今まで泊まったダメな感じの海外ホテル
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今まで泊まったダメな感じの海外ホテル

2014-02-22 21:39

    はじめに

     私は個人的に様々な海外のホテルに泊まってきた。基本的に事前に評判を調べてから行っているのだが、風習や価値観の違いでからどうしても日本人である私にとって違和感のあるものがある。その中でダメな感じのホテルを紹介していきたいと思う。酷いとか悲惨ではなく許せる感じにダメなものなのでホテルを批判したり論評したりする目的ではないので予め了承お願いする。



    姉さん、事件は起こりません


    1.夜中に絨毯が濡れるホテル
    -Inter City Hotel Munich,★★★★☆ ,ドイツ,ミュンヘン

     最初に紹介したいのはドイツのミュンヘンにあるInter City Hotel Munichである。4つ星レートのホテルでドイツらしく内装も清潔で、ミュンヘン駅の前という好立地だけではなく宿泊するとミュンヘン市内の無料交通券までくれる大変素晴らしいホテルなのだが、私が泊まったときに偶然事故は起きた。
     夜中私が目を覚まし、トイレに行こうとすると絨毯が冷たいのだ。夏場とはいえドイツの夜は肌寒く、あまりの冷たさに驚かされた。どうもバスルームから水が漏れているらしく一瞬シャワーを止め忘れて大変なことになってしまったかと思ったが、よくよく見てみると、なんと蛇口の配管の継ぎ目が緩んでおり、そこから水がちょろちょろと漏れていたのだ!まさかあの几帳面なドイツ人がこんなミスを犯すなど考えもしなかった私は怒るより呆れてしまった。4つ星にもかかわらずろくに部屋のメンテナンスもしていなかったのである。しかたがないのでタオルで水止めの応急処置をして絨毯を拭いてレセプションに報告。するとまた驚くことにドイツ人のコンシェルジュは慣れた手つきで工具箱を取り出し、「ああ、いつものことですよ。すぐに行きます!」そう英語で述べるのだ。いつものことなら普段から修理くらいしてほしいものだ。まったくそれで平然としているのだから驚かされるよりもなんだか可愛い。
     ドイツ人とは真面目、几帳面、統率がとれているというイメージが強いのだが、実際にはそれほどでもなく、十人十色であるということを改めて実感させられた。それからフランクフルトで人事の仕事をしていた人から聞いた話だが、バイエルン人(ミュンヘン)はイタリアと近いためかブランデンブルク(ベルリン)の人々とは違い、わりと大らかな性格をしているそうだ。同じドイツ人とはいえ、かなりの個人差と地域差があるのであろう。


    まあひどい目に会ったわw


    2.夜中男性二人が腹筋運動するホテル
    -Pavillon Nation Paris Hotel, ★★★☆☆ ,フランス,パリ


     Pavillon Nation Paris Hotelはパリ市内の外れにある落ち着いた3つ星ホテルである。近年パリのホテルの潮流らしくレセプションはアフリカ人、朝食はなし(フランス人は朝食をカフェで食べる)、建物は少し古臭いが不快なほどではなく、平均的な3つ星クラスのホテルである。また駅からも近く、周囲にレストランも豊富にあるので、客観的に見てかなりまともな部類に入るだろう。しかしそんな普通そうなホテルでも夜は普通ではなかった。
     私がこのホテルに泊まって2日目、そろそろ観光の疲れが出てきた頃、夜中、窓の外から2人の男性の声が聞こえてきた。男性たちの声はなにやら腹筋運動でもするように「フン!フン!」と激しく、声を押し殺したような息が漏れる声まで聞こえる。フランスはまあそういうお国柄?なので、仕方がないといえば仕方がない。ネタをばらしてしまうとゲイが夜中にセックスをしており、なんとゲイたちは窓を開けて行為に及んでいるらしく、それで窓の方から聞こえてきているのだ・・・実に恐ろしいホテルである。私はノンケなので多少差別的な目線で話をしてしまうかもしれないが、本来そういう客は特別な配慮をして部屋の配置をすべきであり、アメリカでは男性同士がホテルに泊まる場合、お客同士のプライバシー保護のためゲイかどうかわざわざ聞くほどである。ゲイの良し悪しについてここで議論するつもりはなく、ホテル側の配慮がある程度必要だったのではないかということにしておく。
     ホテルとは本来、お客様に価値ある時間を過ごしてもらうために配慮をするのが当然であるが、この部分にフランス人、とくにパリの人々は関心が無いようで、他にもゴミ問題、治安問題、いわゆる持続可能な観光地整備ということをすっかり忘れている。パリの人々にとっては放置しても観光客はやってくるのだし、当然パリ人は「パリに住んでいるのは自分たちなのだから、そちらに投資をすべきである」という考えなのだろう。それは理解できる。しかし、このまま観光客を野放しにして、持続可能な観光地整備を行わなければ、パリは観光地としての魅力を失うことになるだろう。観光客の性的嗜好に合わせて部屋の配置を配慮するという当たり前のホスピタリティ精神を思い出してほしいものだ。


