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アーカイブ:無印第01話「私たちが変身!?ありえない!」
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アーカイブ:無印第01話「私たちが変身!?ありえない!」

2014-09-13 15:32
  • 4

 
 <アバン>

太陽が照りつけるグラウンド。
歓声が上がる中を走り抜けるラクロス部の部員たち。
パスをカットし、そのまま走り続けるなぎさ。
莉奈※1:「なぎさ!」
なぎさ※2:「まかせて!」
そのままジャンプし、シュートを決める。
志穂※3:「すごい、なぎさ!」
莉奈:「やったね!」
なぎさ:「えへへ。まだまだ行くよー!」

校舎の中。科学部の部員たちが集まっている。
ユリコ※4:「ほのか、今度は何の実験?」
試験管とフラスコを持つほのか。中にはそれぞれ別の液体が入っている。
ほのか※5:「この2つの液体を混ぜると、一瞬で凍ります」
一同:『へぇー』
ほのか:「ではいきます」
2つの液体をビーカーへ注ぐほのか。ビーカーからは煙が立ち始め、間もなく閃光と爆音そして大量の煙が発生する。
煙は少しずつはれていくが、むせている部員もいる。
ユリコ:「ほのか?」
ほのか:「ほら、大成功!」
むせながらもビーカーを見せるほのか。中身は完全に凍っている。
感嘆の声をあげる科学部員たち。
それを見て微笑むほのか。

夕日に照らされる校舎。※6
雑談をしながら歩くラクロス部員たち。その中にはなぎさもいる。

本を読みながら連絡通路を歩くほのか。
その後ろで連絡通路を横切るなぎさたち。※7

********************************************************************
<Aパート>

ベローネ学院女子中等部。
登校してきた生徒たちが互いに挨拶を交わす中にクロス※8を持ったなぎさもいる。
志保:「なぎさ!」
なぎさに追いつき声をかける志保。
なぎさ:「おはよう、志保」
志保:「おはよう!」
そこに莉奈も合流する。
莉奈:「なぎさ、おはよう」
なぎさ:「おはよう、莉奈」
志保:「ねぇねぇねぇ。昨日の流れ星見た?」
なぎさ:「え?」
怪訝そうな顔をするなぎさ。
莉奈:「見た見た。凄かったよねぇ」
なぎさ:「そうなの?」
莉奈:「うん、最近すっごいたくさん飛んでるよ?」
志保:「私、いっぱいお願い事しちゃった!」
なぎさ:「へぇー、全然知らなかった」
下駄箱に到着する3人。
莉奈:「でも、流れ星って不吉な事が起こる前兆って言うよね?」※9
なぎさ:「そうなんだ」
ほのか:「そんな事ないわよ」
いきなり会話に加わるほのかに驚く3人。
莉奈:「雪城さん」
下駄箱にいたほのかは3人に向かって説明する。
ほのか:「流れ星っていうのは、宇宙を漂っている小さな星屑なの。地球の重力に引っ張られ
     て、上空100kmぐらいで大気の摩擦で発光する事」
あっけにとられる3人をよそに、ほのかの説明は続く。
ほのか:「昔の人は、そんな不思議な光景を見て、流れ星に願い事を託したんだと思うの。」
    「でも、その方が不吉な事を考えるより、良いんじゃない?きっといい事が起こる
     かもね」
感嘆の声をあげる3人。
ほのか:「じゃあ、お先に」
そう言うとほのかは校内に入っていく。
なぎさ:「ていうか、博学?」
志保:「なぎさ1年の時は別のクラスだったから、よく知らないかもしれないけど、雪城
    さんって薀蓄女王って呼ばれていたのよね」
なぎさ:「薀蓄女王?」
莉奈:「しかもしかもしかも、男子部にもモテモテみたいで、剣道部の中島君にも告白された
    らしいよ?」
志保:「マジで!中島君タイプだったのになぁ」
なぎさ:「すごいなぁ、爪の垢でも煎じて食おうっかなぁー」
2人:『飲むんでしょ!』
なぎさ:「あははー、飲むんだっけか」
そんな話をしながらなぎさが下駄箱を開けると何通かの手紙が落ちてくる。
それを拾い上げる志保。
志保:「これってラブレターじゃない!」
莉奈:「なぎさもモテモテじゃん」
なぎさ:「いやあー」
照れた表情のなぎさ。だが手紙を見ると怪訝そうな顔に変わる。それを覗きこむ志保。
志保:「でもでもでも、ぜーんぶ女の子からでした」
莉奈:「さすがなぎさ、モテモテ」
なぎさ:「やかましい」
からかうような口調の莉奈に言い返すなぎさ。

