ユーザーブロマガは2021年10月7日(予定)をもちましてサービスを終了します

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

NVIDIA ShadowPlay(Share) まとめ編

2016-10-23 01:17

    目次に戻る


     NVIDIA製のグラフィックボードGeForceのうち、システム要件を満たした製品を搭載したPCではShareの録画機能(旧名ShadowPlay)が利用できます。このソフトには以下のような長所があります。
    ①軽い
     グラボ内臓のNVEncを利用してのハードウェアエンコードは、一般的なソフトウェアエンコードのソフトはもちろん他のハードウェアエンコードのソフトに比べてもパフォーマンスへの負担が小さいです。
    ②20分遡って録画
     インスタントリプレイをONにすることで最大20分間のプレイを遡って録画できます。
    ③録画データが軽量・高画質
     mp4形式なので無損失とは行きませんが、非常に高画質のデータを小容量で保存できます。例えばTom Clancy's Rainbow Six:Siege(2015年発売、ジャンルはFPS、動きが激しくテクスチャも複雑)を1080p 60FPSで20分録画した場合、自環境では6GB強の容量になります。
    ④GeForceを買えば使える
     多くのPCゲーマーならグラフィックボードを買うと思います。なのでこれはおまけのような機能ですが、でありながら頻繁にアップデートの行われる録画ソフトを使えるのは嬉しいところ。

    しかし、このソフトで録画する際にはいくつか注意点があります。
    ◎デフォルトのサウンド設定では音が劣化する
    ※録画前に設定すること

     プレイ中は問題ないのに録画データでは
    ①ゲーム内音声で、高音の部分が耳障りな音になる
    ②ゲーム内音声で、人の声が割れる
    ③マイク音声の音質がひどい

     こんな症状をここでは「音が劣化する」と表現しています。録画前に以下の設定を行って下さい。

     サウンドの設定を開いてください。デスクトップ右下のスピーカーアイコンを右クリック、もしくはコントロールパネルの「サウンド」から開けるはずです。





     使用する再生デバイスのプロパティを開き、詳細タブを開いてください。


     「規定の形式」で〇〇ビット、〇〇〇〇○Hz のように設定されていると思います。(〇〇ビットをビット深度、〇〇〇〇○Hzをサンプリング周波数と呼びます。)この状態ではゲーム音声が劣化してしまうので、96000Hz以上、可能なら192000Hzに設定してください。これでプレイ中に聴いているとおりの音声が収録できるはずです。



     特に影響が大きいのはマイクで入力した肉声です。ゲーム動画を実況音声も入れて録画する(Shareのマイク設定が「常にオン」)場合は、録音デバイスも必ず96000Hz以上にしなければならないのですが、ここで大きな問題があります。
     外付けサウンドカード(USB-DACなど)を使用している方もいると思いますが、お手軽なサウンドカードではサンプリング周波数を96000Hz以上に設定できません。デスクトップのオンボードサウンド(Realtekなど)ならおそらく96000Hz以上に設定できるので、こちらで妥協するか、96000Hz以上に対応したサウンドカードをお求め下さい。
     一方で肉声による実況を入れる方は、ノイズ軽減の為外付けサウンドカードを使わない訳にはいきません。サウンドカードが96000Hz以上に対応していない場合は、録音デバイスのプロパティ「聴く」タブから「このデバイスを聴く」にチェックを入れ、ゲーム音声が出ているのと同じ再生デバイスから適切な音量で肉声が返ってくる状態にして下さい。(再生デバイス「レベル」タブ内の「マイク」は100にすることをおすすめします。)同時にShareの設定ではマイクをオフにして下さい。この状態にすることで録音デバイスのサンプリング周波数が48000Hz以下でも、再生デバイスが96000Hz以上であれば音が劣化しません。

    補足:「特定の外付けサウンドカードとShadowPlayの相性が悪い」という意見を見たことがありますが、これはそのサウンドカードがハイレゾに対応していないためだと考えられます。Shareでの録画の際、無理矢理サンプリング周波数を引き伸ばす処理が行われているのかもしれません。
     同様の処理がゆっくり音声についても、YMMなどで書き出したexoファイルをAviUtlで読み込む際にも行われ、ゆっくりボイスがキンキン声になってしまいます。こちらについては
    ゆっくりボイスをAviUtlに入れてもキンキン声にならないように 編
    を御覧下さい。


    ◎サウンドカードなどの音響効果と併用できない

     サウンドカードにサラウンドや、FPS用に足音が聞こえやすくなるなどの特殊な音響効果を加えられる機能がついているものがあります。しかしこの機能を使っているとゲーム音声が録画データに入りません。しかもただ音響効果を切るだけではこの問題が直らず、再起動などの操作が必要になります。残念ですが使わないようにしましょう。

    ◎書き出した動画で音ズレが発生する
    ※録画後に対処すること


     フリーソフトのHandBrakeによって、録画データを音ズレしない形式に変換することで対処します。
    HandBrakeダウンロード→https://handbrake.fr/
     ウインドウ内に録画データをドラッグ&ドロップした上で、「Video」タブ内の「Constant Framerate」にチェックを入れ任意のFPSに設定し、他の項目も調整して書き出して下さい。
    「Quality」はConstant Qualityで、遜色ない範囲で容量を節約したければ20RFくらい、文字の潰れなどが気になる場合は10RFにするといいです。ロスレスの0RFでも変換が遅いわけでもないので構いません。

    補足:Shareでの録画データはVFR(Variable Framerate=可変フレームレート)の形式で保存されます。ゲームでは処理能力などの都合上フレームレートが常に変動しており、これをそのまま保存しています。一方AviUtlではCFR(Constant Framerate=固定フレームレート)での処理が前提になっているため、フレームレートの処理に不具合が生じ音ズレを引き起こします。一応プラグインで固定フレームレートへの変換処理を行う物があるのですが、Shareのデータに限って言えばあまりうまく動作していない模様です。

    目次に戻る


    広告
    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。