インフレデフレのメカニズム
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インフレデフレのメカニズム

2016-05-25 01:30
    前回の続き。

    ヘリコプター・マネーには、女子大生も“激オコぷんぷん丸”

    http://diamond.jp/articles/-/91533

    勿論中長期的にみればリンゴの価格は1個100円に戻ると考えられる。
    というのもいくら誰かが買い占めて市場からリンゴが消えたといっても、来年になればリンゴの実が生えてくるだろうし、他にも輸入したり、新しく木を植えたりすれば供給体制は整うから、供給不足が解消される。よって価格も100円に戻る。

    でもリンゴの実はすぐ生えてくるわけでもないし、輸入するのにも時間がかかる。だからその供給体制が整うまでは品不足が発生する。よってその間はインフレになる。

    そしてそれは国債についても当てはまるということだ。

    アベノミクスのインフレで円安はすすむ!?インフレ・デフレはどっちがいいか??

    https://zuuonline.com/archives/16212

    さて、ここでインフレとデフレについて、もう少し掘り下げることにしようか。今説明したリンゴの話をよく見ると、インフレになるかどうかは需要の速度によって決まるということがおわかりいただけるだろうか。つまり普通にスーパーに行ってリンゴを買うだけでは、どう頑張ってもリンゴは1個100円のままであろう。何故ならすぐにリンゴは店頭に並ぶからだ。

    しかし供給が間に合わないぐらいにリンゴを欲しいという人間がいると話は違ってくる。前述のように品不足に対応して供給体制を整えようと思えば輸入したり、最悪リンゴの木を植えるところがら始めないといけないわけだから。だから供給の速度を需要の速度が上回った場合には、品不足からインフレが発生するということになる。

    そしてこの話は、デフレ圧力というものは、インフレになると同時に発生するということをも示している。つまり誰かがリンゴを買って物価がインフレに傾きかけると、生産者が増産の体制を整え市場にリンゴ供給する。その結果デフレになって需給が均衡する。だからインフレが発生するときには、元の価格に戻そうとするデフレ圧力が同時に働いているということになる。

    ではこれを踏まえて、日本の正しい状況を説明していこう。

    平成バブル以上の崩壊へのマグマ蓄積…不動産同時暴落で未曾有の不況入りの兆候も

    http://biz-journal.jp/2016/04/post_14710.html

    何故日本がデフレ脱却できなかったかといえば、インフレのスピードが、デフレのスピードに負けていたからだろう。つまり日本が歴史的に積み上げてきた借金によってインフレが進んだがために、既に元の価格に戻そうとする強烈なデフレ圧力がかかっており、それがこれ以上の物価の上昇圧力を阻んでいるものと考えられる。

    簡単に例えると風船がパンパンに膨らんでしまっているので、どれだけ空気を入れても勝手に空気が抜けていくような状態だろうか。だから少しでも空気入れの手を緩めた途端に風船の空気が抜けて、萎みながら遠くへと飛んで行ってしまうと思われる。平成バブル以上の衝撃になるというのも、決して大袈裟ではないだろう。

    日本、債務がGDPの4倍で財政破綻か…銀行預金が無価値化、ビットコインが資産防衛手段

    http://biz-journal.jp/2016/05/post_15161.html

    あるいは風船自体が破裂してしまうという事態も考えられる。つまりあまりにも累積債務が膨らむと信用不安が発生するので、海外資金の逃避が始まる。すると急激に通貨が暴落してハイパーインフレが発生する。自分はハイパーインフレよりも大バブルの崩壊の方が現実的かなとは思うんですけど……、皆さんはどちらがお好みですかね。
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