    この部屋の隣には…


    3.ウェイターがいちいち歌うホテル
    -Hotel Monaco Canal Grande, ★★★★☆,イタリア,ヴェネツィア

     Hotel Monaco Canal Grandeはヴェネツィアにある4つ星ホテルである。サンマルコ広場に近く、また水上バスやゴンドラ乗り場からも大変近くかなりの好立地。カンファレンスホテルとしての設備も豊富で、ビジネスカンファレンスにも向いている。
     さてそんなまともそうなホテルであるのだが、従業員はちょっと変わっている。私が朝起きて食事をとりにカフェテラスへ行くとなぜかウェイターさんが歌いながらサービングしているのである。ああ、イタリア人らしいといえばイタリア人らしいのだが、こうも朝から明るいテンションで出てこられると気疲れを起こしてしまいそうになる。しかも珈琲やココアを運んでくるだけでもいちいち歌詞をつけて運んでくるのである。「チョコラァァァァタ!」などと歌われた日にはこちらが恥ずかしくなる。それからカップを下げるにも、返事をするにも、別途会計をするにもいちいち歌うので頭痛がしてくる。
     イタリア人は総じて脳天気だと言われるがヴェネツィアの人々はそうではなく、明るいながらもきっちり仕事をこなすので特に問題はないのだが、やはりローティンションの日本人の私には恥ずかしいだけでしかない。まあ向こうとしてはそれが普通なのだから目くじらを立てるような話ではない。可愛気があるとも言える。



    いちいちこちらが恥ずかしい

    4.なんでもかんでも適当すぎるホテル
    Art City Hotel Istanbul, ★★★☆☆,トルコ,イスタンブール

     さて、最後にご紹介するのはArt City Hotel Istanbulである。トルコのイスタンブールの旧市街にあるこのホテルは観光ポイントからも近く、またアット・ホームな雰囲気で親切でよく語学教育された従業員たちが出迎えてくれるのだが、何かにつけて適当すぎる。
     まず私が初日にこのホテルにチェックインして部屋に案内されたら、予約したオーシャンビューの部屋とは違う別の部屋に通された。まあよくある話でオーバーブッキングなのである。しかたがなく、別の部屋で一泊することになったが、この部屋も適当すぎる。お風呂に入ろうとシャワールームに入るが、シャワールームの扉が閉まらない。まあこれくらいなら許容範囲だと思って周囲を見るとタオルもない。呆れるよりも何だか笑ってしまう。それからタオルをもらおうとレセプションへ行ってみるとなんだかまわりで従業員の子どもが遊んでいる。ホテルなのに適当すぎやしないだろうか(ラマダーンの時期だったのでいろいろ普段とは違うのかもしれない)。さらに翌日の早朝、まだ夜も開けきれぬ時間からアザーン(礼拝の呼びかけ)の大合唱。運が悪くモスクが比較的近い位置にあったため、かなりの大音響で聞こえてくる。また部屋をもともと予約した部屋に変えてもらったあとのことだが、時々Wi-Fiが切れてしまい、数日復旧しないことがなんと2回もあった。それだけではなく、夜中突然街ごと停電して昼以降まで停電が治らない、なぜかレストランで猫を飼っており、それが客に餌をねだる(イスタンブール自体猫だらけ、ムハンマドが猫好きだったため猫は神聖な生き物とされている)など、いい加減のオンパレード。ここまで適当すぎると逆に面白くなってくるのだから不思議である。
     トルコ人は大変親日的で親切だと一般的に言われている。たしかにそうなのであるが、あまりにも対応がお粗末かつ適当すぎるところがある。そこが非常に可愛いようにみえるのだから、この国の人々は大変魅力的だ。親切、物価が安い、食事もうまい、実はお酒もある、気候は穏やか、英語が高確率で通じる、猫の楽園と日本人にとって実に素晴らしい国なのである。



    夏場にエアコン付けずに過ごせます(停電中)

    最後に
     さて、ここまでダメな感じだった海外ホテルとその事例を紹介してきた。総じて可愛いレベルに落ち着いているので、まだ許せる方である。私は実際に出会ったことはないが、ホテルで金品を奪われたり、性犯罪に巻き込まれたりするケースが世の中に無いわけではない。そうではなく、ちょっとした習慣の違いや価値観の違いが引き起こす事例なので大変可愛いレベルである。逆に言えば、日本人は真面目すぎておもしろくないとも思える。我々は日々の中に多少のユーモアとゆとりがあったほうが幸せだろう。


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