• AI美空ひばりの歌声を聴いた。

    2019-10-10 23:33
    最初に言っておくが、
    特に美空ひばりのファンでもないし、
    生前の歌声はそんなに聴いてない。
    それでもこういう技術には興味があるし、
    その未来に希望を持っているからこそ、
    聴く価値のある歌声である、ということは言える。

    楽譜を渡されて、それをどう歌うか、というのは
    本当に個人個人の想像力が問われる。
    単に「歌い方を真似る」というだけでは
    成立しないと思われるが、
    聴いた限りでは、相当に訓練されたAIだな、
    というのがよくわかった。
    ファンが涙を流すほどというのもわかる気がする。
    特徴をよく掴んでいるとかそういう話ではなくて、
    単純に、そこら辺の歌い手より断然上手い、と思った。
    彼女の特徴は私など語れるほど聴いていないので、
    そういう感想になってしまうが、
    言葉の伝え方、抑揚、揺らし方など、
    むしろ我々が学ぶべきことの方が多いんじゃないかと。
    聴いてて、「ああ、うん、そうだよね」と
    思わず頷いてしまうくらいの説得力があった。
    秋元氏の歌詞は少々「ずるい」とも思ったが(笑)、
    機械に歌い方を教わる時代になってしまったかと、
    まあ確かに名歌手の歌声の再現だったからではあるが、
    我々には少しキツイ一撃のような歌声であった、
    くらいは言ってもいい気がする。
    それでもよく聴くと単語の中で時折声の質が不自然に
    変化したり、逆に似たようなフレーズの歌い方がそれぞれ
    変化が乏しかったりと、まだまだ発展の余地がある。
    バックバンドの変化とかコンサートの雰囲気によって
    歌い方が変わる、という要素はAIにはまだ厳しいだろう。
    まあそれはそっくりそのまま我々の歌い方にも
    当てはまることだよね(笑)。


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  • ちょっとしたことから大げさに人間というものを考える

    2019-10-10 11:29
    9月下旬あたりから急に、このブロマガ記事の閲覧回数が増えている。
    まあ他の記事はほとんど読まれてないので
    この記事に関してはちょっと様子を見ていたのだけれど、
    京アニ関連記事だから、と安易に片付けてもらっては困る。
    関連記事なら他にも書いているが、これだけが増えている。
    そして現時点、
    その割にコメントが一切ない、ということにも興味がある(笑)


    身の回りの様々な現象に対して、
    これはどういうことか、と考えるのが楽しい。
    というわけで、
    嫌味のような言葉を交えつつ人間観察をしてみる(笑)。

    最新作「ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝」を
    観た人は多いだろうし、その感想を読みたい人もいるだろう。
    その点はわかる。
    件の記事も、そういう記事に違いないと思って
    間違って迷い込んだ人が多いんだろうよ。
    ある種「釣られた」とでも思ってるのかな?
    ところが俺はそんな人間じゃない(笑)。
    映画の内容ももちろん重要だが、書いたのは公開初日
    ネタバレする訳にはいかない。
    この物語は「ちょっとした事でも話の中では意味があって存在している」
    つまり細部へのこだわりが半端ではないため、
    ある意味「何を書いてもネタバレになってしまう」気がする。
    だからと言って「凄いモノを観た」的な、
    極めて漠然とした感想にするのもわざわざ記事にすることじゃない。
    なので、内容には一切触れない記事とした。
    どのみち、その手の感想は良くも悪くも、
    作り手の意思に関わらず増えていくからね。

