世界であなたが一番好き
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世界であなたが一番好き

2016-03-16 09:43
    ある夏のある昼下がり、太陽は西に傾きながら、なお日差しは輝き、あたり一面を明るく照らし出していた。

    「プツン!ツーツーツー」、女の子は、いきなり電話を切り、不機嫌そうな表情でスマホの画面を眺めていた。「どうしたの?いきなり電話切っちゃっうのは、さすがにかわいそうだろう」
    彼女の隣には、年のころでいうと30才半ばくらいの男が、ワイシャツの腕をまくりネクタイを緩めて座っていた、「らしいといえばらしいけどな」、男は、彼女の肩をだきよせながら、相手の電話主に半分で同情しながら、笑いをこらえきれず、ついつい、笑い声を上げていた

    彼女は、すこし、その肩に寄りかかりながら、上体を男にあずけ、
    電話の内容を話し出した

    「あいつ、久しぶりに電話かけてきたのよ、そう元同級生なんだけどさ」
    「ちゃらちゃらした口調で、こいつ、こんな失礼なやつだっけとか、思ってー」
    「まあ、今日は、佐古田さんが帰ると暇しちゃうからさー」
    「出かけるくらいいいかなって思ったんだけど」

    「それがさ、あたしんちの近くに山田うどんがあったよねとか、バカ言い出してさ」

    「そんなもん、あろうがなかろうが、頭きてさあ」
    「はあ?なにそれ?山田うどん?はあ?そんなとこでられるかって感じ」
    「おもわず、電話切っちゃったのよ」

    「おいおい、おれがかえったあと、今度はそんな男と会って、どうするつもりだったの?」

    「ううん、なんもするなんて気はないよ、あるわけないじゃない」

    「まあ、それにしても、おれも、山田うどん、きらいじゃないけどね」
    「いいのー、もう山田うどん禁止!」


    ~つづく~

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