マグロ・サンダーボルト
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マグロ・サンダーボルト

2017-08-21 00:00
  • 2


動画で動きを見たい方はこちらで

やあ、また会ったね。

今回は1つの言葉をモチーフにしたデッキを作ってみようと思います。

その言葉とは「マグロ」


MTGで「マグロ」と言えば、相手に一方的にボコられる試合展開を揶揄して使われています。

しかしその一方で、マグロは泳ぎ続けないと呼吸が出来ないアグロ系生物としても有名です。

同じ単語なのに全く逆の意味で使われている……実に興味深い事ですね?

という訳で、今回のデッキはマグロの如くひたすら動き続けるのに、一切相手に攻撃しないマグロ展開を両立させたデッキで行こうと思います。


――――といった建前を動画でも述べていますが、ぶっちゃけ今回はタイトルにもなっている『マグロ・サンダーボルト』をMTGでやってみたかっただけです。


【マグロ・サンダーボルト】

ニンジャが出てきて殺す、大人気サイバーパンク・ニンジャアクション小説「ニンジャスレイヤー」の有名なエピソード。

その突き抜けたトンチキっぷりは数あるエピソードの中でも指折りのカオス。

簡単に説明すると、「取り付けた相手の移動速度を検出し、徐々に上昇していく設定速度以下になると爆発する処刑装置」を巡るエピソードです。

制限速度以下になると爆発するネタは映画「スピード」などでもおなじみですが、これは加速を強いられ続けるという点が特徴的です。

この処刑装置を巡る狂想曲めいた展開が非常にラリっていて素敵なので、「ニンジャスレイヤー」をよく知らない方にもお勧めしたいエピソードです。


さて、ニンジャスレイヤー次元で『クソ装置』と名高い処刑装置ですが、なんとMTG次元にも酷似した効果のカードが存在しました!

5マナエンチャント。
自分のアップキープにこれの上に絶望カウンターを乗せ、
その後、そのカウンターに等しい数のパーマネントか手札をお互いに追放する。
控え目に言っても超ド級の迷惑エンチャント。
リスペクトの意味も込めて、以後これの事を『クソ装置』と呼称する。


毎ターン増えていくお互いにカードを追放する効果は、徐々に加速を強いられる『クソ装置』そのものと言って良いでしょう。

しかし1ターン目に1枚追放、2ターン目に2枚追放、3ターン目に3枚追放、4ターン目に……では悠長すぎます。

なので増殖で後押ししてやりましょう。



3マナ+青のΦマナ1ソーサリー。
2枚ドローした後に増殖を行う。

Φマナなのでデッキの色を選ばずに投入できるドローソースかつ増殖呪文。
一般的にはPWコントロールデッキの良き相棒として使われている模様。

3マナインスタント。
1枚ドローした後に増殖を行う。
3マナでプレイできる《テゼレットの計略》は2枚ドローだが、
こちらは残念ながら1枚ドロー。
Φマナではないので青マナを支払う必要があるなど、少々使いにくい模様。
しかし今回のようにインスタントタイミングで使える増殖が必要な事もある。
《テゼレットの計略》の下位互換とは言い切れないだろう。

これでお互いに破滅へ向けて全力疾走できる訳ですが、やはりデッキを組む以上勝ち手段は用意しておきたい所。

それと、こちらが被る『クソ装置』の被害への対応も考えておくべきでしょう。

場のパーマネントを追放するという性質上、普通に考えればトークンを大量に並べる戦術が噛み合いそうですが、それだと全体除去でリセットされるリスクがあります。

それは美味しくない。というか、むしろ相手の生物を全体除去で吹き飛ばしてアドを取りたいのでトークン戦略は無しの方向で。

しかし、だからといって馬鹿正直に運用したのではアドを取る事は出来ないでしょう。

ならどうするか?


『クソ装置』の追放対象は手札も含まれています。

なので今出ている場のパーマネントを犠牲にし、『クソ装置』が場を離れるまで手札を温存するという防衛策も不可能。

そして今回使う増殖呪文はドロー呪文。――なるほど。つまりこれの出番ですね!

5マナアーティファクト。
通常ドロー以外の自分のドローとライフゲインが2倍に。
重さに見合った、アドの暴力を体現するカード。
書庫は必要(断言)


基本戦術はなるべく早く『クソ装置』《アルハマレットの書庫》をセットし、増殖ドロー呪文を連打して手札を増やしつつ『クソ装置』を加速させ続けて相手を破滅させる。

さて、後必要なのはこちらの勝ち筋です。

『クソ装置』が動き出すと大半の相手は心が折れて投了しますが、もし投了されなければお互いにカードを失うだけで実は誰も死なないんですよね。

それどころか、ドロー呪文を連打している以上、こちらが先にライブラリーアウトで負ける事に――――

そう、普通にデッキを回すだけで自然にライブラリーアウトしてしまうんですよ。
ならばフィニッシャーはこれに限ります。



3マナ 2/2 人間・ウィザード。
自分がカードを引く際に山札が無かった場合、ゲームに勝利するルール破壊生物。
無限ドロー・大量ドロー系のコンボデッキにとっては最強のフィニッシャー。


