子供の自主性と勝利至上主義について
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子供の自主性と勝利至上主義について

2020-09-05 20:27

    益子直美が語る「バレーボール界の暴力」の現実 大山加奈さんと考える「熱血指導と主体性」

    https://toyokeizai.net/articles/-/371823

    バレーボール大山加奈が苦しむ"後遺症"の過酷 益子直美さんと考える「バレー界を変える方法」

    https://toyokeizai.net/articles/-/371832

    青少年指導の奥深さ、闇の深さを感じる記事だったな。
    スポーツ界においては指導なんてものは、あるようでなくて、あっても形だけのものだったんだろう。殴る蹴るは当たり前で、暴言を吐いたり理不尽な根性論に間違ったトレーニング指導、それによって多くの子供達が身体を壊して、大きな舞台に立つ前に夢を諦めざるを得なくなった。

    更には勝利至上主義との兼ね合いか。表向きは青少年の育成だと言いながらも、目の前には大きな大会が各世代毎に用意されていたために、みんな勝つための指導をしないといけなくなっていた。「育てるための指導」と「勝つための指導」は違う。つまりスポーツで言うと勝つためには子供の将来よりも今のことが優先されやすい。例えば肘や肩、膝を壊しても構わないから徹底的に追い込むと。それで子供が壊れてしまったとしても後は知りませんとなる。

    そして戦術で言うと自チームの長所を生かすことよりも、相手の弱点を突いたり長所を消すことが優先されてしまいやすいと。では果たしてそんなことして子供の成長に役立つのかという話だ。

    この点スポーツ以外の話でも似たような問題がある。例えば吹奏楽コンクールだと全国大会に行くために、同じ曲を数か月とか半年にわたって練習するんだよね。つまり「予選を勝つための練習」をしないといけないということでね。でもそんなことして音楽の楽しさが子供たちに伝わるのかという問題がある。この吹コンに関しては色々な意見を見聞きするけれど、複雑な思いになる。闇の深さを感じる。

    【セブン】コンビニ商品揃えるまで帰れないわ4!【イレブン】

    https://www.youtube.com/watch?v=GkTf-wHkl30

    まあでもコロナのおかげで、その「勝つための指導」をしなくて良くなったのは不幸中の幸いかね。だって勝つための大会が全部なくなっちゃったんだからさ。だから幸か不幸かは別にして、みんなが育てることについて考えられるようになったということは、良い面として捉えるべきかもしれない。

    ではその育てるための具体的な方法は、どのようにすれば良いだろう。個人的には子供の自主性に任せる指導は重要だとは思う。確かに自主性は人間を成長させる力がある。つまりやらされる労働は人間に意志、意思がない機械的な労働と一緒だ。だから教育効果は低い。

    一方自主性がある労働は頭を使った知的労働なので価値が高く、大山加奈さんがバレーボールチームを指導して全国制覇することが出来たのも、それが理由と考えられる。でも自主性だけに任せても、きっとどこかで限界が来るんじゃないか。だって自分で考えろと言われても何をやったらいいかわからないし、どうしても自分でやれと言われると、子供達は手を抜きがちだ。何をやらせても「これでいいや」になってしまって、細かい部分を詰めようとする意識が身につかない気がするもん。

    このゆうなぁもぎおん見ててもわかるもんね。色々動画を見ているんだけれども、どれも「これでいいや」という甘えを感じる。ハードルを低く設定していて、チャレンジしようと言う気持ちに欠けている。

    OUC48プロジェクト「さとまほ企画(仮)」

    https://www.youtube.com/watch?v=mhmefe6QDC4

    さとまほなんて番組出て遊んでるだけだったからな。これが自主性の弊害だったかもしれない。

    だから自主性に任せるだけでなく、どこかで厳しい部分を叩きこむ指導も必要なのかなと思うようになってきたよ。やっぱり楽しいだけで済むのはアマチュアまでよ。もしプロを目指そうと思ったら楽しいだけでなくて、厳しさがきっと必要になってくる。具体的には一見どうでも良いと思えるところを突き詰めようとする意識ね。自分の持ってる弱点や欠点を少しでも減らして、高みを目指そうとする意識を身に着けさせる指導が必要な気がする。

    だからさっき疑問を呈した大会や勝利至上主義ってのは、その意識を身に着けさせるために必要なものなんだね。吹コンにしても甲子園にしても、目指す目標が設定されているからみんな頑張るんでね。ケツを叩くという意味では有効な手法なのかもしれないと思いもした。

    多分教育関係者たちは、そういう議論を何度も重ねてきたんだろうね。
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