歌詞を書くのが行き詰るという感覚(HKT48 Chou「キスの花びら」より)
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歌詞を書くのが行き詰るという感覚(HKT48 Chou「キスの花びら」より)

2020-05-13 06:09
    前回の続き。

         キスの花びら

    いつもここまで 歩いて来たね 石畳が続く坂道
    古いベンチに腰を掛けて 君とただ港を眺めてた

    今日まで 何度抱きしめ合って 想いをどれだけ表現したか
    見えない(愛を)君に(知って)欲しい 形にしたかった

    キスの花びらが 風に散っても
    君のことを忘れられないよ
    僕の唇に 今も残った 
    感触は何を言いたいのだろう
    ああ 甘い(甘い)記憶(記憶)ずっと
    拭えないよ


    沖へと向かう 夕陽の波と タグボートは何を曳(ひ)くのか?
    出会った頃の僕のように 目に映る全てを知りたくて...

    愛しさは 今も変わらないのに 心がなんだか遠く感じる
    両手の(中で)君も(気づく)だろう 微妙なその隙間

    キスの温もりが やがて消えても
    この場所から動けなかったよ
    あんな情熱は出会えないから
    サヨナラと言えなくなってしまった
    そう これで(これで)終わり(終わり)二人
    背を向けよう
    
    低い空の星は 僕に何を語りたいのか?
    そこで輝くのは 夜を誰よりも早く(早く)君を(君を)
    夢の中へ

    キスの花びらが 風に散っても
    君のことを忘れられないよ
    僕の唇に 今も残った 
    感触は何を言いたいのだろう

    例えキスの温もりが やがて消えても
    この場所から動けなかったよ
    あんな情熱は出会えないから
    サヨナラと言えなくなってしまった
    そう これで(これで)終わり(終わり)二人
    背を向けよう

    【MV full】キスの花びら [Chou] / HKT48[公式]

    https://www.youtube.com/watch?v=W3cCxCTC6gM

    HKT48の表題曲「3-2」と同様の話だけれども、曲の重さに比べて歌詞が緩いように感じる。

    通常歌詞というものは曲に合わせて書くものである。例えば悲しい曲であれば悲しい歌詞を、楽しい曲であれば楽しい歌詞をつける。そして重そうな曲であれば重い歌詞をつける。

    しかし見る限りこの作品は、曲の重さに反し歌詞が全体的に軽く感じるし、特に赤字で示した部分だが、「歌詞を考えるのが面倒くさい」という作者の意思が表れているようにも見える。

    =LOVE(イコールラブ) / 探せ ダイヤモンドリリー【MV ダンス&リップver】

    https://www.youtube.com/watch?v=Mq_wPiAJO7Q

    つまりは曲のテーマをきちんと捉えていないんだな。
    いつも言うことだけど、きちんと曲を捉えていないと歌詞を進めて行くにつれ、段々書くことがなくなって行き詰まってくるんですわ。そして段々と「もうわからないからとにかく適当に歌詞を埋めよう」という気持ちが歌詞に現れたり、その結果として日本語がおかしくなってくることがあるんだよ。

    例えばその傾向はイコラブの「探せダイヤモンドリリー」にも見られたし、「キスの花びら」ならば赤字の部分がそうだろう。「あんな情熱は出会えないから サヨナラと言えなくなってしまった」の部分だけど、見るからに日本語が不自然だし、書く言葉に困って無理やり捻りだしたという感じがする。しかもそのせいか歌詞の構成がおかしくなっているようにも見える。サヨナラと言えなくなってしまったと言っておきながら「そうこれで終わり背を向けよう」というのは、なにか文章の前後のつながりがおかしい気がしますがね。

    【MV full】12秒 / HKT48[公式]
    
    https://www.youtube.com/watch?v=aI20JvHedI

    まあ結論として、
    これも到底商品とは言えないな。
    以前指摘したけれども、こんなヘタクソな歌詞ばっかり書いているのは、正に秋元康が過去にゴーストライターを使っていたからだろう。コイツはマトモに歌詞を書く能力はない。この12秒などをみても、明らかに歌詞の出来に差異があるし、ゴーストライター使用の時期や使用を止めた時期についても、怪しい点が多すぎる。

    にも関わらず世のメディアやレコード会社は、何故かコイツに力を貸し続けるというのが本当に不思議だね。反社会勢力に手を貸すことがどういうことか、よくわかっていないのかな。

             Vacancy

    靴を変えたとわかってしまう 僅かな声響く街並
    黒い髪留め 胸に当てて 広い背中いつも探してた

    どれだけ想いを重ねたって 壊れて静かに終わる愛の
    行方を巡(めぐ)る風に聞くのが嫌だった

    遠く離れては消えてしまった 貴方のこと忘れられないと
    望むその景色 水面に浮かぶ 花びらが独り彷徨ってた
    船から起こる波に 見える海路(かいろ)


    不意に駆け寄る 不埒(ふらち)な男性(ひと)に 惹きつけられたりはしないと
    出会った頃の手の温もり まだ深く心が憶(おぼ)えるの

    狂いなく進む時間の中で 行(ゆ)き先 忘れ回るコンパス
    恍(とぼ)けた顔で眠る 港の船着き場
    
    西の渡り鳥 大空を舞う 想いだけは届けたかったと
    落ちる羽拾い 沖へと向かう その姿 瞼(まぶた)に消え残った
    素敵な夢の場所に 行(ゆ)くのでしょう
              
    星の煌めきから 零れ落ちた一つの涙
    願い叶えぬまま 夜の暗がりを照らす 蒼い月の下で

    風に 揺れる 水鏡(みずかがみ) 夏の星座に 導かれて光るこの空に        
    募る虚しさは 胸に刺さって 感傷が心震わせるの
    やがて恋の苦しさが 海に流され 綺麗な思い出に変わっても
    盛(さか)る情熱は決(け)して消せない 赤い花咲かせる薔薇になって

    出口を閉ざす長い 無限回廊
    
    【MV full】キスの花びら [Chou] / HKT48[公式]

    https://www.youtube.com/watch?v=W3cCxCTC6gM

    ということでキスの花びらの解説批評終わり。
    で自分の作品の解説なんだけど、もしかすると自分も曲のテーマを捉えられてないのかもしれないな。というのもさっき書いた通り最後の方になって書くのがしんどくなってきたんでね。恐らく2番までの構成には間違いはないと思うんだけど、最後のあたりの組み立てについては、少し自分でも引っかかる部分はある。

    AKB48「失恋、ありがとう」MV

    https://www.youtube.com/watch?v=uo9b-lYK97c

    まあでも大丈夫なのかなあ。
    とにかく曲のテーマや構成の捉え方というものは感覚的なもので、言葉ではなかなか説明し辛くて申し訳と思ってはいるんだけどね。でも日頃から良い音楽を聴いていれば、その感覚は自然と身についてくるんじゃないかな。世に出ているメジャーアーティストたちは、曲のテーマを間違えて歌詞書くなんてミスはしてないんでね。

    まあそれでもメジャーであるはずの秋元グループは、その基本的なことが出来てないんだけどさ。さ、今年になって発売された曲は、目立つところではあとはこれぐらいか。これも明らかに曲のテーマを捉えられていない駄作なんだけど、この記事見てる人たちにはそれがどこかわかるかな。ということで次回はこの曲を書き直そうか。
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