    映画の製作者の本気度はうかがえたが、
    では、受け取る側である我々はどうか?というのが記事の視点。
    (認めたくないだろうが事件の犯人も我々の側にいた人間である)
    あんな理不尽な事件があった後で注目度が大きくなるのはわかる。
    事件に対し怒りがこみ上げるのも当然ではある。
    だがそれでもやっていいことと悪いこと、
    言っていいことと悪いことだってある。
    その言動を以て、「応援している」などと言えるのか?
    お金の問題なんかじゃないよ?というのが
    あの記事の主旨と言っていい。
    商売的にはともかく、観る人が作品を通して何を感じてくれるのか、
    というのが製作者にとっては最も大事なことで、
    それは必ずしも言語化されなくても良いし、
    安易に言語化できないからこそ芸術は存在しうる。
    近い将来、「ああ、あれはこういうことだったんだ」と
    後になって気づいたとしてもそれでも充分素晴らしいこと。
    我々の営みを内側から豊かにしてくれる作品に逢える、
    そのことの価値を理解するべきである。

    人間はどこまで行っても愚かである。
    過ちを犯す動物は人間以外には存在しない
    だが、過ちを過ちであると認識できるのもまた人間だけだ。
    失ってしまったものの大きさに苦しみつつも、
    それでもそれに立ち向かう力を持っているのも人間の、
    愚かさを知るがゆえに素晴らしいところだと信じる。信じたい。

  • アンドレ・カンドレのデビュー曲、「カンドレ・マンドレ」(噛みそう)

    2019-10-03 21:19
    井上陽水デビュー50周年ではあるけれど、
    つまりそれはこの曲からカウントして50年てことだよな、
    ということで今回の新作はアンドレ・カンドレのデビュー曲、
    「カンドレ・マンドレ」(笑)。

    全く売れなかったそうだ。
    どれだけ売れたか本人ですら知らないらしい。
    よって、これが収録されている音源は限られてる。
    私が所有しているうちでは、
    1991年のCD16枚組全曲集「NO SELECTION」と、
    あとは2008年だったかな?のライヴ音源「弾き語りパッション」の
    ボーナストラックとして。
    YouTubeあたりには著作権的に問題のある音源が
    アップされてる。意外だがこれをカバーしてる人もいる。

    「NO SELECTION」であらためて聴いてみると、
    後のアルバム「断絶」以降からは考えられないくらい、
    実にあっさりした曲だね。
    「傘がない」みたいに高音でガーっと張り上げることもなく。
    失礼ながら何のヒネリもないというか、
    今の陽水だったら、
    「紆余曲折とか何もなくてすぐに最後『ほら着いた』なんて、
     あれ、もう終わり?ていう感じだよね」
    とか考えるんじゃないかな。
    本人が確か言っていたことだと思うが、
    デビュー前にいわゆる「アマチュア時代」というのを
    ちゃんと経ていないので、
    本当の意味でプロになったのは
    「断絶」以降、ということだろう。

    しかし今との繋がりで言うならば、
    ・歌詞はやはり意味がよくわからない(笑)
    ・「闇夜の国から」(1974年)に雰囲気が近いかも
    ・後の曲によく出てくる「夢」という単語が既に入っている
    という具合に、陽水らしさの原型は(磨かれてはいないものの)
    ちゃんと存在している、と考えることもできるね。
    まあ前向きにとらえようぜ(笑)。

    さて、オケは原曲の聴こえやすい部分は耳コピで、
    ちょっとでも聴き取りにくい部分はDAW付属のループを使って
    難しく考えずになんとな〜くそれらしく作った(笑)。
    原曲のアレンジは小室等だそうで。
    CeVIOカバー歌手は意外と思われたかな?白咲君で。
    当初、赤咲君とどちらかにはなるだろうとは思ってたけど、
    いや、この曲には白咲君のほうが合うんじゃないかと思ってさ。
    「白咲で陽水だと?」と思った人こそ聴くべきだ、なんて(笑)。
    これ投稿したところで再生数はそんなに伸びないと思うけど、
    選曲面でも人選面でも、一部界隈で話のネタにはなるかなあ。
    これを合成音声でカバーしてる人は他にはいないと思うし。
    白咲君はこういう爽やかな曲も歌えるんだぞ、
    というアピールにも、...なるんだろうかねぇ(笑)。
    ここのところわりあい真面目な曲が多かったので、
    たまにはこういう気楽な作品もどうぞ、みたいな。