『クソ装置』で場のパーマネントと手札を追放してしまえば妨害される心配もありません。

ではこれらを軸に他のカードの構成を考えていきましょう。


さて、《アルハマレットの書庫》『クソ装置』も共に5マナ。

普通に使おうとすると少々重いです。

ここはマナ加速手段としてマナファクトを使うべきですね。

増殖とのシナジーを考慮すれば、これが最適でしょう。

0マナアーティファクト。
多重キッカーで2マナ支払うごとに蓄積カウンターが置かれ、
タップで蓄積カウンターの数に等しい無色マナを出せるマナファクト。
最低でも2マナで1マナ出せる一般的なマナファクト。
増殖と併用する事でとんでもないマナを出せるように。

そして基本となるコンセプトがマグロデッキなので、死なないための延命策が欲しい所。

《アルハマレットの書庫》との併用も考えて、ライフゲインが良いでしょう。

増殖呪文を使い回す事も視野に入れ、これを使いましょうか。

1マナアーティファクト。
2マナとタップでこれを生贄に捧げる事で5点ライフゲインし、
さらにこれごと自分の墓地をライブラリーに戻して切り直す修繕能力も持つ。
コントロールデッキの友。

あとは継続して使える増殖手段も欲しい所。



2マナアーティファクト。
CIPで対象の生物の上に-1/-1カウンターを1個乗せる。
4マナとタップで増殖を行う。
序盤は除去として、中盤以降は増殖要員として活躍する優等生。

これなら序盤は相手の生物を弱らせて延命に繋げる事も可能。

なかなか良さそうです。


それと最近はアモンケットで新たな神が収録されたりと、破壊不能持ちがそれなりに幅を利かせています。

基本的に破壊不能は全体除去で対処するのが困難なので、その辺にも確実に対処できる切り返し手段を用意しておきましょう。

最大限に活用するには相応のマナが必要ですが、このデッキなら捻出するのは容易です。

2マナインスタント。
自分のコントロールしていないパーマネントをオーナーの手札に戻す。
超過7マナで自分のコントロールしてない全てのパーマネントをオーナーの手札に戻す。
7マナは決して軽くないが、問答無用で全てをバウンスする効果はゲームエンド級。


さて、増殖呪文でドローは可能ですが、二種類だけでは心許ない。

それと今回のデッキは《アルハマレットの書庫》『クソ装置』がキーカードなので複数採用しますが、どちらも1枚あれば十分です。

序盤に複数引いてしまった場合にどうにか出来る事が望ましい。

なのでこちらも採用しておきましょう。

3マナインスタント。
3枚ドローし、その後にアーティファクトを1枚捨てるか
何かカードを2枚捨てるドロー呪文。
アーティファクトを多用するデッキと相性が良く、
中でも《アルハマレットの書庫》との相性は半端ない。

形としてはほぼ出来上がった気がしますが、マナファクトや《不死の霊薬》といったカードばかりを引いてしまった際のリカバリー手段があると安心です。

3マナソーサリー。
お互いに墓地と手札をライブラリーに戻し7枚引く。
それが自分のターンならターンを終了する。
相手も7枚引く、自分のターンが終了するなど問題は多い。
しかし効果そのものは間違いなく強力。使い所を見極めて上手く活用したい。


これは手札の入れ替え効果は勿論、こちらだけマリガンをした際のリカバリとしても有効です。

《アルハマレットの書庫》が出ていれば14枚引けたりと、かなり手札の質を向上させる事が出来るでしょう。

相手にも7枚ドローを許す事になるので使い所は良く考える必要がありますが、ドロー呪文が途切れた際の仕切り直しがあると色々と安心です。

後はやはり全体除去ですね。

4マナソーサリー。
全てのクリーチャーを破壊する定番のリセット呪文。
最近は気軽に墓地からホイホイ場に戻ってくる畜生どもが跋扈しているが、
それでもやはり4マナのリセット手段は頼りになるだろう。


――はい。こんな感じですね!

マグロ・サンダーボルト


動かしてみた感じとしては、こちらの置物に触れないデッキに対しては『クソ装置』がかなり強力に突き刺さります。
中でも、生物対策を念頭に置いたコントロールデッキに対してはかなり有利に戦えるでしょう。
逆に生物でガン攻めするタイプの部族デッキや。一気に勝負をつけるバーンデッキに対しては、《滅び》《不死の霊薬》がよほど上手く機能しない限りあっさり蹂躙されるでしょう。
まあ、それはそれで正しく「マグロ」デッキと言えるので、むしろコンセプト的には大正解ですよ!

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数あるMTG動画の中でも1番おもしろいと思っております!
これからも楽しみに視聴させて頂きます。どうかお身体を壊さずにご自愛くださいませ!!
31ヶ月前
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>>1

いえいえ、楽しんで頂けているならなによりです。
現在、次の投稿分をエンコードしている所なので、本日中には新しいものをお届けできると思います。
ただ作業量的にちょっと無理したので、次々回は簡単なネタにするつもりですが……w
31ヶ月前
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