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辺野古への「移設」断念を
沖縄県議会(定数48)は10日、米海兵隊普天間基地(同県宜野湾市)の閉鎖・撤去の速やかな実現と、同基地の同県名護市辺野古への「移設」断念を求める意見書を、日本共産党(4人)、社民・護憲ネット(8人)、県民ネット(7人)、沖縄社会大衆党(2人)、与党の公明県民無所属(5人)、無所属(1人)の賛成27人で可決しました。自民系ら15人は反対しました(「そうぞう」3人退席、欠員2)。
意見書は、辺野古新基地建設のための安倍政権の埋め立て申請について、「情報隠し、後出しなど、手続き上もその不当性が指摘され、環境保全上の懸念が払しょくされない中で提出された」と厳しく指摘。「公有水面埋立法の基準要件を満たさず、承認に値するものでないことは明白である」と断じています。
さらに、圧倒的県民の声を封殺し、長期にわたって米軍基地を押し付ける辺野古「移設」を推し進めれば、「政府に対する県民の不信と失望ははかり知れず、民意を踏みにじる政府への怒りは頂点に達し、日米安保の基盤を決定的に揺るがすことになる」と警告しています。