2年桜組と書かれた教室
宮下※10:「美墨!美墨なぎさ!」
なぎさを教壇から呼ぶ教師の宮下。背後の黒板には数式が書かれている。
莉奈:「なぎさ」
後ろの席から小声でなぎさを呼びながら彼女を小突く莉奈。目を覚ますなぎさ。
なぎさ:「あ、はい!」
返事をすると同時に立ち上がるなぎさ。不安そうな顔でなぎさを見る隣の席の莉奈。
宮下:「この問題、解いてみろ」
数式を指しながらなぎさに言う宮下。
なぎさ:「え、えーと」
なぎさ:(うっひゃー、最悪!)
宮下:「どうしたー、美墨。もう2年生なんだから、こんなのすぐだろう」
黒板にはx-7=19+xと書かれている。
なぎさ:(そんな事言われても、急には・・・)
困りきったなぎさ。その時ほのかが立ち上がり指摘する。
ほのか:「先生。その問題は解けません。」
宮下:「なんだ雪城。美墨の頭じゃ、解けっこないって言うのか?」※11
なぎさ:「カチン!でも言えてるわ」
ほのか:「そうじゃなくて、0=26って変な答えになってしまうんですけど・・・」
宮下: 「!?」
ほのかの指摘にざわめく教室。※12
ほのか:「あの、19+xは19-xの書き間違いじゃないでしょうか?それならx=13と
     いう答えが出せますが」
黒板と教科書を何度も見比べる宮下。
宮下:「い、いや、ほんとだ。以後、気を付けます。」※13
ほのか:「いえ」
なぎさ:「ほー」
着席するほのか。それを感嘆の面持ちで見つめるなぎさ。

チャイムが鳴る中、教室を出るほのか。そこになぎさが声をかける。
なぎさ:「雪城さん」
ほのか:「はい」
なぎさ:「さっきは・・・どうも」
ほのか:「いいえ」
それだけを言うと立ち去るほのか。なぎさはあっけにとられたように見送る。

夕日に照らされる若葉台駅※14
ホームに到着した電車にのりこむなぎさ、志保、莉奈の3人。
莉奈:「そうだ、いい事思いついた!」
志保:「なになに?」
莉奈:「今度決めるクラス委員なんだけど、なぎさと雪城さんでやるってのはどう?※15
向き合いながら会話をしている2人に、窓から外を見ていたなぎさは驚愕の表情で向き直る。
なぎさ:「え?」
志保:「それいい!男子にモテモテの雪城さんと、女子にモテモテのなぎさのコンビって訳ね」
発進のベルが鳴りアナウンスが流れ始める。
莉奈:「ねっねっね!」
なぎさ:「やーよ、私そんなキャラじゃないし」
志保:「えー、いいと思うけどなぁ」
ドアが閉まり、電車が走り始める中、再び窓から外を見ていたなぎさは反対側のホームに
ベローネ学園男子の集団を見つける。その中の一人に目を留めるなぎさ。※16
対向車とすれ違いつ電車は進んで行く。※17

