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ヘボコン・オンライン出場後記
今年のヘボコンはオンラインでした!
https://dailyportalz.jp/kiji/hebocon-online-announcement
結果は初戦敗退。マシン名まなざしは、まばたきする間もなく炎上しました。
まばたき出来るように作ってたけど!ヘボコンお疲れでした!
— abanum (@lonely_somen) June 7, 2020
まばたきする間もなくやられてしまったのでまばたきしているところ成仏させます。#ヘボコンオンライン pic.twitter.com/AtuxedKrwe
最ヘボ賞はこやしゅんさん。試合でも誰にも到達できないヘボの高みに到達してました。
デイリーポータルZ賞に輝いたのらきゃっとさんのあくむと、こやしゅんさんのマシンはスプリングをうまく(?)使っていてあらぶる物理演算に身を任せて予想外の動きをキメてました。
おめでとうございます!
あとは消化不良を反芻して消化していきたいと思います。
ヘボコントローラー
まずはこちらのツィート見てみましょう。ゲーム上の戦いだから、弊社のようなハードウェア販売は1ミリも関われないですが... (安井)
— Switch Science (@ssci) May 19, 2020
なるほど?積極的にハードウェアで関わっていきましょう。
コントローラー作ることにしました。
いつも使っているタミヤのコントローラが使えたら勝ちも同然です。
タミヤのコントローラーはモーターを正転・逆転させるものですが、その出力をキー操作に変換する回路を組んでいきます。
本来の回路と使い方
まずは片方を単純なON/OFF信号にします。フォトカプラという部品を使います。フォトカプラはLEDとフォトトランジスタを組み合わせた素子で、LEDが光るとフォトトランジスタがオンになります。
もう片方はフォトカプラのLEDを逆方向に接続します。
これで左右の動きが単純なON/OFFになりました。
これをもう一組つくれば戦車のような操作ができます。
arduinoを使ってON/OFF信号をキーが押された/はなされたという信号に作り替えPCに送ります。
・実物
LEDは動作がわかりやすいように追加してます。
満身創痍
マシンはプレイヤーの健康状態を反映する設定なので、近視と飛蚊症を組み込みました。
・近視部分
グレース(鉄の枠)で焦点部分を再現。
・飛蚊症(ひぶんしょう)
眼球のガラス体部分に鉄球をぶらぶらさせて再現。
・ガラス体はウォーターキャノンの放水を放物線上にして再現。
プレイヤーの健康状態を反映するということはマシンの破損状態がプレイヤーに反映されるという事です。
勝気満々だったので、2回戦目は壊れた右目の代わりに左目が出るという設定でした。
右目 左目
プレイヤーの右目を隠す眼帯も作っておきました。
・2回戦に出れたら付けようかと思っていた眼帯。
攻撃手段
まばたきで相手を押しつぶします。しかし、目を開けているときは防御がなくなる。これをヘボポイントとしてアピールすればよかったなぁと後から思いました。
動作的にはまつ毛部分を滑車で引き揚げています。
JANコード
ハイテクロンダリングの方法でJANコード取ってBOOTHにヘボコントローラー登録しました。
ヘボコントローラー | aba製作所
これはちゃんとプロダクト化したいなぁ。
ところで、JANコード登録用エクセル送ると登録されるわけですが、エクセルに不備や不明な部分があると電話がきます。
今年も来ました……。毎年すいません。
指摘内容としては、
「プライベートブランド(PB)となっていますがナショナルブランドですよね?」
自分が製造メーカーならナショナルブランドになるそうです。
「ヘボコン用besiegeデータとありますが、どの様な物ですか?」
ゲーム用のデータという事を説明。当初作ったデータを売ってみようかと思っていた。
「ヘボコントローラーの商品説明がヘボコン用besiegeデータと全く同じなのですが……」
はい。コピペそのままにしてしまいました。出しなおすと間に合わないので削除としました。
一番最後に聞かれたのが
「猫戦車の商品カテゴリがハイテクロボットになっていますがこれはトイラジオコントロールのほうが近いので変更します」
……去年の登録、だめだしされるとは思わなかったよ!
