解説は下記の「OBS Studio公式版」に記載しました
     OBS Studio 公式版 バイナリ / インストーラー版 OBSStudio簡易インストーラ解説









    HD配信(720P)テスト放送設定編



    ニコ生でHD配信(720P)放送できるのか確認するためのテスト放送の設定です



    - 一般 - 1/7

    OBS Studio公式版の外観は3色から選べます
    Tips(チップス) に「OBS Studio公式版の色を変えたい」を載せました 公式版3色に加え
    合計14色の外観色を選べます

    写真では確認ダイアログにレ点は入っていません 配信開始/終了の確認小窓を出す出さないは好みで決めてください




    - 配信 - 2/7

    OBS Studio プラグイン obs-rtmp-nicolive解説 にプラグインを利用してログインする方法の解説があります

    放送URLなどを手入力で放送するときは 配信種別をカスタムストリーミングサーバを選択し ブラウザの外部ツール配信タブにあるURLとストリームキーを入力します




    「自動で配信開始と枠移動を行う」にレ点があるとOBS Studioの放送がすぐ止まります
     レ点を外します


    RTMP NicoLive Plugin for OBS Studio添付リードミーの抜粋
    放送終了後の強制切断により、OBS Studio が再配信できない、正常に終了できないという現象が確認されています(このプラグインの有無に関わらず)。


    筆者のPCはWin10です OBSAutoStart - OBS Studio放送開始/終了支援ツール を用いて 配信開始/終了を管理しています 新配信βのときにできなかった自動枠取り+放送開始/終了ができるようになりました
    詳細は プラグイン obs-rtmp-nicolive試作品 新配信対応版解説 に記しました
    今現在 自動枠取りツールは720P放送に対応していません

    1/23 配信たん2 Ver3.3.4.7
    1/24 PITACoreBox
    2/1 やりますアンコちゃん NicoViewer2_3_0_2
    がHD配信(720P)枠取りに対応しています


    - 出力 - 3/7

    ◇エンコーダ

    CPUでのエンコードx264・グラフィックボードでのエンコードNVENC H264(nvidia)・
    H264 Encoder AMD Advanced Media Framework(AMD)のいずれかを指定します
    当解説はCPUでのエンコードx264を中心に解説します



    CPUでのエンコードx264

    ◇ストリーミングサービスのエンコーダ設定を適応するにレ点を入れます
    ◇「出力をリスケールする」のレ点を外します
     解像度の設定は出力で行わず 映像 → 出力(スケーリング)解像度で 解像度の設定をします



    ◇レート制御

    ニコ生では「CBR」を指定してください
    固定ビットレート Constant Bitrate はタイムシフトを壊さないための対策です
    ニコ生公式放送のデータを読むと すべてCBRで放送しています
    動画の動きが激しい静かに関係なく 映像ビットレートをなるべく設定値に収める設定です




    ◇ビットレート

    通信速度を測定 して上り回線速度が7,500kbps以下のとき 測定結果の80%が配信ビットレートの上限です とりあえずこの値を入力しましょう

    写真は上り通信速度が5,300kbpsのときの設定値例です
    5,300kbps X 80%≒4200kbpsが配信ビットレート仮上限になります
    ・映像ビットレートを4,000kbpsとしましたが 厳密な値4,072kbpsでもかまいません
    ・音声ビットレートを128Kbpsで案内していますが 上限192kbpsまでの任意の音声ビットレ
     ートでも構いません




    配信の「映像ビットレートを自動調整する」のレ点を外します
    レ点が入っていると 出力のビットレートに入力した値に関係なく配信ビットレート6,000kbpsで放送してしまいます



    上り回線速度が7,500kbps以上のときは 配信ビットレートをプラグインobs-rtmp-nicoliveに任せてもよいでしょう
    このとき「配信」の「映像ビットレートを自動調整」にレ点を入れます

    プラグインobs-rtmp-nicolive が配信ビットレート6,000bpsになるよう 自動で映像ビットレートを調整します 出力の映像ビットレートに入力した値に関係なく6,000kbpsになりますが バッファは手入力になります




    ◇バッファ

    バッファはとりあえず設定したビットレートと同数を入力します













    ◇CPU使用のプリセット

    とりあえず「medium」にします
    デフォルトプリセットに関しては
    ニコニコ動画まとめwiki の 拡張 x264 出力(GUI)の設定項目とその機能について 
    デフォルトプリセットの項目を参考にしてください



    ◇プロファイルは「high」にします
    目的用途別に定義された設定で「High」はハイビジョン(HD)解像度向けです
    プロファイル関しては
    ニコニコ動画まとめwiki の 拡張 x264 出力(GUI)の設定項目とその機能について
    プロファイル【--profile high】の項目を参考にしてください
    ウィキペディア の H264 プロファイルとレベル を参考にしてください


    ◇チューンは「(なし)」にします
    チューンに関しては
    ニコニコ動画まとめwiki の 拡張 x264 出力(GUI)の設定項目とその機能について 
    チューニング【--tune none】の項目を参考にしてください

