可能性と言う名の不可能
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可能性と言う名の不可能

2017-04-14 15:26

    「黄昏の狩人」を書いたのはあげちう本人であり、最終的な著作はもちろん、あげちうに有る。

    現状、”皇帝”は「この」事実を歪めねばならない状況には、ある。「誰が?」ハッキリしてる様なしてない様な…ともかく”これ”の取得に執着するのが、皇帝。「”これ”は私のモノだ」私がこれを創ったのだ!それは事実に反する、のだが。皇帝を要求する側も名乗る側も、無理が通れば道理が引っ込むと言う時代の妄執の様なモノで。それはテレビを中心に巣食い、その不可能を世間へと要求している。

    アーティストと言うのはそう言うモノだ、偏屈で妄想癖があり、死ぬまでその生活は歪んだまま、その我意をその作品に追及し続ける…身を削り、魂を刷り込むように。それで良い。

    結局、アーティストのしてた事とは、「王の権威」を如何に自分に都合よく動かすか?でしかなく、その為の覚悟と言うか、執着を蓄積していく様、でしかなかったのかもしれない。ともかく、何処かにその宝玉は有る。勝者の持つ必勝の切り札、それを持つ物こそが勝利者。逆に言えば”それ”を手に入れれば、勝てる。アーティストは、それを探していた。

    正直、「ガンダムビルドファイターズ」で登場した?結局は”何の意味も無かった、主人公が貰った”「プラフスキー粒子の塊」それは、”誰か”による、その「必勝の宝玉」その幻影?だったのだろうか。主人公は”それ”を手にしたから勝てた、のか?結局、劇中ではその記述は一切、その続編で有ろうと描かれなかった。「この世界では意味が無い」訳だ。

    この辺、「ビルドファイターズ」であろうと、やっぱりガンダムだったのだろうか?そんな気は、する。

    娯楽的物語は基本的には、「主人公を勝たせる」為に描く。娯楽作品としては「主人公を助ける」それがテーマとして非常に強く便利でもある。流れとして、前半は強力だが後半になるにつれて苦境に陥っていく、と言うのがパターンだが。この辺逆でも良い、前半は弱い、が。後半になるにつれて、今までは出来なかった事が出来る様になり、勝てなかった敵に勝てる。ビルドファイターズでは、主人公は友人との邂逅を経てその才能を発揮し、遂には!世界大会優勝へと、至る。ビルドファイターズの世界なら、それは十分あり得る訳だが。

    「それでも無理な物は無理だ」

    ガンダムは、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」は、結局はそう言う作品としてオチには、なった。主人公らは結局、博徒でしかなく。幾つか成功した末に、しかし多少の選択ミスから…致命的な崩壊へと向かう。そこにガンダムはあったが、結局は勝てなかった、根本的には、彼らの理想それは邪ではあった、と言うか。

    「…何処が面白いんだ?」

    テーマ的に、勝たせるルートも有った筈だし?「普通のロボットアニメ」だったら、勝たせてしまった方がウケたかもしれない。これは一つの例だ、色々あって鉄華団はマクギリスに裏切られる形でか、火星へ撤退する。マクギリスはギャラルホルンを掌握、火星と地球とは好ましくない戦争状態に陥ってしまって。その中で、クーデリアをリーダーに鉄華団を中心にした反抗勢力がやがては押し返し、その他の陣営をも取り込み、或いは裏切ったマクギリスを倒し、自治権を獲得。鉄華団は火星の守護神として、不動の地位を掴む、とか?全体構造としては逆の、弱い方向から強い方向へ、それでも良かったろうか?

    …鉄華団とは、そんな組織だったろうか?

    「頑張れば何ともなる!」は、結構漫画チックなテーマとして、大きい。ただ現実問題として、皇帝を目指す!それは選択せずとも最終的には、自滅しかない。ガンダムそれは、「昭和から続く紛争解決機構」である。改良を繰り返しつつ、重大な構造を失いつつ、それはその願いだけを宿し、有り続けた。”それ”として必要な事は、夢を描く事でも、ガンプラを売る事でも無い、のかもしれない。その時今、重い衝突がある、そこを見ずに、ガンダムは描けない。

    結論で、今の「皇帝」は弱者側では、ある。紛争解決機構の決定を超え、その独断により世界を動かさん!そう言う存在だ。ガンダムのコンセプトから言っても、主人公側は現実に居る「皇帝」で、敵側は「それに反対する存在」或いはガンダムを創る側、だ。弱者には希望を、強者には自制を。両者を等価に扱いつつ、その決着を目指す時。

    …それでも、「皇帝は負ける」のだ。

    「ガンダムバルバトス」それは、この時、最後までその責務を果たした、優れた機体だった、気はする。




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