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  • [サイバーパンク #Ingress 小説] 『Ingressの狼』 〜地元弁慶編〜

    2014-07-21 00:52  
    「退屈……だな」
    オフィスのデスクに置かれたiPhone。
    その画面に表示される広大な緑色の支配地域を眺め、俺は紙コップについだカロリーゼロの炭酸飲料を少し舐める。
    人工甘味料とカフェインによる絶妙な味調整によって、あたかも350ミリリットルに角砂糖7個半の膨大な糖分を加えたジャンク炭酸飲料と同じような快楽が脳に与えられる。

    「石丸さん、またカロリーゼロですか?しかも2リットルのペットボトルで」
    眼鏡の奥から怪訝な目線を送り、ゴトーはオレに話しかけた。
    ゴトーは20代前半だろうか。痩せて華奢な体つきと、和風な顔立ち。
    映画モテキの主役は、こんな役者だった記憶がある。

    「ふん、効率がな……大事なんだよ……わかるか、ゴトー?
    プログラミングもゲームもな……みんな同じ事だ。
    効率を軽視すると長期的に滅びる確率が高くなるんだよ。
    だから飲み物は常に2リットルで買え。似た快楽ならカロリーゼロ。わ