日が沈み始めた住宅街。幾つものマンションが並んでいる。
なぎさ:「ただいまぁ」
理恵※18:「おかえりなさい」
自室に入り、手紙と荷物、クロスを投げ出すなぎさ。制服のままベッドに寝転がる。
なぎさ:「あーあ。女の子にばっかり人気があってもなぁ」
    「たまには男の子にもモテたいよ」
その時空に一筋の光が走る。それに気づいたなぎさは起き上がり、ベランダへと出る。
ベランダから見上げた空には幾筋もの光が走っている。
なぎさ:「流れ・・・星?」
あっけにとられていたなぎさだが、次の瞬間慌てはじめる。
なぎさ:「うあ!私も何かお願いしなくっちゃ!」
目を瞑り、手を合わせるなぎさ。
なぎさ:「えっと、素敵なボーイフレンドが出来ますように。足が細くなりますように。
     お洋服がいーっぱいいっぱい買えますように。チョコレートケーキお腹いっぱい
     食べられますように。」
そこまで言って片目を開ける。自分の方に向かってくる光に驚くなぎさ。
なぎさ:「えっ!うっそー!」
驚きの声をあげ、頭を下げたなぎさの頭上をこえて部屋に入る光の球体。そのまま部屋の中で
乱反射を続ける。
驚きのあまり立ちすくむなぎさの額に光がぶつかり、部屋の中央上空でカードコミューンへと
形状を変えると同時に光るカードが散らばる。そして座りこむなぎさの前に落ちてくるカード
コミューン。
なぎさ:「な、何よこれ?」

日本家屋の中から聞こえる犬の吠え声。※19
ほのか:「忠太郎?」
ほのかが家に入ると飛びかかり、口元を舐める忠太郎。※20
ほのか:「忠太郎、どうしたの?」
ほのかから離れ、奥に向かう忠太郎。
ほのか:「忠太郎?なに?」
相変わらず吠え続ける忠太郎。
さなえ※21:「ほのか、帰ったのかい?」
ほのか:「あ、ただいま、おばあちゃま」
さなえ:「忠太郎、どうかしたのかい?」
ほのか:「うん、多分大丈夫。」
そう言いながら忠太郎の方へと向かうほのか
ほのか:「ここに何かあるの?」
忠太郎が吠える先には蔵がある。
蔵を開けると中へ入っていく忠太郎。続いて入ったほのかは不思議な箱を見つける。
ほのか:「これ?」
箱の中にはカードコミューンが入っている。

クロスでカードコミューンをつつくなぎさ。反応が無いので恐る恐る近づくと突然光りだす。
慌てて後ろに下がるなぎさ。浮かび上がると同時にカードコミューンが開く。
メップル※22:「メポー!」
驚きの声をあげるなぎさの前に降りてくるメップル。
メップル:「お前誰メポ?」
なぎさ:「しゃ、喋った。しかも日本語だよ」
メップル:「女の子メポ?」
なぎさ:「わー、近寄るなぁ!」
クロスを振り回すなぎさだが、メップルは気にした様子もない。
メップル:「僕のお世話をするメポ」
なぎさ:「はぁ?」

