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チャート分析をやり直そう
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チャート分析をやり直そう

2016-05-30 01:39
    前回の続き。

    そうか、原油価格の動向で世界経済の様子を調べれば良かったのか。
    つまり原油は物を作るための基本素材だから。世界の需要と密接な関係があると考えられるわけで、それを調べれば動向もわかることになる。
    だからもう一度チャート分析をやり直さないといけないな。ということで前回書いたやつはリセット。



    チャートは楽天証券(https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/data/clc1.html)から
    お借りしました。ちなみにグラフ中の緑の線は9月の単純移動平均線で、赤い線は24月の単純移動平均線、そして紫の線は60月の単純移動平均線だ。

    このチャートを見ると、原油価格は2008年に1バレル147ドルをつけてから、リーマンショックの煽りでその12月には33.887ドルを記録。その後積極的な財政政策によって120ドル近辺まで上昇したものの、ここに来て原油価格が急落し現在に至っていることがわかる。

    そして同時にリーマンショックが終わってから、原油価格は保ち合いの形を形成してきたということもわかる。つまり2009年から2015年までのチャートを見てわかるように、ローソク足がアルファベットのMの形になっているよね。これはこの期間中を平均して見てみた場合、値上がりも値下がりもなく、ほぼ水平の値動きをしてきたことを示しているんだね。

    だからリーマンショック後は世界経済は穏やかに推移してきたという理解がきっと正しいんだろう。でも「インフレにしないといけない」という前提の元に、世界が需要の喚起を進めてきたものだから、その価格の調整からくる下落幅も大きいものになっている。つまり説明してきたように相場というのは上げるときはゆっくりで、下がる時は一気にドンと下がるものだから、落ちた時の衝撃がちょっとした不安を誘ってしまっているということなんだろう。

    ではこれからの原油価格の値動きはどうなるだろう。通常であれば、また保ち合いが継続する過程で原油価格が上昇に転じるというのが、自然な予想になるんだろうか。でも気になるのは2015年の真ん中にある出っ張りの部分だよね。よく見ると60ドルあたりまで上げた後で、緑の移動平均線にぶつかって跳ね返るように強烈に押し返されている。これは強い下げトレンドが続いている可能性を伺わせてもいるわけだから、この段階をもって「世界経済が持ち直している」とか「リーマンショック前夜だというのは言い過ぎ」などというのは、いくら何でも早すぎるんじゃないか。少なくとも原油価格が1バレル60ドルを超えてくるまでは安心してはいけないはずだ。


    つまりはこういうことだ。

    こういうすり鉢状をした場所のてっぺんから、ボールを転がすとする。すると坂を転げ落ちたボールは、坂を上って同じ高さのところまで戻ってくるだろう。

    つまり相場も一緒で、60ドルから急落した原油価格は、何もしなくても60ドルまでは戻ってくる性質があるということだ。でもそれは慣性であって惰性であって自分の力で上がったものではないから、トレンドが転換して買い圧力が高まったと認められる1ドル60ドルを超えてくるまでは、まだ下げトレンドを疑わないといけないということになるんだ。
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