作詞家が言われて困ること
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

作詞家が言われて困ること

2020-05-26 05:57
    前回の続き。

    炎上路線


    遠巻きに見てた あなたのこと
    大好きすぎて・・・
    もし近寄ったら 夢中になる
    わかっていたから

    偶然 街で バッタリ逢って
    立ち話して
    携帯アドレス 交換した 運命の罠

    会いたい 会えない でも会いたい
    ねえ(ねえ)1秒でもいい
    (時間作って)
    指定された場所まで出かけてくわ
    門限 破ってもいい

    炎上(いきなり風が吹き抜け)
    炎上(炎が広がるように)
    私のすべてを燃やし尽くして
    空っぽになる
    炎上(ハートの奥を焦がして)
    炎上(身体が熱く感じる)
    あなたなしではもう生きて行けない
    愛の炎上路線


    大きな両手に抱かれてても
    不安になるの
    まるで底なし沼 嵌ったように
    どんどん沈んでく

    鏡に受かって微笑んでみても
    ピエロの涙
    何が欲しいのか 自分でさえも
    不明の嵐

    言えない 言いたい でも言えない
    そう(そう)欲深すぎる
    (もっと 愛して)
    私一人だけ 見ていてほしいの
    視線を動かさないで

    天井(息さえできないくらい)
    天井(情熱の針が振れる)
    あなたを想って ハートの目盛
    MAXになる
    天井(両足 爪の先から)
    天井(頭の長い髪まで)
    私はゾッコン もう引き返せない
    愛は天井知らず

    まさかこんなに炎上するなんてね
    感情に驚いてる
    
    炎上(いきなり風が吹き抜け)
    炎上(炎が広がるように)
    私のすべてを燃やし尽くして
    空っぽになる
    炎上(ハートの奥を焦がして)
    炎上(身体が熱く感じる)
    あなたなしではもう生きて行けない
    愛の炎上路線

    炎上 
    炎上

    AKB48「目撃者」公演より、「炎上路線」という曲です。
    これは指原莉乃の代表曲でして、タイトルは当時彼女が「炎上女王」と呼ばれていたことからつけられたものと思われます。つまりこれはいわゆる芝居でいうところの宛書き、つまり指原のために作られた曲と思われます。ちなみに作曲者は岡田実音さんです。

    ではこの曲なんですけど、本当に秋元康が作詞しているんでしょうか。アマチュアの身分で言わせてもらうのは申し訳ないんですが、一般的に作詞家が言われて困るのは、恐らく「このテーマで書いてくれ」と言われることだと思います。例えば恋愛の歌詞を書いてくれ、失恋の歌詞を書いてくれ、夏の歌詞を書いてくれ……。

    勿論曲がそういう雰囲気を出してくれたら書くことは出来るんですわ。でもたまにどうやっても書けない曲が来たりすることがある。例えば明るい歌詞を書いてくれと言われたけれど、曲がどう見ても暗いとかね。そういう場合は作詞家としてはどうしようもなくなる。

    HKT48 1期生『初日』8周年特別記念公演 2019.11.26

    https://www.youtube.com/watch?v=Fd6DbUSFjvw

    だからこの曲のように指原のために、しかも炎上というテーマで書けと言われたら作詞家は多少なりとも難儀するかなと思うんですけど、この岡田実音さん作曲の「初日」も「炎上路線」も、その作詞家の苦労が見られないんですわ。かなり特殊なテーマのはずなのにね。なのにいとも容易く書いているようにみえる。

    なのでこの曲も作詞者は秋元康ではなく、岡田実音さんだと思います。作曲家が作詞するんであれば、そんなに苦労はないと思うので。

    乃木坂46 『世界中の隣人よ』

    https://www.youtube.com/watch?v=1gD76kKWKsE
    
    説明しているように曲がそういう雰囲気を出してくれたら、作詞家は指定されたテーマに沿って歌詞を
    書くことは出来るんだ。
    でもそんな曲が書けるんだったら、作詞家に依頼する前に作曲家が自分で歌詞書いてるかなとも思うんだよね。だからその点からも秋元康が作詞している可能性は限りなく低いといえる。

    ちなみに最近この話を理解するための格好の教材が来たね。今はコロナ禍ということでステイホームとか、おうちにいようみたいなことが言われているんだけど、どうも乃木坂はそのことをテーマにして秋元康に歌詞を書かせたらしい。

    でも普通の作詞家でも難しいことが、秋元康如きに出来るはずはないんでね。歌詞見たけど色々と無茶苦茶だった。ということでこの曲の歌詞を、自分が書き直してみようか。ちょっと待っててね。

    広告
    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。