キッチンで夕食の準備をしている理恵、ダイニングでは亮太が本を読んでいる。
理恵:「亮太。なんか騒々しいわねぇ、ちょっと見てきて。」
亮太※23:「えー、ほっとけばいいじゃん。」
理恵:「いいから見て来なさい!」
亮太:「ちぇー」
文句を言いつつも立ち上がり、なぎさの部屋に向かう亮太。
亮太:「お姉ちゃん、お母さんがどうしたのって?」
ドアを開けようとする前になぎさがドアを開ける。顔を突き合わせる姉弟。
亮太:「な、なんだよ?」
なぎさ:「いい、亮太。いまから見せるものは夢じゃないんだよ。現実よ。落ち着いて
     見るのよ」
亮太:「落ち着いた方がいいのはお姉ちゃんだろ?」
なぎさ:「実は、変なモンがいるの。ほら」
部屋に落ちているカードコミューン。
亮太:「お姉ちゃんずるい、携帯買った!」
なぎさ:「携帯?じゃなくて、こん中に変な生き物が入ってて!」
亮太:「この中に?」
カードコミューンを拾い上げる亮太。
なぎさ:「ちょ、ちょっとやめてよ、噛まれるかも」
コミューンを開き、耳に当てる亮太。だがすぐになぎさに突きつける。
亮太:「何も聞こえないじゃん。なにこれ?」
そのままなぎさに向かってコミューンを放り投げる亮太。なぎさは慌ててキャッチする。
なぎさ:「おっかしいなー。確かにさっき、コイツ喋ったんだけどなぁ」
亮太:「寝ぼけてんじゃないの?まだ夕方だぜ」
なぎさ:「ムカ!」
部屋を出ようとした亮太に足払いをかけるなぎさ。そのまま倒れる亮太
なぎさ:「亮太、気をつけなよ」
立ち上がり、ダイニングへと向かう亮太。
亮太:「お母さん、またなぎさがいじめる!」
なぎさ:「言いつけんじゃないわよ!」※24
部屋に戻るなぎさ。散らばったカードに気づき拾い集めるなぎさ。
その傍ら、ベッドの上を尺取り虫の様に移動するメップル。
なぎさ:「あぁ、歩いてるよ・・・ん、どうした?」
ベッドに“倒れこむ”メップル。息が切れている。
メップル:「やっぱり自分で動くのはつらいメポ。おい、そこの女子!僕を希望の姫君
      ミップルの所に連れて行くメポ」
なぎさ:「はぁ、なにそれ?やーよ」
瞳を潤ませてなぎさを見つめるメップル。
メップル:「お願いメポ。他に頼る人がいないメポ。」
なぎさ:「そんな事言ったって・・・」
********************************************************************<Bパート>

クロスでメップルを運びつつ、住宅街を歩くなぎさ。
メップル:「ところで、なんで網メポ?」
なぎさ:「文句言わないの」
メップル:「そこを右に曲がるメポ」
なぎさ:「はいはい」
言われた通りに交差点を曲がるなぎさ。
メップル:「やっぱり左メポ!」
なぎさ:「わー」※25
メップル:「じゃなくて真っ直ぐメポ!」
なぎさ:「もー、メポメポうるさいわね」
そういながらも正面に向き直り、ある事に気が付くなぎさ。
なぎさ:「まっすぐは行き止まりよ!」
メップル:「いいからどこまでも真っ直ぐ行くメポ」
なぎさ:「そんな事出来るわけないでしょ」
メップル:「うー、お願いメポ」
瞳を潤ませるメップルに顔を引き攣らせるなぎさ。
なぎさ:「また泣き落としかよ・・・」
コンクリート塀をよじ登るなぎさ

夜の街。人混みの中目を瞑りながら歩くピーサード。突如目を開くと笑みを浮かべる。

なぎさ:「あんた、一体何者?」
縁側でお茶を飲む老婆の傍らを、愛想笑いを浮かべつつ通り過ぎるなぎさ。
メップル:「光の園からやってきた選ばれし勇者、メップルメポ」
老婆に一礼し、塀を登っていくなぎさ。
なぎさ:「光の園?勇者?あんたが?」
塀を乗り越えるが足を滑らせるなぎさ。
なぎさ:「ちょっ、うわー!」
なぎさの去った方角を怪訝そうな顔で見ている老婆。
なぎさ:「どこが?」
ゴミ袋の山に落ちるなぎさ。
なぎさ:「ってー」
メップル:「まだまだ真っ直ぐ行くメポ」
なぎさ:「えー」
不服の声を上げながらも言われたとおりに進むなぎさ。