(おわり)
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ヘボコン2019出場後記
祝!審査員賞受賞(藤原麻里菜さんより)
言いたいことは全て言ったので、あとは駄文です。ヘボコンお疲れ様でした。思いがけず藤原麻里菜様より審査員賞をいただきますました。ありがとうございます!ヘボコンやっていて初めて壇上に上がったので今日は枕を濡らしながら寝ます。 #ヘボコン2019 pic.twitter.com/IiiXaqgSxT
— abanum@7/21ヘボコン2019お疲れ様でした (@lonely_somen) 2019年7月21日構想
一年前、ヘボコン2018にブリュッセルの少年像で出場したあと、姉と次のマシンをどうするか話して紙袋に猫が入っているというコンセプトで作る事にした。
そして10ヶ月が経ち、必殺技など考え要素技術として個別に動作確認を始めた。お願いランキングで自分が作ったマシン「ブリュッセルの少年像」映った!主にやられ役としてだけど! #ヘボコン2018 pic.twitter.com/9opmtuZI2z
— abanum@7/21ヘボコン2019お疲れ様でした (@lonely_somen) 2018年7月17日
その時考えた必殺技は以下の3つ。- 猫パンチ
- 威嚇
- シュレーディンガーアタック
猫パンチ
これは入れないと猫成分が無くなると思って頑張って実装した。
リニアアクチュエーターっぽい物を独自実装しようかと思ったが、スイッチサイエンスにモーターフェーダーという物があり、大きさ丁度良いことや、動かした量がわかる可変抵抗が1つになっているのでこれを購入する事にした。
Slide Pot - モーターフェーダ(10k 直線特性)
https://www.switch-science.com/catalog/1285/P制御だけでもそこそこ行けるもんだね。 pic.twitter.com/lKPO4ZPRMc
— abanum@7/21ヘボコン2019お疲れ様でした (@lonely_somen) 2019年7月13日
肉球はセリアに売っている「ぷにぷににゃんこ肉球」をばらして使った。
いろいろ試行錯誤して・・・。
猫成分が出来た。威嚇
手ごろな音楽再生モジュールがaitendoにあったので購入。
音声処理モジュール [WT2003M03]
http://www.aitendo.com/product/17913
しかし、データシートが古くて通信方法が分からない!
しょうがないので、バージョンナンバーを手掛かりにデータシートを探してようやく見つけた。
ピン配置が載っているページ
https://japanese.alibaba.com/product-detail/custom-high-quality-32g-mp3-voice-integrated-circuit-module-with-sd-card-slot-60695558400.html
通信コマンドが載っているpdf
https://cdn.sparkfun.com/assets/7/c/0/c/6/WT2003S-16S_Chip_V1.03.pdf
大きく違う点は1線式通信か2線式(UART)通信かである。全く違うじゃん!
このモジュールはスピーカーを直接つなげられるので5W8Ωのスピーカーをつなげて1Wで鳴らしたところ、十分な音量とおもったのでそのまま組み込んだ。
(後に、この音量では会場では全く聞こえないことが判明した)
ところで、鳴らす「ニャーン」である。
猫は飼っていないし、いたところで都合よく録音させてはくれない。姉のところに猫はいるが歳をとっているので鳴かないそうである。
しょうがないので自分の声を録音することにした。
ただし、そのままだとおっさんがネコマネしてるだけになるので、恋声というVtuber御用達のボイスチェンジャーソフトを使った。
恋声
http://koigoemoe.g2.xrea.com/koigoe/koigoe.html
このソフトは声の成分を変えて男声を女声にしたりできる。
いろいろいじった結果、下記の設定にすると人間成分が取れて猫が鳴いているように聞こえた。
その結果↓
猫の声(シャー)
https://soundcloud.com/abanum68k/cat-voice-angrysya
猫の声(威嚇 ロングバージョン)
https://soundcloud.com/abanum68k/cat-voice-angrylongシュレーディンガーアタック
LCD表示モジュールを改造して小型のプロジェクターを作って紙袋にシュレーディンガーの実験を映そうかと、えっさほいさと頑張ったが、LCDプロジェクターを2台つなげたらうまく動かなかったのでバックライトだけ生かして目玉とした。
1台だと表示するのだが・・・。パネル設定がBGRになっていたのでRGBに直してmbedロゴの色も青になった。 pic.twitter.com/jDFx7RZSZE
— abanum@7/21ヘボコン2019お疲れ様でした (@lonely_somen) 2019年6月9日
マイコンボードはnucleo-F446REを選定し、機能不足で苦しむことを避けた。
作成したソフトはココ↓。(大分適当)
https://os.mbed.com/users/abanum/code/nekosensya/
ここで重要なことが浮上する。ハイテクノロジーペナルティ
ヘボコンでは高度な技術を自力で実装するとペナルティが課せられるのである!
ヘボコンルール
https://dailyportalz.jp/hebocon/rules
猫パンチ、威嚇は大丈夫そうだが、ELECOMの無線ゲームパッドで遠隔操縦しているのでアウトである。機能盛りだくさんになる予定だったので、ボタンが多いゲームパッドを選択したのである。以下の機能を製作者が自力で実装し、作動させると、技術力が高すぎるためペナルティが課せられます
・遠隔操縦
・自動操縦(各種センサーの情報や時間経過、移動距離等をトリガーとしたコントロール)
・その他、審査員が高度であると認めた機能
しかし、下記のような緩和事項がある。例:市販のラジコンキットの上にウサギのぬいぐるみを貼り付けただけのマシンは、遠隔操縦のペナルティを受けません
市販しよう。
市販するからにはJANコードがあった方がいいではないかと一般財団法人 流通システム開発センターのHPからGS1事業者コードの登録依頼をだす。個人でもGS1事業者コードはとれて、個人だと12,960円で3年間登録できる。
一般財団法人 流通システム開発センター
https://www.dsri.jp/
事業者コードがとれたらJANコードを計算して専用エクセルにもろもろ記入してメールで送るとデータベースに登録される。
新規で登録し始めると1か月はかかるので早めに申請しておいた。(1か月半前ですけど・・・)
JANコードを登録する際、間違いなどあると電話がかかってきて確認されるのだが、なんとかかってきたのである!