    「可変フレームレート(VFR)」のレ点を外します
    タイムシフトを壊さないための対策と急な動画の変化に付いていけないからです
    ※OBS Studio 21.0.1に可変フレームレート(VFR)の設定はありません




    グラフィックボードでのエンコード


    グラフィックボードでのエンコード設定に関しては筆者のPC環境が貧弱なことと グラフィックボードでのエンコードで放送している人から設定を聞いたものの 適当にいじっているだけとしか情報を得られなかったので割愛しています 自分で自分の放送を見て設定を変えましょう

    レート制御は「CBR」配信ビットレートは上記CPUでのエンコードx264と同じに設定して その他は特に変更無しで放送はできたとのことです




    - 音声 - 4/7

    Windows10中心の解説になります
    Mac環境は LadioCastSoundflower を用いてPCの音とマイク音声をミキシングします
    設定方法はLadioCast Soundflower OBS ニコ生でWeb検索してください


    サンプリングレートをとりあえず44,100Hzに統一します
    ・FTL方式のMixerでも放送をするなら 48,000Hzに統一しましょう
    サンプリングレートや音声ビットレートで音質が変わります 好みで変えてください
    ・周波数が高い=高音質ではありません
    PCのサンプリングレートを変更したときは 念のため今までの設定を適用してからPCの再起動をしてください



    Windows10 再生・録音デバイスの出し方

    バージョン1803 (April 2018 Update)
    モニタ右下のスピーカーアイコンを右クリックします



    サウンド(S)を左クリックします










    バージョン1709 (Fall Creators Update)
    モニタ右下のスピーカーアイコンを右クリックします










    PCのサンプリングレートを変更して音が出なくなったときは PCを再起動すれば直ります



    サウンドデバイスの通信タブを開いて「何もしない」選択します














    Windows10では 再生デバイスのプロパティから音の明瞭化タブのラウドネスイコライゼーションにレ点を入れます 放送に乗せるPC音の音量が上がらない問題を解決できます

    Windows10 アニバーサリー(バージョン1607 OSビルド14393)
    既定のスピーカーをダブルクリックするとスピーカーのプロパティが現れます


    上記の設定をしてPCもOBS Studioも音量100%なのに リスナーから音が小さいと言われたときは Tips(チップス) の 音量をもっと上げたい を参考に音量を上げてください



    - 映像 - 5/7

    基本(キャンパス)・出力(スケーリング)解像度は選択肢の他 手打ちで設定を変更できます
    半角英数小文字で800エックス450のように書き入れます



    基本(キャンパス)解像度 は 放送PCのディスプレイ解像度を入力します

    デスクトップの何もないところを右クリックしてディスプレイ設定へ進みます
















    ディスプレイにPC側の解像度があります

    特別な理由がない限りディスプレイ解像度は1920x1080です OBS Studioの基本(キャンパス)解像度は1920x1080に設定します

    モバイルPCなどでディスプレイの解像度に1920x1080がないときは(推奨)が添えられている値をOBS Studioの基本(キャンパス)解像度に入力します





    モバイルPCなどでディスプレイ解像度が1920x1080より小さい場合があります
    放送の都合上ディスプレイ解像度を大きくするのですが ディスプレイの文字が小さく表示されるなど読み辛くなります
    拡大縮小とレイアウトで拡大してみましょう










    出力(スケーリング)解像度 で 出力解像度の設定をします

    「出力(スケーリング)解像度」は 基本1280x720(16:9)ですが 上り回線速度次第で配信ビットレートが決まり フレームレート上限を30fpsだとすると 自ずと適した解像度が導かれます 1280x720よりも解像度が下がることもあります

    ストリーミングHD配信(720P)での解像度とビットレート におおよその解像度と映像ビットレートの相関表を記しました
    他所のストリーミングサービスでの相関表なのでニコ生HD配信(720P)に100%は当てはまりませんが参考になれば幸いです

    筆者はまだテストしていませんが16:9の1280x720に面積を超えない範囲で16の倍数になる4:3は 1088x816と1024x768です ただし タイムシフトを含め画質の劣化があるかもしれません



    縮小フィルターは ランチョスを指定します
    縮小フィルターは 画像全体に影響する映像フィルタです テストして決めますが 初めはランチョスにしておきましょう

    フレームレートは30fpsを上限に動画の滑らかな動きを観察しながら決めてください
    静止画・カメラ画像は15~30fps ゲーム放送は20~30fpsになります



    - 詳細設定 - 6/7

    公式版0.15.0・同時期公開のビルド版から「プロセス優先度」が搭載されました
    この段階ではとりあえずプロセス優先度をデフォルトの「通常」のままにします




    「自動的に再接続」のチェックを外します



    ニコニコインフォ 【7/31更新】「新配信」でお困りの方へ に Q. OBS19.0.3を利用する際、番組終了時にフリーズする場合 のQ&Aが記載されました 解説を書いている現時点での最新OBS Studio20.0.1でも同症状があります