厨房の中を進むなぎさ。※26
メップル:「光の園をドツクゾーンの魔の手から守るメポ」
なぎさ:「お腹すいたー!」
立ち止まり、腹の虫を鳴らすなぎさ。それを怪訝な目でみる料理人たち。※27
メップル:「人の話を聞くメポー!」

メップル:「急ぐメポ!」
正面の遊園地に向かって走るなぎさ。閉園時間が近いのか帰路に向かう人たちばかりだ。
なぎさ:「なんかもう終わりみたいだけど?」
メップル:「でも、こっちの方向で間違い無いメポ」
そのまま入場するなぎさ。※28
メップル:「おかしいメポ、ミップルとは違う何かを感じるメポ」
なぎさ:「何かって何よ?」
そう言いながらも走るなぎさに声がかけられる。
ピーサード※29:「ここで行き止まりだ、お嬢さん」
そう言いつつなぎさの前に立ちはだかるピーサード。
ピーサード:「探したぞ。」
なぎさ:「誰なの?」
ピーサード:「我が名はピーサード。そいつを頂きに来た」
メップル:「逃げるメポ!」
なぎさ:「その方がいいみたい!」
言いながら反対方向に駆け出すなぎさ。だがあっさりとピーサードに回り込まれる。
ピーサード:「手を焼かせるんじゃない」
なぎさ:「ちょ、ちょっとー!」
なぎさからメップルを奪おうとするピーサード。それを躱し、逃げるなぎさ。だがつまづき、メップルを放り投げてしまう。
メップル:「わー、目が回るメポー」
そのまま地面に落ちたメップルを拾うピーサード。
ピーサード:「石はどこだ?」
メップルを問いただすピーサード。その時全く別の声がかけられる。
ほのか:「美墨さん!」
なぎさ:「雪城さん?」
なぎさの方へ走ってくるほのか。手にはミップルを持っている。
ミップル※30:「メップル!」
メップル:「ミップル!」
なぎさ:「雪城さん、一体どういう事?」
ほのか:「この子が、私をここまで連れてきたの」
そう言いながらミップルを見るほのか。
なぎさ:「あなたも?」
ミップル:「メップルを取り返すミポ!」
ピーサードの方に向き直るふたり。
ピーサード:「ははははは、これはこれは、もう一匹もお出ましとは探す手間が省けたと
       いうもの。そちらもよこすんだ」
そう言いつつほのかに近づいていくピーサード。
ミップル:「ほのか駄目!渡しちゃ駄目ミポ!」
なぎさ:「えーい!」
ミップルに気を取られた隙をつき、ピーサードの持っていたメップルに向かいクロスを振るうなぎさ。狙い過たずピーサードの手からメップルが弾き飛ばされる。
メップル:「また目が回るメポー」
そのまま回りこみ、クロスでメップルをキャッチするなぎさ。その隣に駆けつけるほのか。
メップル:「サンキューメポ」
ピーサード:「お遊びは終わりだ!」
ピーサードが両手を広げるとあたりのものが次々と空中へ浮かんでいく。
なぎさ:「そんなー、ありえない!」
そのままふたりめがけて投げつけられる。それをなんとかかわすなぎさとほのか。
なぎさ:「わ、もう駄目!」
そう言いながらもかわし続けるなぎさ。一方でしゃがみこむほのか。
ほのか:「た、助けて!」
ミップル:「ふたりとも、変身するミポ!」
ほのか:「変身!?」
なぎさ:「そのギャグ笑えないって」
ミップル:「プリキュアカードを出すメポ!」
なぎさ:「カード?」
部屋でカードを拾い集めた事を思い出すなぎさ。
なぎさ:「コレの事?」
カードを出し、メップルに確認するなぎさ。ほのかも同じようにカードを出している。
ほのか:「何枚もあるけど・・・」
ミップル:「ほのか、クイーンのカードミポ!」
カードを確認するなぎさ。
なぎさ:「あった」
ほのか:「これをどうすればいいの?」
メップル:「そのカードをここにスラッシュするメポ!」
なぎさ:「こう?」
言われた通りにするなぎさ。
ミップル:「ほのかも早くミポ!」
ほのか:「これでいいの?」
同じようにスラッシュするほのか。

