迂闊な言葉遣い
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迂闊な言葉遣い

2016-10-02 22:47
    前回の続き。




    この子の歌詞には、幾つかの問題点があるね。
    例えばこの曲なんだけど、明るい曲なのに「ゲラゲラ笑う君は血を飲んで」「九十九が地獄で一つを奪い合うんだ」などのようなおぞましい描写があって、曲の雰囲気を壊してしまっているでしょう。正に前回示した「死んだ~死んだ~チューリップの花が~♪」みたいなもんでね、到底曲に合っているとはいえない表現が多々見られる。

    それに何の関係もなさそうな言葉が、唐突出てくるのも気になる。例えば「マト当て屋」「千社札」「金魚すくい」みたいなね。この点作者は「誰かの涙を飲んで笑えるような大人になりたくないな」という世界をお祭りに例えたというんだけど、余りにも無関係な言葉がいきなり出てくるものだから、曲聞いてる人は混乱するんじゃないのかな。夏祭りの話と世界の話とで、1曲の中に2つテーマがあるようにすら思えてくる。





    これも1つの曲に2つテーマがあるのか? と思わせる作品でね。曲の初めは「甘い男女の恋なのかな」と思いきや、サビにいきなり「みなしごとパパに疎まれた子」と出てくるでしょ。すると聞く人は「えっ幸せな恋物語じゃなかったの?」と混乱するっていうね。

    だからこれも「彗星列車のベルが鳴る」同様に、曲のテーマの認識誤りがあるんだろう。つまりこの曲は「夏祭りでの男女の恋物語」がテーマのはずなんだけど、そこに無理矢理不幸の要素を加えてしまったために、曲と歌詞がズレてしまったんだろう。



    だから彼の抱えてる問題点って、相当アーティストとしては相当致命的なもののはずなんだよね。作曲と編曲に関しては文句のない出来栄えで、歌唱も良いんだけど、如何せん歌詞に関しては迂闊な部分が多すぎて、残念ながら作品に大きな傷がついてしまっている。

    それに本人は気づけるかな。そして気づいたとして直せるかな。前回書いたように、この欠点は不治の病で、指摘されて直した奴は見たことがないので、もし変えたかったら相当の努力と強い気持ちがないとダメだろうね。

    ちなみにこの曲は彼の作品の中でも良くできてる方かな。でもやっぱり「殺しちゃったよ」ってワードが唐突で気になるかな。

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