ランチェスター戦略
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

ランチェスター戦略

2013-08-06 05:26
    そうか、「大衆受けする音楽を作ってるつもりはないが、だからと言って売れる努力をしてないわけではありません」ってことか。頑張ってるけど売る方法がわからないんですと。

    でもスポーツをみてわかるように、どんな人間や企業にも一長一短があるわけだ。つまり体が大きい人間には大きいメリットがあるし、小さい人間には小さいなりのメリットがある。

    だからそれを見つけ出して武器に変えれば、多分上手く行くということだよね。でも大抵の人は自分も含め「やっぱり大企業に勝てるわけないしwww」と言って諦めてしまう。

    この点弱者が勝つための戦略として、「ランチェスター戦略」というのがあるんだね。



    その前にランチェスターという人物について説明しておこうか。彼は若くして自動車製造会社を興したわけだけど、第一次世界大戦の時にピタゴラスの定理をきっかけにランチェスター法則と呼ばれる、戦争における軍事的法則を発表した(ほぼWikipedia丸呑み)。

    彼の説明によるとその法則はこうだ。まず敵味方が互いに相手の位置を知らず、銃や槍など単体を狙う武器を使って戦っている場合、兵器や兵士の能力の差が一緒であれば戦力比は互いの兵士数に等しく、また兵士の多い軍(A軍とする)は兵士の少ない軍(B軍)に、A人-B人残して勝つ。

    要は同じ力を持ったA軍5人とB軍3人が戦えば、兵士が3人相討ちして死ぬので、A軍が2人残って勝利し、戦力比はA軍:B軍=5:3。これはわかりやすいな。では条件を変えてA軍B軍共に相手の情報がわかっていて、なおかつそれぞれが大砲やミサイルのように、相手の軍全体を攻撃する能力があるとしたらどうだろう。


    例えば1秒で1発大砲を発射できるとすると、A軍は5人いるので、3秒でB軍の兵士に5人×3秒=15発の大砲を打ち込むことが出来る。そしてB軍は3人なので、15÷3で1人あたり5発のダメージが行く。

    一方B軍は3人なので3秒で打ちこめる砲弾は9発。そしてAは5人なので、Aの兵士1人が受けるダメージは9÷5で1.8発。

    つまりこの時の戦力比はA軍が与えるダメージ:B軍が与えるダメージ=5:1.8=25:9。そしてA軍が与えるダメージとB軍が与えるダメージとの差はA軍が生き残る兵士数の二乗とされているので、B軍を全滅させた時に残っているA軍の兵士数は、

    √16=4人ということになる。

    そしてこれを経営に応用したのが、ランチェスター戦略ということだね。特に2番目の図で見たように体の大きな組織は物量で押してくるので、互いの手の内が見えていたり、正面からの殴り合いを選択しては大きな差がついてしまう。まず勝てない。

    だから体の小さな組織や個人は、出来る限り狭いところに誘い出して1番目の図のような1対1の殴り合いや、自分達の有利な戦場、分野に引きずり込んでタコ殴りにするなどの戦法に持ち込む必要があるわけだね。

    この点大企業は全体的な平均能力は高くても、個々の分野においては劣っていることが多いから。彼等が出来ないところ、弱いところを狙えばきっと弱者にも勝機が出る、そんな風に思いました。


    ※なおこの記事を書くにあたり、ITmediaエンタープライズ様の記事(http://www.itmedia.co.jp/im/articles/0807/01/news165.html)を参考にさせていただきました。ありがとうございました。
    広告
    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。