ゴーストライター判別講座
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ゴーストライター判別講座

2020-01-07 05:13
    前回の続き。

    乃木坂46 『インフルエンサー』
    
    https://www.youtube.com/watch?v=r4SdiT7mm7Y

    一つ大きな謎が解けた。
    実は当初から、「秋元康は、いつから乃木坂のシングルでゴーストライターを使うのを止めたのだろう?」と疑問に思っていたんだ。というのも説明しているようにAKBで秋元康がゴーストライターを使うのを止めたのは、2015年8月26日の「ハロウィン・ナイト」からだ。

    でも乃木坂のシングルを聞く限り、その前後でゴーストライターを止めていたような兆候は感じ取れなかったんだ。2015年8月26日といえば、乃木坂でいえば「太陽ノック」と「今、話したい誰かがいる」の間だ。でもこの両作品の間で質的な差異は自分的には見られなかった。

    むしろ自分が秋元康がゴーストライターを使うのをやめたと考えていたのは、2017年3月22日発売の「インフルエンサー」からだったからね。でもインフルエンサーと「ハロウィン・ナイト」とでは時期的に1年半の開きがあるし、何故AKBから遅れてゴーストライターの使用を止めたのかについて、自分には納得する答えを見出すことが出来なかった。

    でも最近その答えがようやくわかったんだな。つまり秋元康は、乃木坂ではゴーストライターは使わなかったんだ。説明しているように盗作やゴーストライター使用の有無を判断するチェック体制というのは、レコード会社によって開きがあって、ソニーはそのチェックが一番厳しいのだと思われる。だから乃木坂に関しては、秋元康は全部自分で書いていたんだろう。

    BINGO!

    (1!2!3!4!)
    WOW WOW WOW
    WOW WOW WOW
    WOW WOW WOW

    理由(わけ)なんて 何もない 紹介された瞬間
    板妻に打たれたの(fall in love)

    理想のタイプだとか ここに惹かれたなんて
    思い出せない スピードで...

    目と目が合うと 胸が高鳴る
    心の奥で 思わず叫んでた(I'mloving you)

    BINGO! BINGO! あなたに巡りあえた(finally)
    BINGO! BINGO! 生まれて 初めて ピンと来た(I'll take a chance)
    BINGO! BINGO! 今日まで脇目ふらず 待っていてよかったわ
    運命を味方に...(Love,Love me do!)


    ここで起きた奇跡に スキップしたいくらい
    神様に感謝する(Thank you!)

    偶然はいつだって 用意されたシナリオ
    誰にも何も知らされずに...

    あなたのことを 考える旅 
    息をするのも 苦しくなってくる(crazy for you)

    HIT! HIT! ど真ん中に命中(just met you)
    HIT! HIT! 私のハートが 盗まれた(stole my heart)
    HIT! HIT! どこかで会えるような 予感くらいしてたけど
    あなたはサプライズ(Oh my god!)

    BINGO! BINGO! あなたに巡りあえた(finally)
    BINGO! BINGO! 生まれて 初めて ピンと来た(I'll take a chance)
    BINGO! BINGO! 今日まで脇目ふらず 待っていてよかったわ
    運命を味方に...(Love,Love me do!)

    HIT! HIT! ど真ん中に命中(just met you)
    HIT! HIT! 私のハートが 盗まれた(stole my heart)
    HIT! HIT! どこかで会えるような 予感くらいしてたけど
    あなたはサプライズ(Oh my god!)
    
    BINGO!

    https://www.youtube.com/watch?v=2G0KFNekkhw

    だから実はゴーストライターなのかどうか、判別が難しいやつがあるんだ。
    秋元康にもどうも得意な曲の形というのがあるらしく。それにハマった場合には恥ずかしくない程度の出来には仕上がって来ることがあるので、一見してゴーストと見まがうこともある。実際乃木坂が全部本人が書いているとは思いもしなかった。

    でも前にも書いたけど、コイツは「曲の流れを無視して好き勝手に歌詞を書いてしまう」という作詞家として致命的な欠点があるし、元々の作詞技術は高くもないから、完璧に仕上げて来るだろうゴーストライターと比べ、下手さや稚拙さが歌詞中に顔を出してしまうことがあるんだ。

    だからそこに注目してゴーストライター作なのか、秋元康作なのかを見て行くと判別はある程度は出来ると思う。例えばこの2007年7月18日 発売の「BINGO!」だ。これはどうも聞く限りこれは夏の海の曲だと思うんだけど、その曲のイメージに反して無理矢理可愛らしい恋愛の歌詞を書いてきたような跡がある。ここから本人作かなとわかる。

            夕陽を見ているか?

