テクノロジー失業は起こらない
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テクノロジー失業は起こらない

2016-12-29 18:00
    段々調子が上がってきたので、今回は人間と機械、AIとの関係について色々書いていくことにしようか。


    アフリカ「人口ボーナスの果実」は早い者勝ち

    http://toyokeizai.net/articles/-/151480

    まず人口の増減と経済成長とは何の関係もないということから説明しようか。例えば畑があるとして、それを人間と全自動ロボットとがそれぞれ土づくりから収穫まで行うとする。

    この時人間と全自動ロボットとの生産効率性がイコールであるならば、別に人間とロボットを何対何の割合で用いようが付加価値の生産額は一緒だろう。例えば畑を人間3人とロボット2台で耕そうが、ロボット5台のみで耕そうが生産される付加価値は変わらない。

    よって人間が何人増えようが減ろうが、国の経済には何の影響もないことになる。以上で証明終了。えっそれだけと思うかもしれないけれども、国からしてみると付加価値生産は別に人間にやってもらう必要性はないので、このような結論になる。


    テクノロジーが職を奪う? 機械の時代が格差をもたらす

    https://www.sinkan.jp/news/6024?page=1

    では次に機械化と所得の格差について説明しようか。さっきの畑で、ロボットが2台、人間が3人働いていたとする。生産効率性はロボットと人間は同じであるとしよう。

    この時雇い主が彼らに対して、ロボット1台又は人間1人に対して100円の賃金を支払うとする。すると人間は100円の賃金を受け取れる一方、ロボットは100円受け取っても意味がないので、代わりに誰かがその賃金を受け取ることになるだろう。

    つまりこの場合ロボットの製造や開発に携わった人間が、ロボットに支払われた給料を代わりに受け取ることになる。この時製造開発を1人で行ったのであれば、

    2台製造した場合には 100円×2=200円 
    3台製造した場合には 100円×3=300円

    を受け取ることができる。よって100円しか賃金がもらえない農業従事者と、ロボットの製造開発者との間に格差が発生したことが説明できた。

    あなたの仕事はAIに奪われる!?「テクノロジー失業」

    http://president.jp/articles/-/18520

    それでは最後に、機械化やテクノロジーの進化によって深刻な失業が発生するかを考えよう。

    例えばスーパーのレジ打ちの仕事を機械に全部任せられる時代が来たとして、
    人がその作業を手打ちで行うと時給が1000円、機械に任せると時給600円相当の賃金支払いが必要であるとする。

    この時費用対効果からすると機械を使った方が人間よりも1000円ー600円=400円効率が良いので企業はこぞって機械を導入し、人間をクビにすることになるだろう。

    なので失業が発生してすわ大変だとなりそうなのだけれども、でもここで考えてほしいのは、人間が失業したのは「スーパーのレジ打ちという職業の価値」が下がったからであって、「人間の持つ労働価値」が下がったからではないということだ。

    つまりもし機械化によって「人間の持つ労働価値」が下がるのであればそもそも失業は発生しないし、機械を導入する必要自体がないだろう。例えば今の例で機械を導入して人間の労働価値が時給500円になったのであれば、企業は人を雇った方が安上がりだから機械を使う必要がないし、労働者もその条件を受け入れるから失業は発生しない。

    しかしそうではなくて、機械化やテクノロジーの進化によって労働者の能力に比べて職業の価値が下がっているから、労働者が失業するわけだ。つまり労働者は時給1000円の能力があるのにも関わらず、今後レジ打ちの仕事には時給600円しか払えないから、企業としては労働者をクビにせざるを得なくなっている。
    
    5年後、ロボットやAIで500万人が失業する

    http://toyokeizai.net/articles/-/101235

    つまり何が言いたいのかというと、テクノロジーの進化による失業というのは、実質的には自己都合による退職と同義だということだ。一般的には機械によって人間様が追い出され、地べたを這いつくばるような生活を強いられるように見えるだろう。

    でも実際にはそうではなくて、人間様の方がこんな安い仕事やってられるかと言って、辞表を叩きつけているわけだ。だから失業したとしても深刻にはならないといえるわけだね。

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