    続いて OBSStudio プロファイル・シーンコレクションの保存 へ進み 作った設定に名前を付けてプロファイル(設定)を保存します









    □放送ページ作成

    Webブラウザで放送ページを作るときに「720P配信を行う」を選択します タイトル・詳細などは今まで通りです





    旧通常配信でいうところのテスト配信は30分間あります 放送ページに切り替わると同時にテスト配信モードになっています 
    OBS Studioの放送開始ボタンを押し ブラウザに放送画面が映り 音声も来ていることを確認してください ブラウザの番組開始ボタンを押せば放送は開始されます



    とりあえずの設定でHD配信(720P)のテスト放送をしてください
    本放送に向けて詳細な設定の解説は
     OBS Studio ニコ生ユーザー生放送 新仕様「HD配信(720P)」本放送設定解説
    に記しました





  • OBS Studio ニコ生ユーザー生放送 新仕様「HD配信(720P)」本放送設定解説 加筆修正 2018年09月01日 電源設定を「高パフォーマンス」に設定してください を現状に合わせ修正

    2018-02-03 23:00

    加筆修正 2018年09月01日 電源設定を「高パフォーマンス」に設定してください を現状に
                  合わせ修正
         2018年02月19日 ◇サンプリングレートを決める にMacでのサンプリングレート
                  の変更方法を追加 構成を一部変更 その他
         2018年02月08日 「HD配信(720P)」テスト放送設定解説 から解像度の設定を
                  追加
         2018年02月07日 ◇映像ビットレートを決める を加筆・再編集
                  HD配信(720P)向け上り回線から割り出した配信ビットレート
                  一覧のリンクを追加
                 「PCが重い」「放送が少停止する」など快適な放送ができないと
                  きのときの対処法 を追加
    初版投稿 2018年01月25日 18’1/23開始のHD配信に準じた設定解説を掲載




    OBS Studio ニコ生ユーザー生放送
                 新仕様「HD配信(720P)」本放送設定解説



    [1/23発表 HD配信(720P)仕様]
    ビットレート:映像・音声を合わせて最大6000kbps
           リスナー側は3Mbps
    音声ビットレート:最大192kbps
    映像解像度:最大720p(1280x720)
    映像フレームレート:最大30fps
    ※リスナー側の再生は30fpsですが 60fpsで送信することはできます
    音声サンプリングレート:最大48kHz
    音声チャンネル数:最大2ch(ステレオ)
    ※30分+延長4時間30分

    ニコニコインフォ 機能・お知らせの記事一覧
    【ユーザー生放送】HD配信(720p)対応のお知らせ
    Q、生放送をNLEなどの外部ツールで高画質配信する


    OBS Studioをニコ生ユーザー生放送 HD配信(720P)で使用する前提の解説です
    テスト配信設定編 でとりあえず放送ができた前提の解説です

    すでに OBS Studio プラグイン obs-rtmp-nicolive を追加している前提の解説になります

    Windows主体で解説していますが 後述するWindows 再生・録音デバイスを出す方法とサンプルレート統一の方法以外はMac版も共通です
    Windows10を 前OSのアプリケーションや各種設定などをそのまま引き継ぐ「インプレースアップグレード」(上書きアップグレード)でアップグレードをした環境では OBS Studioがうまく動かない場合があります この場合USBメモリ8GBを使う Windows10のクリーンインストール を行ってください

    Windows環境でOBS Studio公式版をお使いの方は OBS Studioを動かすために必要なランタイム・iTunesなどの環境の有無・バージョンを確認してから設定をしてください
    解説は下記の「OBS Studio公式版」に記載しました
     OBS Studio 公式版 バイナリ / インストーラー版 OBSStudio簡易インストーラ解説









    HD配信(720P)本放送設定編



    ◇はじめに

    テスト配信設定 でHD配信(720P)に耐えうるPCスペックなのか通信環境かを確認しました
    各設定で「とりあえず」設定した項目が5点あります

    - 出力 - 3/7 ◇配信ビットレート ◇バッファ ◇CPU使用のプリセット
     配信ビットレートが変われば- 映像 - 5/7 出力(スケーリング)解像度も変わります
    - 音声 - 4/7 ◇サンプリングレート
    - 詳細設定 - 6/7 ◇プロセスの優先度

    ゲーム・カメラ・静止画 フラッシュコメントジェネレーターのあるなしなど放送の内容は多種多彩です 放送内容に合わせた設定を解説していきます


    高画質高音質放送の設定で重要なのがバランスです
    解像度が紙の大きさビットレートは絵の具の量 フレームレートはパラパラ漫画の枚数と例えると伝わるでしょうか
    ・紙がハガキ大1枚なのに絵の具を100kgも使っても意味が無い
    ・サインペン1本だけでは校庭並の広さの紙の全てに描ききれないし そんな巨大なパラパラ漫
     画は自宅に持ち込めない
    ・千枚めくっても絵が動かないパラパラ漫画は意味は無い

    ニコ生に持ち込める範囲の大きさの紙(解像度)に適量の絵の具(ビットレート)と紙の枚数(フレームレート)を使うのが 小停止のない高画質放送ができてタイムシフトが壊れないコツです
    付け加えると 高画質放送にはそれに耐えうるPCスペックと高速通信環境が必要になります
    フレームレートも重要な要素ですが 最大 リスナー側の再生30fpsは今までと変わりはありません

