ユーザーブロマガは2021年10月7日(予定)をもちましてサービスを終了します

【ジムニーDIY】第20回 ATコントロールコンピュータの修理
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

【ジムニーDIY】第20回 ATコントロールコンピュータの修理

2017-08-06 20:48
    (このブロマガは元自動車整備工/民間車検業であり国家資格二級自動車整備士持ちの解体屋のおっさんが私用で独断と偏見に基づく車いじりをしている様をお届けしています。絶対に真似をしないでください)




    おこめです。
    画像は更新しようとPCを起動し定位置に付くと現れる「パパに絶対作業させないマン」です。6kg弱ある巨大猫長男(雄9歳)でございます。今日もマイペース。

    さて、毎年梅雨時期が来ると悩まされていた、嫁のジムニーに2速固定化現象の修理の続報です。

    ずっと前にリフトアップした辺りからおかしくなってきていたのですが、雨が続く梅雨時期はオートマが2速固定になってしまい非常に車が遅くて困っていました。
    当初はATF交換、バルブボディー分解清掃、ATコンピュータ交換を行って一時的に改善したものの、やはり毎年梅雨がくるとオートマの機嫌が悪くなります。
    あれこれと原因を検索してみるもやはり原因は「ATコンピュータ」…交換するしか無いのでしょうか??

    仕事柄ジムニーの部品取りも扱うことはあるのでオートマ車が解体で出ることを期待していたのですが如何せん最終型でも22年前の車。最近はもう部品取りされつくした出汁ガラのような解体しかみつからないんですよね。1年近く探して自前では手に入らなそうだという結論が出たところで、




    某オクでジャンク品扱いのこちらを購入。ジムニーのATコントロールコンピュータは以前の記事にも書きましたが独立しています。ちなみに平成3年のオートマ登場(Ⅲ型)からJA11V最終の平成7年(Ⅴ型)まで全て同じものを使っているようです。四角の中に印字されているのは製造番号かロット番号でしょうか。
    品番は38880-82C10でアイシン製です。

    で。

    こちらの購入したものを「動けばラッキー」くらいの気持ちで現車に取り付けしてみたところ、やはり全く変速しません。ですよねぇ…
    なので、以前からやろうと計画していた「ATコンピュータのコンデンサー交換」に今回初めて挑戦してみたいと思います。

    ちなみに乗ってる車から現物を外して作業するのも良いのですが、
    「外れてる間嫁が車に乗れない」「最悪失敗して壊したら車が動かなくなる」
    のを恐れ、今回車のものとは別に新たに一つ購入することにしたわけです。上手く復活出来たら、自車のものも修理すれば「完全動作品が2個」になるというラッキー状態になるわけで、多少の出費はありますがやる価値はあると思います。




    それではまず基盤を取り出します。
    ケース裏の3本のツメを起こして品番ステッカーが貼ってあるほうのケースを外すと…
    さすが平成初期の自動車、昔の家電並みの基盤です。この中でも、ジムニーの弱点といわれているのが下の画像の



    電解コンデンサー。
    やっぱり劣化して電解液が吹いてますね…これでは正常に機能しません。
    通常このテのコンデンサーには耐用時間があり、長年使われているジムニーのような車種だとそれを超えているものも少なくありません。開発当時のスズキもまさかジムニーがここまでロングセラーになるとは考えていなかったのでしょうかね。ちなみにこの基盤に使われているのはニチコンのケミカルコンデンサー105℃シリーズ、耐用時間は2000時間です。




    よくよく調べてみたところ、こっちのコンデンサも2個とも吹いてました。
    他にも一番大きなコンデンサーも基盤に汚れはついていませんがコンデンサの足が腐食しはじめていたのでこれは劣化していると判断します。ということで…




    今回はこちらのコンデンサー4個を交換します。




    一番大きなものが基盤の端についている100μF50V(1個)10個130円
    基盤中ほどについているのが10μF50V(1個)10個240円
    こちらはモ○タロウで純正品(ニチコン)を入手。

    ICチップの辺りに2個並んでいるのは10μF16v(2個)20個380円
    これがもうラインナップになく、同等品の東信工業製をモノ○ロウで入手しました。

    ちなみに上の画像で丸がついてない残り3個のコンデンサも取り寄せてあるのですがあまり使用頻度が高くないのか全く劣化していなかったので交換せず。使う予定はなさそうですが予備部品として保管しておきます。あと10個単位でお取り寄せしたんですが実は会社のアカウントでモノタロ〇で取り寄せたほうが他のネットショッピング大手で1個購入するよりも安かったので流石業販向け通販は(モノ次第で)便利だな!と思ったりしましたね。




    わたくしおこめは元々バイク屋であり車の整備士だったのでハンダは全くのド素人。正直いってあんまり得意ではないのですが…




    すったもんだした挙句なんとか外しました。ご覧の通り、コンデンサーが液漏れして腐食してますね。




    そしてハンダ付け。
    ちなみにコンデンサにはちゃんと極性があり、足の長いほうが+です。間違えるとコンデンサが破裂するらしいので要注意!取り付け方向は基盤上に「こっちが+やで」と書いてあるのでその通りに間違えずに足を通して再びハンダ付けです。あとは余った足をニッパでパチンして完了。




    完了しました!
    元通りにケースに戻して、車に取り付けます。

    一つ目のコンピュータを交換した時点ですぐに車を動かしたところ…

    変化なし!変速してません…
    おかしいな…やり方が悪かったのか、他の部分がダメだったのか…?と思いながら自動販売機まで走り、車を止めてジュースを買った後再スタートしたら直ってる…!?

    結論、直りました。

    他の方の修理記録を読んだ所、コンデンサ交換した直後に直らず少し走らせてから直るパターンがあるようです。そこでピンときたのですが
    「思ってるよりも複雑なコントロールで制御しているため、ちゃんと動作状況を一通り慣らさないと作動しないのでは?」
    と、思いつきなので本当かどうか定かではありませんが。

    なので、

    もう一つ(元々車に取り付けて合ってこちらも変速しなかったもの)を外してみて上記と同じ手順でコンデンサを4つ交換した後に

    ①バッテリーを外してしばらく置く
    ②ATコンピュータを交換する
    ③バッテリーを戻す
    ④エンジンを始動する
    ⑤P→R→N→D→2→Lと順に「ATの作動感」をシフトショックで確認しながら、2周ほど全てのレンジにギヤを入れる
    と行ってみたところ

    完全に走り出しから直りました!!!

    その後お出かけついでに20km位走らせてきましたが、何の問題もありません。むしろ変速ショックは体感的に減り、2速をイヤに引っ張ってから3速に入るギヤシフト(これが標準だと思っていた)もスムーズに3速へと変わるようになったのです。こっちが正常だったのか…!?

    次に大雨が続いた後も問題なく走ってくれれば、これでオートマ不調はついに解消となりそうです。今後は色んな状況での経過観察に移ります。

    あぁ…次の休みはジムニーのエンジンとATのオイル交換とチェイサーのオイル交換しなきゃ…!!いつまでたってもやるとこが無くならないー

    ==========================================

    次回に続きます。
    広告
    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。