複数の登場人物の正しい出し方
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複数の登場人物の正しい出し方

2019-08-09 08:13
    前回の続き。


    アンジェラ・アキ 『手紙~拝啓 十五の君へ~』

    https://www.youtube.com/watch?v=erGCAu_hFqM

    歌詞を上げる前に、前回の補足をもう少ししなければならないか。

    作詞技術的に複数の登場人物の出し方っていうのがあるんだな。例えばこのアンジェラ・アキの「手紙~拝啓 十五の君へ~」が代表的か。つまり1番で15年前の主人公(赤字の部分だ)が手紙を出して、2番で大人になった主人公(青字の部分だ)がそれを読んでいると。そして最後に緑色で第三者であり神様視点という形でまとめに入る。

    歌詞内に「未来に向けて書く手紙なら きっと素直に打ち明けられるだろう」とか、「拝啓 ありがとう 十五のあなたに伝えたい事があるのです」とか書いてあるし、15年前、現在、第三者(神様)のパートがきちんと分けられているからね。非常に聞く人に意図がわかりやすいわけだ。


     Rosetta

    人目惑わすMoonNight 舐めずるその視線を焼くようなフットライト  
    孤独に慣れたように 鍵を架けた心で立ち撓(しな)う女性(ひと)がいる
    白い素肌に飾りをつけ     
    僕達の二度とない 特別な時が始まる ah
     
    燃えるような誘うような色を纏わせて
    奏でられた音色の中 舞い上がってく
    巡り会えた歴史の跡  そっとなぞっても
    悶え出した僕の恋は きっと叶わない
    気高き麗しの花

    誰かの物になって恋愛に身をやつし 暮らすのは好きじゃないの
    休憩もないShowDance  朽ち果てたこの場所で 踊るのよわかるでしょう
    独り静かに咲かせていて
    かけられた優しさに 人知れず泣きたくなるの ah
    もっと高くもっと高く 強く踏み切って
    しなやかに手を伸ばし 躊躇いもなく
    哀れみの言葉なら どうか言わないで
    感情に絆(ほだ)されて 折れて消えちゃうから
    鼓動に揺れている In My Heart

    終わり見えない 恋の行方
    運命の糸が今 僕達に絡み出したら
    さあ!
    君の側で惹かれていた僕の心なら
    壁に描(か)いた花のように ずっと変わらない
    壊れそうな 人気(ひとけ)のない夜更けの酒場で           
    注ぎ込んだ深い愛が いつも溢れてる
    枯れない 情熱の薔薇

    2018/7/4 on sale SKE48 23rd.Single「いきなりパンチライン」MV full

    https://www.youtube.com/watch?v=Onbgr-dNG-o

    自分がSKE48の「いきなりパンチライン」の歌詞を書き換えた時にも、そのわかりやすさは重視した。つまり青色の部分が男性視点の歌詞で、赤色の部分が女性視点の歌詞になっている。これ1番と2番とでは語尾が違っているからね。一見すればまあ男性と女性の視点が交互に出ているとわかってもらえるだろうと思った。


    青年グラフィティ
    一度自由になりたいと ぼんやり見上げた上の空
    穏やかな行方を願うように晴れた 呑気な太陽だ

    作り笑い過ごす日々も 重たくなってしまったんだ
    何も出来る気がしない      
    ミスだらけで落ち込むのが いつだって当たり前になった
    もう辞めたくなってきたよ

    ああ 息もつかずに傷つくほどに迷ったら
    置いてきたもの取り返して  意欲的になるかな
    ああ 心の中で虚しさに変わった夢は
    風に流れてしまった まだ光が眩しいよ


    住んでいる街のどこかで 君が嫌いだった愚痴を言えば 
    気を遣うことなく 少し救われるから いっそ楽なのかなあ

    目にするにはちっちゃ過ぎて 誰かに忘れかけられていた
    描いた未来の形
    望むものならいっぱいに
    積もった がらくたにあった
    眼を閉じ浮かび出す輝き

    ああ 悪い手口も仕方ないと居直ったら
    二度と君には会えない あの笑顔を思い出せ

    もう元気になあれ 辛いことは押しのけて
    正直者に立ち返って 明日(あした)を生きて行(ゆ)こう
    さあ歩き出そうぜ  諦めなかった人が
    最後に勝つと信じて また寝床に帰ろう

    【MV】母校へ帰れ! / NMB48

    https://www.youtube.com/watch?v=c5nENMmonok

    そしてNMB48「母校へ帰れ!」を書き直したものに関していうと、赤字が主人公視点で、最後の青字の部分では第三者視点(神様視点)的に書くことにした。アンジェラ・アキの歌詞もそうだけど、第三者視点っていうのは作品のまとめとして、最後に持ってくると作品が締まることが多いんでね。その効果を自分も狙ったということだ。



    でも説明しているように、秋元康が書いた歌詞には登場人物に関して考えた様子が全く見られない。つまり赤字で「そんなに落ち込むな」とあり、青字で「いつの間にか君も僕も」とあるから登場人物が2人いるのかと思いきや、その後歌詞見ても2人出てきた様子がない。2番以降は1人だけで考え喋っているようであるし、黄色の部分では母校へ帰れと言っておきながら、すぐにやり直そうもう一度とか言ってるからね。一体これは何だろうと思うわけです。
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