曲先作詞家は絶滅危惧種
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曲先作詞家は絶滅危惧種

2020-11-27 07:13
    前回の続き。

    櫻坂46 『なぜ 恋をして来なかったんだろう?』 - YouTube

    この曲は詞先、つまり秋元康が歌詞を書いて、それに後から作曲家がメロディーをつけたんだと思われます。

    しかしそのせいか色々とおかしな点が見られます。まず不自然なほどに早口になっている。まあこれは何故かというと、長い歌詞の曲を詞先でやろうとしたからですよね。一般的に詞先というのは短い曲向きでして、こんな長い曲を歌詞から書くと、作曲家がメロディ付けに困るんですわ。だからあーわからんから適当にやっちゃえということで早口になる。

    【MV】恋なんかNo thank you! / NMB48 - YouTube

    そしてもう一つ気になるのは、曲調と歌詞のズレですよね。
    曲聞く限りさっきの「なぜ恋をしてこなかったんだろう?」はラブソングというよりは退廃的、悲劇的な感じの曲に思えたし、この「恋なんかNo thank you!」も、失恋の歌には到底思えなかった。幸せそうな曲に聞こえるのに、何故そんな歌詞をつけるのか?

    まあそれは最初に言ったように無理矢理歌詞から書いているとか、曲先から歌詞を書いたら無茶苦茶なものが出来上がってしまったのかのどっちかでしょう。特に作曲家は詞先の経験値がない人も多いんでしょうから、尚更メロディー付けに困ったということが考えられる。

    【MV full】 大声ダイヤモンド / AKB48 [公式] - YouTube

    でも不思議なことに、昔の曲にはそんなおかしな点はなかったんですよね。
    説明しているように秋元康は曲から歌詞を書く能力がなく、どんな曲も詞から作ろうとしていました。でも何故かこの大声ダイヤモンドもフライングゲットも恋するフォーチュンクッキーもその割にはよく出来ていたし、作曲家がメロディ付けに難儀した様子が見られなかった。

    自分はそこから、昔のAKBの曲は秋元康が作詞をしていなかったのだと、バレないのをいいことに、全て作詞の、特に曲先作詞の得意な人間に丸投げしていたのだと断定したわけです。今回櫻坂とNMBの新曲聞いて、その思いを更に強くしましたね。もう秋元康の著作権法違反容疑は間違いないでしょうな。

    【歌入り】チューリップ 歌詞付き (咲いた咲いた) - YouTube

    ちなみに今恐らく、警察は秋元康に事情を聴いているところでしょう。乃木坂の新曲の歌詞見ても自身の疑惑がバレるのに怯えている様子があるし、そろそろ自分がこの件を告発してから1年になるんで、そろそろ逮捕しようかみたいに話になっていてもおかしくない。きっと秋元康は、「僕は何も知らない」と言いながら、布団を被って震えているんでしょう。

    さてこの件はこのぐらいにして本題に入ろうか。いつも自分は秋元康作詞の曲を聞くたびに、歌詞と曲とがズレているみたいな話をするんだけれども、正直この感覚が見ている人に伝わっているかどうかが自信ないんだよ。やっぱり感じ方の問題なんでね。「単なる妄想だ」「気のせい」「人それぞれ」などと言われてしまうと、なかなか有効な反論もし得なくて、水掛け論になってしまう。

    この点説明する時にいつも例えとして出すのがチューリップの歌でね。「さいたさいたチューリップの花がって可愛らしい子供が喜びながら歌っているような感じの曲でしょう。だから明るくて嬉しくなるようなメロディーをつけるんですよと。もしこの歌詞に悲しいメロディーをつけたら変でしょう」とか、あるいは逆に「この明るくて嬉しくなるようなメロディーに、死んだ死んだチューリップの花がって歌詞をつけたら変でしょう。だから曲と歌詞を合わせることは大事なことなんですよ」とか説明するんだけれども、それでも鈍い人間はいるものでね。なかなか伝わらないことがある。

    こういうのって自分で作詞作曲してる人にはわかってはもらえるんだけどね。でもそれでも他人の曲に関してはわからない人もいるものだから、正直困ってしまうね。

    【デモ音源】Project WACKちんテーマソング - YouTube

    例えば今丁度WACKがオーディションで作詞審査をやってるんだけれども、こういうデモ音源にどんな歌詞を合わせたら良いかという話だ。普通こういう作詞をする際にはまず曲全体を聞いて、どういう雰囲気が合うかを考えて、音のイントネーションからどんな言葉を入れれば良いかを考えるわけだ。