光の中、手を掲げるふたり。
ふたり:「デュアル・オーロラ・ウェーブ!」※31
なぎさ:「って、私ってば何言っちゃてるの?」
手をつなぐふたり。怪訝そうな顔のなぎさ。
虹色の光に包まれているふたり。あまりの光量にピーサードは直視できない。
なぎさ:「うわー!」
ほのか:「わー!」
虹色の光の中、ふたりは金属質の輝きに包まれている。
ふたりの周囲に同じ金属質の輝きが現れる。それらは実体化し、衣装を形作っていく。
一方でカードとコミューンはキャリーに収納されている。
ピーサード:「な、何が起こった!?」
虹色の光が消え、中から変身したふたりが姿を現す。
ブラック:「光の使者、キュアブラック!」
ホワイト:「光の使者、キュアホワイト!」
ふたり:「ふたりはプリキュア!」
驚愕を隠せないピーサード。
ホワイト:「闇の力のしもべ達よ!」
ブラック:「とっととお家に、帰りなさい!」
ブラック:「って何?」
ピーサード:「やかましい!」
ふたりに飛びかかるピーサード。
ふたり「はぁー!」
それをかわそうとジャンプするふたり。だが思いの外高く跳んでしまう。
ふたり「わー!」
ピーサード「な!」
メリーゴーランドの屋根に着地するふたり。
ピーサード:「なに!」
ホワイト:「凄い、こんなに跳んじゃった!」
ブラック:「どうなっちゃてんの?」
メップル:「これがプリキュアのパワーメポ!」
ミップル:「上から来るミポ!」
その言葉に上を見上げるふたり。そこにはピーサードがいる。雄叫びを上げ、蹴りを放つ
ピーサード。それをかわし、逆に蹴りを放つブラックだがかわされる。
ブラックを追撃しようとするピーサード。そこに反対側からホワイトが蹴りを放つ。
なんとかかわすピーサードだが後ろからブラックが攻撃する。だがカウンターの蹴りを食らうブラック。苦痛の表情を見せつつも耐えるブラック。再び背後からホワイトが攻撃する。一発目はブロックするも二発目は命中。だが逆に足を掴まれ、投げ飛ばされてしまう。悲鳴を上げつつも空中で体制を立て直し、着地するホワイト。
ホワイト:「大丈夫!」
ブラック:「だあー!」
ホワイトの無事を確認したブラックはピーサードへ飛びかかる。そのまま落下すると一旦距離をとるブラック。そこに駆け寄るホワイト。
煙の中から出てくるピーサード。特にダメージを受けた様子は無い。
ピーサード:「クソ、忌々しいガキ共め!」
そう言い放つと後方にジャンプし、構造物の上※32に飛び乗るピーサード。
ピーサード:「怒れる天空の妖気、ザケンナーよ!邪悪の心、闇の恐ろしさを
       思い知らせてやれ!」
ピーサードが叫ぶと空が黒い雲のようなもので覆われる。
ブラック:「何?」
黒い雲はすぐに晴れるが空は不気味な赤色に染まっている。遊園地全体から紫色の妖気が立ち上がり怪物となる。
ザケンナー※33:「ザケンナー!」
ふたり『!!』
ジェットコースターに取り憑くザケンナー。ジェットコースターは走り始め、空中へ飛び上がると異形の姿へ変貌する。
ザケンナー:「ザケンナー!」
ブラック:「う、嘘でしょ!」
ホワイト:「夢でも見てるのかしら」
驚くふたりをよそにザケンナーは目からビームを放つ。※34
回避するふたり。
ブラック:「マジ?」
驚くふたりに対し、再び攻撃を仕掛けるザケンナー。悲鳴を上げるふたりを見下ろす
ピーサード。
ピーサード:「はははははは。いいぞ、ザケンナー!」
ふたりの周囲を牽制するかのごとく回るザケンナー。
メップル:「向かってくるメポ!」
ミップル:「逃げるミポ!」
ザケンナーの体当たりをかわすふたり。ザケンナーは叫ぶとタイヤを飛ばしてくる。それを
かわすふたりだが最後の一発がホワイトの背後に迫る。
ブラック:「あ!」
メップル:「ホワイトが危ないメポ!」
ホワイトとタイヤの間に割り込み、タイヤを弾き飛ばすブラック。
ブラック:「大丈夫?」
ホワイト:「うん、ありがとう!」
そんなやりとりを交わすふたりに迫り来るザケンナー。
ブラック:「ちょっとヤバイかも」
メップル:「ふたりで手を繋ぐメポ!」
ホワイト:「え?」
ブラック:「何でこんな時に?」
ミップル:「いいから早くミポ!」
顔を合わせ、頷き合うふたり。
ブラック:「ブラックサンダー!」
ホワイト:「ホワイトサンダー!」
片方の手を繋ぎ、もう片方の手を天に掲げるふたり。そこに落ちてくる黒と白の雷。ふたりは黄金の輝きに包まれる。
ホワイト:「プリキュアの美しき魂が!」
ブラック:「邪悪な心を打ち砕く!」
ふたり:「プリキュア・マーブルスクリュー!!」
手を正面へと突き出すふたり。そこから放たれた黒と白のふたつの雷は螺旋を描きながらザケンナーへと命中する。
ピーサード:「何!?」
ザケンナー:「ザケンナー」
ジェットコースターから離れたザケンナーは無数のゴメンナーとなり、散らばって行く。同時に空は元の色を取り戻す。
ブラック:「な、何これ?」
驚きつつもゴメンナーを見送るふたり。だが、ふと気づいたように前に向き直る。
ホワイト:「終わった・・・の?」
ブラック:「・・・みたいね」
ホワイト:「あの変な人は?」
ブラック:「さあ?」
上空から遊園地を見下ろすピーサード。
ピーサード:「どういう事だ?奴らは一体・・・」