    先ず動画の綺麗さを先行して設定し 次に動画の滑らかな動きに関わる適切なフレームレートを探るのがいいでしょう PCスペック・通信環境・画面構成などで条件が変わるので テスト放送をして画質を確認して設定を決めてください









    ◇映像ビットレートを決める


    テスト放送に向けての設定 では 上り回線速度の80%を配信ビットレートに割り当てられる最大値にしました
    放送内容次第で最大値のままだったり半分だったりを設定します


    OBS Studio設定の前に上り回線速度と品質の測定

    上り回線速度の測定


    22時以降 特に休日前の夜はニコ生だけではなく通信ネットワーク自体が混み合います
    光通信ベストエフォート上り100Mや1Gというものの この時間帯は10M前後が実態ではないでしょうか
    それでもストリーミング放送をするには充分すぎるほどの速さはあるのですが 都市部では更に低い回線速度になっていることも珍しくはありません

    ニコ生新仕様HD配信(720P)は映像ビットレート上限6,000kbpsですが 実際の上り回線速度が例えば2Mbpsなら それに合わせたOBS Studioの設定をしないと少停止が発生し快適な放送ができません

    OBS Studio右下に配信ビットレート表示とインジケーターがあります

    配信ビットレートが上り回線速度を超えているかを色で表します

    しきい値は不明ですが 超える二歩手前のときは・一歩手前が・超えたときはです



    実際の上り回線速度の85%を総合ビットレートの上限とします

    この項目は上り回線をフル活用して放送するときの解説です
    理由は後述しますが グラフィックボードでエンコードするときはこちらになります

    テスト放送に向けての設定 では通信速度を測定して上り回線速度が7,500kbps以下のとき 測定結果の80%を配信ビットレートの上限として設定しました

    20%の余裕の理由は 動きが激しい動画を処理するために 瞬間ですが設定した以上の映像ビットレートになることがあるのと Windowsアップデート・セキュリティソフトアップデート・ブラウザの更新・SkypeやDiscordなどの通話ソフトなどの通信のためです
    上り回線に余裕がある環境でも 上記と同じ理由で配信ビットレート上限を大幅に超えてしまいその間だけニコ生側が放送を止めることもあります

    本放送ではもう少し配信ビットレートを多く使用する設定にしてみましょう

    下記のリンクは 上り回線速度から通信の余裕200kbps前後を確保して 上り回線速度の85%以上を配信ビットレートにした計算表です テスト放送のときより若干ですが配信ビットレートが上がります
    【ニコ生 HD配信(720P)】上り回線から割り出した配信ビットレート一覧

    本放送では5,300kbpsのとき 4,635kbpsを配信ビットレート仮上限として設定します
    SkypeやDiscordなどの通話ソフトを使うと通話が途切れる・放送が少停止するなどがあったときは配信ビットレートを5から10%下げてみてください



    配信ビットレートをリスナー側最高ビットレート3Mに合わせて放送する

    22時以降の上り回線速度が不安定・速度が低いなどで配信ビットレート上限6,000kbpsまで届かない通信環境向けの解説です

    本来 HD配信(720P)で30fpsなら配信ビットレートは3,000kbpsもあれば十分な筈です
    他所のストリーミングサービスではHD配信(720P)フレームレート30fpsのとき配信ビットレートは2,000から2,500kbpsを推奨しています どうして6,000kbpsもあるのか考えました

    解説を書くのにGPUエンコードで放送して判ったのですが 同設定で比べて GPUエンコードはCPUエンコードに比べ画質が落ちます それを補うために配信ビットレートを多めに使えるようにしたのではないでしょうか それと 今後フレームレート60fpsに対応するためかチャンネル放送を含めたシステムなのでしょう
    ※5/20加筆
    HD配信(720P)の配信ビットレート上限6,000kbps・解像度720P(1280x720)・フレームレート60fpsにてテスト放送をしてもらいました ブラウザで再生される動画は60fpsではなく30fpsですが それでも滑らかな動きの再現は確認できました 上り通信速度とPCスペックに余裕がある環境で試してみてください

    リスナー側ではフレームレート30fps・最高3Mでのニコ生再生とのことなので CPUエンコードのとき放送側は無理をして配信ビットレート上限6,000kbpsにしなくても良いのではと筆者は考えています HD配信タグの放送で放送者に配信ビットレートを聞くと「どうせリスナー側が(最高で)3Mで再生だから」3,000kbpsで放送しているとの答えがほとんどです 

    ストリーミングHD配信(720P)での解像度とビットレート に他所のストリーミングサービスでの相関表を載せました ニコ生HD配信(720P)に100%は当てはまりませんが解像度とビットレートの関係は参考になると思います