    でもこういうのは経験もさることながら、感覚的なものが優れてないと出来ないね。じゃあこの際色々参加者の作品見て行こうか。

    【エントリーNo.26】Project WACKちん 第13回チャレちん 作詞/歌唱審査 - YouTube

    【第13回チャレちんエントリーNo.26】 歌詞↓

    繰り返すミュージック
    ダウトスマイル
    隙あら即行kill

    規律守った人間
    堕落して消えてく
    そんなもん はじめから
    叫べてたら勇者じゃねえか
    焦って泣いて血だらけで
    so.Let's get it on
    デジャブ 夢で見た四面楚歌
    プリンセス 眠気覚ましのキス
    消えちゃう 儚く散りゆく午後に
    過去を武器に明日は雑魚になれ
    群がる人間に宣誓布告
    我ある未練は戦力外なのか

    stranger 僕にanswerを
    I'm trash
    deal with
    don't want go hell


    まあこの手のオーディションでよくあるのが、自分の書きたいことを書いてしまうタイプだな。完全原曲無視。刺激的な単語並べれば審査員の目に留まるだろうみたいな感じね。

    でも曲先の作詞っていうのは、自分が書きたいことではなくて、曲が書いて欲しそうなことを書かないといけないんだよね。だからこれは完全不合格なんだけど、でもこういうのが合格することがあるんだよね。審査員がバカだとね。

    【エントリーNo.19】Project WACKちん 第13回チャレちん 作詞/歌唱審査 - YouTube

    【第13回チャレちんエントリーNo.19】 歌詞↓

    Shout it out loud
    攻めたい
    世界全部
    Born to ran
    カマしてぶっ飛ばす

    期限切れのお人形
    消耗品は願い下げです
    飼い殺しじゃ終われない
    弱音吐いてる暇あんのかい

    来 来 来 来 来世じゃ意味ない
    今 スタート
    
    僕らは声が枯れるまで
    降参できない死ねやしない
    熱は喉元過ぎ去らず
    窮屈なんだ今全て 感情商品なんかじゃないんだ
    僕は偽物?誰が決めた
    見返してやる

    今じゃない
    キリがない
    まだ見えない?
    仕方ない
    そうじゃない
    クソくらえ


    どうやらこの選考は人気投票で決まるらしく、投票数上位50名とかが次のステージに行けるそうだ。で、これが現在一番人気らしいんだけど……、ひどいなこりゃ。

    思うにこういうオーディションは、最初に作詞審査からやるべきだと思うわ。やっぱりプロのアーティストになって何が一番苦労するかって言ったら、作詞、特に曲先歌詞の作詞だろうからね。つまり歌の上手いアーティストは腐るほどいるんだよ。ビジュアルの優れたアーティストも腐るほどいるんだよ。

    でも作詞が出来るアーティストっていうのは世の中広しといえども、数えるほどしかいないんだ。特に曲先作詞、つまり他人から提供された曲に歌詞をつける能力となると絶滅危惧種級で、専業作詞家を含めてもそれこそ50人いればいい方だろう。そしてその中の50人には、当然秋元康は入っていない。

    それこそ浜崎あゆみを探してくるのがどれだけ大変かって話だよ。だから今度オーディションやる時は、最初に作詞能力をチェックしておくのが良いと思うよ。今回のは完全に失敗。

    【デモ音源】Project WACKちんテーマソング - YouTube

    Keep Alert!
    Everyone Insane!
    Brush A Hair
    Go Out To Blinding Scene

    閉じこもりの Lady 
    酔いつぶれた Crazy Man
    解き放てよ Change Your Mind
    とびっきりの 胸騒ぎ

    1 2 3 4 5 6 7 8 Wack chin chin!

    Stand Up! 君も やってみろよ
    限界までの その声が
    One Chance! 壁を貫いて
    でっかい夢に 変えて行(ゆ)く    

    萎えそうだった 僕らのRoutine
    抜け出して さあ 始まる Party
    燃やせ Passion!

    ちなみに自分が作詞するとこんな感じになる。エントリーナンバー69番だ。
    WACKは引きこもりやキチ〇イのたまり場なんでね。そういうならず者達が這い上がり夢を掴もうとする様子を描きました。

    ここでこういう作詞をする時は、仮歌は歌詞を考える上での大きなヒントになるね。
    この歌ってるオッサンは適当に歌っているように見えるけれども、実際は曲構成、メロディーにピタリとはまる言葉を無意識的反射的に歌っているんだ。

    ただし具体的な言葉にはなっていないので、作詞する際にはその適当な歌、フレーズを、みんなの知っている言葉に翻訳してあげるように書けばいい。これは自分の書いた歌詞をオッサンの歌と照らし合わせてみればわかるだろう。「やってみろよ」とか「Routine」とか、見るからに仮歌そのまんまに見えるけれども、でもそんな感じでやればいいんだよ。




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