変身を解除したふたりの手の上でもぞもぞと動くキャリー。
ほのか:「出せって事かしら?」
キャリーを開けコミューンを取り出すふたり。
メップル:「ミップル!」
ミップル:「メップル!」
飛び出すと妖精形態へと変身するメップルとミップル。
メップル:「ずーっと会いたかったメポ!」
ミップル:「私もミポ!」
そう言いながら抱き合う(?)ふたり。
ほのか:「どういう生き物なの?」
なぎさ:「もう、訳わかんない」
咳払いするなぎさ。不思議そうになぎさを見上げるメップルとミップル。
なぎさ:「あの、取り込み中悪いんだけど、色々説明して欲しいのよね」
メップル:「君たちは、プリキュアのパワーを授かったメポ!」
ほのか:「プリキュア?」
なぎさ:「そういえば、さっき自分でそんな事を口走ったような・・・」
ミップル:「これからふたりは、光の使者、プリキュアとして私達と一緒に戦うミポ!」
なぎさ:「戦う?勝手に決めないで欲しいんだけど」
メップル:「僕達のお世話もするメポ!」
ミップル:「これからも宜しくミポ!」
なぎさ:「だー、訳わかんない」
ほのか:「でも、なんか面白そう」
楽しげに言うほのかに驚くなぎさ。
なぎさ:「え、もー、ありえなーい!」
********************************************************************
<次回予告>
なぎさ:「私たち、これからずーっと戦わなくちゃいけないの?」※35
ほのか:「でもやるしかないのかも」
なぎさ:「ねぇ、なんか騒がしくない?」
ほのか:「大変、街中が停電に!」
なぎさ:「どうしよう!?」
ほのか:「ねぇ、あそこ!」
なぎさ:「うっそー、あれって!?」
ふたり:「掃除機モンスター!?」
なぎさ:「掃除機がありえなーい、なんて」
ほのか:「ハァ」
ふたり:「ふたりはプリキュア『カンベンして!闇に狙われた街』」
なぎさ:「しょ、正直、しょうじき、そうじき、そうじき、掃除機」※36
ほのか:「真面目にやりましょうね」
********************************************************************
<感想>
「全てはここから始まった」この一言が相応しいエピソードです。声優さんの演技やバトルシーンなど、今見直すと「?」となる所がない訳ではないですが、逆にその辺のステップアップを見ていくのも長寿シリーズならではの楽しみだと思います。