センターの人「区分コードが業務になってますけど、これは一般ですよね?」
私「はい!そうです!間違えました!」
・・・なんでわかったの??
なお、データベースに登録されるとSATCHというバーコードスキャンアプリでデータを見ることが出来る。
結構感動した。
SATCH VIEWER
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.kddi.ar.satch.satchviewer&hl=ja
というわけでBOOTHで販売しています。猫戦車 チャトラ
https://booth.pm/ja/items/1458004
最後に一言・・・。これは猫です!
猫です。#ヘボコン pic.twitter.com/OlARNdbA4h
— abanum@7/21ヘボコン2019お疲れ様でした (@lonely_somen) 2019年7月21日
猫なのでケージに入れて移動した。
(おわり)ヘボコンマシンを運んでます。 #ヘボコン2019 pic.twitter.com/iS9XrCTVZK
— abanum@7/21ヘボコン2019お疲れ様でした (@lonely_somen) 2019年7月21日
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ESPr® Developer(ESP-WROOM-02開発ボード)をAmazon Echo(Alexa)でLチカする。
- 用意する物
- Amazon Echo
Echo Plus,Echo DotでもOK。 - ESPr® Developer(ESP-WROOM-02開発ボード)
- LED(青、白、緑がオススメ)
- バージョンとか
ボードマネージャのesp8266 by ESP8266 Community 2.4.1
ESPr® Developer Rev.3- 手順
参照記事はちょっと古いのでesp8266 by ESP8266 Community 2.4.1の書込条件を記載しておきます。
ESP8266の開発ボードは秋月の物も有りますが、自動で書込モードに入ることや、書込速度が速いのでスイッチサイエンスのESPr® Developerをオススメします。
ESPr® Developerに書き込むスケッチはココからZIPダウンロードしてインポートします。
(2018.4.6追記 以前に紹介したリポジトリは状態の確認がうまく行かないので下記の物をオススメします)
ESPr® Developerに書き込むスケッチはココからZIPダウンロードしてインポートします。
スケッチのサンプルでSingleSwitch.inoを選んでSSIDとPASSを自分の環境に書き換えます。
当初Wifiに繋がらないという症状がでましたが、Wifiの電波が弱かった様です。//------- Replace the following! ------ char ssid[] = "xxx"; // your network SSID (name) char password[] = "yyyy"; // your network key
スマホが繋がるWifi強度でも、ボードのアンテナは小さいのでWifi電波は強い方がいいです。
ちなみにWifiscan.inoではAP見つかるので頭ひねりました・・・。
電源切ってからLEDを挿します。IO4に長い足、GNDに短い足を挿します。
壊れることは無いと思いますが、本当は抵抗を直列に入れたい所です。
でも、面倒なので直挿しします。
スケッチを描き込んでLED挿したら、ボードの電源を入れます。
立ち上げ時はLEDが光ります。リレーを繋げることを前提にしているのでOFF時にLEDが光るようになっています。
シリアルモニタを開いておくとログが流れて来るので繋がった事が確認出来ます。
次に、スマホのAlexaアプリからスマートホームを開いてデバイスの追加を行います。
”アレクサ、テストライトを付けて”と話しかけるとLEDが消えます。
テストライトの所はスマホのalexaアプリで変えられますが、せっかくなのでスケッチ上から変えてみましょう。// Format: Alexa invocation name, local port no, on callback, off callback
light = new Switch("照明", 80, lightOn, lightOff);
名前を変えたらalexaアプリで再度デバイスの検索をします。
・・・名前が変です。
どうも、2バイト文字はIDEがうまく扱えないようです。
ボタンの名前部分をchar変数にして置きかえるとうまくいきます。char initalname[]= "照明";
alexaアプリで再度デバイスの追加をすると無事”照明”というデバイスが追加されます。
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// Format: Alexa invocation name, local port no, on callback, off callback
light = new Switch(initalname, 80, lightOn, lightOff);
(名前の変なデバイスが置き換わります)
スマートホームに登録出来ると短いフレーズでコマンド出せるのでとてもいいです。
赤外線と組み合わせて玄関から部屋のパソコン、テレビ、照明を入れて部屋はいると立ち上がっているという素敵環境作ってみようと思っています。
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