    今日がどんな一日だったかなんて 帰り道 考えるよね
    悲しいことやつらいこともあるさ 楽しいことが勝ち越せばいい

    家族や友達やまわりの人に 心配をかけたくなくて
    無理に微笑み 嘘いくつかついて
    君だけが抱え込むのはやめて...

    季節の風の向き感じたり 足元の花に気づいたり
    小さな出会いに そう感謝できたら
    僕らはしあわせになれるんだ

    ※ 夕陽が沈む空を見ているか?
    時間(とき)が過ぎるその背中は美しいだろう?
    Yes! それなりの今日が終わり すべてリセットする夜が来るよ
    家路を急ぐ君は一人きり どうして 自分のことを誉めてあげないのか
    ねえ ちゃんと見てあげようよ 君が君らしく生きてること ※


    人間関係は面倒だけど 一人では生きて行けない
    人は誰でも 弱い生き物だから お互いに支え合っているんだ

    時にはきつい言い方したり 誰かの足を踏んでしまったり
    誤解されたりいろいろとあったけど いつも希望に満ちている

    夕陽が沈む空を見ているか? 
    今を受け入れること進むこと教えてくれる
    失うことは何かを いつか必ず手に入れられること
    辺りは少しずつ暗くなり 夜を描く点線みたいな星たち
    ねえ ちゃんと明日が来るまで 君は君らしく夢を見よう

    (※繰り返し)
    

    AKB48 夕陽を見ているか | Yuuhi wo Miteiru ka? | Romaji Sub English Español

    https://www.youtube.com/watch?v=bxemjB6v6_s

    同じような理由で「僕の太陽」も秋元康作だとわかる。
    一方この2007年10月31日発売の「夕陽を見ているか?」は、一見曲と歌詞との間にズレはなく、完成度が高いように見える。

    しかし歌詞の青字部分、サビの「夕陽」や、「その背中は美しいだろう?」「Yes!」あたりを注意して聞くと、ちょっと歌詞とメロディーが合っていない気がするのがわかるだろう。つまり作詞家として基本的な技術がないんだ。よってこれも秋元康の作品かなとわかる。

    スカートひらり

    https://www.youtube.com/watch?v=0YPMFkGjsog

    ちなみに2006年2月1日、2008年2月27日発売の「桜の花びらたち」も、同じようなミスを犯している。以前説明したようにゴーストライターってのは依頼者の作風を真似ることと、売れる作品を書くこととを両立させないといけない存在なんでね。こんな初歩的なミスをするはずはないんだ。

    そしてこの2006年6月7日発売の「スカート、ひらり」、2007年1月31日 発売の「制服が邪魔をする」、2007年4月18日の「軽蔑していた愛情」だけれども、どうも秋元康はこういう妖艶でハレンチな感じの曲が好きなんだろう。他にも似たような曲で「制服レジスタンス」とか「Innocence」とか「毒蜘蛛」などがあるけれども、こういう感じになるとコイツは途端にやる気が出るんだろう。

    だから一見するとゴーストライター作かはわかりづらいんだけど、まあでもこういう作品が好きだという事前知識があれば、本人作だなとわかるという感じかな。
    
    【MV full】 大声ダイヤモンド / AKB48 [公式]

    https://www.youtube.com/watch?v=F32epua9VQs

    【MV full】 10年桜 / AKB48 [公式]

    https://www.youtube.com/watch?v=iyn5uirg2j8

    【MV full】 涙サプライズ / AKB48 [公式]

    https://www.youtube.com/watch?v=pKQlKygAMrg

    【MV full】 言い訳Maybe / AKB48 [公式]

    https://www.youtube.com/watch?v=qJ-Drv9tVjI

    ということで音や歌詞から作詞者名義を判別するということをやってきたわけだけど、「ハロウィン・ナイト」から秋元康はゴーストライターを使うのをやめたこと、そしてある時点からゴーストライターを使い始めたことは間違いないと思う。

    で、どこがゴーストライターを使い始めた始点なのかについてだけど、音や歌詞からではすると「RIVER」より前だと思うんだけどね。多分音楽界あたりの調査では「RIVER」からと見ているんだろう。でも音楽を聴いている限りでは2008年10月22日発売の「大声ダイヤモンド」や、その前作である2008年6月13日発売のBaby! Baby! Baby!」からゴーストライターが使われたのかな? という気がする。



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