    上り回線の品質も重要です

    放送は 放送者側が動画をニコ生サーバーに送り続けます
    タイムラグ発生や少停止がない放送をするには 通信が滞らない環境が必要です

    放送の少停止・ラグの発生などで悩んでいる放送者に尋ねる機会が多いのは通信の「質」です
    放送するのに上り回線の速度と質が関わります

    放送で重要なのは通信速度ですが データを安定して流し続けられるかも重要です
    速度はあるけれど早くなったり遅くなったりのムラがある状態ではラグや少停止が発生してしまいます
    筆者は このムラのあるなしを「品質」と言って指導しています

    通信速度 測定 で検索 すると 下り(データがサーバーからPCに流れてくる)と上り(データをPCからサーバーへ流す)の速度だけ測定するところが多いです

    JAVAを使えるブラウザで下記の測定サイトを閲覧し回線品質を測定してください

    NURO
    http://www.nuro.jp/speedup/speedupStep1.html


    Studio Radish
    http://www.studio-radish.com/


    WildSpeed
    http://wild-speed.jp/netspeed/index.html


    筆者宅の回線速度を測定した写真です 上り回線速度の上下動がないのがグラフで判ります
    ちなみに筆者宅で光回線を引いたのですが 通信品質60%代(調整するも改善せず)で少停止が発生したので 回線速度は低いものの品質が高く安定しているADSLに戻しました

    筆者の経験上ですが 上り回線速度が7,500kbps(規格上限で放送できる回線速度)だとして
    測定品質80%代以上ならHD配信(720P)上限値で放送できます
    75%以上なら多少の遅延は発生するものの気になるレベルではありません
    75%以下から多少目立つタイムラグが発生し 65%以下で少停止が発生します
    測定品質60%以下のとき 快適な放送は難しいかもしれません

    上記の打ち消し線の文章は「今までは」そうでした
    HD配信タグの放送を閲覧しましたが 少停止で視聴に耐えられない放送はない印象を持ちました
    タイムラグ(放送者とリスナー間の時間差)が4から5秒が標準でHD配信(720P)は5から7秒に増えています 今までよりバッファ(ニコ生側で放送者側から来た動画を数秒貯める)を増やすことで放送者側の通信環境の品質の低さを補っているのかもしれません

    測定品質向上はプロバイダなり回線業者に通信が安定するよう調整を依頼します
    調整をしてどうなるかはやってみないと判りません 測定品質は向上したものの通信速度が低下することがあります 更には自宅周辺の機器交換で出費が発生することもあり得ます
    光回線をギガ契約 にし直したとして 結果どうなるかはやってみないと判りません

    静止画のみの放送は 動画を映さないので音声ビットレートと同等の映像ビットレートで構いません

    ※放送がプツプツになる・小停止する場合には10%づつ映像ビットレートを下げて放送してみましょう
    ※それでもプツプツが改善されないときは 後述する「放送中のCPU・GPU使用率について」を参考に配信ビットレート・解像度・CPU使用のプリセットを見直してください









    ◇映像ビットレートが変われば解像度も変わります


    出力(スケーリング)解像度で出力解像度の設定をします

    「出力(スケーリング)解像度」は 基本1280x720(16:9)ですが 上り回線速度次第で配信ビットレートが決まり フレームレート上限が30fpsなので 自ずと適した解像度が導かれます 1280x720よりも解像度が下がることもあります

    ストリーミングHD配信(720P)での解像度とビットレート におおよその解像度と映像ビットレートの相関表を記しました
    他所のストリーミングサービスでの相関表なのでニコ生HD配信(720P)に100%は当てはまりませんが参考になれば幸いです

    筆者はまだテストしていませんが16:9の1280x720に面積を超えない範囲で16の倍数になる4:3は 1088x816と1024x768です ただし タイムシフトを含め画質の劣化があるかもしれません

    出力(スケーリング)解像度は手打ちで設定を変更できます
    半角英数小文字で800エックス450と書き入れます









    ◇フレームレートを決める

    フレームレートとは 1秒間動画を描くのに使われる静止画の枚数のことです
    静止画を連続して映すことで絵が動くように見えます



    映像ビットレートと解像度が決まってからフレームレートの調整をします
    CPU・GPUの使用率を監視しつつ自分で自分の放送を見て 動きの滑らかさと絵の綺麗さが両立するフレームレートを探します

    ゲーム放送は24~30fpsが基準ですが マリオカートのレインボーロードなど 描写が難しいゲーム放送ではフレームレートを下げてみるのも方法の一つです 上げてみるのも方法の一つです
    ※5/29加筆
    前項 配信ビットレートをリスナー側最高ビットレート3Mに合わせて放送する でも解説しましたが 上り通信速度とPCスペックに余裕がある環境で60fpsの動画を送ることができます ブラウザで再生される動画は60fpsではなく30fpsですが それでも滑らかな動きの再現は確認できます


    カメラ放送は24~30fpsが基準です

    カメラ放送で高画質にこだわるなら カメラスルー搭載のビデオカメラ HDMI端子
    USB3.xを介して ビデオキャプチャ あるいはPCに直接繋ぎ PCにカメラ映像を取り込むことを強くお勧めします

