日本の資産と債務
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日本の資産と債務

2016-10-27 01:15
    前回の続き。

    藤巻健史が「デフレから脱却しようして“ドカ貧”になるリスク」を指摘

    https://dot.asahi.com/wa/2016102100166.html?page=2

    自分の理解によれば貨幣は国が財産や信用を元にして振り出す借用証書なので、ベースマネーや国債(将来のベースマネーになるから)を増やせば借金が増え、減らせば借金が減る。

    そしてその国債を買い上げて市場に資金を流通させたとしても、その借用証書たる貨幣の量が変わるわけではないから、借金が増えることもない。よってインフレにもならないし、デフレも克服されないはずだ。

    この点ベースマネーと国の財産の関係は、企業の資産と負債の関係に置き換えることができる。

    つまり前にも説明したけれども、一般の企業が自己資本の枠内で借金をして会社を成長させているように、国も自身が保有する財産の枠内で貨幣(もしくは国債)という借用証書を発行していると考えられる。

    なので手持ちの資産に比べて負債が増えるとその分インフレが進んで財政不安が表面化するし、反対に資産に比べて負債が減ると、強いデフレが発生することになる一方財政は良くなると考えられる。

    日本の財政が絶対に破綻しない理由

    http://wedge.ismedia.jp/articles/-/7345

    だから自分の理解によれば、日本の財政の破綻の問題を議論する時に政府だけを問題にするのはおかしいし、負債を問題にするときに国債のみを問題にするのはおかしいということになる。何故なら政府は国の一機関に過ぎず国の全てではないし、前述したように貨幣自体が借用証書なので、それを負債に含めないのはおかしいからだ。

    この点この記事の説明はおかしい。つまり

    「日本政府が破産することは、絶対にありません。最後の最期には、日銀に紙幣を印刷させて国債を償還してしまえば良いからです。日銀法などの改正は必要ですが、それだけのことです。」

    などと書いているのだが、紙幣自体が借金なのだから、それで国債という借金を償還したとしても何の解決にもなっていないはずだ。


    他にもあの記事にはおかしな箇所が山ほどあるのだが、まあそれは放っておくか。

    ちなみに資産と負債の関係の話だけど、資産と平行する限りは負債を増やす、つまりインフレにしても大丈夫なんだろうか。
    つまりこんな風に負債が資産を突き抜けてしまえば論外だけど、平行移動する限りは財政の健全性は確保されるから問題ないとなるはずだ。



    そして日本の成長曲線を長期的に見た場合は、こうなるんじゃないか。
    つまりある程度まで成長を遂げてしまうと人間の生物学上どうやっても成長できない状態に達してしまうから、それ以降は緩やかに下降線を辿っていく。

    そしてそれにつられるように物価もデフレになっていくと。日本は今経済が停滞しているけれども、もしかするとそろそろ成長の限界点かもしれない。

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