【デレマス小説】星の飛行機 第6話「あなたを 私見つけられる」
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【デレマス小説】星の飛行機 第6話「あなたを 私見つけられる」

2019-08-31 19:00
    彼の言葉に私は顔を上げる。
    そして、彼の蒼く澄んだ瞳が私の顔を映し出す。

    「君の本当に大切なものは、君の心が探して映すんだ。
     目に見えないからこそ、それは色褪せて美しくなる。
     その1つ1つが僕等を形作って、星のように輝いて行くんだよ。」

    彼の優しい言葉に、私の心が満たされていく。

    大切なものは目に見えない。
    だけど、心で感じて、欠片が1つになって、美しく輝き続ける。
    私の心は、私自身が作り上げていく。

    ハンカチで涙を拭いながら、私は笑って彼を見つめる。
    彼もまた、ニッコリと笑顔で私に微笑み返した。
    すると、アナウンスが流れてきた。

    「東京行きの便ですが、ただいま復旧作業が完了致しました。
     まもなくご案内致しますので、今しばらくお待ちください。」

    私が乗る飛行機だ。
    次々とお客が搭乗口へと向かって行く。
    さっきまで読んでいた本を急いでトランクへ仕舞い、私は彼に言った。

    「さっきはごめんなさい。
     私の大切なものは、まだ何なのか分かりませんが…
     いつか必ず見つけてみます!」

    そう言うと、彼は笑顔で私に答える。

    「それを一緒に探しに行こう。」

    彼が手を振る姿に見送られながら、私も手を振り返して飛行機へと向かう。

    私の旅は、今こうして始まったー
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