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まどか☆マギカ新編「叛逆の物語」は本当に駄作なのだろうか?
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まどか☆マギカ新編「叛逆の物語」は本当に駄作なのだろうか?

2014-11-05 21:08
    みなさんこんにちは、AJICOです。

    せっかくなので、ブロマガも不定期で更新していくことにしました。

    どうしようもなく暇なとき、どうしようもなく寂しいとき、読んで頂ければと思います。


    いや〜とんでもないタイトル付けちゃいましたw

    こんなこと書くと、僕がまどか新編を駄作扱いしているかのようですが、まるっきり逆です。

    そのあたりのことは、1年前の感想動画を見て頂ければわかると思います。

    お時間許すときにでもぜひ↓


    ではなぜ、まるで駄作だということを前提にしているかようなタイトルを付けたのか?

    実は最近、劇場公開1周年とアニメーション神戸賞の記念として、ちょっとした雑談動画を上げたのですが、そこで頂いた「あんなもん駄作だ」というコメントについて、ちょっと考えてみたかったのです。

    動画はこちら↓


    はじめに断っておきますが、この記事はコメントを頂いた方を否定したり、断罪しようなどといった意図は決してありません。

    僕は基本、ネガティブなコメントを頂いても、スルーされるよりはありがたいと思っているし、自分の考えこそが全てと思ってお話ししているわけでもありません。

    今回はあくまでも、そのコメントを起点に作品を振り返ってみるのもいいんじゃないか?と考えての記事だということを、ご理解頂ければと思います。


    僕自身、最速上映で観た直後に「僕の好きなまどかマギカはなくなった」という感想を残しているわけです。

    実際、観賞後はけっこう呆然と、それこそ魔女化するんじゃないかという心境でした。

    ただ、それはあくまでも結末についての感じ方であり、観ている間はずっと興奮しっぱなしだったし、総合的にみてかなりレベルの高い、素晴らしい作品だと評価できました。

    なので、今回の動画では「冷静な批評」とのコメントも頂き大変うれしいのですが、一方で「自分に嘘をついて無理矢理いい作品だと思い込む方が変」というコメントも頂いたため、まずこのあたりのことについてちょっと補足しておきたいです


    確かに、何度も劇場に足を運び、いろんな人の解釈を聞き、結末についての考え方も少しずつ変わっていきました。

    今ですら、微妙に変わり続けているくらいです。

    でもこれって、無理矢理いい作品だと思い込むような、世論迎合的なこととはちょっと違う気がするんです。

    そもそも僕、そういうのから距離を置きたくて、最近までTwitter放置してたくらいですから(^^;)

    自分の感じ方は大切にしながら、いろんな価値観や情報を咀嚼していく。

    そういう「考えさせる」部分が、まどかマギカという作品の肝だと思います。

    同時に、駄作だという意見があってももちろんいいし、最初の印象を持ち続けることも間違いではないと思います。

    作品の見方は人それぞれ、そう言ってしまえば片付きます。

    ただ、せっかくこれほどまでに「考えさせる」作品なので、僕はとことん作品について考えてみたいと感じました。


    さて、前置きが長くなってしまいましたが、本題に入ろうと思いますw

    新編を駄作だとする意見はこれまでもたくさん見てきましたが、やっぱり大部分があの結末についてのものだと思います。

    その意見は尊重した上で、ちょっと考えたことを書いていきます。


    僕は新編が、未来に希望を持てない若者、特に中高生あたりに大きな希望を与えた作品になったんじゃないかと考えました。

    たしかに、ほむらは前作でのまどかの願いを無駄にしたり、殻に閉じこもってしまったようにも見えます。

    でも、見方によっては「魔法少女は戦い続けなければならない」という抑圧された感情からブレイクスルーして、自らの道を選びとったと捉えることもできるはずです。

    選びとったという意味では、前作のまどかと同じだと言えるのではないでしょうか。
    (虚淵さん的には、成長というより義務感みたいなものだということらしいですが......)

    この部分は「受験生は勉強し続けなければならない」「将来は立派な企業に就職するべき」といったように、外部からの抑圧で本当の気持ちを押し殺している、もしくは期待される道から外れてしまっている若者とリンクするように思うのです。

    まどかの願いに重きを置いていた僕には、ほむらの選択がどんな影響を与えるのか考える余裕はもちろんなかったし、初見では理解が難しいものでした。

    でも、気持ちは痛いほどわかる。

    そして、それがポジティブな方向に作用する人たちがいるとしたら、自意識と格闘し、どうやって生きていくべきか悩む中高生なんじゃないかなと考えました。

    この葛藤の先に希望を見出すところも、前作のまどかと似ています。

    ただ、まどかとほむらでは取り巻く環境や境遇が全く違うし、当然、願いのベクトルも異なったものになるはずです。

    そういう意味では狭い考え、独善的な世界だというのもすごくわかるし、だからこそ共感できる人もいる。

    間違いだと言われようが、突き進む勇気をくれる。

    こういう道もあるんだよ、ということを提示しているようにも思えるし、斎藤千和さんらが「キャラと同じ思春期の子たちにもぜひ観てほしい」という旨の発言をしていたのにも頷けます。

    そしてそれは「ほむら的」に生きてきたであろう、クリエイターからのメッセージであると捉えることもできます。


    そんなふうに納得しろ!と言いたいのではありません。

    この物語を駄作だとするなら、自分はどこに引っかかるのか。

    ほむらの選択を都合のよいものだと解釈するのなら、一貫して二人のすれ違い、交じり合えない想いの切なさや尊さが描かれてきたことも無視することになる、それこそ都合のよい解釈ではないのか。

    そもそもまどかの願い自体、ご都合主義だったとも言えるんじゃないか。

    ......などなど、掘り下げていくこと、考えることが、本当に楽しい作品なんです、まどかマギカは!


    長々と書いてきてこんな締め方もなんですが、僕は結論が出したいわけじゃないんです。

    何かをきっかけに作品のことを考えている時間は、作品という枠を越えて、人生を豊かにしてくれます。

    そんなきっかけになるコメントを頂いた方、そして最後まで読んで下さった方、本当にありがとうございました。

    あ、Twitterもよろしく!w
    それではまた♪

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