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Taiwan さん のコメント

あるおじさんの話

そのおじさんは10年前、それまで10年間付き合ってた人にフラれました。完全なる自業自得によって。毎日泣いて、心も体もぼろぼろだった。 
辛すぎて、夜な夜な走る以外に気持ちを保つ方法がなかった。自宅と名駅の往復20km。を仕事終わりに毎晩。一番身近にいて自分を誰よりも理解してくれていると思っていた人がいなくなる。いい年してその時が初めての経験だった。
真夜中の空気、誰もいない名駅までの道。最初は彼女のことが頭によぎらないように、そのためだけに走っていた。しばらくすると、頭に浮かぶのは、2人の顔。中学・高校の時に好きになったバスケの選手と英語の先生。手の届かないような一方的に好きな人。大切なことはもうあの時に教わっていた。体も頭も心もちゃんと動かすこと。ただそれだけ。

そのおじさんは、今も馬鹿みたいに走っていて、一方で絶賛ある女の子を推している最中らしいです。体も頭も心も動かしている彼女になんか惹かれているのでしょう。

あとがき
ある女の子には、大切な家族も好きな友達も、尊敬する人もすでにたくさんいることでしょう。その人達は離れていてもいつも彼女のそばにいますよ。(ベタ?でも本当に)
No.7
36ヶ月前
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沢口です。 今日はある女の子のことを書きたいと思います。 育った町を地元と呼び、育った家を実家と呼ぶことに違和感を感じなくなってきたこの頃。 上京して四ヶ月、周りの環境に慣れ、たはずだがそんなことはない。 絶賛ホームシック中。 上京して二ヶ月辺りは毎晩泣いてばかりいたが、今ではその涙も意味のないものだと勘づいてしまい、朝をなるべく平常に迎えられるようにそっと眠ることに集中するばかりだ。 そんな日々に嫌気がさした。 何か変えなければと、散歩に出掛けてみたり、図書館でひたすら本を読んでみたり、喫茶店に入ってみたりした。 でも終われば淋しさに襲われてしまう。 ふと、近所の銭湯に向かった。 地元の人に愛されている銭湯だった。 とても場違いだと思った。 でも料金は払ってしまった。まあ、サッと済ませてしまおうと思った。 とはいえ、郷に入れば郷に従えというように、そこのルールがある。 戸惑いを初めての人
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