             ビデオキャプチャ 外付け 入力HDMI端子 一覧
             ビデオキャプチャ 内蔵 入力HDMI端子 一覧

             ビデオキャプチャ 外付け 入力USB3.0端子 一覧


    助言を戴きました
    画質に拘るならそれなりの機器を使わないと実現できません
    カメラは この条件クラス を使いたいです
    取り扱いや管理が難しくなります
    コストパフォーマンスやメンテナンスを考えると画面構成が固定ならWebカメラで十分ですしカメラマンがいてズームアップ/ダウンなどしたいときは 民生用(一般人が使うビデオカメラ)で良いでしょう

    カメラ構図の都合でWEBカメラとPCが離れるのでUSB延長ケーブルを使うときは動画の劣化を防ぐため 低抵抗 のものをお使いください
    音ズレ(音が先に出て絵が後からついてくる)が発生してもOBS Studioの設定で調整はできます Tipsチップス に音ズレを直したいを記しました

    静止画放送では本来フレームレートは関係ないのですが 旧仕様でフレームレート10fpsのときタイムラグが増えたことがあります 15fpsくらいにしておきましょう


    どういう設定であれ タイムシフトを飛ばしながらでも自分で見て タイムシフトが問題なく視聴できるのか確認してください









    ◇バッファを決める

    バッファとは エンコードが終わった動画を一時的に貯めるメモリ量のことです

    激しい動き・派手な場面などをきれいに表現するためエンコードが手間取ることがあります その間はニコ生に処理された動画を送らないので その場面のエンコードが終わるまで放送が少停止します

    そこで 処理をした動画を1~2秒ほど貯めておいて(バッファ) 急激な変化をした場面のエンコードが終わるまで繋いで放送が止まらないようにします

    バッファは映像ビットレートと同等の値か偶数倍の値が基本になります












    HD配信(720P)の仕様では配信ビットレート上限6,000kbpsであり旧来の仕様の考えは当てはまりません 解像度とフレームレートに対しあり余るほどの配信ビットレートで放送ができます
    ニコ生HD配信(720P)ではバッファゼロか映像ビットレートと同等のどちらかだと筆者は考えています バッファがゼロでも放送が止まらない場合も多々あります テスト放送で確認しましょう

    なお映像ビットレートと同等のバッファのとき 放送者側がエンコードが終わった動画を貯める都合上 更に1秒前後のタイムラグが加わります 2倍のバッファのときは2秒前後です

    静止画のみの放送は 動画を映さないのでバッファゼロで構いません

    ※放送がプツプツになる・小停止する場合にはバッファをビットレートの2倍数にしてみます
    ※それでもプツプツが改善されないときは 後述する「放送中のCPU・GPU使用率について」を参考に配信ビットレート・解像度・CPU使用のプリセットを見直してください









    ◇CPU使用のプリセットを決める

    旧配信仕様のころ「プリセットは高圧縮にすればするほど高画質になる」みたいな迷信がありました
    ◇バッファを決める でも解説しましたが 激しい動きや派手な場面に対応する・旧配信仕様での小さい解像度と足りない映像ビットレートを補うため・小さい解像度で鮮明な映像を表現するために 映像を詰め込もう(高圧縮)と◇CPU使用のプリセットをSlow以上に設定したのが実際です

    HD配信(720P)の仕様では配信ビットレート上限6,000kbpsであり旧来の仕様の考えは当てはまりません 映像を高圧縮する必要が無くなりました
    フレームレートと旧来より大きくなった解像度に対し あり余るほどの配信ビットレートでニコ生へ動画を送ることができます

    登り回線速度と回線品質の都合上 たくさんの配信ビットレートを使えないけれど 解像度720Pを使いたいときにSlow・Slowerにしてみましょう 上記の◇バッファを決めるを参考にバッファを設定してください

    ゲーム放送でCPU使用のプリセットはmediumかslow mediumからveryfastで問題はないはずです
    カメラ放送では Mediumより低圧縮のveryfastで良いでしょう
    静止画放送ではultrafastで十分です



    ※放送がプツプツになる・小停止する場合にはプリセットを低圧縮方向にしてみます
    ※それでもプツプツが改善されないときは 後述する「放送中のCPU・GPU使用率について」を参考に配信ビットレート・解像度・CPU使用のプリセットを見直してください









    ◇サンプリングレートを決める

    1/29より音声ビットレート・サンプリングレート(以後サンプリング)の上限が変更されました

    ニコニコインフォ
    【ユーザー生放送】配信できる音質が向上しました


    注意すべき点があります ヘッドフォンで「高音質」を長時間聞いていると耳が疲れます
    高音域がハッキリするために長い間聞いていると高音が耳障りに感じてくることがあります
    放送側もリスナー側PCも サンプリング48,000Hzに設定しているときに多く発生します
    放送側が44,100Hzでもリスナー側が48,000Hzなら この傾向はあります

    Mac
    機器セットを作成して複数のオーディオインターフェイスを組み合わせる を参考に
    Audio MIDI 設定アプリケーションへ進んでサンプリングレートを設定します
    PCとOBS Studioのサンプリングレート統一しないと音ズレが発生します

