グランビルの法則の妥当性について
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グランビルの法則の妥当性について

2016-06-24 02:15
    前回の続き。



    グランビルの法則(日本証券業協会・画像もお借りしました)

    http://www.jsda.or.jp/manabu/qa/qa_stock35.html

    移動平均線を絡めた取引ということで有名なのは、グランビルの法則だろう。つまり

    A 長い下落や持ち合いの後で相場が上がり始めたときに移動平均線を上へと価格が突き破ったら買い
    B 上昇局面で一時的に移動平均線を割っても買い
    C 価格が下がってきて上昇中の移動平均線に近づいて来た時に、その下落圧力を跳ね返して上がるような動きが見られれば買い
    D 下落局面で移動平均から遠く離れるぐらいの爆下がりをした時に、そこから急上昇するような動きが見られれば買い

    E 長い上昇や持ち合いの後で相場が下がり始めたときに移動平均線を下へ突き破ってきたら売り
    F 下落局面で一時的に移動平均線を上へ突き抜けても、すぐ戻ってくるので売り
    G 価格が上がって下降中の移動平均線に近づいたときに、その上昇圧力を跳ね返して下がるような動きが見られれば売り
    H 上昇局面で移動平均から遠く離れるぐらいの爆上げをした時に、そこから急落するような動きが見られれば売り

    という8つの法則から成り立っているんだけど、果たしてこの法則はどこまで妥当するだろう。

    この点まずDとHはやれと言われても、人間の心理的にできないエントリー地点だろう。というのも移動平均線から強く離れるような動きがあるということは、かなり買いや売りの力が強いことを示しているわけで、更に爆上がりや爆下げするパワーを持っている。なので下手に逆張りしてしまうと被害が拡大するおそれがある。よって却下。



    次にBとFだけど、これも信憑性が薄いだろうか。というのも最初の図のように素直に上昇トレンドになれば良いけれど、こんな風にストンと落ちてくる可能性もかなりあるわけで、この時に果たしてAでエントリーすることが妥当なのかという疑問がある。

    もちろんこういう形は持ち合い相場なので戻ってくる可能性は十分あるんだけど、でも必ず戻ってくるとは限らないし、戻ってきたとしてもエントリーのタイミングとしてはよくない気がする。よってこれもあまり使えない。



    ではAとEはどうだろう。これは前回自分が書いたようなことと同じ内容だね。つまり移動平均線のバトルに買いが勝つと、そこから価格が上昇し始める。一般的にゴールデンクロスであるとかデッドクロスなどと言われるものがそれにあたる。

    これは一見信頼できそうな法則だけど、でも移動平均線を突き抜けた後、その価格が戻ってこないという保証はないんだよね。だからこのグランビルの法則ってのは例外が多すぎるんだよね。実際この法則を編み出したグランビルは投資家としては成功しなかったんだそうだ。運用成績は最下位を彷徨っていたというし、このグランビルの法則を忠実に守ってトレードすると、かなりの赤字が出るという話もある。



    そして最後に残ったのCとGだ。確かにこの最近のドル円のチャートを見ればわかるように、紫の75日移動平均線の部分で強烈に下に跳ね返しているので売りトレンドというのはわかるんだけど、でも自分はそれをもって下落トレンドが発生しているとも言い難いと思うな。

    ではそれは何故だかわかりますかね?
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