吉本興業改革への道
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吉本興業改革への道

2019-07-30 05:31
    前回の続き。
    
    明石家さんま 吉本興業は「元に戻さん方がええ」と騒動を語る

    https://www.huffingtonpost.jp/entry/yoshimoto-sanma_jp_5d3e45dde4b0ef792e0e5049

    恐らくベテランは、ほとぼりが冷めるのを待ってるんだな。時間が経てば元の吉本になると思っているし、世間も騒動は忘れると思っている。

    それに前回も書いたけれども、ベテランは若手と違ってギャラをきちんともらっているんだな。恐らく吉本は支払うべき人件費の中から先にベテランにギャラを分配して、その後の余りを若手に分配している。だって吉本は1秒でも先に入った方が兄さんっていう縦社会なんだからね。だから不満のある若手と違ってベテランには不満が生じ辛く、騒動に対しても冷静でいられるんだと思う。

    《島田紳助を直撃!》芸人“契約問題”で吉本に提案していた「M-1式プロテスト構想」
    
    https://bunshun.jp/articles/-/12991


    でもこれは元に戻るような性質の事件ではないからね。
    だってこの後闇営業が無くなる保証はないわけだし、また起きたら今までの倍叩かれる。そして今後どれだけ時間が経ったとしても、あの社長のパワハラ発言が水に流されるわけがない。

    更には若手芸人のギャラが安いという事実が広まってしまった以上、ゆくゆくはベテランのギャラにも影響することが考えられる。つまり前回も書いたけれども、ベテランがギャラをきちんともらえているのは、若手芸人から過度に巻き上げたからだ。もし今度若手の不満が高まってしまうようなら、そのギャラの原資も減ってしまうわけで、安泰ではいられなくなってしまう。

    だから既に元に戻そうにも戻せなくなっているんだよ。この点諸問題の解決策としては、人数を減らすしかないだろう。現状吉本は6000人ともいわれる芸人を抱えその管理コストが膨大になっているために、経営が圧迫されていると考えられる。

    なのでプロテストという形で所属出来る芸人を絞り込んでやればいい。実力のない人間達は所属されるだけ赤字なわけだから、彼らがいなくなれば赤字幅が圧縮されるし、実力ある人間へのギャラ支払いも増えるだろう。その結果経営も改善する。

    友近 吉本興業は「色んなことに手広くやりすぎ」

    https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2019/07/28/kiji/20190728s00041000215000c.html

    でも改善策は提示出来ても、それが出来るかは別問題なんだな。いつも言うことなんだけれども、今までのスタイルを貫いていたのは、新しいスタイルをする能力がないからなんだ。正に友近さんの「そこまでのエンターテインメントをやる気持ちはあるんですけど、それを持続させる力、ノウハウが吉本にない」というのは的を射た話で、幾らビジョンを示しても実際にそれを行う能力がないことには、何をやろうとしても絵に描いた餅で終わってしまう。

    そしてそれが大崎会長の限界なんだろうなとも思った。彼は新しいことをやる気持ちはあったけれどもそれを成功する方法は知らなかったし、反社とのつながりは許さないと言ったけれども、どうやったら反社とのつながりを断てるかという具体策には乏しかった。彼がやったことは単なる対症療法に過ぎない。つまり熱の出ている患者に風邪薬は与えたけれども、何故熱が出ているかという原因に迫り、治療することは出来なかったんだと思うよ。
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