    Windows
    放送側もリスナー側PCも サンプリング44,100Hzなら問題はありません

    なおビット数は関係ありません

    Tipsチップス サンプリングレートを統一する を参考にPCとOBS Studioのサンプリングレートを統一してください









    ゲーミングヘッドセットで音が悪いと評価が低いものがありますが あえて高音を潰しているヘッドセットかもしれません リスナー側にサンプリング48,000Hzの高音質?を出している環境で 放送者には長時間聞いていても耳が疲れない都合の良い音を出しているのです 昔見たゲーミングヘッドセットに 手元でボリュームとYoutube同様の仕様である16,000Hz以上の音をカットできるものがありました
    助言をいただきました 100円ショップのイヤホンだと高音が潰れて疲れにくくなるそうです

    それと サンプリング48,000Hzは 高音域がハッキリする代わりに低音域が弱くなるので 人によって音のバランスの評価が別れます

    肉声が隠れない程度の音量のゲーム音やBGMを流すのであれば サンプリングは44,100Hz音声ビットレートは128kbpsもあれば十分高音質で長く聞いていても耳は疲れません

    演奏してみたカテゴリなどの音楽放送は 音のバランスなどを考慮してサンプリングは44,100Hz音声ビットレートは上限192kbpsが良いのではと筆者は考えています


    オーディオインターフェイス外部ミキサーサウンドカード)がある環境なら 高音質で放送できます









    ◇プロセス優先度を決める




    非公式OBS Japanブログ からお借りしました
    OBS Studio 20.0.x リリースノート より抜粋
    OBS Studio20.0.0Windowsの詳細設定でプロセスの優先度オプションにプロセス優先度「標準以下」を追加

    PC設定のカルマ からお借りしました
    Windows10 - プロセス(アプリ)の優先度を指定(変更)する方法 より抜粋
    プロセスの優先度を上げると(高くする)と、CPUやメモリといった Windowsシステムのリソースをそのプロセスが優先的に利用するようになります。
    逆にプロセスの優先度を下げる(低くする)と、リソースが他のプロセスに優先使用されるようになります。

    OBS StudioがWindowsのリソースを優先して利用する設定です
    他の設定とは違い プロファイルに保存できないOBS Studio自体の設定になります
    OBS Studioを止めなくても設定変更できるので 放送しながら設定を変えて画質がどう変わるのか CPU使用率がどう変化するのか確認してください









    放送中のCPU・GPU使用率について

    HD配信(720P)は ビットレート・解像度・フレームレートを高い値で使うことで高画質高音質放送が可能になります 実現するにはそれなりのPCパワー・スペックが必要です
    具体的な仕様は記しませんが 低スペックPCでは高負荷がかかる放送に耐えられません

    ハイスペックPCを使うとしても 無理な設定で高負荷をかけすぎると少停止が発生してしまいます
    なので 放送に耐えうる性能を備えたPCが必要ですし放送PCに合った放送設定が肝心です

    自分で自分の放送を見て設定を変えたりが主ですが 同時にCPU・GPUをどれだけ使っているかを監視しながら設定を決めていきます


    放送中のPCのCPU使用率は70%を超えないようにしてください

    あくまでも筆者の経験・指導誘導しているうちにできた基準ですが 放送中のPCのCPU使用率は70%を超えないようにしてください
    「放送中のPCのCPU使用率」とは PC全体のCPU使用率のことです
    エンコーダは何であっても OBS Studio・Skype・コメントビューア・棒読みちゃん・枠取りツールなど 放送に関わるすべてのソフトを動かした上でのCPU使用率です

    CPU使用率が70%以上あると動画がカクカクした状態で放送されるようになり タイムラグ(放送主とリスナーとの時間差)が増えます 更にWindowsアップデート・セキュリティソフト・ブラウザの更新などのお知らせが重なるとPCが重くなり快適な放送ができなくなります

    OBS Studio本体にあるCPU使用率は OBS StudioだけのCPU使用率です

    「放送中のPCのCPU使用率」ではありません







    例えば1時間に10回70%を超えたからダメというのではなく 70%をも超え80%代に入る瞬間が偶にあるくらいで グラフを読むと跳ねるとき以外は60%代に留まっているなら問題はありません PCスペックに関係なく 常時75%を超えるとタイムラグが増える・動画がカクカクし始めるなど問題が出てきます 値の上下動があるので余裕を考えて70%と記しました

    Win環境の筆者は放送中はタスクマネージャよりもCPU使用率が低い CPUモニター を使ってCPU使用率を監視しています
    OSX環境は グラフを備えている アクティビティモニタ でいいと思います


    テスト放送しながら当解説を執筆中にWindowsアップデートがありました
    CPUモニターを起動していたので判ったことですが Windowsアップデートの更新があるとCPU使用率が上がる様子を撮影できました

    OBS Studio放送中の通常時のCPU使用率です







    CPU使用率が瞬間最大70%平均50%に上がりました
    「新しい通知」にWindowsアップデートがある旨の告知がありました

    Win10ProなのでWinアップデートの自動更新を止めることができます

    HomeではWindowsアップデート通知を受けると自動で更新されます セキュリティソフトなどの更新でも同様にCPU使用率が少し上がります 放送開始前に手動で各ソフト・アプリのアップデートを済ませても良いでしょう



