オリンピックのメダルラッシュを説明しよう
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オリンピックのメダルラッシュを説明しよう

2016-10-13 05:24
    将棋界が大変なことになってますね。
    ニコニコトップページに挑戦者変更と書いてあったので、何のことかと思ったのですが、その後ヤフーのトップページを見て驚愕。
    個人的には三浦9段がそんなことをするとは思えないので、報道された事実を今は疑うばかりです。

    さて、将棋界の話は後日するとして、今回はスポーツの話をしようか。

    福原「喜んでもらえて幸せ」=JOC、五輪メダリスト表彰

    http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100700791&g=spo

    ご存知の通り今年の夏のオリンピックは、日本は過去最大のメダルを獲得して競技を終えることが出来たわけだけど、これが何故かを経済学で説明してみることにしようか。


    人間は、一番価値が高いと考える職業を選択していると考えられる。例えば図のように、サラリーマンになることの価値が20万円で、スポーツ選手になることの価値が15万円である場合、サラリーマンになることの価値の方が高いので、サラリーマンを選択する。

    一般的にスポーツのような肉体労働は、サラリーマンのような知的労働に比べて価値が低いと考えられるから、一部のスター選手を除いてはサラリーマンになった方が割が良いはずだ。だからスポーツかサラリーマンかの2者択一を選択を迫れば、みんなサラリーマンになってしまって日本でスポーツは絶滅してしまっていたに違いない。そこで日本においては企業がサラリーマンと兼業させるという形で、スポーツ選手の意義をかろうじて見出してきたわけだ。
    その結果日本からスポーツの灯が消えることなく現在に至っているといえる。

    ではここでスポーツ選手になると国から10万円がもらえるとするとしよう。
    すると今度はサラリーマンになることの価値が20万円の一方で、スポーツ選手になることの価値が25万円と、5万円上回る。だからこの場合はサラリーマンになるよりもスポーツ選手になった方が得になる。その結果スポーツを職業として選択する人が増えていく。

    つまり今回のオリンピックの好成績の結果は、金メダル報奨金やナショナルトレセン云々といった投資が、スポーツ選手になることの価値を底上げしたからだといえる、となる。

    あるいは単純にこんな風に考えても良いかもしれない。



    つまり物の価値と価格が対応しているように、人の価値と価格とも対応している。例えば100円の価値があるパンは100円で売られているように、人間も時給800円の能力がある人は時給800円で、時給1000円の能力がある人は時給1000円で働いている。

    だから国がスポーツ選手を支援すると、それに応じてスポーツ選手の価値も上がっていくことになる。例えば月20万円稼げるスポーツがあるという場合に国が月10万円を支援すると、
    20万円+10万円で、そのスポーツでは月30万円稼げるようになる。

    すると月30万円という価格に対応して、30万円の価値がある選手が生まれるようになっていく。つまり今まではどんなに頑張っても20万円までしか稼げなかったわけだから、能力ある人は初めから他のスポーツに行ったり、あるいは安月給に愛想を尽かせてサラリーマンになっていたわけだ。でも国の支援によって月30万円稼げる道が生まれると、月30万円稼げるようになるまで頑張ってみるかという人や、他のスポーツからの転向組が生まれたりするわけだ。その結果選手層が底上げされていく。

    今回のメダルラッシュは、このように説明しても良いかもしれない。では次回はこの話を少し掘り下げてみようか。テーマはJリーグ、Bリーグ、小池百合子ね。


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