********************************************************************

※ 1 高清水莉奈(クレジットでは「莉奈」)/CV:徳光由禾
※ 2 美墨なぎさ/CV:本名陽子
※ 3 久保田志穂(クレジットでは「志保」)/CV:仙台エリ
※ 4 ユリコ(フルネーム不明)/CV:鎌田梢
※ 5 雪城ほのか/CV:ゆかな
※ 6 校舎にかかっている時計は16:00を指しています
※ 7 記念すべきふたりの出会い
※ 8 ラクロスで用いる、先端に網のついたスティック
※ 9 流星を不吉の象徴と捉える文化は多数あるようです
※10 宮下(フルネーム不明、クレジットでは「宮下先生」)/CV:金光宣明
※11 自分の生徒を貶める発言をするとは教師としていかがなものか
※12 他の生徒達がほのかに言われて気づいたのだとすればこのクラスの学力が心配である
※13 生徒の指摘に対し、素直に間違えを認められる素晴らしい教師(手のひら返し)
※14 神奈川県に実在する
※15 会話の内容から進級して間もない時期と推察されます
※16 藤村省吾/CV:岸尾大輔(本エピソードではセリフが無いためクレジットは無し)
※17 白の車体に赤色のラインが入っている事と駅名から、京王線の車両がモチーフと
    思われます
※18 美墨理恵/CV:荘真由美
※19 22話でのCVは置鮎龍太郎だが本エピソードでも同氏が声を当てているかは不明
※20 犬が親愛の情を示す一般的な行動
※21 雪城さなえ/CV:野沢雅子
※22 メップル/関智一
※23 美墨亮太/CV:高橋直純
※24 姉とはかくも横暴なものなのか・・・実際に姉がいる方の意見を聞いてみたい所
    である
※25 メップルになぎさが引っ張られているような感じですが・・・どうやってそんな
    事を?
※26 チャーハンらしき料理を炒めている事から中華料理店と思われます
※27 追い出さない優しさ
※28 料金を支払った描写が無いのですが・・・
※29 ピーサード/CV:高橋広樹
※30 ミップル/CV:矢島晶子
※31 記念すべき初変身。通常バンクとは異なります。
※32 FLYING PIRATEとある事から船関係のアトラクションだと思われます
※33 ザケンナー/CV:上別府仁資
※34 あれが本当に<目>なのか、そして放っているのが<ビーム>なのかは疑問ですが
    とりあえずこう表現しました
※35 この後10年以上に渡って戦い続けることになろうとは・・・
※36 「正直」から「掃除機」へ徐々に発音を変えているのですが・・・文章でどう
    表現しろと




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こ、これは全セリフっすか!
82ヶ月前
×
>koi2さん
一応そのはずです・・・とはいえ見落としは聞き間違いなどが無いとは言い切れませんw
あと、1週間に1話増えていく中で全エピソードは無理なので評価の高いエピソードをピックアップする形になると思います。
82ヶ月前
×
また凄い事が始まりましたね(汗
無理せずにがんばってくだしあ!
82ヶ月前
×
>DRIVEさん
自分で自分の首を締めている気がしてならない今日このごろですw
82ヶ月前
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