    放送中のGPU使用率は90%を超えないようにしてください

    エンコードをCPUではなく高性能なグラフィックボードにエンコードを任せるのも有効です
    グラフィックボードでのエンコードを指定しているときのGPU使用率は80%代が限度です
    常時90%代では急な画面の変化に対応する余裕がありません

    グラフィックボードでのエンコードのときはGPU使用率を監視してください
    GPUの温度が80℃を超えないかを監視するのにも必要です
    AMD モニタリングツール NVIDIA モニタリングツール で検索してください

    グラフィックボードでのエンコード設定に関しては筆者のPC環境が貧弱なことと グラフィックボードでのエンコードで放送している人から設定を聞いたものの 適当にいじっているだけとしか情報を得られなかったので割愛しています 自分で自分の放送を見て設定を変えましょう




    「PCが重い」「放送が少停止する」など快適な放送が
                    できないときのときの対処法

    ・回線の品質向上をブロバイダや回線業者に依頼 OBS Studioのバッファを増やす
    ・PC電源設定をハイパフォーマンスにする OBS Studioのプロセスの優先度を高くする
    ・CPU・GPU使用率を監視しながら出力解像度を落とす CPUのプリセットを低圧縮にする
     フレームレートを下げる  が主な対策です

    その他各種設定の見直しを載せている
    VIPで初心者がゲーム実況するには@wiki
    OBS Studioで、PCの動作が重くてカクカクするときの対処法 をお読みください
    「PCを買い換える」は必読です

    当解説の筆者もリンク先の筆者も安易にハイスペックPCに買い替えなさいと言っているのではありません 現状の最大限できる範囲で放送を楽しみましょうということです








    OBS Studioを動かすための環境について


    省電力機能をオフにします

    Mac
    OSX Mavericksから導入された App Nap(省エネ機能)を停止します
    こちらを参考に OBS StudioのApp Napを切ってください
    Linkman:Apple・iPhone・iPad・Macの最新情報を中心にした情報サイト
    OS X Mavericks:アプリの省エネルギーモード「App Nap」の設定を見直す


    Windows

    はじめに

    Windows10 Creatorsから Windowsボタン右クリックで出るメニューにコントロールパネルの選択肢がなくなりました























    Windowsボタン左クリックしてスタートメニューを出し 「すべてのアプリ」からWindowsシステムツールのコントロールパネルを出します

    しばらくはコントロールパネルから各設定を出すことになるのでスタートメニューにピン留めするか タスクバーにピン留めします

    「その他」にタスクバーにピン留めする選択肢があります







    スタートメニューにコントロールパネルのショートカットが置かれました





















    コントロールパネルを開いたときにタスクバー上のアイコン右クリックでタスクバーにピン留めもできます









    電源設定を「高パフォーマンス」に設定してください する

    はじめに
    OSWindows7・8搭載のPCを購入し Windows10にアップグレードした環境だとこれから解説する電源設定に「高パフォーマンス」がない場合があります
    電源プランの作成で高パフォーマンスモードを作ることはできますが 各PCメーカーがPCに合わせて設定した電源設定(高パフォーマンス)ではないのでCPU温度が100度を超えてしまいPC故障回避のためにPCがシャットダウンすることがあります

    電源設定に「高パフォーマンス」の設定があった場合のみ電源設定を高パフォーマンスにしてください


    コントロールパネルの表示方法を「大きいアイコン」にして電源オプションへ進みます









    「電源プランの選択」に設定「高パフォーマンス」がありません
    「電源プランの作成」へ進み高パフォーマンスモードを作ることはできますが 前述したように熱暴走でPCがシャットダウンしてしまう可能性があります



    「高パフォーマンス」の選択肢があれば高パフォーマンスを指定します










    App Napを切った/電源設定が高パフォーマンスでもCPU使用率70%を超える場合 PCの能力を超える厳しい設定で放送していると思ってください 解像度・配信ビットレート・フレームレート・プリセット・プロセス優先度のいずれか・あるいは全ての値を下げてテスト放送をしてください
    放送に関係のない常駐アプリ・ソフトを終了する などをしてCPU使用率を下げてください




    スリープにならないように設定してください

    PCを操作しない時間が長く続くと スリープ(待機状態)になります
    スリープに入ると 放送が止まりますので スリープに入らない設定にします

    Mac
    PC設定のカルマ
    Mac - 省エネルギー - コンピュータ・ディスプレイのスリープ設定
    https://pc-karuma.net/mac-sleep-settings/
    を参考に コンピュータのスリープを「しない」に変更してください

    Windows
    コントロールパネルから電源オプションへ進みます
    表示方法を大きいアイコンに変更します


    左にあるスリープ時間設定へ進みます


    スリープに入る時間を変更します
    写真ではスリープに入らない設定ですが 放送時間内にスリープに入らない時間でかまいません




















    続いて OBSStudio プロファイル・シーンコレクションの保存 に進みます