「ペンギン・ハイウェイ」を見に行った。感想文
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「ペンギン・ハイウェイ」を見に行った。感想文

2018-08-19 22:42
  • 8
YouTubeでスト5動画を漁ってるときに流れたプロモーション
「ペンギン・ハイウェイ」
とかかれたその映画がピンときたので観てきました。




・少年時代の夏の思い出
・爽やかで透明感のあるビジュアル
・年上のお姉さんとの思い出
・子供の頃に感じた死生観
・大量に現れるペンギンの謎
・理解を超えた超常現象
・相対性理論
・おっぱい
・ノスタルジー
・いつか来る別れ

そんなキーワードの散りばめられた、素敵な作品でした。

以下壮絶にネタバレになります。
ぜひ観にいってください。






ペンギンが街に突然大量発生した、という謎の現象を中心に、
真面目で好奇心旺盛なアオヤマくんと、近所の歯科医のお姉さんとの心の交流の物語。
子供の頃って大人の女の人に魅力を感じることってあるよね!
そういうノスタルジーな気持ちから切り込んでくるところがニクい。

作品自体はペンギンの謎、<海>の謎、お姉さんの謎をときながら、
澄み渡る夏の風景を舞台に、アオヤマくんが成長していくファンタジーなストーリーですが、
ただ、そんなセンチメンタルだけに訴えてくるような生易しい作品ではなかった。




■子供の頃の死生観

妹が突然「お母さんが死んじゃう」といって飛び込んでくる。
人は誰でも死ぬという事実が受け入れられなくて耐えられなくなる。
子供のときってそういう事ありませんでした?
自分もありました。
今でも家族が死ぬ、知人が死ぬ事に恐怖を覚えることはありますが、
恐怖を無理やり捻り潰す力をつけました。
でも、子供のときはそれができなくて素直に受け止めてしまうんですよね。


人が死んだら自分はどうなるのか。
自分が死んだら自分はどうなるのか。
子供時代に答えの出ない問いを延々と考えてた事があります。


■「理解不能な事象」の対比表現

巨大化する<海>に対して、「自分たちでは手に負えないのです」と諦めるアオヤマくん。
子供にとって「死」が理解のできない壁だったように、
人類にとって<海>やお姉さんを救う事はとても不可能な命題であると
対比して伝えてるように思いました。

アオヤマくんにとってお姉さんと再会を果たすことがとてつもなく困難な命題であるように、
命が失われることの理不尽さ、日常で諦めてしまいそうな困難な問題、
そういったものを、1つ1つ小さく分析して、自分が成長しながら乗り越えて行く、
そんなテーマが隠れてるように思いました。

読んだ後に不思議な心地よさが残って、
こんなブログを書いてるのもそんな理由かもしれません。


■お姉さんの顔、遺伝子、うれしさ、完璧

この夜のシーンはとてもキレイで、好きです。
アオヤマくんのノートに描いたお姉さんのイラストに添えられた
「お姉さんの顔、遺伝子、うれしさ、完璧」
といった言葉がとっても染み渡ります。
好きな人の顔をみてると嬉しくなる謎の遺伝子って人類共通ですよね。




●夏の透明感

ほんとに美術が素晴らしい。

草原に直立する<海>
青い空に映えるお姉さんの白い帽子
世界の果ての海と空と廃墟


●アオヤマくんの性格

「自分はかしこい。将来は人類の代表になる」
なんて言う小学生に可愛げがあるとは思えないけど、
なぜか主人公として思い入れのできる性格になっています。

・毎日ノートをつけ、成長しようとする勤勉さ(憧れ性)
・いじめっ子にいじめられても臆せず主張を曲げない芯の強さ(憧れ性)
・お姉さんとおっぱいに興味津々な俗っぽさ(共感性)

この3点において、視聴者を置いてけぼりにしない魅力を備えたキャラクター性を確立していると思います。
http://script.novelgakuen.com/jinbutu.html


●内田くん


地味に萌キャラだと思う。
曲線的な表情に照れたような笑顔
ヤバイ。
人をショタにするヤバイ登場人物だと思う。
夏コミ直後の封切りでほんとに良かったね。。。

エンドロールみてたら、声がくぎゅだったので、また二重に納得。


●ハマモトさんとスズキ君

ふたりとも片思いなんだけど、どちらも顔に素直に出てるので好感が持てますね。
アオヤマ君はお姉さん一筋なので、ハマモトさんが報われなそうで可愛そうですね。


●宇宙を袋にいれる話

お父さんが途中説明してくれた、袋を裏返せば世界を袋の中に入れることができる、
と言う話。
ワームホールの理論で、3次元空間を4次元空間上で折り曲げて2つの地点を行き来可能にするみたいな話を昔本で読んだことがあって、なんかその話を思い出しました。



なかなか言葉にするのは難しいけど、読書感想文でした。
今度原作も読んでみようと思います。


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面白いかったけど、なんかな~ってくらい
13ヶ月前
×
原作未読なんですが、歯科医のお姉さんって、森見作品によく出てくる歯科衛生士の「羽貫さん」なんでしょか?
そんな気もするけど、紹介されてる性格とかビジュアルとか見ると違う気もするし・・・他作品に出てくる羽貫さんは子供好きでも色々思い悩む性格でもなさそうだし。
確認の意味でも、私も今度観に行ってみますか。
13ヶ月前
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>>2
森見さんの他作品は拝見していないのですが、
とても含みのある立ち位置でしたね。
歯医者のお姉さんというのは森見さんにとっても印象的な存在なのかもしれませんね。
13ヶ月前
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>>2
森見作品には珍しく、舞台が京都だと明言されていないため、羽貫さんではない可能性の方が高いです。
13ヶ月前
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読んでたら「ぼくのなつやすみ」っていうゲーム思い出しちゃいました。懐かしくてちょっと切ない感じ、好きです。
13ヶ月前
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原作よんだのだいぶ前だから、内容ほとんど忘れちゃった・・・
CMの「走れ!アオヤマァァァァ!!!」っていうセリフ大好きなんですけど、いじめっ子(確かスズキくん?)のせりふでしたっけ?
今週中には見に行きたいなぁ
12ヶ月前
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>>6
そうですね。スズキくんのセリフです。
絶対こいつ後半味方になるんだよな。とわかっていてもスズキくんはかっこよかったです。
12ヶ月前
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オッパイか・・・見に行ってみようかな
12ヶ月前
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