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【Novelsm@ster?】萌えた心は赤く燃えて・裏
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【Novelsm@ster?】萌えた心は赤く燃えて・裏

2015-10-31 01:56


    コレと同時に投稿しようと思い書いたものの、蛇足にしかならなかったのでボツにしたお話。
    上記動画のP視点として書きました。


    【萌えた心は赤く燃えて・裏】


    まさか、こんな物をもらうなんて思わなかったな‥‥‥。


    「バラの芳香剤、ねぇ‥‥‥。」


    自分には似合わないだろうと思いつつも、
    もったいない気がして、事務所に置くことにした。


     ――――


    いつものように営業を済ませて帰ってくると、
    最近忙しくなってきた彼女がデスクの前に立っている。
    今日は午後から休んでいいって言っておいたはずなんだけどなぁ、
    こんなどこにでもありそうなオフィスのどこがいいんだが。


     「お、可憐。お疲れ様。」


    振り向いた彼女はなぜかとても心配そうな顔だった。
    仕事で何かあったのかと思い、聞いてみると‥‥‥、


     「プロデューサーは、その、彼女とか、いるんですか‥‥‥?
      あの、これ‥‥‥。」


    あぁ、確かに自分のデスクには滅多にない物だな。
    ‥‥‥ごめん、可憐。
    笑いをこらえきれそうにない。

    理由の説明ついでに少し話をしたが、表情が良くなっていくのがよく判る。
    うん、やっぱり笑ってる顔が一番だ。

    ‥‥‥そういえば、自分の話って可憐にしたことはなかったなあ。
    ちょっと新鮮な気分だ。


     ――――


    ここの所、可憐のことが頭から離れることがない。

    ようやく仕事のパートナーとして噛み合い始めたのも理由であるし、
    それ以外でも、まぁ、そうだ。

    あの日のような心配そうな表情を見ると、当時を思い出す。
    普段も笑顔が増えた。ちゃんと自己主張ができるようになった。
    仕事にも少しではあるが自信を持てるようになった。

    そこまで考えて、一つの疑問に行き着く。


    当初の目的を達成したら、次は何を求めるんだろうか‥‥‥。


     ――――


    今日も朝からの営業を終えて事務所に戻る。

    自分のデスクにまた一つ、見慣れない物が増えていた。


     「ぁ、それ、可憐ちゃんですよ。」

     「あぁ、そうだったんですか。
      あいつ、ホントに意味解ってやってんのかなあ。」


    タブーを堂々と犯そうとする彼女の行動には溜息が出そうになるが、
    緩む口元を抑えることができなかった。

    だが、今は「気付いて」やることはできない。
    気付いてもらうこともできない。

    今はただ、火のついた心が燃え上がるのをただじっと見守ることが、
    自分にできる精一杯だ。


    おしり
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