格差を広げてはいけない理由を説明する
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格差を広げてはいけない理由を説明する

2014-01-16 01:18
    前回の続き。
    前回敗者の口をカネで塞いでおくんだという話をしましたけど、何か間違ってますかね?

    やっぱり奇想天外かつ非常識に映ってしまうものなのかな。
    でもこういうのって、皆さんも色んなところでやってることだと思いますけどね。例えば上司が部下に奢ってあげるなんてのがそうでしょう。富める上司が貧しい部下にご馳走してあげることで敗者である部下との関係が良好に保たれる。

    芸能界なんかでも、大女優さんや大物タレントさんでスタッフの方々にプレゼントされたりする方がいますね。あの、ドクターXの打ち上げで米倉良子さんが50万円分商品券を配ったという記事が、ポストセブンさんに載っていたわけですけれども、そのように一本ギャラ数千万とも言われるような芸能人の方が、安月給で日夜働かれているスタッフさんに心配りにすることで、互いの良好な関係が築かれていく。これがもし「私が稼いだカネを、何でアンタ達にやらないといけないのよ」なんて言おうものなら、スタッフにケチだ冷たいと言われて今頃消えてるでしょうね。

    だからバラ撒きは強者の身を守るということですね。敗者を敗者として捨て置くのではなく、勝者も勝者として威張り散らすことなく負けた人に、少し譲ってあげると。そうすると負けた側も勝った人を恨むことなく、社会も平穏に保たれていく。いわゆるナマポや福祉というものも、そのような関係を築くための必要経費と言って良いでしょう。

    そしてそういう関係を築くということは、格差が是正されるということでもあります。この点新自由主義の欠陥は、このように指摘することが出来るでしょう。つまりトリクルダウン理論の言うように富める者を更に富ませて格差を広げれば、富が偏在することによって貨幣不足が起こると考えられます。

    森永卓郎氏 格差拡大で「年収100万円時代」の到来を予想

    http://www.news-postseven.com/archives/20140101_232784.html

    一般的に富裕層と貧乏人とでは、貯蓄率に大きな差がありますね。つまり金持ちは預貯金等の資産がありますが、貧乏人にはない。だから格差が広がれば広がるほど世の中の預貯金等が増え、そして預金量等が増えれば消費に回されるお金の量も減ることになるので、実体経済が貨幣不足の状態に陥ることになる。

    そしてそれを是正しようとして金融緩和をしてカネを刷ると、資産を持っている人間は投資によって利益を得る反面、庶民はインフレが家計を圧迫することになるので、更に格差が広がることになる。そして格差が広がればまた世の中の預金量が増えて貨幣不足になり、景気が更に冷え込むことになる。自分は失われた20年は緩和のし過ぎから来たものだといいましたけれども、それはこのような観点からも説明することが出来るわけです。



    ところで貨幣不足になると、インフレとデフレの、どちらが起こるんですかね。通常はデフレと答えるところでしょうけど、でもインフレになるかデフレになるかは、売る側がコスト増分を吸収できるかによるので、一概には言えないのかもしれないですけどね。

    さて、この格差という点ではタイも今そんな感じだと思うんですけどね。つまり格差の発生が人間の心理の不安定とインフレとを呼び込んで、政治が不安定になっている。だからインラック政権の格差是正策が上手くいけば、本来は国は安定して発展するはずですけど、なかなかそれは国民からは理解され辛いものと思われます。

    ちなみにこういう格差が原因で起こるインフレないしデフレを、何と言うんですかね。ウィキペディア見たんですけど、全然書いてなくて困ってるんですけど。格差インフレってことでいいですかね?
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